投句画面

5月1日23時16分  23 名

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40   編集

姫塚に野鳩鳴き継ぐ夏はじめ


39   編集

昭和の日ざりがに釣りに父遊ぶ


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そぼ濡れてなぞへにぢつと残り鴨


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浮御堂さみだれに影揺らぎをり


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委ねる身手差しのべられ五月晴れ


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雨音にしづもる森や雉のこえ


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五月雨をしづかに眺め山篭り


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銀輪の過ぎて葉擦れや青葉風


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初夏の風背広は肩に就活生


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筍の天ぷら思はずお代はりを


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春驟雨農の手休め一服す


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青嵐追い立て進むローカル線


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艶艶と大樹も草も緑雨かな


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海霧や白煙雲に波止静か


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陽炎うて太陽の塔のっと立ち


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反る堀の見上ぐ天守に春惜しむ


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春愁や傘に響ける雨の音


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行く春や峰を離れて雲生まる


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畑起こす夜半の耳聡春雨に


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朝風の鳥声すぐる棕櫚の花


20   編集

ほ句一年地は日を廻り春となる


19   編集

軽四の窓に足だす三尺寝


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浜日傘影へ影へと身を躱はす


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片付けしコード出し来る春炬燵


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五月来て体になじむ制服に


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菜の花の中洲に鳶の憩ひをり


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聖歌隊めく立ち衿やカラー咲く


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雨垂れに五月の空の立ちはじむ


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山藤背に妻の手招くかずら橋


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集落の藤は途絶えぬ祖谷秘境


10   編集

桜蕊払ひて座るベンチかな


9   編集

校庭は青葉若葉や日燦燦


8   編集

紙兜少年被り草野球


7   編集

紅白の躑躅広がる海の如


6   編集

今朝の雨静かに八十八夜かな


5   編集

パンジーの鉢に被さる道の草


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星めきてひとつばたごの綺羅の花


3   編集

雨後は濃し杉に懸かりし山の藤


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色褪せて金縷梅散るにまかせをり


1   編集

道の果て穀雨に烟る観覧車


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