互選の結果

2024年4月30日

投句12名 選句13名

作品 作者 点数  この句を選んだ人
太公望竿を一閃風光る  みのる 6 えいじ.かかし.ぽんこ.澄子.わかば.こすもす.
水満ちて燕旋回千枚田  かかし 5 康子.あひる.ぽんこ.こすもす.なつき.
阿字池のさざなみと和す藤の影  せいじ 5 えいじ.康子.ぽんこ.よう子.澄子.
豆飯の莢を剥きつつ妣のこと  わかば 4 えいいち.康子.あひる.ぽんこ.
永き日の貫主なかなか俳句通  みのる 4 せいじ.あひる.ぽんこ.よう子.
魚鼓一打写経の墨に若葉風  かかし 3 えいいち.えいじ.澄子.
街路樹は新芽立つ茶や宇治をゆく  あひる 3 むべ.康子.なつき.
波止の灯の等間隔に朧かな  みのる 3 えいじ.せいじ.なつき.
花筏大瀞を埋めつくしたる  みのる 3 せいじ.あひる.よう子.
一面の青葦原の匂ひ立つ  えいいち 3 あひる.澄子.わかば.
山吹の黄に染まりたる石畳  むべ 2 せいじ.こすもす.
海の綺羅飲み干すやうにソーダ水  なつき 2 せいじ.澄子.
反橋を渡りて宇治の春惜しむ  せいじ 2 かかし.よう子.
肩寄せるふたり見下ろす花満開  えいじ 2 えいいち.むべ.
新緑を抱くダム湖の赤い橋  よう子 2 むべ.なつき.
参道にみな浴びてゆく新茶の香  あひる 2 えいいち.こすもす.
葉桜や轍の跡のにわたずみ  ぽんこ 1 むべ.
木々を抜け澄み渡る鶯の声  えいいち 1 わかば.
終着駅迎へくれしは軒燕  あひる 1 康子.
通勤の燕も通ふ無人駅  よう子 1 なつき.
なに植えよ苗棚あふる夏野菜  よう子 1 わかば.
車道いま躑躅に躑躅咲きつらね  むべ 1 えいじ.
藤の香の溢るる宮や能舞台  わかば 1 かかし.
赤髪の托鉢笠や青葉雨  なつき 1 こすもす.
海おぼろ島影浮かぶカフェの玻璃  なつき 1 わかば.
阿字池の洲浜を撫づる春の波  せいじ 1 むべ.
藤棚やお喋り止まぬ婆二人  ぽんこ 1 かかし.
幽玄と夜に浮かぶ蒲公英の絮  えいいち 1 かかし.
若葉雨木琴のごと車窓打つ  むべ 1 えいいち.
末垂るる木香薔薇の万朶かな  むべ 1 よう子.
以上.
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