俳句 | 作者 |
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街路樹は新芽立つ茶や宇治をゆく | あひる |
阿字池のさざなみと和す藤の影 | せいじ |
ソーダ水飲み干す海のカフェテラス | なつき |
梢洩る日の眩しさよ森薄暑 | ぽんこ |
山吹の黄が左右つづる石畳 | むべ |
千枚田掠め掠めてつばくらめ | かかし |
豆飯の莢を剥きつつ妣偲ぶ | わかば |
満面に新緑湛ふダム湖かな | よう子 |
橋半ば宇治の早瀬に春惜しむ | せいじ |
俳句 | 作者 |
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天辺の木蓮合掌解き初む | わかば |
マカロンの箱に並べし染卵 | なつき |
ブナ林の小径を綴る射干の花 | ぽんこ |
縁うららあんぱん母と半分こ | あひる |
真青なる空を染めんと大ミモザ | 康子 |
鶯に口笛吹をもて応えけり | かかし |
お彼岸の夫に日本酒供へけり | こすもす |
犬呼べば春泥蹴つて大ジャンプ | えいいち |
落としたる洗濯ばさみクロッカス | よう子 |
球春やラジオが友と鍼灸師 | せいじ |
切株の年輪へ射す春日かな | 康子 |
本堂の花頭窓射す若葉影 | むべ |
山茱萸の黄をけぶらせる小糠雨 | むべ |