不即不離


【道をしへ(みちをしへ)・夏・昆虫】   

不即不離心得てをり道をしへ   みのる

(ふそくふりこころえておりみちおしえ)

人間関係はガラス細工のようにもろい。

ちょっとした誤解や行違いで直ぐに壊れる。 特に信頼していた人に裏切られたとき、どうしようもないほど哀しくなる。

傷心を慰めようと山道を散策していると斑猫に出会った。 近ずくと、「合点!」と、2、3メートル先へジャンプしては振り向く。 繰り返されるその動作はまるで、人付き合いの極意を教えてくれているようで、 じっと見ているうちに、なんだか拘りが消えてきて塞いだ気持ちが和んできた。 ことばは、ときに凶器となって人を傷つけることもある。 ところが、ことばを持たない野の花や小動物は、その健気な営みを通して、 私たちに慰めと励ましを与えてくれる。

天地万物を造られた神様はすごいと思う。


(C)2000-2008 やまだみのる
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