ようやく朝夕が涼しくなり、たそがれ時になるとほっとする。
夕食後、テレビの紀行番組を家内と二人で楽しむ。
旅行好きな彼女は、いままでに訪ねた場所が紹介されると、いろいろな思い出話をしながら
今度は二人で行きましょうと必ず言う。
出不精なわたしが生返事をすると機嫌が悪くなる。
そのうちに、彼女は食卓の上で何やら書き物をはじめたので、
わたしも隣の自分の部屋にこもって、頼まれていた俳句の原稿を書き始める。
子育て時代を卒業してからは、それぞれ自由に過ごせる時間を尊重しあうようになった。
二十五年前に夫婦揃って受洗、クリスチャンになって一緒に祈ることが日課になった。
信じている神様は同じだが、二人の趣味や体験はもちろん違う。
自分たちが授かった賜物や恵みを活かして、神様のお役に立つことが出来れば、
これ以上の幸せはないと思う。