2011年11月の日記

2011年11月30日(水)

アドベント

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教会では、27日からアドベントに入りました。


(森林植物園でのスナップ・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

11月30日に一番近い日曜日から、クリスマス前の期間(4回の日曜日がある)を「待降節」または「アドベント」といいます。 「アドベント」とは「到来」という意味で、救い主の到来を心待ちにする時期のことなんですね。

教会では、このアドベントの最初の日曜日からクリスマスの準備の時として過ごします。 この時期には、アドベント・クランツという輪の飾りに日曜日ごとに1本ずつロウソクを灯す習慣があって、4本のロウソクに火が灯ると、いよいよクリスマスということになります。 この世にまことの光として到来された主イエスのご降誕を、こうして週毎に光を増し加えながら、心備えをして待つのです。

さて、昨日は午前中、大阪まで出掛けて用事を済ませて、午後は神戸の教団事務所で会議でした。 仕事に追われながら過ごしていた現役時代をちょっと思い出しました。 一昨日の夜から長女が出張で家へ泊まりに来ていて夜更かしをしたからでしょうか、めずらしく阪急電車の中で爆睡してました(^.^)

今日はお天気が良くなりそうなので、先週、能勢の皆さんが吟行されたという三木の伽耶院までドライブに行く予定です。 ところで、今日も森林植物園の写真を貼りました。

  "おとうさん、こっちむいて・・・"

・・・とでも仰ってるんでしょうか。望遠レンズの画角にほほえましい風景が入ってきたので思わずシャッターを(^.^) ごめんなさいね。

水上へハの字ハの字や鴨の水脈   みのる

2011年11月29日(火)

鈴なりの柿

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今日の写真も過日の森林植物園です。


(森林植物園大きな柿の木・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

小高い丘の上に大きな柿の木が鈴なりの実をつけていました。 こんなにたくさん実がついているのは多分渋柿なんでしょうかね(^.^)

G-FORUM に 自由鑑賞というページを作りましたので、ご感想をお寄せ下さい。

盆菊の四川百景賞競ふ   みのる

2011年11月28日(月)

水面の散り紅葉

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今朝は、毎日句会のみのる選を進めています。 ちょっと一息入れついでに今日の日記を・・・


(森林植物園水面の散り紅葉・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

今日の写真は、森林植物園の池に浮かんでいた散り紅葉です。

友禅を晒す水面の散り紅葉   みのる

2011年11月27日(日)

水鏡紅葉

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じつはこの間は、この写真を撮ってみたくて森林植物園へ出掛けました(^.^)


(森林植物園の池に映り込んだ紅葉・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

私より先に師匠が同じ場所で写真を撮ってこられてこの構図とほぼ同じものを見せていただきました。 池への映り込みを撮られたんだと言うことはおおよそ予測が付いたのですが、カラクリが解りませんでした。 みなさんはわかりますか?

構図の中に「実」の部分はごくわずか(草だけ)しか写っておらず、他は全て「虚」(池への映り込み)なんです。 さらに、実際の写真を天地が逆になるようにお見せしています(^.^) 浮き草の模様が何とも面白いでしょ。

シスターのベール触れて銀杏散る   みのる

2011年11月26日(土)

広島帰省

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83歳になる家内の母を問案するために2ヶ月に一度帰省しています。 私が都合で行けないときは家内だけ新幹線で行くのですが、今回は二人で車で行ってきました。


(広島二葉山山頂の仏舎利塔・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

途中備前で降りて閑谷学校に寄りましたがお目当ての楷の木は既に散っていて残念でした。 山陽道から見える山々は綺麗に紅葉してました。 広島駅に出掛けたときに仏舎利塔の見えている山がとても見事だったので撮ってきました。

二日目には母を乗せて、最近ちょっと有名になった熊野筆の郷までドライブしてきました。 私達が車で行ったときには一緒にドライブできるのを楽しみにしているようでよかったです。

山錦して舎利塔を荘厳す   みのる

2011年11月24日(木)

スワン句会(京都南禅寺)

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昨日の京都吟行は、雨予報でしたが何とか保たれて、南禅寺の美しい紅葉を堪能しました。 京都はかなりあちこち行っているつもりでしたが、南禅寺は初めてで新鮮でした。


(森林植物園の紅葉・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。) --
(森林植物園の紅葉・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

地下鉄の蹴上駅から歩かれた方が多かったようですが、私は阪急の四条河原町から市バスで美術館前まで行き10分ほど動物園横の川堤を歩いて行きました。 10時30分ごろに三門に着いて、30分ほど写真を撮りながら寺苑を一周、とにかく人手に圧倒されました。 水路閣のあたりの雰囲気が気に入って、ここで1時間ほど頑張っていました。

撮ってきた写真をスライドショウにしておきますね。 写真の中では、疎水橋で撮った分がぼくのお気に入りです。 皆さんのお気に入りがあれば、談話室や GFのフィードバックで教えて下さい。

あとから皆さんのお話を聞いたり作品を拝見していると、まだまだ見落としたところも多いようで、もう一度ゆっくり訪ねて見たいです。 本格吟行としては今年最後になるでしょうかね。今年も皆さんのおかげで充実した一年でした。感謝します。


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今日から土曜日まで広島へ帰省しますので、日記の更新は出来ないかも知れません。 11月27日の日曜日から教会では待降節に入ります。 クリスマスまでは慌ただしい日々になると思いますが、この時期は詠みやすい季語も多いので愉しみましょう。 遠くへ出掛けなくても、街へ繰り出させば季語が溢れています(師走、年の市、慈善鍋、日記買ふ、ポインセチア、歳晩、街路樹落葉等々)。 12月24日の夜はキャンドルサービスなどのイベントがあるので近くの教会を訪ねられるといい句が授かると思います(聖歌隊、クリスマス)。

彼彼女紅葉の梢隠れかな   みのる

2011年11月23日(水)

神戸市森林植物園の紅葉

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素晴らしい紅葉日和になったので、六甲山の神戸市森林植物園に行ってきました。


(森林植物園の紅葉・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

今年の紅葉は今ひとつという前評判でしたが、池の周りの紅葉はとても綺麗でした。 写真もたくさん撮ってきたので、順次ご紹介します。

あつあつのうどんを所望紅葉冷   みのる

2011年11月22日(火)

KOKOちゃん

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ご近所さんが小旅行に行かれるとのことで、小型犬の KOKO(ビション・フリーゼ)がホームステイしてます。 かわいいでしょ(^.^)


(ホームステイの KOKOちゃん・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

水の上をたたら走りし鴨翔ちぬ   みのる

2011年11月21日(月)

写真の撮り方を変えました

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3日ほど前から写真が綺麗でしょう(^.^)


(奥須磨公園から須磨アルプスを望む・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

お師匠さんに言われて、RAW で撮り始めました。 普通のコンデジはみな jpeg という画像フォーマットをつかいます。 最近の一眼レフは、jpeg のほかに RAW でも撮れる機能を持っています。

jpeg と RAW の難しい説明は、はしょりますが、画質の違い解りますでしょうか。 みなさんが写真をご覧になった感想をメールして下さるのですが、 "奥須磨公園というのはそれがそれは綺麗なところなんですね" と・・・

確かに綺麗なところなんですが、ごく普通です。 写真で見ると余計なものが見えない(カットしてある) ので特にそう感じられるのだと思います。 「省略」というテーマ、俳句も同じですね(^.^)

GFレッスン初級講座は今日で終わりです。 かなり使いこなしておられる方も増えてきました。 嬉しいです。

利き酒に饒舌となる木の葉髪   みのる

   htmlでは表示できない文字もあるようで、句を差し替えました(^.^)

2011年11月20日(日)

写真と俳句

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花茗荷さんもカメラを始められたそうで、仲間が増えるのは嬉しいですね。 三刀さんも写真を愉しまれているとの情報も洩れ聞いたので、GH-PHOTO 分室を作ろうかと・・・(^.^)


(奥須磨公園の池塘紅葉・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

最近、写真俳句(写俳というんでしょうか?)なるジャンルもあるようですね。 確かに写真と俳句のコラボレーションは愉しそうです。 でも、俳句の内容を補足するような写真ではなくて、いわゆる不即不離という感じの写真がいいと思います。

俳句でもベタ付きの季語は戒められますよね。動きそうで動かない季語の斡旋が句の命とされる・・・俳句と組み合わせる写真も同じではないかと、僕はそう思います。 とはいいながら、みのるの日記は、写真俳句といえるものではなく全く適当です(^.^)

風景を切り取るという意味で俳句と写真とは共通点が多いように思います。 写真の場合、如何に美しく撮るかというテクノロジー(経験)の要素と、誰も真似の出来ない個性的な切り取り(感性)とによって作品の芸術性が評価されると思うんです。 写真を始めた頃は前者の方が重要と考えていたのですが、最近そうではなくて後者のほうの要素の方が遙かに重要なのではないかと考えるようになりました。

このことを俳句に置き換えてみますと、前者は言葉巧みな俳句構成術(添削、推敲)ということになるでしょうか。 後者は全く同じですよね。 佳い作品を詠むためにはどちらも重要な要因ですが、それを実現するためには普段の俳句ライフのなかでそれを意識して取り組むということが大切なんだと思います。

表現力というのは経験の要素なので忍耐強く学ぶほかはありません。みのるの添削はそのお手伝いなんです。 けれども感性は、僕も含めて GHメンバー全員が競い合う世界です。 感性はいつも研ぎ澄ましておかないと直ぐに錆び付いてしまいます。 なので、ぼくも GHのみなさんに負けないように毎日頑張ろうという気持ちになったのです。

毎日句会を拝見していると、過去の高点句の二番煎じでは? と思われる作品がときどきですが見受けられます。 表現力を真似ることは構わないのですが、借り物の感性ではたとい高点を得たとしても満足感はありません。 誰にも真似の出来ない個性的な切り取り(感性)を目指すこと。 これが GHの進むべき道ではないでしょうか。

炎上のごとき夕日の櫨紅葉   みのる

2011年11月19日(土)

秋霖

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夕べから降り始めた雨が、今朝もしとしとと庭石を濡らしています。


(奥須磨公園のさくら堤・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

俳句ではもう冬ですが、秋霖という風情です。 落葉樹主体のみのる庵ですが、主木のアオダモがほとんど裸になり、ブルーベリーの葉が朱に染まり始めました。

今日の写真は奥須磨公園にあるさくら堤で、一番さくらが綺麗なところです。 小さな池に向かって急な斜面があり、この堤にたくさんの桜大樹が立ち並んで枝を絡ませています。 満開の時は、それはそれは美しく、たくさんの見物客が訪れます。 なかでも、沖縄県人会の人たちが花の下に集まって、三線を奏でながら郷土の踊りに興じておられる姿が絵になります。

例年なら奥須磨公園の桜はもっと綺麗な紅葉を見せるのですが、今年は早々に散ってしまって寂しいですね。

もの見して枯木の烏啼きにけり   みのる

2011年11月18日(金)

GF レッスンを開始します。

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G-FORUM の使い方を毎日少しずつ学んでいくためのレッスンを開始します。


(奥須磨公園のシンボルツリー・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

最初にその日のレッスンテキストを私がトピックとして書いていきますので、レッスン通り操作できた場合はその記事に返信を使ってコメントを書いて頂くという仕組みです。 テキストを読んでから操作するのは難しいので印刷されることをお薦めします。

印刷の方法ですが、テキストの記事を開くと、右上の「ログイン」のうえにプリンターのアイコンが見えます。 これをクリックすると印刷用の画面になるので、インターネットエクスプローラのメニューバーの「ファイル→印刷」で印刷できるのでそれを見ながら操作されるとわかりやすいです。

後からの参加でも構いませんので是非いらしてください。 途中から参加される場合でも、ファーストレッスンから読んで順番に辿って操作して下さい。

今日の写真は、奥須磨公園の巨大ポプラです。

斯く破れて弊衣破帽の芭蕉かな   みのる

2011年11月17日(木)

奥須磨公園の風景

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30年前に俳句を始めた頃は、3日と空けずに須磨浦公園に通っていました。 数年前からカメラを始めるようになってからは奥須磨公園がメインのマイフィールドに変わりました。


(奥須磨公園さくら広場の大桜・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

四季折々表情を変える公園の風景は写真を撮るにも俳句を詠むにもいろんな切り取りがあって愉しいです。 そんな公園のマイポイントを皆さんに紹介していこうと思います。

今日の写真は、駐車場の直ぐ隣にある「さくら広場の」大桜です。 ことしはあまり綺麗な紅葉を見せないまま散ってしまいました。 来年は見事に花の咲いたこの大桜の写真を撮ってご紹介したいですね。

枯葉ぶらさげてただよふ蜘蛛の糸   みのる

2011年11月16日(水)

白鶴酒造資料館

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(とあるレストランの蔦紅葉・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

昨日は GH定例句会の吟行で住吉にある白鶴酒造資料館へ吟行に行ってきました。 主たる季題は「寒造」「新酒」、普段の吟行とは違った趣で皆さん苦吟されていたようです。

酒造りはいまやオートメーションでオールシーズンなので、寒造という季語もやがては消えていくのかもしれませんね。 資料館には往事の様子が再現され、BGMに仕込み唄が流されていて、静かに佇んでいると自分自身が寒造りの現場にタイムスリップしたような錯覚になります。

こうした状況での作句は、精神を集中すること、想像力豊かに連想を広げることという普段の吟行訓練の成果が試されることになります。 ただ、漫然と目に飛び込んでくる情景だけを詠むのではなく、心が動くまで粘って詠むという訓練をしたいですね。

灘五号蔵し六甲山粧ふ   みのる

2011年11月15日(火)

よし女さんおめでとう!

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(奥須磨公園の櫨紅葉・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

秋澄めり遠眼射しの坑夫像   よし女

よし女さんが、平成23年度宇部市芸術祭俳句の集「宇部市制施行90周年記念特別賞」を受賞されました。

本当におめでとうございます。 何だか自分のことのように嬉しいです。

宇部は明治以降、石炭産業で栄え、その中心企業「宇部興産」の企業城下町として知られてきました。 そうした宇部の歴史を彷彿とさせる素晴らしい作品で、審査員満場一致で特別賞に選ばれたのも納得できますね。

よし女さんと GHとのお付き合いが始まったのは、2002年8月頃でした。 紆余曲折、一時は挫折同然の GH運営の中にあって、いつも温かく励まして支えて下さったご愛に心から感謝しています。

当時、家内の里である広島へ帰省した折りにご主人共々わざわざ宇部から来て下さって、 敬愛する 波出石品女さん (俳句結社「ひいらぎ」幹部同人、広島在住)らとご一緒に三滝寺で吟行句会をしたのを今もはっきりと覚えています。

ご主人の三刀さんは、当時体調のお加減もあってか俳句への姿勢は、よし女さんのお付き合い程度でした。 その後、大病を克服されてからは俄然俳句に目覚められ、昨年の5月、奈良でのスワン句会に出席されてさらに加熱、いまでは奥様をしのぐほどの熱心さです。 今年の吉野吟旅ではお二人が睦まじく吟行されているお姿に感動を覚えました。

GHの働きを通して得られた不思議なご縁がこのように祝されていることを神様に感謝します。 嬉しいことは共に喜び、苦しいことは互いに慰め励まし合える仲間が居るというのは、ほんとうに素晴らしいことですね。

喜びを頒かち倍増温め酒   みのる

2011年11月14日(月)

ナンキンハゼの木の下で

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(奥須磨公園・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

教会のクリスマス用に押し花の材料が必要だというので夕方、家内といっしょに奥須磨公園へモミジ葉の採集に出掛けました。

奥須磨公園はサクラも多く楽しみにしていたのですが、今年はモミジしきらずに散ってしまったようです。 楓や銀杏のたぐいはまだまだこれからという感じです。 そんな中、公園の一隅にナンキンハゼの広場がありいまとても綺麗です。

ナンキンハゼの落ち葉は綺麗にモミジしていて、葉痛みもなくたくさん拾ってきました。 おおきな木の下で鉄棒に興じている親子を見つけたのでちょっとスナップに挑戦してみました。

紅葉狩グルメ目めての妻が供   みのる

G-FORM の閲覧方法がちょっとわかりにくいようなので操作を説明しておきます。

  • TOPページでは太文字になっているところにマウスのカーソルを合わせてください。
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  • この要領で by minoru とか in *** とかもクリックの対象です。

みのるの日記へのフィードバックをいつもありがとうございます。 とても励みになります。 今回、従来の FeedBack のほかに G-FORUMのフィードバックにも投稿して頂けるようにしました。 できるだけこちらを利用して頂けると嬉しいですが、非公開を希望される場合は今までのものを使って下さい。

2011年11月13日(日)

離陸寸前

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(みのる庵の訪問者・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

一昨日の雨天から一転、昨日はとても良いお天気になってみのる庵の石蕗は今が盛りの感じで日差しを集めていました。

小さい虻、やや大きい虻、ミツバチ君等々、みなせわしなく飛び回っていました。 今日も、石蕗の花のまえに侍って連写また連写・・・飽きないでしょ(^.^) 過日と同じような題材ですが、今日の写真の方が石蕗が良い感じだと思いませんか・・・

来週の火曜日は、GH定例句会ですね。久しぶりに 白鶴酒造資料館 へ吟行に行きます。 吟行と言うよりは、美味しい利き酒と酒粕がお目当てです(^.^)

また、資料館のお姉さんが説明してくれると思いますが、利き酒は絞りたてでまだ発酵を止めていない状態のものをサービスして下さっているので特別に美味いんだそうで、商品として瓶詰めするまえには発酵を止める処理をするそうです。

もう一つお薦めなのは、資料館の売店で売っている酒の粕です。 値段にもよるのでしょうがスーパーなどで売っているのは、かなり絞りきって乾燥した感じですよね。 でも、この資料館で売っているのはもう一絞りできそうな感じで、しっとりとしていてとても美味しいのです。 私は、網で焼いたものに砂糖をつけておやつ代わりに食べるのが好きです。 もちろん、甘酒とか粕汁にしても美味いですよ。

ところで資料館の吟行で句を詠むのは、しっかり予習しておかないと結構手強いです(^.^) G-FORUM の 共有日記 に詳しく書いてありますので、ぜひお読み下さい。

虻たちの宴たけなはや石蕗日和   みのる

2011年11月12日(土)

古町の秋

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(下畑の古町・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

私の住んでいる町は30年ほど前に開発されたところで今は2000戸くらいの町になっています。 でも当時は、神戸市とはいいながら狸とかも出没したという山林だったそうです。

団地の東側の谷へ15分ほど歩いて下っていくと下畑という集落があって大きくて立派な古い日本家屋が迷路のような路地に区切られて立ち並んでいます。 たぶんこの古町の富豪が山主だったんでしょうね。でも今は老人の方が多いようです。

この谷戸コースを散歩していると何となく子供の頃に遊んだ故郷の田舎へタイムスリップしたようなそんな錯覚があります。 私がぼ〜と道ばたで佇んでいると、通りかかった畑帰りのおばあちゃんが、

  "なにしとっての?"

と気軽に声を掛けてくれる。私が "俳句を詠んでます" と答えると、

  "ほ〜〜 俳句け! 難しいもんしとってんやねぇ〜、まぁ頑張りぃ〜"

と笑顔で行き過ぎて行かれます。のどかでしょ(^.^)

秋行くと河原芒の疎となんぬ   みのる

2011年11月11日(金)

冬菜畑

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(神戸市垂水区下畑の谷戸・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

マイフィールドとしての日々の徒歩吟行コースをご紹介します。

  1. 隣団地までの舗道コース:舗装路なのでただ歩くだけ。でも夕空が綺麗なんです。
  2. 団地の東隣にある下畑の集落と谷戸(徒歩15分):四季折々の田舎風景が楽しめます。
  3. 多井畑厄神・奥須磨公園(徒歩30分):厄神さんの境内と自然公園とが隣り合っています。

頻度としては、1→3 の順でしょうか。 今日の写真は、2の谷戸コースの風景です。 最近は地元の人たちが高齢化し耕作が出来なくなってきたので、隣団地に住む人たちが畑を借りて趣味として野菜を作っているという場所が増えてきました。写真からもそんな雰囲気が感じられると思います。

昨日は、せいじさん、わかばさん、私の三人で明石城公園を吟行しました。 午後の子午線句会は、いつものように三原からあさこさんもお見えになっていました。 急に冷え込んだので心配していたのですが、元気な笑顔に安心しました。 句会の後、23日の京都での再開を約してお見送りしました。

やや疲れ見せたるもあり賞の菊   みのる

2011年11月10日(木)

サクラ蓼

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(みのる庵の草花・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

サクラ蓼が天辺まで咲きました。アップ過ぎて見にくいですが綺麗でしょ(^.^)

今日は、子午線句会です。早いものでもう8ヶ月になります。 俳句は全くはじめて・・・という方も多いのですが、せいじさんとわかばさんがご協力して下さるので、 わたしも、参加者のみなさんもとても感謝しています。 来年の春くらいからは、午前中吟行するプランも計画したいと願っています。

一条の日矢に水底紅葉燃ゆ   みのる

2011年11月09日(水)

みのる庵の訪問者

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(みのる庵の訪問者・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

蝶の種類には詳しくないのですがセセリ蝶の仲間ではないかと思います。

美味しそうに蜜を吸っています(^.^)

http://j-nature.bglb.jp/butterfly/zukan/sozai/a/index.htm

このところ毎朝庭に出ていろいろ観察していて解ったことがあります。 それは、朝日がだんだん昇ってきて草花にやわらかい日差しを注ぎ始めると どこからともなく虫たちが集まってきて、お庭のあちこちの小花をジプシーしながら蜜を吸っています。 主には、ミツバチ、セセリチョウ、小さい虻(いろいろ)、ちいさい蟻さんもまだ頑張っています。 ごくたまにですがモンキチョウも二頭が縺れながらやってきます。 そして日が高くなったお昼頃にはみんないなくなるんです。

多分ですが、あたたかい日が射し始めると夜の間眠っていた草花たちも目を覚まして活動し始めて 虫たちが好むフェロモンを発散するのでそれに惹かれて集まってくるんではないでしょうかね。

釣果などどうでもよろし日向ぼこ   みのる

2011年11月08日(火)

具体的な写生

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(奥須磨公園の四阿・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

句作が不調になるときの傾向は、俳句で最も大切な「感じる」というプロセスをつい忘れて、 無意識のうちに「技巧的に句を作り上げよう」という視点で対象物をみていることが多いです。 穿った理屈で感じるのではなくて、幼子のような素直で純真な感性を育むことが大切ですね。

私の場合、「具体的に解る句を詠む」ということを徹底して「ひいらぎ」の小路紫峡先生から訓練されました。 具体的な表現を追求するとどうしても余情に欠けるという傾向があるので、限りなく焦点を絞ることが強い句を詠むためのポイントになります。 多くのことを説明しようとしないで出来るだけ省略しつつ、且つ具体的に詠むためには、希薄な過去の記憶に頼ったり頭の中で想を練るという手法では不可能です。吟行で詠むことを原則とし、しっかり時間をかけて対象物をと対話することが大切なのです。

前置きが長くなりました。具体的に詠む秘訣をワンポイントレッスンしましょう。 歳時記にはたくさんの季語が載っていますが、よく観察してみると季語だけで具体的イメージが浮かぶものとそうでは無いものとがあります。当季の例でいうと「紅葉」「末枯」といった季語が前者に当たります。一方、「秋深し」「秋惜しむ」「行く秋」といった感覚的な季語、あるいは「子規忌」といったような季語もそれだけでは具体的イメージが湧いてこないですね。

ちょっと乱暴な例えになりますが俳句の構成は、「心に感じたこと」+「季語」ということになります。 「心に感じたこと」も具体的である場合とそうでないケース(心象的である場合)とがありますよね。 ここまで説明すると GHで学んでおられる皆さんはピンと来ると思います。

  • 感覚的な季語を使う場合は、具体的な対象物を写生する。
  • 心象的な感覚を詠むときは、具体的な季語と組み合わせる。

これが秘訣です(^.^)

どちらのケースも季語が動かないように的確な選択が必要になりますが、少なくとも心象的な感動と感覚的な季語とを組み合わせた作品は、たいていの場合「何のことなるや?」という感じになります。 ぜひ、もういちどご自身の作風をチェックしてみて下さい。

今日の写真はマイフィールド奥須磨公園内にある行きつけ(?)の四阿で昨年の11月下旬に撮影したものです。 数日前に行ったときは、まだ少し早かったようですね。 左手前の美しい紅葉はニシキギです。 年に数回お弁当を持って奥須磨公園に行きますが、この四阿が穴場で私達夫婦の常宿なんです(^.^)

散紅葉十二単を畳むごと   みのる

2011年11月07日(月)

今日の訪問者

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(みのる庵の訪問者・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

今朝も良いお天気になりました。 石蕗の花が朝日を集め始めると次々と虫たちが存問にやってきます。 今日はミツバチ君とシジミチョウさんがやってきて美味そうに花蜜を吸っていました。

  "やあ、ミツバチ君おはよう!"

と思わず声を掛けたくなるでしょう(^.^)

GForum のログインちょっと難しそうでごめんなさい。 当面少しセキュリティーを弱めましたので再挑戦してみて下さい。 閲覧は誰でも出来るのですが、登録メンバーでないユーザーは書き込み不可というシステムです。 これで万全かどうかは解りませんが当面は不正アクセスに悩まされることはないでしょう。 全員のログイン成功を祈るばかりです。

愉しい機能はいっぱいあるので少しずつ説明していきますが、解らないことがあれば、 GForumの質問 というところをクリックし、さらに「新しいトピック」をクリックして書き込んで下さい。

紅葉且つ散りて錦す汀かな   みのる

句を貼るのを忘れてました(^.^)

2011年11月06日(日)

DForumについて

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(みのる庵の草花・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。) --(みのる庵の草花・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

今日の写真は、サクラ蓼です。なかなか花をつけないのでやきもきしていましたがやっと咲いてくれました(^.^)

毎日句会の dForum が不正アクセスで困っていたので、メンバー専用のコミュニティー GForum というシステムを新設しました。 いまは試運転中ですが、書き込み練習用のコーナーもあります。 来週くらいから dForum を新しいシステムに移行する予定ですので、ぜひ練習しておいて下さい。 見た目は難しそうですが慣れると結構便利です。 今日は日曜日、礼拝に行ってきます。

末枯れにころがる虫の骸かな   みのる

2011年11月05日(土)

蜘蛛の囲

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(奥須磨公園で出会った蜘蛛の囲・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

今日は、よし女さんがお気に入りと言って下さった蜘蛛の囲の写真を貼りました。

家内は、"気持ちが悪い" といって嫌うのですが、子供の頃からの小動物好きの性格は直りません。 こんなのを見るとどうしてもシャッターを押したくなるし、いつまで見ていても飽きることはないですね。 でも、爬虫類はちょっと苦手かな(^.^)

夏の夕方に一所懸命に新しい巣網を作っている蜘蛛の姿はいかにも夏の雰囲気があるのですが、この写真のような秋の蜘蛛の囲の雰囲気を表現する季語はないですね。青畝先生はいつも新しさを求めて工夫をされていました。

   案山子翁あちみこちみや芋嵐   青畝

と詠まれてから、「芋嵐」という季語がはじめて市民権を得たという話は有名ですね。 ところで、この写真の上の方に小さな蜘蛛が写っています。見えますか(^.^)  背景にカラフルな玉がぼけているのは、奥須磨公園の紅葉の梢が日を弾いているんです。

ぼろぼろの蜘蛛囲に縋る主かな   みのる

2011年11月04日(金)

一日一句の志

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(みのる庵の草花・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

続くかどうかは自信が無いのですが11月から一日一句に挑戦しています。 いつも GHのメンバーに "毎日投句を休まないように" といっているので、僕自身も実践しないと・・・という殊勝な心がけです(^.^)

石蕗が次々と咲き始めました。 小春の日差しに照らされて輝いている石蕗の黄はことにまぶしいですね。 健気に花を挙げているお庭の草花や小動物と対話していると自分自身も生かされているんだという思いを強く実感します。

平凡な余生が至福温め酒   みのる

2011年11月03日(木)

奥須磨公園の落葉

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(奥須磨公園の落葉・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)(奥須磨公園の落葉・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

今日からは Flickr というサイトにアップロードした写真に直接リンクする仕組みにしてみました。 よし子さんが気にいって下さった落葉の写真です。

妻が二歩先行く小道草紅葉   みのる

2011年11月02日(水)

奥須磨公園の秋

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ホームグラウンドの一つ奥須磨公園へ紅葉狩に行ってきました。

先日の松花堂公園同様、桜はあまり綺麗に紅葉しないまま散っていましたが、でもそれなりに雰囲気を愉しんできました。 蜘蛛の囲があちこちにあってボロボロになりながらも死守している姿が印象的でした。 あと、ナンキンハゼの紅葉が綺麗でした。

初めての試みですが、スライドショーで見て頂けるようにしてみました。 写真を見ながら俳句が詠めるかもしれませんね。ぜひ挑戦してみて下さい(^.^)

大きな写真を見たいときは、写真をクリックすると Flickr のページに飛びますので、「Open photo in new windows」のところをクリックしてください。 表示された写真をさらにクリックすると大きな写真が見られます。


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大文字草

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(みのる庵の秋草・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

今日の写真は大文字草です。これも昨年植えたものです。 春から夏にかけては元気が良かったのですが、残暑でだいぶん痩せたみたいです。 でも何とか花を挙げてきました。

GHは写真サイトではなく俳句サイトなので俳句のお話も少し・・・(^.^)実は、ホームページに載せる写真は何十枚も撮ったうちの一枚です。デジカメなので撮影枚数に気を遣うことはないからですね。 一発必中で良い写真を撮ることはできません。光の具合や露出、ピント、その他いろんな条件が複合するからです。 いうならば多撮多捨でしょうか。

プロの写真家がモデルを撮るときなどでもカシャカシャと連写でアングルを変えポーズを変えて何枚も撮影しているのをテレビとかでご覧になったことがあるでしょう。あれです。 俳句で例えるならば多詠多捨ですね(^.^)

ホバリングしてをる虻や石蕗日和   みのる

2011年11月01日(火)

今日は小春日和

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(みのる庵の秋草・・・クリックすると拡大写真がご覧頂けます。)

今朝の神戸は、とても気持ちの良い小春日和です。 ようやく石蕗の花がほころびはじめ、去年植えたフジバカマも沢山花穂を挙げています。

こうした園芸種の草花もいいのですが、どこの畦道にでも野生しているような草花が好きで、 いろいろ植えて愉しんでいます。土になじまないで消えていくものや、はびこりすぎてやむなく抜かざるを得ないものもあります。 昔どこかのプロ球団の監督が草の根精神というようなことを旗頭にされていたと思いますが、野性の草花の強さに癒やされ励まされることは多いですよね。

今朝の写真は、名前は忘れてしまったのですがタデの一種です。 一見大きく写っていますが、一緒に写っているアブが1センチ弱ですのでだいたい想像はつくでしょうか。 葉っぱは緑色ですが、春から夏にかけては美しい斑入りの銅葉になります。

わが庵の狭庭に余る小春かな   みのる

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