[915] 8月2日の成績(投句者105名 選句者107名) 2003-08-03 (Sun)老犬に端居の席をゆづりけり りんご 12 縄文 しゅん きお いさお まるこ 東吾 ほとり みち女 泉 幸太郎 孝由 きみこ
夏霧や国後島を遠くせり 満天 9 えれみあ けんいち りんご 青菜 ていすけ とろうち はく子 かずひと 皐月
むくむくと雲湧く比良の蝉時雨 敬介 8 和華 たか子 美甫 茂樹 ゆきこ ひろみ きみこ 秀昭
発電の水路一本雲の峰 はるを 8 ななえ 麦秋 一尾 ちはる 豪敏 初凪 こころ まこ
太郎冠者山の能堂蝉しぐれ 登志子 7 清 廣美子 紘美 我風 かずひと ゆうこ 国子
鈍色の空がキャンバス大花火 芹菜 7 喜紅 裕子 かのこ 我風 文義 満天 康子
手足伸び赤子欠伸の夏座敷 康子 7 のんたん まさる 廣美子 陽子 花茗荷 みち女 孝由
鉄を切る音の熱さや蝉時雨 大河原 7 公二 一尾 かのこ こころ 水季 六郎太 まこ
月涼し山小屋の灯のまたたきて とろうち 6 公二 茜 草根 嘉一 やす子 はるを
父祖の地を護るが定め青田風 ふみを 6 凡天子 高喜 もとこ 茂樹 文義 羽合
蜘蛛の糸雨の真珠をとらえけり ちはる 5 大河原 ふみを 大門 昌洋 康子
炎天に廃船繋ぐ鎖かな 清 5 豪敏 光晴 ゆきこ はるを さなえ
麦藁帽不器用にしか生きられず 草根 5 ちはる 明人 敬介 桑 折山
新盆の小さく丸い姉の膝 初凪 5 輪三 ほとり すずこ 六郎太 さなえ
夕涼や櫓太鼓の乱れ打ち 公二 4 たかこ 好夫 みすず 文月
蝶ふれて風の触れ行く花芙蓉 国子 4 はく子 よし女 まや 皐月
炎昼や信号待ちの人の群 茜 4 和華 えれみあ 青菜 草根
雪渓に硫黄の匂ひ流れ来し 秀昭 4 清 太井 茜 あすみ
昼顔の風に吹かるる埠頭かな ひろみ 4 大門 みすず 文月 ハジメ
ビー玉の命中したる蝉の穴 ハジメ 4 喜紅 輪三 ゆうこ はちこ
かなかなに一歩一歩とかずら橋 菜々 4 縄文 高喜 ミチコ かかし
梅雨深し裸燈さがりし町工場 紫樹 4 ななえ 好夫 ミチコ 水季
山峡に日矢いくすじも合歓の花 のぶお 3 としあき 江斗奈 ももこ
看護士のきびきびとして顔涼し 凡天子 3 裕子 紫樹 敬介
蜘蛛の囲に蝶の片翅動かざる てるこ 3 たか子 美甫 紘美
祭り終え世話役達の赤き顔 水季 3 いさお こごみ 花茗荷
ふつくらと風に揺るるや猫じやらし ほとり 3 りんご 木同 すずこ
四阿の丸太造りや青蜥蝪 まや 3 光晴 とろうち 駒鳥
百合活けて一花ごとの香りかな かのこ 3 凧 あすみ 羽合
夏帽子かぶりて老いを忘れたり 陽子 3 まるこ 明人 やす子
つくばいに置かれし一枝半夏生 すずこ 3 たかこ 雪割草 芹菜
堂内を黴のにほひとめぐりけり 紘美 3 もとこ 幸太郎 敦風
太陽のやうな声揚げ裸の子 よし女 2 ふみを 東吾
体重計裸になりて乗りなおす ゆうこ 2 嘉一 初凪
西瓜切る手元見すえし子等視線 孝右 2 きお 紫樹
鬼やんま閻魔大王大わらじ としあき 2 のんたん 敦風
断崖の四方より迫る瀑の音 茂樹 2 陽子 睦子
蟷螂の薄羽やさしく収めたり しゅん 2 太井 ひろみ
輪の中に友とはぐれし盆踊り たか子 2 こごみ すずかぜ
沢の水透けて跣足の女の子 まるこ 2 凡天子 如風
この木立抜ければ開く飛瀑かな まこ 2 麦秋 よし
うとうとと横臥の老母夏布団 豪敏 2 雪割草 芹菜
山百合や口開く羅漢の何語る えれみあ 2 大河原 ももこ
集魚灯烏賊釣り船のせめぎあい みち女 2 河童 後夢
真昼どき川越喜多院カンナ燃ゆ ていすけ 2 後夢 はちこ
ひまわりに一斉に見つめらる遊歩道 睦子 2 凧 満天
完熟す大地の恵み蝉の里 河童 2 かかし 泉
青空や接ぎたる柿に土用の芽 太井 2 志乃 江斗奈
妻の留守孫喜びし冷素麺 いさお 1 河童
人ほどに進まぬ夏の櫓組み 一尾 1 しゅん
秋の宿予約を終へてあと三月 如風 1 楽楽
青栗や農具の小屋の鍬錆ぬ さなえ 1 桑
何おもい命を捨てた夏の果て きお 1 睦子
両膝をイーゼルがはり北の夏 明人 1 よし
夏木立奏でる虫のコンサート 裕子 1 よし女
芭蕉の句耳に残りて明易し やじきた 1 ていすけ
犬といる夫(つま)の帽子にてんと虫 和華 1 すずかぜ
親の小言耳に痛し茄子の花 英 1 国子
竹やぶがワサワサ揺れる夏嵐 木同 1 としあき
添寝子の一人遊びに昼寝覚め こころ 1 まさる
亡き父の思ひ出多き花火かな 二青 1 木同
花火終えなにか空しき帰り道 まこと 1 秀昭
八月や早朝散歩はじめたり もとこ 1 まや
皮一重残して刻む牡丹鱧 良坊 1 折山
梅雨明けや新らたな月の始まりぬ 誠一郎 1 如風
体育館歓声の窓大夕焼 ミチコ 1 昌洋
華やかな日傘往き交う京の街 駒鳥 1 楽楽
肩に乗り髪切虫の山下る たかし 1 けんいち
冷奴置いて気ままな一人酒 まさる 1 ハジメ
はまなすや咲かせて揺らす浜の風 ゆきこ 1 駒鳥
雑草に取り囲まれし花芙蓉 夢俊 1 志乃
以上.
[914] 8月1日の成績(投句者103名 選句者109名) 2003-08-02 (Sat)少年に薄き口ひげ青すすき てるこ 14 清 明人 茂樹 ちはる ふみを 草根 たかし すずかぜ 国子 芹菜 ゆうこ 六郎太 まや ハジメ
祭り果て裸櫓に法被ほす 紘美 13 まこと 茂樹 ななえ もとこ かのこ よし女 豪敏 水季 すずかぜ 廣美子 りんご さなえ 登志子
地図になき里の三叉路花木槿 国子 12 としあき 明人 とろうち 初凪 まさる こころ ふみを 草根 ももこ 菜々 好夫 はるを
背もたれの円み涼しき飛騨の家具 一尾 10 えれみあ 太井 大門 初凪 みすず たか子 木同 廣美子 皐月 きみこ
那智黒の玉石を踏む夏祓 まや 7 えれみあ とろうち よし女 良坊 好夫 秀昭 みち女
籐椅子にホスピスの君今を生き 裕子 7 嘉一 英 よし 睦子 すずこ ミチコ 紘美
向日葵の百万本の黄色かな ていすけ 7 しゅん 後夢 蓬上 丑之助 泉 妙香 のんたん
憶えてる限りの唱歌キャンプの夜 ふみを 7 公二 茜 光晴 こころ かずひと 我風 紘美
ビール飲む言いたきことものみこんで きお 6 二青 ゆきこ あすみ 奈緒 幸太郎 敬介
蕎麦咲いて故郷の雨まだ止まず よし女 6 縄文 けんいち ななえ あすみ 浪漫 江斗奈
夏座敷ガイドブックの青き海 羽合 6 清 としあき 茜 東吾 雪割草 駒鳥
ひと休みまづはもろ手の岩清水 我風 6 昌洋 ももこ たかこ 皐月 たか ハジメ
故郷や雑魚寝となりし蚊帳の中 泉 5 まこと 公二 はく子 水季 良坊
梅干して三日三晩の家ごもり 菜々 5 楽楽 如風 我風 満天 国子
風止まる添い寝の母の団扇かな 千衣 5 凧 みすず まさる たかし みち女
幼子の種飛ばし合ふ西瓜かな 花茗荷 5 凡天子 睦子 ていすけ 孝由 ゆうこ
原爆忌歪むコーラの花瓶かな 茜 4 高喜 けんいち 和華 奈緒
烏賊釣りの漁火またたく海の坂 みち女 4 きお すずこ 満天 登志子
梅雨明けや再就職の夫出勤 きみこ 4 輪三 はく子 一尾 蒼
遠花火鳴りて虚空のあるばかり とろうち 4 和華 康子 芹菜 はるを
裸電球消して夜店を仕舞ひけり ひろみ 4 きお 東吾 河童 康子
花火了へ暮らしの中の隅田川 こころ 4 大河原 かずひと りんご ほとり
みちのくの咲いて散り行く遠花火 あすみ 4 裕子 ていすけ 誠一郎 秀昭
夕立に起きあがるネコ大あくび たか 3 こごみ 誠一郎 江斗奈
夕立の町駆け抜くるベルの音 清 3 凧 ちはる 羽合
山蔭のみどりを映し泉湧く 文義 3 陽子 太井 のぶお
閑かさや葉蔭動かず蟻の這う 六郎太 3 よし たか子 文月
室生寺の磴が涼しき奥の院 敬介 3 凡天子 ゆきこ まこ
新築の木肌香りし夏の朝 江斗奈 3 陽子 蓬上 豪敏
洗濯の所狭しや梅雨座敷 良坊 3 楽楽 河童 夢俊
夜明れば貝むく音や月見草 紫樹 2 英 丑之助
近道は遮断機の照り蝉時雨 ミチコ 2 紫樹 大門
蓮池の蕾に明日の吾を見る 河童 2 裕子 たか
測量す如くに張れり蜘蛛の糸 ほとり 2 蒼 きみこ
稲の伸び遅き七月終りけり 如風 2 後夢 ミチコ
虎杖を噛みて少年母を恋ふ 麦秋 2 浪漫 敬介
帯びほどけ途方にくれる浴衣の娘 輪三 2 二青 のんたん
泣き虫の吾子も反り身のサングラス たか子 2 大河原 六郎太
ほの暗き搦手門のせみ時雨 芹菜 2 縄文 光晴
梅雨明けの兆し見えるか雲の波 睦子 2 妙香 駒鳥
力入れ畳を拭いて夏惜しむ さなえ 2 しゅん かかし
願ひ事思ひ出す間に流れ星 孝由 2 紫樹 文月
はたたがみ波濤岩間に遠ざかり まこ 1 かのこ
汗涼し水音高鳴る瀬に添へば まるこ 1 泉
夕闇にはまなすの花白浮かび 陽子 1 雪割草
昼顔は跡地の柵へとまわりをり 太井 1 幸太郎
古希の師の初刺繍展日輪草 かのこ 1 もとこ
梅雨寒も仔に癒されて通りすぎ 雪割草 1 如風
病葉や持病の腰痛うごき出す はく子 1 さなえ
幾尾根の入道雲や海蒼く よし 1 のぶお
梅雨明けや合羽姿の大師像 凡天子 1 昌洋
モロヘイヤ食して秋の未だ遠し 大河原 1 ほとり
濱の駅子の声増して夏来る まさる 1 羽合
人待ちにサルビアの赤染み入る 英 1 木同
浮き沈む子らの喚声炎天へ たかし 1 かかし
手花火のなかなか付かぬ種火かな 康子 1 一尾
母が見し最後の花火ナイヤガラ かずひと 1 高喜
二十歳きてビール飲む子のぎこちなき りんご 1 こごみ
どどどんと五臓に響く揚花火 まこと 1 孝由
道おしへ後追い行けばふっと消え すずこ 1 輪三
緑陰をいずれば暑し蝉時雨 高喜 1 たかこ
杉の穂の鋭かりけり夏の空 はるを 1 まや
ふくらみてはじけ堰落つ山清水 もとこ 1 まこ
甚平や着て物腰も隠居かな いさお 1 嘉一
島の女の乳房大きく椰子熟るる えれみあ 1 菜々
何や彼や夏の匂や漁師町 浪漫 1 夢俊
以上.
[913] 7月31日の成績(投句者107名 選句者106名) 2003-08-01 (Fri)ラムネ壜桶に沈めて峠茶屋 てるこ 15 皐月 江斗奈 たか子 東吾 花茗荷 さなえ 大門 ていすけ まこ よし女 こころ すずかぜ 好夫 ゆうこ すずこ
雨兆す風の重たき青簾 たか子 11 えれみあ 如風 輪三 江斗奈 敬介 ふみを はく子 芹菜 ゆきこ すずかぜ 六郎太
三代で守る暖簾や新豆腐 かかし 10 紫樹 皐月 きみこ 花茗荷 あすみ 蒼 りんご 草根 秀昭 とろうち
大夕焼心素直になりにけり りんご 7 公二 千衣 明人 茂樹 よし女 文義 ななえ
廃線の鉄橋さびて油照り 如風 6 豪敏 ゆきこ 浪漫 六郎太 凡天子 とろうち
村祭り話も古き神隠し みち女 6 豪敏 ちはる かのこ 登志子 ほとり 誠一郎
夏山を恋しと思いつ年古りぬ すずこ 5 後夢 我風 河童 りんご 秀昭
草笛やピノキオといふあだ名の子 明人 5 嘉一 まこと たかし 光晴 和華
団扇もち愁い忘れる子の寝顔 かずひと 5 登志子 まさる まこ 駒鳥 河童
つんと来て脳天響く氷菓かな 花茗荷 4 清 裕子 美甫 凡天子
夏雲やクレーン雄々しく天を衝く 高喜 4 ちはる 孝由 文月 妙香
我が恋も遠き想いで夏帽子 いずみ 4 麦秋 高喜 木同 芹菜
冷麦や話つづかぬ男の子 清 4 ふみを あすみ まさる 菜々
ひとこまの青春の味青林檎 公二 4 ミチコ 麦秋 康子 すずこ
花火終え黙して歩く影二つ 文月 4 大河原 よし けんいち 一尾
白玉や母を惚けさせてはならず まや 4 しゅん 太井 けんいち たかし
盆踊り提灯映すにはたづみ 千衣 3 太井 ていすけ いずみ
島唄が流れる厨梅雨長し 睦子 3 よし さなえ 一尾
雨つづき鏡のなかで夏帽子 すずかぜ 3 千衣 茂樹 雪割草
路地の道日傘行き交う江戸仕草 のんたん 3 裕子 みち女 いずみ
夏休み自分似羅漢をさがす子等 もとこ 3 きお ミチコ 良坊
山霧に天辺さらすぶな大樹 好夫 3 きお 美甫 国子
夕茜空一面に梅雨明くる はく子 3 まこと 茜 孝由
蝉の声止まりて風の吹きぬける ももこ 3 奈緒 蒼 後夢
かなかなの声降る家の灯りけり ふみを 3 としあき 睦子 羽合
迷い来て白睡蓮に休みけり きお 3 輪三 嘉一 誠一郎
茄子の畝ひときわ早く暗みけり 太井 3 きみこ 初凪 英
庫裏深く蛇ふとる夜や潮匂ふ えれみあ 3 丑之助 ほとり 折山
梅雨明けて太鼓の響き冴えわたる 輪三 3 いさお ななえ 二青
夏座敷琴を奏でる指白し さなえ 3 和華 みち女 羽合
ぬか床に捩れ胡瓜の丸まって 初凪 2 ひろみ たか
梅雨明けの空へ雀の飛び立ちぬ はるを 2 いさお 駒鳥
声読や父の目となる夕端居 まこ 2 清 こころ
露草の生い茂りたる祖母の家 やじきた 2 凧 雪割草
よく出会ふ赤信号や炎天下 みつ穂 2 てるこ かずひと
ゆるやかに青鷺の飛ぶよき日かな けんいち 2 としあき ひろみ
夕涼し跳ばず鳴かずの石蛙 こころ 2 てるこ 康子
糸蜻蛉川面フワフワ風の中 木同 2 のぶお のんたん
子蟷螂一丁前に斧構ふ 光晴 2 紘美 たか
キューポラの街に峰雲立ちにけり 我風 2 光晴 草根
蛇苺古刹の裾を咥へたる 幸太郎 2 縄文 丑之助
空蝉や泥つけし爪幹をかむ 豪敏 2 のんたん かかし
稲妻が音なく走る海の上 孝由 2 もとこ 睦子
手造りの豆腐に一葉京の夏 ミチコ 2 好夫 かずひと
「こころ」見て夕べ墨田の揚げ花火 美甫 2 英 折山
経塚に沙羅の一輪残りをり ななえ 2 高喜 紘美
朝市を賑はす目高のひと所 よし女 2 えれみあ かかし
流れ雲晩夏の愁ひのせて往く 和華 2 大河原 のぶお
夕蝉に急かされてゐる家路かな まるこ 2 縄文 たかこ
息詰めて仕掛花火の果てにけり 廣美子 2 茜 二青
夕焼けの青ざめゆきて街灯り とろうち 2 敬介 良坊
草刈の女二人や休耕田 大河原 2 もとこ 夢俊
まだ硬き青きざくろに夏の雨 はちこ 1 木同
自販機の音のほかなき海の家 一尾 1 かのこ
しばらくは餌をもて遊ぶ女郎蜘蛛 秀昭 1 初凪
梅雨明けて遠峰に雲が湧きいずる きみこ 1 菜々
家族連れ父の一声登山道 あすみ 1 凧
若き日を偲ぶ浴衣の藍深し ていすけ 1 奈緒
土用芽やかなめの赤く駐車場 英 1 ゆうこ
夏痩といはれ古稀なるゴルフ焼 茂樹 1 泉
日焼子に千差万別ありにけり 文義 1 紫樹
あの母が幼子となり蝉時雨 裕子 1 明人
蓮の蕾もの言ひたげに傾けり ゆきこ 1 如風
夏休み母のマニキュア使ひをり ハジメ 1 しゅん
長き髪切るかと迷う夏本番 奈緒 1 夢俊
聞き役に回りていくとせ祭り笛 紘美 1 はく子
自家菜園残りも数えトマトもぐ 国子 1 楽楽
梅雨明けて俄にはげし蝉の声 駒鳥 1 楽楽
音も無い遠花火なり相模灘 江斗奈 1 たかこ
マンッションに布団干されて梅雨晴間 喜紅 1 妙香
天空に枝垂れ重なり花火果つ 浪漫 1 大門
艶やかに黒蟻大きく死にてをり ひろみ 1 たか子
沢音や大樹の洞から木の葉ずく 昌洋 1 我風
以上.
[912] 7月30日の成績(投句者109名 選句者108名) 2003-07-31 (Thu)甲子園決めて夏帽空へ飛び 大門 19 和華 皐月 清 文義 えれみあ ちはる たか子 まこ 良坊 睦子 まるこ 文月 海幸 よし女 ミチコ 千衣 みち女 かずひと 折山
駿河より甲斐へ雲ゆく青胡桃 まや 11 皐月 きお 敬介 太井 明人 ひろみ まこと 東吾 光晴 誠一郎 みつ穂
手花火のパジャマ着し子も来て囲む 芹菜 10 公二 大門 かのこ たか子 凡天子 茂樹 こころ 誠一郎 ハジメ 羽合
被爆樹に番号札や雲の峰 りんご 9 としあき きお 茜 良坊 茂樹 草根 康子 好夫 きみこ
車椅子大樹涼しく覆ひけり かずひと 8 けんいち 後夢 東吾 もとこ 花茗荷 まさる みつ穂 まや
父を呼ぶ真つすぐな声青田道 太井 7 敬介 浪漫 ちはる 凡天子 すずかぜ たかし 羽合
芋の葉にころころ踊る朝の露 睦子 6 まるこ 木同 よし女 妙香 駒鳥 康子
路地の昼カレーの匂ふ夏休み かのこ 6 江斗奈 よし 昌洋 すずかぜ 幸太郎 好夫
朝市の角おとなしき甲虫 よし女 6 太井 浪漫 英 りんご 六郎太 とろうち
ゆすらうめ口に広がる陽の温み 花茗荷 6 ななえ ミチコ 国子 千衣 かずひと みすず
長身の笑顔がのぞく夏のれん 和華 5 ほとり 美甫 のぶお みち女 かかし
羅漢みな皺深くして晩夏かな えれみあ 5 縄文 ほとり いさお いずみ はちこ
遊ぶ子の声高らかに夏の川 はるを 5 睦子 昌洋 孝由 のぶお すずこ
瀧一字墨跡床に風生るる まこ 4 美甫 ふみを 芹菜 いさお
松落葉靴柔らかく岬まで すずかぜ 4 大河原 よし けんいち 折山
故郷の椅子のくぼみや夏祭り 文月 4 嘉一 明人 木同 喜紅
土用芽や稲荷神社に投句箱 とろうち 4 文月 我風 ゆうこ まや
涼風やトロッコ列車は揺れ通し 明人 4 紫樹 はく子 ゆきこ みすず
冷蔵庫拭きて終わりぬ旅支度 こう 3 茜 まこ こころ
拗っ子の良薬なりし西瓜切る てるこ 3 紘美 はちこ きみこ
千曲川夕立に濡れし橋渡る まこと 3 ひろみ たかこ ゆきこ
遠花火音だけ三つ数えけり たか 3 としあき かのこ 蓬上
雲の下雲流れゆく雲の峰 国子 3 大河原 孝由 はるを
沈黙にひと口啜るアイスティー 初凪 3 清 紘美 英
あといっぽん線香花火闇深し ななえ 3 公二 一尾 六郎太
この街の住民の如踊りけり 公二 3 初凪 豪敏 てるこ
夕涼みする人も無き路地の椅子 たか子 3 あすみ ていすけ 駒鳥
青蔦の落書もろとものみこめる きお 3 縄文 我風 ハジメ
地下出でて一斉にあぶ蝉時雨 はちこ 2 如風 てるこ
大西日ボンネットバス陣馬発つ 良坊 2 もとこ 草根
サギソウの舞の際立つ木下闇 廣美子 2 楽楽 凧
満員の下り電車や月見草 輪三 2 江斗奈 喜紅
備長炭風鈴と化して田辺駅 嘉一 2 後夢 陽子
ぼうふりが右往左往する水を捨つ 羽合 2 初凪 かかし
初蝉や朽ちはてている藁の家 ゆきこ 2 とろうち まさる
苔庭の石の静かさ夏来る 大河原 2 たえこ 芹菜
雲の峰病棟高くのぼりゆく もとこ 2 裕子 ななえ
切られずにすむ一本の今年竹 としあき 2 たえこ 蓬上
子燕の巣立ちや安堵さびしさに 誠一郎 2 和華 泉
逝きし夫イエスの片方に遠花火 河童 2 裕子 嘉一
孔子像遠く見つめる落し文 つとむ 2 幸太郎 たかし
車椅子の膝に乗せらる西瓜かな ひろみ 2 ふみを 国子
金魚すくい子らに交じりて婆一人 すずこ 2 ていすけ 河童
紫蘇をもむ亡母の仕種を恋ふる宵 紘美 2 河童 奈緒
花茣蓙や待ったの多き将棋さす こころ 2 えれみあ 一尾
やうやくに雨が上がりて晩夏なり 二青 2 海幸 奈緒
雲の峰下田港のペリー像 清 2 まこと 秀昭
花かつお揺らぐ蛸やき裸の子 たかし 1 のんたん
花芙蓉兵士見送り址に咲く さなえ 1 紫樹
山登る程疎となりぬ蝉の声 きみこ 1 凧
風とうる裏は稲田の我が家かな ていすけ 1 廣美子
白日傘ジーンズ姿の長い足 木同 1 泉
老鶯や明けぬ梅雨に疲れをり 海幸 1 楽楽
梅雨明けの砂浜へ子等弾け出づ 浪漫 1 文義
犬吠ゆる屋敷の外れカンナ燃ゆ 一尾 1 廣美子
タバスコを一滴落し暑に耐ふる 敬介 1 花茗荷
木にうれてとまとの香り雲の群れ よし 1 妙香
髪の先冷たいと思う冷夏往く 奈緒 1 如風
梅雨晴れや光まぶしき露の玉 加代子 1 たかこ
夜に咲きし花火の如き烏瓜 秀昭 1 りんご
白服をまぶしくまとい修道女 康子 1 豪敏
ど真ん中道に蚯蚓の真一文字 六郎太 1 のんたん
一人来し公園緑雨降りやまず けんいち 1 大門
昼寝覚めけさの約束忘れゐし ふみを 1 ゆうこ
背ナの殻古代色なりかたつむり 我風 1 いずみ
水遊びたらいの中で居眠りし あすみ 1 はるを
小流れの小径登れば滝豁然 茂樹 1 すずこ
家中に古着吊るして土用干 駒鳥 1 秀昭
暗闇に大輪の花挿す花火 知津子 1 陽子
梅雨寒の夢に毛布を引き寄せて 麦秋 1 あすみ
底紅の一本混じる垣根あり しゅん 1 はく子
以上.
[911] 7月29日の成績(投句者103名 選句者113名) 2003-07-30 (Wed)祭り果て下駄に残りし指のあと りんご 18 えれみあ きお 蓬上 しゅん 茂樹 英 路 凡天子 明人 芹菜 ていすけ ゆきこ 草根 廣美子 六郎太 康子 さなえ ももこ
月涼し露地に残りし釣瓶井戸 初凪 15 きお 蓬上 けんいち 敬介 たか子 芹菜 浪漫 りんご よし女 我風 みつ穂 まこ 文月 たえこ さなえ
鍵っ子の夏大空に缶を蹴る たか子 13 えれみあ 裕子 大門 よし ななえ みすず 東吾 ちはる てるこ 花茗荷 すずかぜ たかし かずひと
代々のものを受継ぎ土用干 芹菜 11 清 ふみを 千衣 はく子 よし女 草根 好夫 幸太郎 まこ やじきた きみこ
梅雨晴れの景色畳みて三面鏡 ゆきこ 8 河童 英 みすず かのこ みどり ゆうこ みち女 ももこ
立葵雨雲低き信濃かな まこと 7 和華 大門 ひろみ たかこ 好夫 ゆうこ はるを
八の字に茅の輪くぐりて夏祓ふ たかし 7 もとこ かのこ まさる 記代 我風 いずみ 折山
肩車しても届かぬ雲の峰 我風 7 明人 たか子 泉 まこと かずひと やじきた きみこ
吊り橋の風は下より滝の音 きお 7 大河原 楽楽 路 凡天子 孝由 みつ穂 駒鳥
万緑の奥の奥なるけものみち まるこ 6 紫樹 としあき ひろみ もとこ 泉 木同
寝ころびてふと動きだす団扇かな 輪三 6 如風 あすみ 妙香 誠一郎 後夢 たか
来し方はひとひのごとし麦の笛 大門 6 江斗奈 ななえ 初凪 麦秋 木同 睦子
退院の夫と端居の番茶かな もとこ 5 和華 江斗奈 ゆきこ 誠一郎 国子
坊ちゃんと言ふビール酌む道後の湯 文義 5 こう 妙香 まるこ 良坊 秀昭
風鈴や曲がりて見えぬ路地の奥 とろうち 5 清 皐月 太井 はるを いずみ
涼しさや昔仕置きの石の蔵 太井 5 海幸 まこと 文義 みち女 羽合
蟷螂の足を落として逃げにけり まや 5 皐月 東吾 りんご 幸太郎 ほとり
江戸っ子の声を荒げて樽神輿 つとむ 4 虞洛 輪三 たかこ とろうち
出欠の葉書残れり夏座敷 一八 4 二青 しゅん ミチコ 文月
民宿の寝具曝せし入江かな 清 4 公二 浪漫 一尾 たえこ
故郷や廃線の跡草いきれ 如風 4 輪三 豪敏 すずこ はちこ
梨畑一家総出の袋花 えれみあ 4 大河原 楽楽 ふみを かかし
天花粉すこし歌舞いて塗りにけり こころ 3 河童 ちはる たか
口伝なる盆唄の中踊りけり 公二 3 とろうち 廣美子 はちこ
せせらぎの煌き眩し晩夏光 敬介 3 陽子 国子 駒鳥
日盛りや杭を担いで橋渡る さなえ 3 太井 たかし 羽合
蝉しぐれ医院混み合ふ週初め よし女 3 よし 茂樹 こころ
子供らへ交ぜて貰らひし花火かな ふみを 3 公二 初凪 かかし
花合歓の遠きところに咲くばかり しゅん 3 縄文 こころ ほとり
木の椅子の図書室涼し頁繰る 一尾 2 こう はく子
子燕の巣立ちし後の空疎かな 誠一郎 2 文義 すずこ
梅を干す赤き手に似る母の影 海幸 2 如風 六郎太
滴りをくるぶしに受け森深し ひろみ 2 けんいち まや
土用鰻食べて健やか母白寿 菜々 2 敬介 記代
茄子の葉や虫が編んだかレース柄 裕子 2 虞洛 みどり
大音響腹にずしりと揚花火 廣美子 2 孝由 秀昭
山高き棚田や清水満たしゆく けんいち 2 としあき すずかぜ
山男切り株に掛け三尺寝 ちはる 2 あすみ 康子
夏帯の後ろ姿や娘めく 高喜 2 陽子 奈緒
鳥語降る雨後のきらめき青リンゴ 紘美 2 いさお まるこ
包帯の指立てて行く蒼き夏 明人 2 一尾 良坊
初蝉や窓いっぱいに青い空 みつ穂 2 海幸 麦秋
芙蓉咲くひと日限りの美をつくし はく子 2 裕子 ていすけ
戻り梅雨昨日の夢が気になりて 文月 1 青菜
かき氷匙なめ昔に帰りけり かずひと 1 紘美
夏日差し母縫いたる浴衣干す たか 1 千衣
さぬき富士麓に白き夏館 としあき 1 昌洋
さわやかな風頬なでる梅雨明けの日 妙香 1 まさる
せわしげに蜘蛛あきもせず糸を吐く のんたん 1 いさお
少年のビオロン弾くや青胡桃 良坊 1 まや
とくとくと自説曲げざり飯饐える こう 1 折山
パセリ摘む香るいのちのみどり濃し 和華 1 奈緒
威し銃朝の静寂こじ開ける 英 1 紘美
田舎家にありて銀蝿響きけり 泉 1 二青
境内に夜店の並ぶ村祭り みち女 1 豪敏
手漕ぎ井戸まだある寺や雪の下 国子 1 昌洋
捕まえる気のなく蝶を追いかける 紫樹 1 てるこ
額の花棋譜をいくどと崩しをり 茂樹 1 縄文
虹立ちぬ産湯使ひし水子抱く まこ 1 ミチコ
せせらぎに稚魚ゆうぜんと青田風 のぶお 1 睦子
タクシーで片道占める昼寝人 羽合 1 花茗荷
川下へ草薙ぎ倒し出水痕 凡天子 1 後夢
以上.
[910] 7月28日の成績(投句者108名 選句者112名) 2003-07-29 (Tue)素もぐりの少年熱砂踏みゆけり たかし 10 清 縄文 たか子 ふみを 紫樹 一尾 かのこ たかこ ゆきこ みち女
水替へて目玉大きくなる目高 よし女 9 のんたん 初凪 菜々 すずかぜ たかし 羽合 ゆうこ みどり りんご
扇風機だけが居残り大広間 ゆうこ 9 公二 大門 虞洛 たか子 えれみあ 茜 孝由 よし よし女
炎天へ口をへの字に鬼瓦 菜々 9 清 皐月 如風 青菜 茜 孝由 よし女 こころ 幸太郎
また余震子を深く抱く夏の闇 すずかぜ 9 裕子 明人 後夢 奈緒 こう 誠一郎 妙香 国子 文義
梅雨深し火を細めたる煎じ薬 初凪 8 英 ななえ ひろみ よし 良坊 こころ さなえ 紘美
上げ髪の少女のうなじ夏来る たか子 7 太井 海幸 まこと 夢俊 睦子 さなえ みち女
茄子漬の母の色にはまだ遠し りんご 7 えれみあ 康子 喜紅 あすみ 国子 はく子 きみこ
万緑の呼吸を聞きつ太極拳 麦秋 7 和華 ななえ 美甫 輪三 あすみ 良坊 みすず
境内に朝の体操蝉時雨 清 6 豪敏 菜々 たかし かずひと はく子 折山
一條の飛瀑木立の中に立つ まこ 6 麦秋 二青 明人 のぶお 文義 我風
文楽の太夫襲名梅雨明くる こう 6 いさお 高喜 後夢 やじきた 草根 みすず
炎天の浪花七坂上りきる ハジメ 6 しゅん まるこ 康子 夢俊 木同 まや
豆腐屋のらっぱの音や大西日 公二 6 きお ちはる 東吾 茂樹 すずかぜ 紘美
手花火に照らし出されし子の笑顔 てるこ 6 千衣 陽子 まさる 泉 美甫 蒼
磴登るくるぶし白き藍浴衣 かのこ 6 凡天子 もとこ 芹菜 まこ とろうち 廣美子
研ぐ鎌の刃先にあたる藪蚊かな 太井 5 もとこ けんいち ほとり 六郎太 蒼
水中花つぶやき聞かぬふりをして とろうち 4 麦秋 大門 みどり まや
丈高い荷の陰の汗行商婦 半才 4 千衣 てるこ すずこ かずひと
連山の雲間に淡し朝の虹 江斗奈 4 満天 昌洋 のぶお 駒鳥
竹林の小径を抜けて日の盛 のぶお 4 一尾 蓬上 すずこ まこ
崩れるにまかせ石段蝉時雨 つとむ 4 まさる 青菜 きお 蓬上
土用鰻団扇で煙広げをり 海幸 3 皐月 東吾 奈緒
夏の岳喪を見とどけて静かなり こころ 3 英 太井 たかこ
一筆箋「墨田の花火咲きました」 おたふく 3 文月 睦子 たか
メロン切る手元見つめる眼が八つ のんたん 3 おたふく 一八 誠一郎
雲海やパッチワークの山の波 昌洋 3 裕子 ていすけ 喜紅
物置の屋根這う南瓜実を結び 加代子 3 江斗奈 ゆうこ 折山
大西日球児闘ひ終へて立つ 大門 3 公二 敬介 ゆきこ
衣魚ひとつ母の形見の一つ紋 芹菜 3 凡天子 輪三 こう
梅雨の明け早や熊蝉の威勢よし 文義 2 如風 いさお
紙商の石に括らる日除かな 一尾 2 芹菜 好夫
十薬の白さ匂ひて里夕べ 和華 2 浪漫 とろうち
病む人の太目の文字や夏見舞 敦風 2 けんいち 六郎太
神田への源流ここに額の花 やじきた 2 縄文 きみこ
行く雲やかっぱの噴水天をつき ゆきこ 2 紫樹 高喜
向日葵や筆跡荒きスペイン皿 茜 2 まるこ ふみを
夕顔や酔うて船宿泊りかな ちはる 2 泉 やじきた
涙溜め幼子眠る蝉しぐれ 六郎太 2 和華 草根
客来ると那智黒石に水を打つ 孝由 2 浪漫 茂樹
夕暮れて揺られているや白木槿 蓬上 2 二青 楽楽
地蔵手に安眠なるや蜥蜴の子 えれみあ 2 陽子 江斗奈
浴衣着てラテンのリズムに加わりぬ かずひと 2 ひろみ 我風
したたりの浄水遍路の小憩所 紘美 2 かのこ 好夫
反抗期裸でつき合う親子かな あすみ 2 敬介 ちはる
ぼうふらに世の浮き沈み教えられ いずみ 2 おたふく たか
朝涼のうぶ毛光りて蔓の先 しゅん 2 虞洛 幸太郎
少年のラムネするりと青き空 みどり 1 てるこ
百丈を跳ねて瀑布となりにけり 茂樹 1 満天
雉鳩に夏の落葉のしきり降る ひろみ 1 昌洋
江戸風鈴みどり児眠る窓の外 輪三 1 秀昭
童謡の合唱となりしキャンプの夜 ふみを 1 秀昭
鬼押しの山草愛でて軽き足 虞洛 1 廣美子
武蔵野の残る里山百合さけり もとこ 1 ていすけ
まほろばの緑さやけき梅雨の明 敬介 1 駒鳥
網戸越し舞台のごとく一家族 紫樹 1 初凪
野天なる薬湯ぬるし梅雨寒し 良坊 1 一八
虹立ちて漢の独り佇める 浪漫 1 のんたん
年寄りがシャリシャリ削るかき氷 木同 1 羽合
先生の怒鳴る声ある夏休み さなえ 1 まこと
坪庭の石に並びてカンナ燃ゆ ていすけ 1 文月
白薔薇や嫁ぐ日近き子のありて 明人 1 海幸
火起しは団扇と決めて鱒を焼く 我風 1 いずみ
風下に蒲焼匂ふ鰻の日 秀昭 1 豪敏
地獄温泉(ゆ)に猿が貌出す夏蓬 国子 1 いずみ
朝陽や今日も噴水吹き始む 羽合 1 しゅん
雷鳴の徐々に遠のく夕まぐれ 豪敏 1 妙香
乳飲ます母子の姿や夏座敷 康子 1 楽楽
坂道で見上げし芙蓉散歩道 夢俊 1 木同
黒蝶の雨雲ひきよせるごとく きお 1 ほとり
盂蘭盆会読経の僧の汗光り 文月 1 りんご
以上.
[909] 7月27日の成績(投句者105名 選句者112名) 2003-07-28 (Mon)祭笛翁の指の自在なり 初凪 11 和華 清 千衣 明人 一尾 たかこ はちこ かずひと ゆうこ まこ みすず
下駄箱をはみ出しさうな登山靴 りんご 11 茜 菜々 まるこ いさお ほとり あすみ 我風 国子 まや ハジメ やじきた
廃線の隧道抜けてカンナ燃ゆ 如風 11 公二 凡天子 えれみあ 大河原 かのこ 江斗奈 のぶお みどり とろうち 河童 たかし
梅雨明や何か始まる心地して まるこ 8 虞洛 大河原 よし女 たかこ 昌洋 睦子 芹菜 こう
ジーンズの似合ふ母たち夏祭 たかし 7 公二 としあき 太井 まこと かのこ 敦風 二青
縫い上げをおろす三寸子のゆかた はく子 7 千衣 おたふく 後夢 いさお こころ 半才 きみこ
炎天を大売出しの声過ぐる 浪漫 6 まこと 豪敏 東吾 大門 我風 ひろみ
草刈の百人の鎌みなひかる 太井 6 明人 如風 きお 後夢 さなえ はるを
鴨の子の列乱れずに泳ぎ切る 一尾 6 敬介 浪漫 まるこ 孝由 紘美 みどり
袂もてヨーヨーをつく藍浴衣 とろうち 6 縄文 皐月 ほとり いずみ のんたん みち女
駒草に出会いしところ天近し 秀昭 6 ななえ りんご 廣美子 東吾 ゆきこ みすず
サングラスいとも気楽な目線かな 良坊 5 おたふく 菜々 こころ 夢俊 羽合
棟上げの盛り塩くずれ梅雨晴間 ななえ 5 茂樹 記代 文月 好夫 とろうち
御輿乗り禰宜も乗り込む船渡御 きみこ 4 ななえ ふみを たか みち女
人の世はストレス多し生ビール とんぼ 4 裕子 路 泉 陽子
大の字へ降る蝉時雨昼の閑 紘美 4 孝由 睦子 ゆうこ 半才
夏蝶の切絵細工の羽根せわし 廣美子 4 麦秋 輪三 縄文 河童
夏山や杭あたらしく鉄鎖垂る 千衣 4 えれみあ 清 茂樹 秀昭
開かれぬままの封書に西日さす ちはる 4 きお 蒼 記代 やじきた
万緑に押される如き早瀬かな 泉 4 まさる 文義 ひろみ たかし
蝉しぐれ村のお寺は改築中 てるこ 4 初凪 さなえ 六郎太 秀昭
夜店見つ舌にころがすかわり玉 ゆきこ 4 しゅん 初凪 りんご 国子
酔ひゆきて古稀の祝や茄子の花 大門 4 もとこ 木同 満天 好夫
風涼し水煙光る五重の塔 輪三 3 蓬上 もとこ はるを
踊りの輪仮装の人に覚えあり ゆうこ 3 路 てるこ ふみを
夏痩せと気遣ふ母の老ひてをり 幸太郎 3 誠一郎 たか 紘美
にわか雨蜘蛛の子ちらす盆踊り 後夢 3 泉 すずかぜ 文月
隧道を出てどっと浴ぶ草いきれ 記代 3 志乃 如風 てるこ
星月夜骨董村のテント閉づ さなえ 3 皐月 すずこ きみこ
遠花火ひとり見る娘のうなじかな ほとり 3 あすみ 駒鳥 康子
朝顔に覆いつくさる格子窓 みつ穂 3 志乃 豪敏 ていすけ
手のひらに茗荷の香残りし夕餉かな 陽子 3 すずこ 江斗奈 六郎太
梅干して紅き手に持つ白タオル 文月 3 まさる ていすけ 二青
孫達の来る夏楽し去るも好し 河童 3 裕子 陽子 ちはる
朝ぐもり切り裂く斧の響きあり 昌洋 3 としあき 誠一郎 海幸
投げ捨ての缶の凹みや旱空 凡天子 2 浪漫 はちこ
鬼灯を高く掲げて品定め つとむ 2 一尾 まこ
葉畳をすべるがごとく蛇渡る 菜々 2 しゅん 羽合
青田波中に分譲の旗なびく もとこ 2 ちはる 芹菜
水匂ふ滝は近しと歩を速む 孝由 2 凡天子 虞洛
向日葵や梅雨明け待たず咲きにけり 海幸 2 楽楽 妙香
出席の返書をポストに星涼し まこ 2 満天 はく子
雲海に浮かべる村や濃紫陽花 けんいち 2 麦秋 まや
電動の刈り伏せてゆく夏の草 かのこ 2 よし女 昌洋
客を待つ蚊やりの煙たなびきぬ 睦子 2 木同 大門
噴水の止まりて戻る静かさや 六郎太 2 紫樹 蒼
菜園の曲がり胡瓜の五つ程 芹菜 2 和華 敦風
蝉時雨遠き思い出城下町 かずひと 2 のぶお 海幸
竹煮草先行く人の長き杖 としあき 2 太井 かずひと
石臼の蹲踞となり百日紅 まや 1 草根
鉾町の妻運びたるにぎり飯 公二 1 はく子
サルビアの群生炎(も)ゆる丘の道 和華 1 蓬上
祭笛聞きつつ集うバーベキュー 康子 1 夢俊
花冠の広がりてまた揚花火 のぶお 1 廣美子
身を横になれば聞こえる蝉の声 楽楽 1 茜
蝉時雨出番来たよと声揃え いさお 1 妙香
青梅雨やモーツァルトをひたすらに まさる 1 こう
をちこちに蛍の飛ぶ夜雨上がり 江斗奈 1 ゆきこ
蜩のくれまどふ空に鳴き初むる 羽合 1 駒鳥
伝言をメールで送る夏の朝 喜紅 1 楽楽
座っても立っても流る玉の汗 豪敏 1 ハジメ
花火果つ星の彼方へ消えにけり やじきた 1 草根
孫の手の線香花火に火継ぎせり ていすけ 1 たか子
油浮く波間に梅雨の雲動く 紫樹 1 たか子
荒梅雨の杜の都に余震あり みち女 1 すずかぜ
飛機雲の外つ国めざし夕焼空 清 1 康子
万緑にいだかれ峡のケアハウス 明人 1 文義
みそめあう仲を取り持つ天の川 木同 1 輪三
三味稽古鈍き音来し遠花火 茂樹 1 のんたん
香水の余りは夢の名残かな 文義 1 紫樹
黒南風の山揺すりたる一夜明け えれみあ 1 いずみ
鱧料理京に在ること確かめる すずこ 1 敬介
面壁の涼しき妻の行坐かな しゅん 1 折山
以上.
[908] 7月26日の成績(投句者112名 選句者116名) 2003-07-27 (Sun)涼しさや左右で違う下駄の音 とろうち 12 えれみあ 縄文 東吾 おたふく きお よし女 ゆきこ 孝由 海幸 良坊 まや こころ
蟷螂や宿帳めくる古女将 折山 12 しゅん 江斗奈 輪三 たえこ みどり てるこ まるこ 幸太郎 とろうち ハジメ いずみ つとむ
締め上げて踊太鼓を試し打つ よし女 10 えれみあ たかこ 後夢 誠一郎 ななえ 一尾 ひろみ 昌洋 まこ 廣美子
さるすべり明治の赤き煉瓦塀 としあき 10 和華 しゅん 千衣 たか子 菜々 かのこ 駒鳥 国子 ほとり さなえ
貝殻の混ざる抜け道蝉時雨 茜 8 如風 大河原 清 太井 東吾 きお 初凪 こう
白磁見て涼しき森の美術館 こころ 8 茜 皐月 駒鳥 すずかぜ 紘美 ほとり はるを けんいち
送葬の一斉に閉づ黒日傘 みどり 8 みすず 茂樹 浪漫 かのこ 幸太郎 ゆうこ 敦風 羽合
柄杓置くちさき祠の石清水 良坊 8 たえこ 太井 明人 記代 文月 芹菜 かずひと けんいち
巫女が踏む玉砂利涼し大社かな 花茗荷 8 後夢 ひろみ 孝由 海幸 あすみ さなえ 廣美子 秀昭
百姓の家系に生まれ茹小豆 つとむ 7 凡天子 ふみを 紫樹 路 ちはる 草根 良坊
切り火打つ妻に送られ祭りかな 輪三 7 孝右 清 文義 路 みち女 かずひと りんご
我が家系瓜実顔や天花粉 美甫 5 としあき 英 皐月 すずかぜ 芹菜
黒南風や艫綱荒く水を打ち すずかぜ 5 ふみを みすず 誠一郎 記代 もとこ
ビル風に夏蝶一気に吹き上ぐる 我風 5 凡天子 六郎太 木同 一尾 きみこ
紫陽花の色衰えず奥信濃 まこと 5 和華 虞洛 すずこ みち女 やじきた
草いきれ海までの道まだ少し 紫樹 4 としあき 水季 高喜 まるこ
朝採りのパセリの香るサラダかな ゆきこ 4 公二 虞洛 ていすけ みつ穂
風涼しそよげる竹の小径かな みつ穂 4 輪三 豪敏 陽子 きみひら
汽笛鳴る梅雨の横浜埠頭かな 公二 4 まこと 陽子 ハジメ 秀昭
こころただ空っぽにして草を抜く けんいち 4 文義 明人 紫樹 ちはる
緑蔭の風にしばらく車椅子 明人 4 きみひら あすみ 紘美 はく子
古団扇色あせ風呂屋の竹のかご みち女 4 半才 英 みどり まこ
鬼瓦夏空睨み返しをり 蒼 4 茜 昌洋 いずみ 折山
水打ちて喪の庭となる夕べかな 初凪 4 茂樹 蒼 りんご とろうち
滝飛沫手に受けてをり修験道 秀昭 4 好夫 すずこ こう みつ穂
江戸風鈴野球実況聞いている 嘉一 3 如風 てるこ つとむ
浴衣縫ひ針箱に祖母現われり 江斗奈 3 泉 高喜 蓬上
夏草の気負ひに押され川細り りんご 3 大河原 孝右 奈緒
大師裏百の地蔵や苔の花 ちはる 3 満天 初凪 敦風
梅雨籠り飛ぶ蚊相手の老い独り 半才 3 六郎太 水季 まさる
指先の紙のしめりや梅雨深し はちこ 3 縄文 蒼 草根
緑陰に風さわさわと蘇る 浪漫 3 まこと 豪敏 蓬上
暗闇に蛍の軌跡消え入りぬ 百姓 3 麦秋 ていすけ 奈緒
大理石散らして花蓮の夏の海 羽合 2 裕子 ゆきこ
老い二人五升の梅を漬けにけり まさる 2 江斗奈 たか子
天空に浮かぶが如く女郎蜘蛛 豪敏 2 いさお 木同
姫垣の小枝に揺るる蝉の殻 清 2 いさお 文月
夏の夜の寝返る吾に拘泥す 幸太郎 2 楽楽 折山
煌めきてスターマインの大花火 のぶお 2 もとこ 睦子
今日の花持ち上げている布袋草 かのこ 2 たかこ 羽合
木槿咲く庭の片隅ほの白し 駒鳥 2 のぶお やじきた
蓮の葉に宝石ありて雨模様 夢俊 1 妙香
突つ突かれ不貞腐れゐる兜虫 敦風 1 のんたん
紫蘇刻む男の肩のこきざみ 太井 1 ななえ
小雨降り着よか着まいか藍浴衣 後夢 1 河童
夏蝶や二匹の蝶が乱れ舞う 陽子 1 妙香
梅雨晴間飛び交うツバメ蓮畑 たかこ 1 楽楽
空蝉の姿に我を重ねをり 二青 1 河童
風青し吊り橋ぐらり大音声 国子 1 麦秋
寝返リて耳澄まし聴く夏闇夜 文月 1 康子
嫁姑選ぶハンカチ違ひけり ゆうこ 1 菜々
書く形(なり)の孫の初文涼しかり まこ 1 国子
月下美人招きし人と待つ間かな しゅん 1 康子
ゼリー出て病人食の華やげる まや 1 よし女
夏帽子黄色い声とぶ畑かな 夢子 1 満天
帰省子の胸に飛び込む犬最初 和華 1 公二
緑陰の中に包まれいろは坂 やじきた 1 はるを
電球に惹かれ窓打つ灯虫かな 泉 1 とんぼ
梅雨寒と言へど子供等夏休み 孝由 1 睦子
夏痩や苦闘の減量告げずして 茂樹 1 おたふく
蛇渡る水面覆ひし葉畳を 菜々 1 はく子
魚市場爺籐椅子に眠りをり さなえ 1 のんたん
草いきれ肩幅ほどの間道へ 一尾 1 浪漫
ガラス越し笑ふ赤子や梅雨晴間 康子 1 千衣
代僧の衣湿りて経を読む 加代子 1 まさる
ほおずきの一つ虫食い顔並べ 廣美子 1 とんぼ
荒れ梅雨や夫婦の古家脅かす こう 1 ゆうこ
夏蕨長けて水路を被ひけり 記代 1 まや
訪へば白檀の香り夏館 芹菜 1 のぶお
山姥の気配の湯宿苔の岩 千衣 1 半才
天の川両手いっぱい幸せに 木同 1 裕子
歳隠す積もりはないがサングラス 敬介 1 きみこ
黒雲と白雲まだら梅雨末期 よし 1 好夫
塞がれて暗きに啼くや梅雨の牛 ふみを 1 泉
以上.
[907] 7月25日の成績(投句者108名 選句者117名) 2003-07-26 (Sat)石塔のすこし傾き梅雨の寺 まこと 11 太井 記代 凡天子 はちこ 昌洋 妙香 まさる こう ゆきこ 廣美子 蓬上
白玉を丸めて子らの睦まじく 草根 10 えれみあ 虞洛 浪漫 はく子 まこ こころ すずかぜ みどり みすず かずひと
ビル壊す鉄球の音油照り 高喜 10 如風 紫樹 初凪 好夫 かのこ 草根 花茗荷 茂樹 みつ穂 蒼
夕焼けと入れ替わりたる漁船の灯 こころ 10 後夢 ふみを ももこ 東吾 まこと ていすけ 河童 国子 六郎太 蒼
駒草や白根連山晴れ渡り 秀昭 9 千衣 たか子 後夢 ひろみ 駒鳥 美甫 水季 りんご とろうち
余生には余生の歩み炎天下 茂樹 9 大河原 裕子 和華 豪敏 皐月 まこと ななえ みち女 ゆうこ
文字摺草ふるさと遠く住むと決め 菜々 8 縄文 たか子 文義 ちはる 満天 水季 紘美 ほとり
空蝉や喪服納めし夕まぐれ とろうち 8 高喜 茜 きお 路 はく子 初凪 みすず いずみ
居酒屋の藍を深めて夏暖簾 和華 7 虞洛 一尾 泉 良坊 かずひと みち女 きみこ
日焼子の来るたび背丈伸びてゐし 文義 7 明人 二青 紫樹 路 いさお 我風 さなえ
庭下駄に素足通して端居する てるこ 6 敬介 はちこ あすみ みどり 康子 羽合
空蝉や祈るが如く幹掴む けんいち 6 としあき 英 ていすけ 満天 折山 百姓
白南風や観光船の拡声器 千衣 5 英 東吾 好夫 草根 ほとり
蘇鉄咲く岬の道に測候所 清 5 芹菜 海幸 すずこ ななえ みつ穂
夏負けのところ構わぬ生欠伸 ゆうこ 5 敬介 おたふく よし女 のんたん 花茗荷
庭の蟻歩行者天国かもしれぬ よし女 5 皐月 菜々 泉 嘉一 良坊
小社の古びし屋根や白槿 はちこ 4 敦風 まこ 夢俊 幸太郎
河童忌や三四郎池人もなく 後夢 4 こう 秀昭 ゆうこ 紘美
うつつ寝の覚めて膨らむ夏の雲 たか子 4 ひろみ 楽楽 まさる 陽子
踏み入りし袋小路や釣荵 好夫 4 輪三 凡天子 てるこ のぶお
線香の煙曳きつつ黒日傘 茜 4 半才 大河原 輪三 ちはる
蝉しぐれ宗派を超えて一礼す としあき 4 おたふく 幸太郎 茂樹 夢子
船べりに鵜篝の火の弾けくる のんたん 4 清 記代 昌洋 すずこ
参道を掃く若き禰宜夏落葉 満天 4 太井 もとこ 夢俊 江斗奈
わいわいと来てかき氷頼みけり 浪漫 4 しゅん 茜 きお ふみを
梅雨晴れや赤いサンダル並木道 木同 3 駒鳥 江斗奈 文月
よき声の鳥の来てゐる朝涼し みつ穂 3 よし こころ 百姓
唐突に肩にとまりし天道虫 凡天子 3 浪漫 てるこ 嘉一
夏の夕潮の香とどく露天風呂 りんご 3 あすみ たえこ 康子
寝たふりのシルバーシートサングラス おたふく 3 清 孝右 ゆきこ
涼しさや生垣回り朝の茶事 輪三 3 えれみあ 廣美子 たかこ
瞬きもせず我を見る藪の蛇 孝由 3 豪敏 折山 夢子
空蝉や雨の激しくなりにけり つとむ 3 としあき 二青 やじきた
家中の窓を磨きて涼しけれ 明人 2 一尾 のんたん
打ち水に右往左往の千の虫 文月 2 睦子 美甫
たゆとうて木漏れ日深しユキノシタ 蓬上 2 ももこ 芹菜
老い母の曲がらぬ膝や門火焚く 初凪 2 よし かのこ
山梔子の崩れし気配闇深き 麦秋 2 我風 りんご
黙想の合間に入る蝉の声 二青 2 のぶお たか
梅雨長し凸凹ビルも見飽きたり 国子 2 しゅん 如風
決めかねて水着売り場の森に立つ ほとり 2 孝右 高喜
亡き夫の思ひめぐらす盆供養 加代子 2 文月 きみこ
山の木をわがもの顔に葛の花 たかし 2 木同 孝由
大学の門真正面に雲の峰 一尾 2 敦風 菜々
夕顔や名前を聞きてすぐ忘れ まや 1 明人
人知れぬ深山の谷に滝一つ 昌洋 1 いずみ
忍冬や言葉少なを徳と知る 紘美 1 よし女
ほとばしるみんなの活気夏まつり 我風 1 陽子
緑蔭や秘密の箱のオルゴール 公二 1 裕子
水浴びの一人入れば皆続く はるを 1 すずかぜ
天牛や左遷されたる道真公 折山 1 もとこ
胡瓜もみ暑さ忘れて酒を酌む 海幸 1 楽楽
曇天の空より滝の落ちにけり やじきた 1 とろうち
凌霄花庭を狭しと垂るるかな 康子 1 河童
百日紅燦燦と咲く無人の家 すずこ 1 海幸
太鼓鳴る体育館へ大西日 さなえ 1 睦子
霊園に猫の影なき土用かな ゆきこ 1 縄文
山草の可憐を愛でる梅雨晴れ間 虞洛 1 たかこ
長梅雨に季節外れの煮込み鍋 江斗奈 1 秀昭
街へ出づ氷を口に頬張りて 羽合 1 さなえ
羅漢様蜘蛛の子風の糸遊び 半才 1 たか
風はらみ紺碧の海ヨットゆく 如風 1 孝由
咲き散りて闇のひと時花火まつ のぶお 1 半才
朝顔の初咲き見るや老二人 まさる 1 和華
ギャル神輿脚線もよく揃ひたる かずひと 1 国子
さんびかに和して風鈴遠音かな 睦子 1 蓬上
昼寝する吾子の額に玉の汗 奈緒 1 木同
道すがら山の蚊顔に付きまとう きみこ 1 妙香
朝の蝉時の殻脱ぐ枝の下 英 1 たえこ
猫の居て凌青花こぼる小商ひ えれみあ 1 千衣
帰省子にはなやかになる夕餉かな 芹菜 1 文義
雨やみ間とぎれとぎれの蝉の声 駒鳥 1 いさお
まほろばは富士の威光の大西日 いずみ 1 羽合
縁側に垂る足涼し夕間暮れ 花茗荷 1 六郎太
以上.
[906] 7月24日の成績(投句者113名 選句者109名) 2003-07-25 (Fri)裏木戸に菜を売る声や路地涼し こころ 12 虞洛 輪三 茂樹 蒼 ていすけ かのこ すずこ まさる たえこ 水季 ゆうこ まこ
おさなごは昏るるを待てず庭花火 かずひと 10 千衣 清 としあき 茂樹 初凪 昌洋 良坊 のんたん ななえ いずみ
河童忌や終生痩身なりし父 ふみを 8 よし 茜 えれみあ まこと 芹菜 りんご はちこ 良坊
何も無き島の静寂蝉しぐれ 蒼 7 大河原 明人 凡天子 はく子 百姓 羽合 まこ
昼寝の子何を夢見てかたえくぼ 文月 7 ももこ しゅん 江斗奈 ちはる 睦子 妙香 かずひと
青りんご前歯の大きな痕残し 登美子 6 よし 紫樹 英 はく子 陽子 幸太郎
揺れし葉のそれぞれに座す雨蛙 廣美子 6 大河原 縄文 いさお 花茗荷 青菜 水季
登りきて滝の力を貰ひけり 茂樹 6 江斗奈 ふみを たかこ 幸太郎 紘美 羽合
初蝉のいま調律のさなかなり 満天 6 てるこ 初凪 海幸 我風 蓬上 折山
手花火やぶつかり合いし星の数 みどり 6 紫樹 睦子 青菜 陽子 ほとり すずかぜ
吾亦紅里へ三里の放牧場 紘美 5 しゅん たか子 よし女 康子 麦秋
朝涼や粥に茶の香の微かなる 明人 5 清 こう ひろみ こころ みち女
十薬の花のみ白し無人駅 駒鳥 5 大門 ふみを すずこ いずみ やじきた
潮の香の風にのりくる夕端居 陽子 5 豪敏 芹菜 のぶお みつ穂 秀昭
薄暗き裸電球麦焦がし 草根 5 明人 輪三 国子 のんたん 廣美子
空蝉の幹に残せし余力かな 豪敏 5 縄文 こう 二青 草根 折山
山車揺らぎからくり人形動き出す みつ穂 5 敦風 菜々 りんご みすず 後夢
夏蝶や安土城址の登り口 東吾 4 けんいち まこと 草根 とろうち
幼なき日汲みし井戸あり蝉時雨 文義 4 裕子 妙香 百姓 とろうち
凌霄花暮れて激しき色となる 国子 4 菜々 我風 公二 やじきた
玉の汗泣きじゃくる子を抱き上げて 康子 4 皐月 楽楽 たか子 みすず
雷鳴やうながす仔牛に馬柵遠く まこ 4 太井 てるこ 河童 キラ
山寺の鐘落ちそうな草いきれ 敬介 4 半才 東吾 浪漫 昌洋
夏蝶の鮮やかなりしままに果つ 紫樹 4 如風 はちこ すずかぜ 文月
ひとすじの白光となり蛇泳ぐ 菜々 4 和華 かずひと かのこ 六郎太
行水の水味見する猫の影 みち女 3 ももこ 木同 廣美子
杉並木空遠ざけて土涼し やじきた 3 千衣 きお 一尾
夏料理湾を抱へてゐる玻璃戸 幸太郎 3 けんいち 満天 文義
くちなしの開きてよりの白さかな りんご 3 太井 駒鳥 ゆきこ
住職の草刈り夫となる梅雨晴間 ななえ 3 豪敏 蒼 六郎太
大西日電車ゆくりと駅を発つ 羽合 3 えれみあ 満天 さなえ
魚市場トロ箱近く蝿とり器 さなえ 3 英 みつ穂 一尾
民宿の並べ干さるる古団扇 つとむ 3 虞洛 敦風 きみこ
夏の夢夜汽車で渡る天の川 としあき 3 半才 二青 麦秋
黙想の合間に入る蝉の声 二青 3 和華 茜 花茗荷
暴れ梅雨爪あと悲し西の空 高喜 3 ちはる 奈緒 好夫
境内の名水味見木下闇 百姓 3 凡天子 あすみ 好夫
富士裾野水湧く里の通し鴨 清 3 ひろみ きみこ ゆうこ
万華鏡覗けば楽し大暑かな 秀昭 2 東吾 海幸
里山に万緑の意気盛んなり 蓬上 2 ていすけ のぶお
梅雨湿りしたる犬抱く通夜帰り ゆうこ 2 大門 浪漫
夏休み休む間なしの昼支度 ちはる 2 よし女 文義
黒日傘白日傘雨上がりけり 浪漫 2 ほとり 公二
夏草や道と思えば道なりき きお 2 木同 こころ
島めぐる遊覧船や夏料理 花茗荷 2 駒鳥 さなえ
木下闇鎌倉古道の石畳 千衣 2 国子 後夢
雪渓が馬っ子に変わる駒ケ岳 昌洋 2 あすみ 文月
学園の鳴く鶏も夏休み きみこ 1 皐月
風鈴に仮面ライダ一付けられし ゆり 1 蓬上
抜け道の幾許渋滞夏燕 好夫 1 キラ
盛塩の少し崩れし我鬼忌かな 茜 1 みち女
メモの字の汗のにじみや妻病める 敦風 1 康子
亡き妹よ釣鐘草と会ふたびに 六郎太 1 ゆきこ
夫退院初蝉なきて祝いくれ もとこ 1 裕子
夏蝶や天使のごとくまつわりぬ 睦子 1 奈緒
汗光る動き出せない風見鶏 木同 1 ななえ
寝たふりの目蓋しばたく昼寝の子 たか子 1 たえこ
梅雨荒るる九州水俣悲報聞く 後夢 1 秀昭
万緑の参道ながき奥社かな まこと 1 たかこ
風鈴や嬰に添ひ寝の若き母 とろうち 1 まさる
球児らに梅雨雲遅々として去らず よし女 1 いさお
夏風邪や怠け癖つく昨日今日 凡天子 1 紘美
泥まみれのまま乾けり蝉の殻 太井 1 きお
筆勢のように反り立つ鮎釣れリ すずかぜ 1 河童
午後の畑風も疲れし青薄 大河原 1 楽楽
子の寝いきいとも静かに合歓の花 美甫 1 としあき
茅の輪潜りしっかり握る我が子の手 孝由 1 如風
以上.
[905] 7月23日の成績(投句者121名 選句者115名) 2003-07-24 (Thu)夜濯ぎやかすかに聞こゆ子守唄 登美子 15 しゅん 太井 さなえ 千衣 泉 けんいち 輪三 孝由 みどり 正人 文月 まさる ほとり 康子 いずみ
道問へば言葉涼しく京訛り 敬介 14 えれみあ 裕子 たか子 としあき まこと ふみを きみこ 河童 芹菜 ゆきこ 陽子 六郎太 かずひと りんご
小さき手にそっとほうたる移しけり みすず 10 嘉一 奈緒 敦風 浪漫 蒼 すずかぜ みどり ほとり 国子 廣美子
にぎり返すことのなき母遠花火 大門 7 裕子 きお 睦子 みすず たえこ 草根 紘美
風鈴のよく泳ぎたる金魚の絵 こころ 7 公二 楽楽 凡天子 すずかぜ 駒鳥 ゆうこ 路
年少し隠すつもりのサングラス りんご 7 縄文 菜々 かのこ 良坊 こころ ななえ 折山
てのひらに掬める山水緑さす 明人 6 なため 英 美甫 すずこ はく子 蓬上
一筋の航跡とどめ雲の峰 まこ 6 なため 初凪 ていすけ 国子 たか とろうち
湯の町の朝市に買ふ大西瓜 敦風 5 さなえ すずこ みつ穂 りんご とろうち
向日葵や明るき声の子らの列 はるを 5 明人 登志子 泉 海幸 いさお
ひと文字を足して団扇の墨香る 半才 5 ミチコ 登志子 ももこ 正人 たか
先斗町鱧の骨切る音のして 花茗荷 5 百姓 誠一郎 好夫 草根 よし女
雷鳴もかき消えていく男降り 芹菜 5 ミチコ のぶお 誠一郎 清 敬介
朝顔や墨絵の筆の柔らかし すずかぜ 5 一尾 茂樹 登美子 輪三 康子
四国連山稜線しかと梅雨あがる 菜々 5 満天 茂樹 けんいち 大門 敬介
鈴の音を鳴らす子供の登山道 秀昭 4 もとこ まこと 花茗荷 いさお
荒れ梅雨や悲しきことの多かりき 高喜 4 木同 たかこ 後夢 我風
とうすみの草に離れず貨車ゆきて ひろみ 4 ゆきこ まさる のんたん いずみ
蝋石のレール曲がって日焼の子 千衣 4 英 かのこ のぶお ふみを
夕闇の迫りて盆の灯を点す 加代子 3 文義 もとこ きみこ
一途なり母の来し道梅を干す 皐月 3 としあき たかこ 清
梅雨寒の布団に包まる夜明けかな まこと 3 虞洛 あすみ 妙香
桃剥いて盛るガラス器の曇りかな こう 3 ももこ たかし みつ穂
村祭り醤油のこげる匂いして みち女 3 明人 木同 よし女
一文字の禪の語太し夏のれん 好夫 3 ひろみ よし みち女
片蔭にバスを待つ間の時事談義 一尾 3 えれみあ 縄文 江斗奈
滝の水足の火照りを浸しけり ふみを 3 茜 河童 よんよん
片陰にバイクを止めて郵便夫 とろうち 3 満天 てるこ たかし
夢一夜闇を彩る大花火 文義 3 良坊 あすみ 文月
空蝉のか細き枝にしがみつき のんたん 3 楽楽 ていすけ 廣美子
病む母を人に頼めり茄子の花 まや 3 嘉一 東吾 こころ
姑に蚊帳の中から指図され 折山 3 きお 睦子 羽合
万緑や岩峰下る鳥の影 昌洋 2 豪敏 好夫
長き梅雨雲の上にぞ家建てむ ていすけ 2 よし 百姓
草いきれまむしでますの注意札 もとこ 2 公二 かずひと
白神や山毛欅万緑の息吹かな えれみあ 2 太井 後夢
木槿咲き街路の風を捉えたり 蓬上 2 皐月 駒鳥
手花火や落つる種火の哀れなり みどり 2 登美子 我風
ステテコと首にタオルの夏迎ふ しゅん 2 如風 一尾
白木槿埴輪の丘にたおやかに 麦秋 2 和華 のんたん
看板の人形にはふ葛の花 さなえ 2 よんよん たえこ
盆踊り講習会の回覧板 きみこ 2 菜々 大門
海の日や大和と共に眠る人 孝由 2 しゅん ななえ
滝壷の鯉の動きの荒々し 清 2 千衣 路
照らされて踊り膨らむ郡上節 茂樹 2 ひろみ 東吾
初蝉や声のいつしか消えており けんいち 2 如風 やじきた
荒梅雨や郵便受けに何もなく よし 2 紫樹 六郎太
わたつみの声聞えけり雲の峰 浪漫 2 蒼 花茗荷
夏の月青信号の続く道 初凪 2 江斗奈 紫樹
向日葵の三万本の眸のまぶし 我風 2 初凪 ゆうこ
蝉時雨虫取り網の勇み出で 廣美子 2 文義 まこ
歯医者出て止血の綿噛む大暑かな 記代 2 はく子 紘美
夕涼み里のせせらぎ眼裏(まなうら)に 紘美 1 芹菜
片陰に深呼吸して潮の香を 蒼 1 陽子
祭終え提灯軒に残りをり 英 1 ちはる
田舎道遠くは無いと立葵 海幸 1 大河原
夏めくや田圃の水の干上がりぬ 百姓 1 豪敏
向日葵の半月咲いて首を垂れ たか 1 妙香
海の日や鳴り物入りの応援歌 国子 1 海幸
モーツアルト聴き入る窓や梅雨雫 睦子 1 蓬上
刈草の煙たなびき地を這ひて 六郎太 1 大河原
盆踊り舞台つくりの陰の人 後夢 1 敦風
庭石の棘のようなる小蓑虫 はちこ 1 てるこ
記念日の準備密かに夜の新樹 公二 1 浪漫
立ち姿言ふことなしのトマトかな 夢子 1 羽合
飛行機の離陸始まるあめんぼう としあき 1 たか子
雑草の生気も枯るる酷暑かな 豪敏 1 和華
まどろみて耳朶はなれ行く風鈴の音 まさる 1 みすず
ひとひらの句会の知らせ夏祭 正人 1 虞洛
夏怒涛啄木眠る墓に佇つ たか子 1 まこ
夏の朝今日のもの干す蛋(あま)が家 きお 1 凡天子
仮装してあの娘のそばに踊の輪 あすみ 1 皐月
七月の遠山の雲真白なり みつ穂 1 やじきた
初生りを印す札つけ西瓜来る 太井 1 みち女
籐椅子の祖父の笑顔や古写真 文月 1 茜
はったいに咽せし少年今グルメ 草根 1 奈緒
梅雨明けのまぢかし夜半の豪雨かな 誠一郎 1 美甫
待ちかねて浮輪出しおり孫の笑む 河童 1 孝由
夏蝶のしばしの憩ひ葉裏にて 和華 1 ちはる
夏休み米のなる木を草といい 孝右 1 折山
以上.
[904] 7月22日の成績( 投句者120名 選句者119名) 2003-07-23 (Wed)風鈴の僧も客なる寺の市 こころ 11 太井 敦風 凡天子 まさる 奈緒 百姓 みつ穂 すずかぜ 満天 たか まや
親鸞の錫杖つたふ梅雨雫 敬介 9 如風 折山 よし 秀昭 良坊 ミチコ いずみ みち女 りんご
梅雨茸や機械古びし製材所 清 9 初凪 太井 さなえ ちはる よし 芹菜 蒼 ふみを 秀昭
子だくさん幸せの数夏帽子 えれみあ 9 清 虞洛 皐月 路 たかこ 泉 奈緒 ミチコ きみこ
くるくると手持ち無沙汰の白日傘 ゆきえ 8 大河原 河童 たかこ まさる 芹菜 花茗荷 のんたん りんご
夏帯に別離の決意秘めし朝 夢子 7 しゅん 裕子 千衣 睦子 きみこ いずみ 登美子
老婆ゆく手押車に百合挿して まや 7 陽子 孝由 妙香 みつ穂 夢子 康子 蓬上
幼な児は蝉の羽化見て動かざる 文義 7 いさお 凡天子 河童 ふみを 誠一郎 後夢 かずひと
朝顔の風の軽さや四ッ目垣 まこ 6 豪敏 折山 我風 はちこ ひろみ やじきた
はまなすや水平線は目の高さ 花茗荷 6 大河原 縄文 茂樹 昌洋 ほとり 国子
山裾に敷きつめられし青田かな とろうち 5 虞洛 文義 和華 良坊 敬介
鼎談や金魚一匹ひるがえる 皐月 5 しゅん 東吾 文義 泉 たかし
大川の流れよどみし暑さかな ゆきこ 5 輪三 豪敏 草根 百姓 たか
山の湯に浸かりて仰ぐ夏の峰 昌洋 5 きお 麦秋 まこと 紘美 二青
あやとりの糸擦り切れて梅雨明くる 我風 5 縄文 英 かのこ 一楽 まこ
古戦場えんじゅの花のいま盛り まこと 5 菜々 光晴 睦子 国子 とろうち
雨あがる古墳の森や蝉時雨 けんいち 5 かのこ 蒼 文月 康子 やじきた
あぶく一つ金魚の午後の始まれる 草根 4 江斗奈 大門 六郎太 登美子
母逝きて夕刊が来る青嵐 麦秋 4 初凪 けんいち ほとり みすず
寺修理ベンチに大工の三尺寝 よし女 4 たか子 紘美 我風 廣美子
潮騒に子等の声あり夏休み 豪敏 4 公二 和華 二青 みち女
尺蠖や頑固に守る味のれん ちはる 4 たか子 光晴 もとこ よし女
夏蝶の馬場抜けてゆく昼下がり 東吾 4 ななえ 昌洋 かずひと 文月
梓川源流に立つ夏の雲 後夢 3 皐月 すずこ はちこ
鳥声を聴きわけている尾瀬の夏 路 3 千衣 ていすけ てるこ
海の色空に移して梅雨明ける 孝右 3 けんいち 誠一郎 駒鳥
朝凪やさざなみ白くもやい舟 のぶお 3 陽子 もとこ 孝由
日盛やゆっくり歩くガード下 一尾 3 浪漫 まるこ こころ
蝉しぐれ無心のときの生まれけり 登美子 3 きお 明人 花茗荷
水遊びつひに寝転び始めけり ひろみ 3 紫樹 如風 こころ
涼風の妙齢膝を崩しけり 幸太郎 3 たえこ たかし はるを
梅雨明けや懇ろに研ぐ菜包丁 初凪 3 明人 ななえ 蓬上
梅雨の月欅大樹のくろぐろと 芹菜 3 菜々 草根 とろうち
無住寺の誰を待つのか落し文 かずひと 3 さなえ あすみ 満天
百合の花気侭に瓶に定まらず みどり 3 英 大門 はるを
夏蝶や少年帽子前後ろ 廣美子 2 路 丑之助
落ち着かぬ俎上の西瓜いざ切らん ほとり 2 てるこ はく子
神の森今蝉時雨のただ中に はく子 2 麦秋 すずこ
大方は死んだふりして金亀子 公二 2 東吾 まや
ふつふつと炊ける麦茶の香りくる すずこ 2 たえこ ももこ
曇の峰お顔いろいろ磨崖仏 千衣 2 としあき まるこ
初めての俳句の夏になりにけり 大河原 2 としあき いさお
振り向けば昨日のままの蝦蟇蛙 文月 2 ゆきこ 六郎太
白百合やそぼ降る雨の帰り道 やじきた 2 木同 海幸
糸蜻蛉はね乾くまで休みをり 如風 2 公二 みすず
蚊を打てば頬も打たるる真闇かな たか子 2 丑之助 一楽
荒漢に箸一本のところてん 紘美 2 えれみあ のんたん
マニキュアに余念無き娘や水中花 すずかぜ 2 えれみあ よし女
人丈に伸びて鋭き夏の草 泉 2 江斗奈 一尾
こどもらの歓声あがるかき氷 奈緒 2 すずかぜ 敬介
梅雨晴間山の畑に人の影 記代 2 清 青菜
今朝の庭顔にかかりし蜘蛛の糸 きみこ 2 妙香 夢子
太陽をはね返したる夏の蝶 ゆうこ 2 楽楽 ひろみ
昼寝子の黒肌癒す海の風 光晴 2 紫樹 夢俊
涼風にこの身まかせて夕涼み 駒鳥 2 楽楽 木同
端居して放送塔の童唄 国子 1 好夫
梅雨あがる甍の向こう蜃気楼 いずみ 1 まこ
雷鳴を夢見心地に仮寝かな 凡天子 1 勝風
夏雲にするどき一声なきうさぎ みち女 1 ゆきこ
夕陽落つ鴎一つが馳せ飛びて 羽合 1 駒鳥
また雨読外を眺めて紅茶かな 六郎太 1 まこと
翡翠や池に指したる枝の上 もとこ 1 ちはる
海の日や禅寺の庭見て回り 秀昭 1 海幸
野球熱親子でおそろい虎マーク 陽子 1 裕子
老鶯が森の聖歌をうたひけり ふみを 1 廣美子
くちなわや神の使いか池渉る 輪三 1 勝風
発芽して日照も知らず梅雨深し よし 1 後夢
夕凪の海を見ている海月かな 蒼 1 浪漫
蛍火や闇の向かふの伊吹山 茂樹 1 あすみ
消しゴムの滓文机に梅雨長し 明人 1 敦風
透き通る風に端居の昼寝かな まさる 1 ていすけ
ご贔屓の熱帯魚いて喫茶店 かのこ 1 はく子
SLに手を振る河原夏茜 登志子 1 好夫
ばった逐う子ども跳んでる草むらや たか 1 ももこ
涼しさは汗のあとからうなぎ喰う 誠一郎 1 一尾
路地に咲く紫陽花の華切られおり いさお 1 青菜
アドバルーン下の賑はひ梅雨上る 太井 1 茂樹
雨上がる水下り来る登山道 かかし 1 夢俊
養生の薬湯立てる半夏生 良坊 1 輪三
以上.
[903] 7月21日の成績(投句者103名 選句者123名) 2003-07-22 (Tue)老いの目は少年になり兜虫 すずかぜ 23 江斗奈 和華 千衣 明人 豪敏 ミチコ 陽子 よし えれみあ 青菜 芹菜 てるこ ていすけ 花茗荷 ゆきこ つとむ はく子 奈緒 のんたん 路 菜々 みどり いずみ
夏山を二つに割りて瀧落つる 麦秋 13 凡天子 しゅん たか子 昌洋 草根 すずかぜ りんご たか 文義 廣美子 とろうち やじきた 昌廣
釣り堀の深くは知らぬ馴染み顔 国子 10 如風 青菜 初凪 一楽 孝右 一尾 海幸 浪漫 たか かずひと
チンドン屋汗拭く間にも手を振りて みどり 10 太井 おたふく 茜 あすみ 良坊 折山 泉 国子 路 康子
単線の鉄路真っ直ぐ青田風 たか子 10 大河原 ふみを まさる 蒼 草根 光晴 かのこ まこ 文義 敬介
兎飼う小学校へ大西日 さなえ 9 縄文 太井 ふみを えれみあ 東吾 登美子 記代 菜々 こころ
ふる里の空へのびたる天の川 ゆきこ 9 裕子 大河原 明人 輪三 のぶお 睦子 妙香 夢子 敬介
図書館の静寂よそに蝉時雨 花茗荷 8 茂樹 ちはる 嘉一 あすみ 朝子 たかこ 後夢 満天
眠られぬ夜に重たきしぶ団扇 文月 7 ひろみ 大門 ちはる 花茗荷 かのこ のんたん ゆうこ
青田風大樹に子らの秘密基地 みすず 6 おたふく ゆきこ 浪漫 のぶお もとこ みち女
山寺の生まれたてなる蜻蛉かな 東吾 6 公二 江斗奈 大門 誠一郎 秀昭 ゆうこ
空洞の登り窯跡鳳仙花 しゅん 5 はちこ 嘉一 まこと 記代 廣美子
日傘さす後姿を見て過ぎる 泉 5 縄文 よし女 一楽 妙香 六郎太
亡き人の残せし梅酒香る夜 ちはる 5 麦秋 陽子 昌洋 たかこ 夢子
荒梅雨や地肌現はる杣の道 記代 4 高喜 まるこ 我風 みち女
青空の戻りし公園蝉時雨 きみこ 4 みすず はく子 やじきた いずみ
何もかも済んで巷の暑さ知る ゆうこ 4 木同 初凪 睦子 皐月
道連れとはぐれ見返る花火かな 一楽 4 裕子 英 一尾 ていすけ
滝口へ競り出る水や空まさを まこ 4 如風 紘美 もとこ 清
干草の香りたなびく俄雨 六郎太 3 百姓 つじ 国子
夏帽子石を探してゐるらしき まや 3 てるこ ほとり 皐月
青虫の菜っ葉に這ひ出る梅雨晴間 昌洋 3 ひろみ 楽楽 まさる
鱧さしの白さ涼しくガラス皿 よんよん 3 輪三 すずかぜ 後夢
花火果つ寄り添う二人河川敷 かずひと 3 凡天子 折山 文月
のうぜん花物干し台は花舞台 百姓 3 登志子 ななえ かずひと
自販機の畑に添ひ立つ大暑かな 大門 3 すずこ 茜 つとむ
鎮魂の石文仄か木下闇 千衣 3 豪敏 敦風 百姓
絵手紙に向日葵ひとつ文字はなつ 登美子 3 公二 いさお みどり
打水や路地に現わる父の影 木同 3 たか子 虞洛 蓬上
くちなわの池をするりと渉りきる はく子 3 麦秋 りんご まるこ
直筆の一茶の句帳花ざくろ 我風 3 よし 誠一郎 秀昭
熟るる実の味ととのはぬ長き梅雨 芹菜 3 木同 紘美 蓬上
梅雨晴れる電話のむこうに孫の声 妙香 3 楽楽 河童 駒鳥
水打って本堂左右放たるる よし女 3 英 はちこ 好夫
閃光の闇切り裂きしはたた神 菜々 2 良坊 かかし
夾竹桃分校跡の昼下り 明人 2 茂樹 満天
天草の水打つ毎に白さ増し 蒼 2 さなえ きみこ
出番待つ案山子の群れは無国籍 廣美子 2 千衣 いさお
紫陽花の毬小さくなり残り梅雨 駒鳥 2 海幸 こう
はたた神頂に留め男体山 えれみあ 2 みすず とろうち
古蛇口滴り止まず冷豆腐 こころ 2 芹菜 きみこ
すつぴんの女めきたる夏水仙 光晴 2 東吾 登美子
たるる汗ぬぐひて鍬をふり上げる 豪敏 2 けんいち 康子
髪切りし乙女謎めく夏の宵 凡天子 2 奈緒 かかし
守宮ゐて鼠も出たる我が家かな 公二 2 ほとり こころ
郡上まで遠く旅来て盆踊り ていすけ 2 しゅん こう
亡き兄に似たる背中や汗の色 敦風 2 和華 我風
朝凪やさざなみ白くもやい舟 のぶお 1 さなえ
見立てたる骨董市で夏の膳 蓬上 1 すずこ
子等たたく祭り太鼓の響きおる 康子 1 朝子
長谷寺の紫陽花たゆたふ虹の色 みち女 1 登志子
挨拶を交わす夏山気持ちよし 秀昭 1 昌廣
嬌声と水しぶきあげ夏来る とろうち 1 孝由
湯島聖堂がらんと広し夏燕 つとむ 1 まこと
明日葉や長寿の母の祈りかな 大河原 1 文月
岩陰に抜身をさます暑さかな 折山 1 まこ
盆唄の今日も夜風にズンドコ節 満天 1 よし女
けもの径紛れし辺り花きすげ ふみを 1 六郎太
滴る々岩屋の灯り石大師 良坊 1 好夫
風に舞い飾り提灯宵を待つ 裕子 1 駒鳥
八年の月日うたたか古すだれ としあき 1 蒼
捨て切れぬ骨の折れ傘梅雨明けぬ 茜 1 つじ
日の照るやみみず干(ひ)ておる白き道 けんいち 1 高喜
草むしり地球押さへてゐるやうに 茂樹 1 光晴
鷺草や飛ばしてやりたい未知の丘 海幸 1 ミチコ
殆どは家に居ぬ子や夏休み いさお 1 孝由
夏出水故郷に思ひ馳せにけり 文義 1 河童
出目金や眼圧検査受けてをり 草根 1 敦風
汗しとど祭囃子を守る子ら かのこ 1 虞洛
花茣蓙を拡げる仕草亡母に似て すずこ 1 ななえ
海の日や追悼の辞の多かりき 如風 1 清
水門に行き止る道竹牀几 好夫 1 けんいち
扇風機羽音静かに白障子 よし 1 羽合
メロン出て夜の勘定気にもなり 夢俊 1 泉
帰省の子ちから仕事の待ってゐし 和華 1 孝右
以上.
[902] 7月20日の成績(投句者107名 選句者108名) 2003-07-21 (Mon)江戸風鈴なにわの路地に風運ぶ 嘉一 13 つじ 皐月 よし 茂樹 文月 のぶお ていすけ 紘美 ちはる きみこ はく子 りんご みち女
風の道探して座る夏座敷 おたふく 11 輪三 紫樹 敬介 木同 豪敏 百姓 光晴 夢俊 のぶお 蒼 国子
回廊を僧大股に庫裏涼し すずかぜ 9 凡天子 ななえ ふみを 一尾 一楽 花茗荷 きみこ 康子 さなえ
夏足袋を脱いで祭りの終りとす 如風 9 高喜 ななえ 茜 おたふく たかこ 浪漫 水季 康子 登美子
上履きも体操服も夏休み 初凪 9 太井 陽子 如風 縄文 ほとり こころ つとむ まこ さなえ
釣竿の並ぶ浮島夏かもめ 蒼 8 菜々 木同 まさる 和華 かずひと やじきた 千衣 国子
サンダルを母似の素足はみ出して ゆうこ 7 としあき 初凪 縄文 楽楽 廣美子 はく子 たか
睡蓮の水面に余白ありて雲 満天 7 大門 よし女 芹菜 我風 浪漫 蓬上 ゆうこ
蚊遣り豚風よく走る腹の中 こころ 7 よし 東吾 すずかぜ ていすけ 江斗奈 泉 秀昭
青ぶどう子犬も走る縄電車 みすず 7 麦秋 きお いさお 茂樹 光晴 ゆきこ 紘美
佃島路地に鬼灯ともしけり ゆきこ 6 如風 まるこ すずこ 良坊 折山 好夫
ひぐらしの坩堝となりし宿に着く 光晴 6 明人 満天 すずかぜ 百姓 よし女 廣美子
一矢射る静寂涼し白袴 花茗荷 6 えれみあ 良坊 江斗奈 みすず 河童 みち女
前触れも無き初蝉の狭庭かな 浪漫 4 とろうち 芹菜 草根 敦風
ため息と共に消え行く花火かな 青菜 4 麦秋 文月 いずみ りんご
雨降りて踊り浴衣に出番なく 夢子 4 楽楽 たかこ 花茗荷 河童
あめんぼう雲なき空を泳ぎけり たか子 4 きお ふみを まさる 一楽
展示物見せて町屋の夏座敷 きみこ 4 しゅん 大門 いさお 好夫
ポンと音して咲きそうな白桔梗 紘美 4 みどり ゆきこ ちはる 登美子
虹の足小学校の屋根に立つ のんたん 4 茜 記代 嘉一 昌廣
朝市の西瓜叩いて出来をみる まさる 3 公二 敬介 我風
蜘蛛の囲を逃れし蝶の低く飛び かかし 3 えれみあ みどり たか
七変化終の変化を咲きゐたり 大門 3 菜々 明人 まるこ
阿弥陀寺の山門くぐりみちをしへ 公二 3 東吾 すずこ 蒼
橋の灯のゆらぎて映る梅雨の川 まこと 3 太井 としあき 水季
神の池蛇一瞬に泳ぎ過ぐ 康子 3 輪三 たか子 孝由
足元に夕闇せまる蝉の殻 としあき 3 たか子 みすず つとむ
夏休み蝉よりうるさい母の声 つじ 3 夢俊 海幸 よんよん
土間涼し鱗張り付く捌き台 さなえ 3 清 一尾 ゆうこ
公園の逃げる子泣く子水鉄砲 かのこ 3 ミチコ ほとり 秀昭
ひとしきり荒れ遠雷となりゆける まるこ 3 皐月 文義 妙香
老鶯に鳴き疲れあり梅雨長し 文義 2 泉 嘉一
岳裂けて生れし川の岩魚かな ふみを 2 かのこ 六郎太
鐘の音の幽かに届く盆会かな 凡天子 2 妙香 羽合
遠花火ちゃぶ台囲む夕餉かな 茜 2 陽子 蓬上
茄子焼きや皮むく指の手際良し いずみ 2 やす子 後夢
空蝉や魂枝におき忘る 登美子 2 高喜 豪敏
初蝉に出迎えられし城の茶屋 芹菜 2 清 かのこ
残り梅雨真珠をひとつ蓮の葉に よんよん 2 孝由 いずみ
ヨーヨーを片手に入るや夏祭 ほとり 2 しゅん 羽合
端居して水琴窟の玉の音 ななえ 2 記代 まこ
草笛やひたすらなれば子供めき 明人 2 凡天子 こころ
おいこらと昔憲兵新牛蒡 折山 1 紫樹
貯木場の百本杭や青葉潮 ひろみ 1 初凪
出水見舞受話器に博多訛りかな こう 1 やす子
夏服や思い出いっぱい捨てがたき 陽子 1 あすみ
渓流の音の早さに青嶺たつ まこ 1 文義
夏菜満つ市場に脈打つ活気かな 羽合 1 和華
手を腰に復習ふ詩吟を青葉陰 菜々 1 折山
ラベンダー山霧の中香を放ち えれみあ 1 駒鳥
雪渓のかぶさっている瀬の走り 好夫 1 ミチコ
地ビールの壜のラベルの民話かな しゅん 1 後夢
海荒れの巌流島に浜万年青 やす子 1 海幸
杉叢の山百合や空遠くあり つとむ 1 満天
梅雨明けを告げる予報士朝の顔 ちはる 1 かずひと
備長にあぶられこんがりうなぎ喰う 誠一郎 1 つじ
棚の葉に雨を凌ぎし夏の蝶 清 1 敦風
ほうずきや墓石のかげの一人生え 駒鳥 1 裕子
紅花や舞妓の唇をかざりたり ていすけ 1 やじきた
色褪せる紫陽花に雨降りやまず 水季 1 あすみ
眩しさや育ちつつあり雲の峰 泉 1 裕子
サルビアのほむらの万を丘の上 はく子 1 六郎太
梅雨晴間咲いて散り逝く二輪草 あすみ 1 駒鳥
新米の手筒花火に大拍手 登志子 1 公二
夏雲や乗鞍岳に湧き上がり 後夢 1 千衣
浴衣着て左前もあり娘らぞめく すずこ 1 おたふく
明けやらぬ梅雨も世情を憂うかな 蓬上 1 よんよん
屋上の菜園に咲く茄子の花 孝由 1 昌廣
梅雨寒や山車の鳴り物しづまりぬ 太井 1 とろうち
夕風に吹き払われし薄暑かな いさお 1 草根
以上.
[901] 7月19日の成績(投句者111名 選句者109名) 2003-07-20 (Sun)背番号もたぬ球児や夏燕 正人 20 茜 きお 路 ミチコ とろうち ふみを ひろみ 菜々 明人 満天 東吾 かのこ よし女 初凪 えれみあ 夢子 敦風 康子 ゆうこ 羽合
畳の目頬に残して昼寝の子 茂樹 15 よし まさる 泉 蒼 江斗奈 陽子 すずかぜ 草根 孝由 ていすけ 良坊 我風 駒鳥 文月 みち女
昆布刈あうんの呼吸夫婦舟 ちはる 7 裕子 後夢 茂樹 登志子 のぶお 国子 たかこ
蓮の風受けて微笑む阿弥陀仏 記代 7 文義 ななえ 蓬上 まるこ よんよん 紘美 やす子
直立の測量棒に夏茜 我風 7 縄文 よし 豪敏 英 一尾 六郎太 登美子
かうもりや暮れゆく街のにごり川 けんいち 7 紫樹 としあき たか子 皐月 江斗奈 すずこ はく子
遮断機の下りて汗拭くセールスマン 文月 6 如風 東吾 英 よし女 ていすけ りんご
日盛りを戻りて外す腕時計 初凪 6 茜 浪漫 明人 蒼 すずかぜ 芹菜
威のままに標本となる甲虫 菜々 5 縄文 花茗荷 はく子 こう 羽合
木苺や吊橋わたり回覧板 紘美 5 好夫 まこ えれみあ さなえ 敦風
坊守の池に洗ふや新牛蒡 やす子 5 ななえ 太井 大門 我風 みち女
石段を登り社の蝉しぐれ 蒼 5 文義 凡天子 とろうち 豪敏 水季
古都護る東寺の塔や梅雨の月 清 5 まこと 後夢 登志子 秀昭 駒鳥
夏山の狭き木道譲り合ふ 秀昭 4 公二 紘美 りんご 康子
通り雨駆け込む先の夏帽子 まさる 4 まこと 和華 陽子 あすみ
千枚の棚田に映る彼岸月 勝風 4 たか 記代 のぶお 夢俊
夏蓬貨車ながながと連なれり ひろみ 4 蓬上 皐月 草根 芹菜
日盛に少年亀を洗ひ上ぐ 太井 4 しゅん 浪漫 好夫 つとむ
古への話聞きたし江戸切子 ほとり 3 こう まこ かかし
路地裏や蟇の一瞥闇制す えれみあ 3 輪三 かのこ 六郎太
盆踊り園児らの輪の進まざる 千衣 3 ちはる こころ きみこ
風鈴の甘くすっぱい日を想う のんたん 3 高喜 嘉一 登美子
雲の峰石蹴りながら下校の子 大門 3 輪三 高喜 記代
幼子の団扇の風に眠りけり 二青 3 ふみを 孝由 つとむ
乳牛の乳ゆさゆさと夏燕 さなえ 3 麦秋 けんいち 誠一郎
賛美歌の調べ運びし風涼し かのこ 3 まるこ 嘉一 一尾
母さんと走りよる子の手に花火 奈緒 3 おたふく 誠一郎 水季
アロハシャツ着て旅行社の社員かな 羽合 3 しゅん 光晴 ほとり
フルートの音色の透けて夜の秋 明人 3 花茗荷 いずみ ゆきこ
サルビアのほのお消すごと驟雨来て 登美子 3 如風 河童 ゆきこ
天井の染みの一点蜘蛛動く たか子 3 和華 太井 泉
滝落つる村に二つの水車かな まこ 3 大門 初凪 さなえ
梅雨空に干せる衣類の湿りかな 凡天子 2 よんよん 海幸
神鳴や夜の帳を裂き光る 六郎太 2 たか 妙香
のうぜんの散り敷きてなほ朱を極む 芹菜 2 奈緒 妙香
幾百の蛍の乱舞露天風呂 あすみ 2 裕子 夢子
初浴衣携帯電話首に提げ 国子 2 路 のんたん
しとどなる梅雨茫々の遊歩道 よし 2 河童 海幸
夕立の濁世を洗うごと降れり 文義 2 たかこ ほとり
盤にらみ棋士せわしなき扇子かな 花茗荷 2 ちはる 国子
夏祭りそろいの浴衣がばと着る 青菜 2 凡天子 おたふく
サルビアの炎冷まさん風車立つ はく子 2 奈緒 満天
緑陰に太極拳のしなやかさ 折山 2 秀昭 ゆうこ
この時季の冷やしそうめん生きかえり 高喜 2 いさお つじ
初蝉や一声ありてあと静か 如風 2 つじ かかし
夜の秋亡父と俳句を語りたく まるこ 2 けんいち 楽楽
夏夕焼山浮かべたる吉野川 やじきた 2 たか子 茂樹
草刈機草の匂を撒き散らし 浪漫 1 こころ
ふるさとの蛍の沢も住宅地 みち女 1 夢俊
燃えさしのおがら赤くす夜風かな 光晴 1 公二
蔵めぐり杜氏の話麹黴 登志子 1 きみこ
胡瓜もみ男の料理一歩から いずみ 1 あすみ
ポンポンと孫誕生のビールかな こころ 1 清
夕雲や湖を貫く遊覧船 まや 1 麦秋
蚊火焚きて棺に集ふ日暮かな 泉 1 きお
水無月の通夜の帰り路遠囃子 すずこ 1 紫樹
夕涼みぼんやりとして酒を飲む 木同 1 ひろみ
一枚の夢二絵小さし夏座敷 ふみを 1 としあき
ヨット発つ滑車の音を響かせて 孝由 1 みすず
名園の朝日まぶしき蓮一輪 虞洛 1 文月
当歳の子にもふふませ冷奴 敦風 1 菜々
夏霧にぶなの喬木脈動す 好夫 1 良坊
網戸から覗く守宮の白き腹 豪敏 1 のんたん
船石に苔青あおと半夏生 ななえ 1 やす子
飛び石に蝉のぬけがら夏真昼 駒鳥 1 楽楽
初心者は真ん中に据ゑ富士詣 とろうち 1 清
話しても詮無いことかビール飲み たか 1 いさお
人はどう見ても駒草なりに生き きお 1 いずみ
大花野行く貨車ありし影長く こう 1 すずこ
梅雨の雷どこどこどんと転がれり 東吾 1 みすず
蝌蚪の群れ手足揃わずまだ修行 いさお 1 ミチコ
端居して揺らぐ灯見つつ橋渡る ミチコ 1 まさる
以上.
[900] 7月18日の成績(投句者110名 選句者113名) 2003-07-19 (Sat)祭り笛足袋のこはぜをたしかめて 青菜 17 公二 陽子 いさお 一尾 えれみあ 明人 蒼 ちはる 浪漫 草根 河童 千衣 廣美子 折山 康子 さなえ 路
老いてまた母との暮らし新茶汲む たか子 13 清 裕子 茜 よし まさる ちはる ミチコ 後夢 紘美 夢俊 はく子 さなえ 博
百段の最後の一歩油蝉 つとむ 11 皐月 登志子 豪敏 茂樹 敬介 ひろみ こころ 初凪 千衣 水季 文月
草刈りの匂ひの残る停留所 ななえ 10 和華 孝右 太井 豪敏 一尾 まさる まるこ 東吾 ふみを 廣美子
さりげなく団扇差しだす茶屋座敷 敬介 9 いさお 奈緒 けんいち 虞洛 いずみ 良坊 好夫 孝由 かずひと
万緑や山の学校開け放つ 記代 8 とろうち 茂樹 敬介 江斗奈 はく子 折山 まこ 路
子の逝きて後の月日や遠花火 ゆきこ 7 明人 たかこ 草根 孝由 芹菜 すずかぜ きみこ
素通りの門前町や日の盛り 一尾 7 皐月 よし女 ひろみ 好夫 かずひと かかし まや
経塚に小石積まるる沙羅の花 やす子 6 たか子 記代 満天 ななえ まこ きみこ
白玉や母の働く音が好き こころ 6 公二 けんいち まるこ まこと ふみを ななえ
片陰に入らぬ男の怒り肩 たかし 5 英 おたふく かのこ 水季 登美子
蛍出て野に漆黒を満たしゆく はるを 4 凡天子 縄文 登志子 奈緒
日盛りに桶傾ぎ飲む牡牛かな すずかぜ 4 やす子 敦風 きお 花茗荷
この思ひ断たねばならず髪洗ふ まや 4 高喜 たかし おたふく 博
冷麦の流れに箸をとられけり あすみ 4 敦風 ていすけ 東吾 康子
水茄子や和泉の国の家広し けんいち 4 しゅん 如風 文義 やじきた
招待の家の目印のうぜん花 芹菜 3 やす子 花茗荷 良坊
羅や曇り少しも無き眼鏡 かのこ 3 とろうち 茜 よし女
老妻に少女の貌やさくらんぼ 草根 3 浪漫 ていすけ たか
青鬼灯脇にサーカス小屋がたち みち女 3 記代 いずみ まや
濃淡のありぬ雨雲合歓の花 国子 3 かのこ 江斗奈 駒鳥
女坂揺るる日の斑や夏帽子 紘美 3 英 たか子 登美子
畑仕事ひと鍬ごとに汗の玉 豪敏 3 孝右 勝風 楽楽
静けさに揺れる木もなく蝉鳴けり たか 3 としあき 蒼 海幸
真直ぐ行く蝸牛の角に意志のあり えれみあ 3 泉 紫樹 満天
メタセコイヤすっくと尖り梅雨明ける 菜々 3 しゅん 六郎太 光晴
紫陽花や生き抜く母も色あせて 裕子 3 よし 虞洛 夢俊
湯布院のシャガール館や青涼し まこ 3 きお 秀昭 ほとり
打ち水や庭鮮やけき苔の色 駒鳥 3 木同 海幸 河童
一筋の銀のあしあとかたつむり 和華 3 大門 妙香 よんよん
訃報突と受けて声なく梅雨の月 こう 3 高喜 たかこ 蓬上
蚊遣火に守られ眠る子犬かな ゆうこ 3 ゆきこ 秀昭 妙香
また一人年下の逝く花火の夜 すずこ 2 裕子 文月
ペティキュアの赤目立ちたる夏素足 英 2 まこと 芹菜
蓮愛でてしばし至福の梅雨やすみ 虞洛 2 嘉一 紘美
神前に祝詞響けり夏木立 輪三 2 勝風 我風
冷奴仏が近くに来たような 高喜 2 みち女 蓬上
タクシーに数珠を忘れる夏遍路 登志子 2 太井 泉
浜の児のつぶらな臍や南風 明人 2 こころ のんたん
雨上がる蝉の一匹啼きはじむ かかし 2 としあき えれみあ
白百合の香のやや強し眠られぬ 康子 2 たかし 後夢
日焼けの児敷居のレールのミニ電車 おたふく 2 国子 ゆり
汗光る車夫の笑顔に風をやる 蓬上 2 光晴 たか
外車より降り立つ僧の夏羽織 凡天子 2 我風 あすみ
青春を賭して球児の夏来たる 文義 2 あすみ ほとり
石ころの山に駒草よみがえり 秀昭 2 清 ミチコ
ほうたるを籠より放つ闇深し みすず 2 すずこ ゆうこ
山清水筧激しく伝ひ来る よし女 2 初凪 国子
雨あがり夏鶯のそぞろ歌 江斗奈 2 嘉一 しげる
大輪の初朝顔や藍一つ 良坊 2 和華 すずこ
草取や名も無き花を残し置く 公二 1 よんよん
すれ違ふ女いづれも白日傘 とろうち 1 縄文
土いじりあわれ蚯蚓を両断す 後夢 1 六郎太
初盆や逝きしことにまだ慣れず まこと 1 紫樹
海紅豆散りて離宮に紅の修羅 初凪 1 菜々
風涼し案外狭き鉾の上 きみこ 1 木同
冷蔵庫開けてばかりの幼来る のんたん 1 文義
炎昼を来て旅籠の黒き床 茂樹 1 みち女
人込みに風船上げて浴衣の子 清 1 ゆきこ
梅雨明けに伊吹山から花便り よんよん 1 楽楽
サングラス外し子に向く笑顔かな 茜 1 陽子
首だして青田に居つく夫婦鷺 百姓 1 のんたん
噴水へフラワーボールの道ますぐ はく子 1 菜々
自転車に急かされてゐる路地薄暑 ひろみ 1 凡天子
夏空に負けじと咲くや花葵 海幸 1 ゆり
緑陰の崖に舟屋や伊根の浦 のぶお 1 すずかぜ
初蝉を今朝聞きたるや夢うつつ 浪漫 1 如風
蛇衣をクロコダイルの財布にも 折山 1 駒鳥
背を向けし娘の長き洗髪 文月 1 大門
クーラーの部屋大の字になってみる はちこ 1 ゆうこ
ルノワールこの空描け夕焼雲 まるこ 1 かかし
以上.
[899] 7月17日の成績(投句者110名 選句者116名) 2003-07-18 (Fri)隧道を出て夏草の匂ひけり 浪漫 19 すずこ 輪三 記代 よし 高喜 明人 太井 丑之助 けんいち 敦風 たかし 蒼 のぶお 妙香 かずひと 敬介 好夫 ゆうこ はるを
見えを切り武者迫り来るねぶたかな 青菜 14 清 しゅん まこと 高喜 初凪 おたふく みすず はく子 ななえ りんご ひろみ 文義 水季 はちこ
てのひらに故郷のあり桑苺 かのこ 11 縄文 豪敏 よし女 けんいち 敦風 芹菜 良坊 草根 かずひと ふみを 吉よし
独り居にほっこり炊けし豆ごはん えれみあ 10 羽合 嘉一 皐月 よし 紘美 江斗奈 のんたん 廣美子 つじ ふみを
初蝉や決めかねている帰郷の日 けんいち 10 凡天子 嘉一 縄文 初凪 明人 浪漫 ゆきこ ひろみ 蓬上 はるを
7月や砥ぎに出したる男鎌 記代 9 英 えれみあ ミチコ 豪敏 さなえ みすず 満天 一尾 まこ
夏草のわがまま通す無人駅 こころ 8 ちはる 夢俊 たかこ よんよん 河童 すずかぜ 蓬上 ゆり
寝そべりて草食む牛や雲の峰 まや 8 しゅん まこと とろうち 孝由 紫樹 りんご のんたん 水季
空蝉や哀れこの世の軽さかな 折山 8 裕子 陽子 後夢 満天 六郎太 ほとり 吉よし きみこ
船べりに火の粉爆ぜ来る鵜飼かな みすず 7 やす子 秀昭 まるこ 江斗奈 我風 駒鳥 文月
朝顔市まづ大輪が買はれ行く ふみを 7 公二 えれみあ 茜 秀昭 はく子 蒼 草根
二人居の静寂破る帰省の子 芹菜 7 しげる 和華 青菜 ゆきこ 陽子 康子 きみこ
朝顔の今朝咲きしこと妻に告ぐ やじきた 6 浪漫 如風 百姓 六郎太 かかし 文月
蜘蛛の子の軒下遊ぶ風の糸 半才 6 すずこ ちはる 木同 花茗荷 登志子 ゆり
己が影追ひて蜻蛉の池渡る はく子 5 記代 英 青菜 てるこ 折山
朝顔を売り子と選ぶ日傘かな しゅん 5 公二 大門 まさる 廣美子 たか
お下がりの思ひ出でばかり雲の峰 明人 4 おたふく 茜 ななえ ゆうこ
滴るやのみ跡古りし峡の洞 まこ 4 てるこ きお すずかぜ 好夫
街薄暑大道芸を囲む輪に まこと 4 とろうち やす子 和華 よし女
保津峡の岩打つ流れ雲の峰 のぶお 4 茂樹 てまり 文義 国子
雨降りてキャンプを明日に眠れぬ子 たか 3 凡天子 ていすけ あすみ
風鈴や心のひだに染み入りぬ みち女 3 路 虞洛 博
ミシン踏むサマードレスの花模様 康子 3 菜々 紘美 一尾
万緑に山肌を縫う絹の滝 あすみ 3 良坊 駒鳥 博
夕焼けや牛舎の裏に煙立つ さなえ 3 東吾 太井 たかし
下町の変わり変わらぬ夕涼み きお 2 としあき 康子
鮎釣りや悪しき性こそあわれかな 高喜 2 茂樹 輪三
盆供養二泊三日の先祖かな 後夢 2 楽楽 いずみ
老いの身を新盆に座す姉妹かな 蒼 2 路 みち女
さわさわと青田の葉裏白く見せ 百姓 2 丑之助 よんよん
夏座布団にくまれ口や詰め将棋 すずかぜ 2 ミチコ たか
僧ひとり安居に入りぬ菱畳 たかし 2 かのこ のぶお
夜店の灯所狭しと京の路地 きみこ 2 たか子 みち女
散水のホースに巻きつくかぼちゃかな 六郎太 2 羽合 登志子
石廊崎潮の香りにキスゲ揺れ 海幸 2 皐月 後夢
炎天や茶粥の冷えも程よくに のんたん 2 いずみ はちこ
夕立やしばし軒端の雨宿り 駒鳥 2 妙香 つじ
わぁ見てと子の指し示す入道雲 奈緒 2 裕子 我風
夏つばめ視野かすめけり露天風呂 草根 2 たかこ 孝由
水やりの勢ひに落つ子蟷螂 一尾 2 紫樹 まや
待ちわびし夕焼け空でありにけり まるこ 2 敬介 かかし
凌霄花の朱の堰となる水路かな とろうち 2 かのこ ほとり
滝しぶきくぐりて戻るこだまかな 輪三 2 虞洛 国子
山百合の古碑直前に立ち上り 好夫 1 大門
梅雨明けを知らせる団地の布団かな よんよん 1 あすみ
水運の盛りしのびて舟遊び 清 1 木同
鶏番ふ庭のはずれのカンナかな ていすけ 1 清
坂道の煉瓦煙突雲の峰 茂樹 1 まこ
用水に紫陽花映し城下町 花茗荷 1 きお
宵山や鉾に灯の点き拍手わく 如風 1 たか子
初夏の風あなたと戯る心かな 博 1 夢俊
一湾を泳ぎきりたる息荒し 初凪 1 まや
めまといや片目で歩く人もいる としあき 1 東吾
黙々と我を忘れて蟹を喰ふ 敬介 1 楽楽
青胡桃修行僧の鍬洗ひをり 良坊 1 さなえ
蛇の衣近江商人の末裔とや 登美子 1 折山
返り梅雨色滲ませて散る花片 和華 1 芹菜
アマリリス先生かこみ午後のお茶 茜 1 百姓
苔の花女城主の登城坂 紘美 1 まるこ
炎昼にお百度を踏む長き髪 よし女 1 としあき
振り比べ選ぶ風鈴父娘(おやこ)かな 国子 1 花茗荷
村出れば整へられし青田道 太井 1 まさる
チンチリン音色ひとつで涼を得る つじ 1 ていすけ
心地よき薫り漂う寝茣蓙敷く 二青 1 如風
楚々とたつヒマラヤの芥子花館 満天 1 菜々
孫の居ぬ夕餉は寂しさくらんぼ 文月 1 河童
老鶯の声に鈴の音消されけり 秀昭 1 てまり
以上.
[898] 7月16日の成績投句者105名 選句者110名() 2003-07-17 (Thu)廃業の米屋の名ある団扇かな 国子 12 まるこ 初凪 茜 丑之助 よし女 光晴 花茗荷 はちこ ななえ 六郎太 はく子 文月
通りまで機の音する町薄暑 みつ穂 12 千衣 皐月 大門 てまり 東吾 こころ ゆきこ 記代 豪敏 ななえ 好夫 芹菜
夏祭り博多の帯を低く締め 青菜 10 公二 まるこ 敬介 ちはる えれみあ 蒼 ほとり 水季 まや みち女
辿り着く天守の窓や雲の峰 登志子 8 千衣 裕子 とろうち のぶお 光晴 木同 茂樹 満天
ローカル線青田ふたつに分け走り 孝右 7 大門 ていすけ 蒼 はちこ 夢俊 あすみ いずみ
単線の電車人吐く祭りの日 のんたん 7 和華 清 てるこ 紘美 陽子 ゆり たか
山の湯の瀬音に競ふ夕河鹿 敦風 6 よし女 百姓 輪三 孝由 りんご 折山
爪赤くかかげ川蟹道渡る かずひと 6 縄文 けんいち ももこ ひろみ 廣美子 すずかぜ
かき氷透かして見ゆる遠き日々 文月 6 明人 てまり 木同 満天 妙香 のんたん
叱られて子の草笛の遠かりし たか子 6 清 初凪 ちはる のぶお 花茗荷 ふみを
駒草を眺め昼餉の大むすび 秀昭 6 よし えれみあ かのこ 康子 江斗奈 のんたん
修行僧梅雨の溜まりを一跨ぎ 廣美子 5 英 茜 蓬上 てるこ かかし
尺とりの一の字への字くの字かな きお 5 縄文 とろうち たか子 一尾 ほとり
ほうき手に会釈を交はす墓参り ゆきこ 5 茂樹 妙香 国子 秀昭 文月
記憶から消しさりたくて髪洗ふ 登美子 5 しゅん 輪三 まこと 六郎太 まや
囃子にも遅速のありし祭り笛 きみこ 4 たかし あすみ 水季 りんご
緋目高の緋の薄々と透き通る てまり 4 たか子 こころ かかし 駒鳥
朝焼けや路地の奥より染まり来ぬ 我風 4 孝右 英 いずみ 吉よし
明日は明日の風にゆだねて髪洗ふ まるこ 4 としあき 泉 みすず はるを
庭先に妻の声して宵花火 明人 4 康子 孝由 青菜 みち女
緑陰に濃淡のあり天城越え はるを 4 かずひと 後夢 駒鳥 きみこ
境内の風の静けさ夏木立 豪敏 3 和華 太井 たかこ
まんまるに夜空切り取る夏の月 けんいち 3 凡天子 紘美 たか
病癒え妻白き爪枇杷を剥く 孝由 3 けんいち 記代 芹菜
石仏の顔に迫りて蓮の花 清 3 虞洛 まさる 豪敏
山蟻の墓登りゆく雨上がり 記代 3 敦風 ひろみ 廣美子
木漏れ日の移ろひ揺れて子蟷螂 かのこ 3 敦風 すずこ いさお
不美人と生まれし梅も干しにけり こころ 3 ミチコ 奈緒 つじ
鬼門には花南天の盛りかな 百姓 3 皐月 かずひと 江斗奈
月見草川を見下ろす山の村 大門 3 国子 草根 はるを
みんみんや朝市の品みな売れて よし女 3 公二 やじきた 草根
笑ひから始まる踊稽古かな 一尾 3 如風 東吾 浪漫
あじさいの花房重し昼下がり あじさい 3 嘉一 ゆきこ たかこ
夏祭にはかに大人びる娘らよ ほとり 3 孝右 明人 河童
のうぜんの彩に染まりし大和塀 芹菜 3 しゅん 河童 百姓
炎昼や応援団のばち踊る 正人 2 やじきた ふみを
菜園や互ひに超えし這ふ胡瓜 ゆり 2 よし すずかぜ
新しき網戸張替え奥座敷 みち女 2 好夫 きみこ
梅雨大河関東平野分断す 好夫 2 丑之助 菜々
見返りの阿弥陀に京の緑濃し 敬介 2 凡天子 ていすけ
くちなしや盛りのあとを隠し得ず ふみを 2 海幸 吉よし
梅雨半ば陽射し盗んで布団干す 夢俊 2 泉 つじ
二十四の瞳の校舎緑蔭に 公二 2 嘉一 太井
初蝉の声だけ聞いて授業中 嘉一 2 としあき かのこ
でで虫は未来をむひて往くばかり 和華 2 如風 たかし
睡蓮に故人の名前水満たす まや 1 夢俊
この風はと思わず外見る梅雨晴れ間 妙香 1 裕子
十薬の花の明るき庫裏の傍 千衣 1 すずこ
端居して雨後の緑を眺めけり いさお 1 まこと
みかへり仏辞してすずろに青葉中 菜々 1 みすず
蓮一輪まぶしく光る梅雨の玉 虞洛 1 楽楽
夏の月竿に掛かりて影長く さなえ 1 まこ
幼な子も香を立てるや墓参り 後夢 1 虞洛
梅雨晴へはためく幟新店舗 満天 1 はく子
夏草や蝶の誘ふ本丸跡 まこ 1 陽子
百合の花歩々清風の佳人かな 如風 1 敬介
梅雨寒の街に娘らキャミソール たか 1 青菜
梅雨晴れ間ワゴンセールは軒先に とろうち 1 折山
風鈴のあの音この音と鳴らし聞く 康子 1 楽楽
鵜の餌獲り雨後の激流ものとせず 紘美 1 いさお
友登る荼毘の煙や青すすき すずかぜ 1 ももこ
白黒の世界で遊ぶ夏の夢 としあき 1 ミチコ
朝もやの晴れ間に覗くキスゲかな 輪三 1 ゆり
初夏の髪にやさしき海の風 凡天子 1 まさる
黒南風や友見送りに喪服着る 高喜 1 秀昭
路地裏の裸電燈火取虫 ちはる 1 まこ
副賞の玉葱十キロ持ちかへり 蒼 1 一尾
迎火の炎なびけり夕まぐれ 光晴 1 後夢
魚飛んで水輪消えゆく眞菰かな たかし 1 浪漫
思い出の塊りとなり門火焚く てるこ 1 蓬上
昨夜雨に散りてのうぜん地に炎 はく子 1 菜々
夏下駄のからころ響く外湯めぐり のぶお 1 奈緒
蛍狩り彼の日の子等も親となり 吉よし 1 海幸
以上.
[897] 7月15日の成績(投句者109名 選句者108名) 2003-07-16 (Wed)向日葵やゆっくり廻る観覧車 後夢 17 紫樹 英 太井 ちはる 孝右 記代 かのこ けんいち 菜々 百姓 草根 駒鳥 文月 すずかぜ みつ穂 さなえ やじきた
向日葵の一つ横向く反抗期 良坊 15 裕子 ふみを 泉 ほとり まこと よし女 孝由 ゆきこ のんたん はく子 吉よし 芹菜 たか すずかぜ 廣美子
ヘルパーに押され手先の盆踊 茜 8 清 きお 茂樹 登志子 こころ ていすけ みち女 きみこ
はまなすや砂に伝わる波の音 ちはる 7 虞洛 凡天子 ななえ まこと ゆきこ 我風 こう
酒蔵の欠けし煙突蔦茂る さなえ 7 敦風 たか子 太井 まるこ 国子 青菜 あじさい
ひめゆりの塔の白さや草いきれ 公二 6 一尾 たかし 敬介 草根 みつ穂 秀昭
しばらくは揚羽舞ひけり傘の内 一尾 6 蓬上 登美子 てるこ よりさん こころ 六郎太
懸命に生きて喜寿なり夏隣り いさお 6 紫樹 しゅん のぶお 敬介 蒼 きみこ
薄物の行き交うロビー大歌舞伎 はちこ 6 登志子 光晴 河童 いずみ みすず あじさい
故郷や風も変わらぬ夏座敷 国子 6 いさお 豪敏 光晴 まこ たかこ 夢俊
濁流の幅広げゆく梅雨の雷 よし 5 千衣 泉 孝右 かのこ あすみ
ざりがにを捕へる技や日焼の子 千衣 5 嘉一 いさお 我風 紘美 桑
夕薄暑東京駅の赤煉瓦 みすず 5 和華 敦風 東吾 ななえ 国子
うな垂るる照る照る坊主梅雨寒し ほとり 4 如風 満天 はく子 青菜
五月雨の水ぎわに佇つ鷺一羽 凡天子 4 和華 孝由 りんご 清志
鉦の音をまといてくぐる茅の輪かな 紘美 4 輪三 東吾 記代 りんご
旧軍の地下壕跡や蛍の火 ふみを 4 千衣 きお 吉よし みち女
皺のまま重ね着一枚梅雨の夜 よんよん 4 楽楽 蒼 二青 たか
針を持つ尼の細指ねむの花 よし女 4 やす子 てまり えれみあ 康子
花木槿今日をまっすぐ生きてをり 満天 4 縄文 とろうち のぶお やじきた
虫干や退任前の紺背広 茂樹 3 皐月 けんいち かずひと
釘にギター吊るして一人西瓜番 我風 3 ミチコ しゅん ももこ
端居して風にまかせる洗髪 文月 3 てまり 陽子 まこ
帰省子の机の上の電子辞書 和華 3 英 一尾 浪漫
同窓会積もる話しや竹落葉 輪三 3 江斗奈 折山 こう
遠ざかる昔の味の夏野菜 敬介 3 豪敏 夢俊 秀昭
夜の秋や燭ひきよせて方丈記 明人 3 まるこ よし女 清志
鬼やんま無人化されし故郷の駅 まこ 3 嘉一 はちこ 紘美
子を持ちてひたすら真面目夏燕 百姓 3 としあき 裕子 えれみあ
ちょうちんの雨にけぶりて鉾の立つ みつ穂 3 たか子 よりさん 百姓
待ち人の来たりし心地遠郭公 てまり 3 ミチコ 登美子 たかし
蓮の花また硬く閉ぢ暮れゆけり つとむ 3 楽楽 よし 文月
端居して話は年金ばかりなり 花茗荷 2 初凪 さなえ
梅雨湿り心にも風通したし ななえ 2 如風 妙香
梅雨ごもり黙して暮れぬ老二人 吉よし 2 まさる 芹菜
汗流す父の背中に老いしみる 夢俊 2 ちはる 陽子
峡谷のトロッコ列車夕立晴 のぶお 2 茂樹 みすず
頂はまだ雲の中梅雨の富士 とろうち 2 清 菜々
梅雨寒や常夜灯のうすあかり 皐月 2 虞洛 江斗奈
薫風やリリースの魚一直線 桑 2 浪漫 好夫
梅雨茸やぽつんと一つ辻地蔵 登美子 2 とろうち 駒鳥
梅雨籠り機織る音を共にして 芹菜 2 皐月 好夫
帰省子の力解かるる郷の駅 こころ 2 ほとり 六郎太
友の訃や紫陽花あせし夜の雨 すずかぜ 2 河童 いずみ
ほほづきを渡す仏壇華やげり 光晴 1 縄文
ミニ浴衣大胆に見ゆ膝小僧 のんたん 1 凡天子
金魚玉迷い込みたる虫のあり 蒼 1 初凪
枝豆の茹がき過ぎたる青さかな きみこ 1 二青
帰省子と山の湯宿に落ち合へり 敦風 1 公二
通勤の靴に踏まれし落し文 てるこ 1 ももこ
打水や想像させるビックバン 木同 1 折山
カサブランカ反りをきはめて偉大なり はく子 1 満天
初蝉や遺跡調査の老舗跡 清 1 廣美子
のうぜんの花落ちてなお橙濃し 英 1 妙香
せせらぎの音を間近に夏に入る 登志子 1 まさる
片脚のはや消えゆけり街に虹 しゅん 1 てるこ
新聞の休刊の日に草むしり 如風 1 よし
夏野菜どかっと句会へ匂ひけり やす子 1 はちこ
のうぜんの枝垂れて花をこぼしけり こう 1 蓬上
後朝の心虚ろに夏褥 折山 1 輪三
万緑や雨の公園一人占(し)む けんいち 1 のんたん
さぬきうどん夏遍路の左利き としあき 1 かずひと
ビゼー聴きて長引く梅雨に対峙せむ まるこ 1 公二
磯牡蠣を剥きて一気にすすり込み 河童 1 康子
冷し酒あては山菜づくしかな 好夫 1 やす子
逝く人も残され人も梅雨晴間 あすみ 1 木同
糸蜻蛉藪の中より光リ出づ 記代 1 ふみを
さみだるる雨粒の音砂利の音 やじきた 1 木同
爆音の低く来たりぬ梅雨の昼 浪漫 1 としあき
遠まきに会釈して行く白日傘 たか子 1 たかこ
すきとおる薄紅色や古代蓮 まこと 1 ていすけ
梅雨曇り山のバス停椅子寂し ミチコ 1 桑
二度三度時計を見やる昼寝かな 泉 1 あすみ
以上.
[896] 7月14日の成績(投句者107名 選句者116名) 2003-07-15 (Tue)手花火をぐるりと囲む膝小僧 青菜 49 たか子 千衣 虞洛 輪三 高喜 如風 皐月 孝右 ちはる 太井 けんいち ふみを てまり りんご えれみあ まさる よし 東吾 浪漫 ももこ 文月 泉 てるこ 花茗荷 光晴 吉よし まこと 折山 孝由 ていすけ 二青 一尾 こころ 敬介 ほとり 我風 のんたん 国子 かずひと 満天 すずかぜ 路 さなえ まこ みつ穂 夢子 蒼 敦風 きみこ
よく笑う皺も日焼けの行商婦 こころ 20 紫樹 文義 やす子 ちはる とろうち ふみを はく子 まるこ 江斗奈 こう 菜々 草根 せさみ 廣美子 よし女 みち女 登美子 まこ 登志子 桑
花嫁のベールに付き添ふ夏の蝶 和華 8 てまり 陽子 ゆきこ 裕子 後夢 国子 かずひと 康子
梅雨ぐもり外湯めぐりの宿の傘 のぶお 6 たか子 輪三 いさお あすみ こう すずこ
蕉門の並びし句碑や川とんぼ 清 6 東吾 二青 たかこ よりさん 登志子 きみこ
初蝉や誘ひ込まるる昼の闇 やじきた 5 蓬上 凡天子 しげる 草根 いずみ
風入れて山の名のある夏座敷 茂樹 5 とろうち みすず まるこ まこと 廣美子
余生なほもてあましたる梅雨籠り きみこ 5 秀昭 木同 菜々 せさみ 青菜
発想の転換図るソーダ水 はく子 5 公二 明人 紘美 登美子 ゆり
旅終えて戻りし夜の草いきれ 梵天子 4 まさる 陽子 たかこ はちこ
仕舞た屋の屋号覆ふや凌霄花 国子 4 清 しゅん 文月 たか
ししおどしの次ぎの音待つ雪の下 のんたん 4 ミチコ 芹菜 はく子 良坊
灯揺れて祭囃子のしきりなる みつ穂 4 清 かのこ 一尾 満天
山門に入るやたちまちほととぎす 願船 4 明人 たかし ほとり 我風
木苺を摘む木苺の露に濡れ とろうち 4 かのこ 記代 浪漫 駒鳥
長梅雨や女同士の愚痴話 茜 3 あすみ のんたん 康子
蓮浮葉雨脚つよくなりにけり 登美子 3 きお みすず 百姓
登山靴紐通しゐる胡座かな 初凪 3 英 光晴 好夫
不意打ちの雷神しばし暴れけり いさお 3 紘美 花茗荷 よりさん
潮嵩の増しくるさまや遠花火 まこ 3 皐月 縄文 えれみあ
心太一尺の滝涼を呼び よりさん 3 如風 吉よし たか
アトリエの窓辺の花や巴里祭 秀昭 3 裕子 路 桑
鉱毒に沈みし村や遠花火 えれみあ 3 高喜 秀昭 青菜
長雨に力を抜きし七変化 まるこ 3 としあき りんご 夢子
朝顔や日々新しき出合いあり こう 3 孝右 良坊 よし女
麦わら帽匂いは遠き少年の日 花茗荷 3 泉 孝由 六郎太
鮎を釣る水音のみの静寂に 菜々 2 文義 敬介
老い父の皺なほ深き簾越し 敦風 2 和華 しげる
通学の子等の一列夏帽子 おたふく 2 夢俊 のぶお
筑波嶺の神の宿りし青田かな ていすけ 2 のぶお はちこ
梅雨長し触れるもの皆湿りゐて 吉よし 2 縄文 いさお
間取り図を見せる息子に冷やし瓜 たか 2 茂樹 江斗奈
夏風邪や借りものの声まだ続き 夢子 2 紫樹 英
噴水の空に届かず落ちゆけり 紫樹 2 茜 茂樹
打水に上目使ひの娘かな 泉 2 としあき みち女
岩たばこ濡れて明らむ古都の寺 すずこ 2 虞洛 敦風
譲り合う木道濡れて青時雨 輪三 2 千衣 凡天子
雨音の高まるを聞き髪洗う 水季 2 ももこ 六郎太
山百合の蕾折れそう雨の中 妙香 2 楽楽 和華
船板に尾を打つ鯵や青葉潮 よし 2 ひろみ ていすけ
夏草のフェンスを越へる裏通り ななえ 2 茜 蒼
梅雨菌朝日の中で反り返る 記代 2 公二 やす子
行く人の 揺らめいて見え 夏盛り 木同 1 河童
銭湯の名は極楽湯梅雨晴間 草根 1 ななえ
錦江の潮風の丘蜻蛉群れ ミチコ 1 好夫
風に落つ実梅か音の弾みたり すずかぜ 1 よし
小ざかなと布袋葵と岸離る 太井 1 しゅん
向日葵の芯黒きあり盛夏近し 英 1 ミチコ
ゆだちきて買物客の混みあヘリ やす子 1 きお
梅雨曇り口紅濃くし街歩き 陽子 1 楽楽
ぷつぷつとあせもの我が子また愛し 奈緒 1 いずみ
板前の下駄を好めり冷奴 まや 1 豪敏
白南風や高原の花散りやすく はるを 1 蓬上
水門を潜る船頭腰かがめ 一尾 1 豪敏
汗の顔待つ子に向けてたこ焼き屋 かのこ 1 すずかぜ
楊梅の落ちて踏まれし街の道 孝由 1 たかし
雨樋の中に舞い込む落し文 千春 1 てるこ
花木札乾く間のなし梅雨の園 廣美子 1 みつ穂
雨だれに遅速のありぬ梅雨きのこ 浪漫 1 芹菜
無意識に動く右手の団扇かな 豪敏 1 ゆり
長梅雨に鬱の時間を貯めてをり 文義 1 けんいち
売れ残る狭き宅地や月見草 光晴 1 木同
雨催い月下美人の花のあと としあき 1 後夢
理科室の天秤傾ぐかたつむり 我風 1 さなえ
梅雨深したえぬ雨音よしとせむ 如風 1 河童
柚子味噌の香り水尾の戻り梅雨 みち女 1 百姓
梅筵へこみを並べて干しにけり まさる 1 記代
青梅雨やつばさひろげの歌聞こゆ 満天 1 太井
花も実も茎も紫なすびかな 六郎太 1 ひろみ
芽柳の枝を梳き来る風の色 紘美 1 ななえ
楚々として木蔭に笑むや金糸梅 織部靖史 1 駒鳥
留針に紅きがひとつ夜の秋 明人 1 すずこ
村おこし蛍の里が賑やかに あすみ 1 夢俊
金魚鉢赤い尻尾の伸びちじみ 江斗奈 1 こころ
初朝顔何かいいことありそうな 文月 1 ゆきこ
以上.
[895] 7月13日の成績(投句者101名 選句者112名) 2003-07-14 (Mon)信濃路や雨に散り敷くえごの花 みすず 12 和華 ちはる 芹菜 すずこ 河童 草根 いずみ 秀昭 まこ 敦風 桑 りんご
開け放つ上がり框に麦わら帽 一尾 11 清 しゅん かずひと 孝由 六郎太 東吾 国子 好夫 まこ 康子 みすず
弥陀佛の一重の瞼月涼し こころ 8 千衣 初凪 よし女 陽子 こう 英 国子 りんご
脛長き男をりけり宿浴衣 初凪 8 皐月 明人 記代 はく子 江斗奈 ふみを 青菜 とろうち
玄関に風の道あり麻暖簾 こう 7 清 よし女 あすみ 孝由 茂樹 路 願船
傷癒えてざぶざぶ洗ふ夏野菜 まるこ 7 凡天子 太井 けんいち 紘美 すずかぜ みち女 さなえ
湯めぐりの肩にふれゐる夏柳 のぶお 7 菜々 満天 よし こころ 花茗荷 文月 桑
のうぜん花螺旋階段登りつめ やす子 7 茜 浪漫 江斗奈 六郎太 妙香 ゆきこ とろうち
泣きながら母を追う子に梅雨の蝶 文月 7 蓬上 としあき ミチコ 敬介 かのこ 文義 願船
ほそふでの品書きうすし心太 好夫 6 よりさん 陽子 輪三 さなえ 水季 きお
浴衣の子三尺帯を結び合ひ かのこ 6 虞洛 かずひと 明人 こう 登志子 たかこ
風鈴の風にしばしの肘枕 すずかぜ 6 蓬上 和華 豪敏 ほとり のんたん 登美子
夕暮れの散水夏の香を放ち てるこ 6 けんいち 豪敏 記代 文月 まさる 妙香
木道のまだらに乾く夕立あと 国子 6 てまり 浪漫 まるこ 茂樹 のぶお まや
旅人も仲間入りせし夏芝居 千春 5 公二 敬介 まさる 紫樹 きみこ
震災に残りし家の軒風鈴 まさる 5 太井 茜 登志子 紫樹 好夫
蝿を追ふ牛のしっぽの右左 たか子 4 蒼 はく子 ていすけ 一尾
青鷺の動くことなく夕暮れる としあき 4 まるこ 百姓 英 一尾
伊予灘の梅雨茫茫や魚釣る よし 4 しゅん 泉 まこと みつ穂
ネクタイをくくっとゆるめて夏料理 敬介 4 裕子 満天 吉よし たか
保育所へ続く裏道花石榴 やじきた 4 虞洛 菜々 のんたん はるを
青田道送電線の果て遥か 太井 4 ななえ てるこ ていすけ まこと
尺とりをみていて時を忘れけり 紫樹 4 としあき てるこ すずかぜ ゆきこ
草を引夫の帽子は女物 陽子 4 縄文 おたふく 初凪 青菜
青墨のかほり仄かに梅雨籠もり ななえ 4 かのこ 水季 まや 敦風
端居して長き夜汽車を見てをりぬ 記代 4 たか子 ミチコ みつ穂 廣美子
天の川拉致被害者の思慕深し 知津子 3 おたふく いさお 夢子
向日葵や太陽の愛一身に いさお 3 我風 嘉一 奈緒
梅雨の間の一夜一夜に草木伸ぶ のんたん 3 蒼 楽楽 文義
川縁のおはぐろ止まりし舫ひ舟 清 3 輪三 のぶお みすず
青田吹く風六道の辻に居て 願船 3 皐月 えれみあ 東吾
風鈴のアルトソプラノ売られをり とろうち 3 芹菜 いずみ ゆり
眼を閉ぢてみても青田の風なりし 明人 3 縄文 てまり ななえ
徘徊の母を見守る初夏の風 裕子 3 凡天子 高喜 木同
走る子の背中に光る玉の汗 さなえ 3 公二 あすみ 木同
鮎を釣る胴長まるで杭のごと 菜々 3 泉 よし こころ
描き終へて露草のつと閉じにけり 桑 2 嘉一 夢子
ねぢれ花むかしの夢の光揺れ 和華 2 よりさん きお
冬瓜を好んで食す歳となり 紘美 2 高喜 ゆり
豪農のくつろぐ縁の青葉風 登志子 2 花茗荷 登美子
望郷の浜木綿の香の恋ひしかり 蒼 2 後夢 駒鳥
次の間も匂ふ白百合母へ供花 ふみを 2 二青 きみこ
梅雨空の赤い点滅ビル工事 江斗奈 2 裕子 はるを
五月雨や千曲の河原呑みこめり ていすけ 2 千衣 百姓
冷奴有機大豆と但し書き はく子 2 えれみあ 我風
雨傘の日傘にかわる日となりて まこと 1 ふみを
農道の覆う被さる夏の草 豪敏 1 ちはる
久方の陽差しをはらむ池の蓮 蓬上 1 駒鳥
いとおしき散るを知らずに水中花 まこ 1 いさお
茄子の花親の意見のなかりけり 茂樹 1 吉よし
朝顔の花のひととき藍の色 秀昭 1 たか
長梅雨や予定違へてばかりなる 文義 1 二青
二三日見ぬ間くちなし錆びてをり よし女 1 後夢
夏火鉢椎茸を焼く夕餉かな みち女 1 奈緒
髪を梳く白南風やさし少女かな よんよん 1 みち女
梅雨明けは間近なるかなこの暑さ 後夢 1 楽楽
下草を刈り杏の木のすくと立つ 梵天子 1 河童
片蔭を追うて鎖の伸び切りし 敦風 1 すずこ
久方に戻りし里の団扇かな 二青 1 康子
庭涼しアガパンサスの楚々として 草根 1 たかこ
前方に陣取る子燕太りけり きみこ 1 紘美
万緑の空を残して湯に沈む きお 1 廣美子
遠来の教え子を打つはたたがみ 織部靖史 1 ほとり
梅雨出水鉄橋下の青テント 孝由 1 たか子
雲間より日矢射込まれし梅雨の杜 光晴 1 草根
凌霄のこぼれたる朱を手のひらに 満天 1 秀昭
以上.
[894] 7月12日の成績(投句者99名 選句者109名) 2003-07-13 (Sun)渓涼し釣人岩にひとりずつ かずひと 15 千衣 二青 菜々 和華 浪漫 やす子 芹菜 こう ていすけ 文月 かのこ 孝由 こころ とろうち きみこ
地下足袋を新調したる夏祭 まや 14 えれみあ 孝右 明人 菜々 よし女 ゆきこ 東吾 はく子 すずかぜ 秀昭 みち女 きみこ まこ 桑
雲の峰少年の日の海を見る 浪漫 13 たか子 清 しゅん としあき 如風 茂樹 けんいち まこと 願船 靖 国子 やじきた 桑
鉾立ての町に禊ぎの通り雨 清 12 文義 よし女 公二 光晴 かずひと ミチコ 好夫 まるこ 満天 みち女 りんご みつ穂
盂蘭盆の芯新しき絵蝋燭 こころ 8 えれみあ 縄文 敦風 英 ももこ ミチコ まるこ みすず
独り言夜の金魚に聞かれけり ふみを 8 裕子 茂樹 文月 康子 はく子 こころ 我風 紘美
向日葵の迷路の先に母の声 千春 7 皐月 如風 紫樹 太井 まさる ていすけ 正人
使はれぬ教室多し羽抜鳥 とろうち 7 ふみを ゆきこ てるこ 草根 我風 ななえ のんたん
夕立やぽつりぽつりと土臭う 高喜 7 孝右 ほとり 江斗奈 ももこ よんよん 蒼 満天
ほうたるに合はせてみたる深呼吸 敦風 6 嘉一 としあき せさみ きお 百姓 正人
うたた寝の目覚めは蚊遣り尽きし時 はちこ 5 清 いさお 河童 泉 いずみ
暮れてなほ欅大樹の梅雨の蝉 まるこ 5 たか子 千衣 縄文 英 花茗荷
激流に青嶺湧き立つ高千穂峡 まこ 5 文義 路 河童 すずかぜ 秀昭
水琴に月をうかべて夕涼み せさみ 5 虞洛 蓬上 豪敏 よんよん いずみ
滝すべり身を任せたる童かな やす子 5 虞洛 よし 孝由 蒼 みつ穂
麦笛やわれも経てきし青き性(さが) けんいち 5 ふみを 高喜 芹菜 泉 登美子
あめんぼう水輪にすいと乗りにけり 紫樹 5 太井 明人 記代 あすみ 靖
大杉の木漏れ日射すや苔の花 ももこ 4 半才 陽子 駒鳥 みすず
生国の米の穀象曝しけり 登美子 4 けんいち こう 初凪 願船
西陣の托鉢僧に半夏雨 みち女 4 凡天子 陽子 花茗荷 六郎太
薫風や牧のはづれの水飲み場 明人 4 半才 てまり 好夫 とろうち
花合歓や採石場に猫眠る さなえ 3 ほとり 高喜 かのこ
七夕や硯に受けし露円ぶ 廣美子 3 蓬上 記代 豪敏
向日葵の画用紙いつぱい子供の絵 あすみ 3 きお やす子 後夢
代々の桐の箪笥に黴衣 路 3 凡天子 しゅん てまり
五月雨をゆらりとこぼす若八手 まさる 3 はちこ 二青 まこ
水だけの流し素麺下座かな 折山 3 いさお 廣美子 のんたん
夏暖簾つま先そろへストレッチ 和華 3 江斗奈 ななえ 折山
鯉の口開閉せわし油照 えれみあ 3 てるこ りんご 登美子
老鶯に鳴きまね答へ下山かな 千衣 3 嘉一 せさみ 初凪
ビルの窓街の夕焼け映しけり 吉よし 2 裕子 楽楽
アガパンサス咲いて無聊の梅雨の窓 光晴 2 敦風 妙香
手を胸にソロ歌う子や堂凉し こう 2 まさる 国子
有難う向日葵一つ誕生日 たか 2 よりさん 奈緒
七味屋のたなばた竹の銀と青 ひろみ 2 東吾 後夢
入道雲賑わう浜も日は西に よりさん 2 ちはる あすみ
梅雨晴れ間川面眩しき散歩道 駒鳥 2 楽楽 草根
峪川の音を捕らへて蜘蛛の網 よし女 2 皐月 のぶお
蜘蛛の囲に不揃いの雨粒きらり 国子 1 六郎太
西瓜食む石のサウナに蒸され後 蒼 1 よし
句会果て雨の帰りの合歓の花 梵天子 1 駒鳥
豆腐屋のラッパ聞こえず冷奴 草根 1 ちはる
怖ごはに子の手に這はせてんと虫 はく子 1 廣美子
稲ゆれてジンタを鳴らす青田風 すずかぜ 1 よりさん
新樹濃し細くて長き石畳 康子 1 のぶお
梅雨空へチャペルの鐘は時を告げ 六郎太 1 公二
格子戸を彷徨っている蝸牛 かのこ 1 百姓
夏霧の深き故郷を想ひけり 文義 1 紘美
合歓の花一日雨の降り続く はるを 1 やじきた
まほろばは楽の音響く天の川 いずみ 1 奈緒
体育館ときに風道汗のひく 満天 1 一尾
神の愛百合に託して友見舞う 裕子 1 浪漫
逢わせてと何度も祈る遠花火 奈緒 1 博
夏怒濤小さやかなる真砂女の碑 初凪 1 まこと
登山靴今は重くて膝笑ふ 茂樹 1 康子
電柱の影に捨て猫梅雨深し 我風 1 紫樹
神杉の御幣あらたか虫送り 紘美 1 一尾
半円を描きし虹の空仰ぐ 二青 1 妙香
くちなしの香にいざなわれ濡れ縁へ 織部靖史 1 博
うまし里ついのすみかや指扇 ていすけ 1 折山
夏祭り昭和も古くなりにけり のんたん 1 路
シャワー浴び夕餉にむかふ人心地 まこと 1 はちこ
稲の花はや咲き初めし米どころ 如風 1 かずひと
もじずりの螺旋登ってみたくなり ななえ 1 和華
以上.
[893] 7月11日の成績(投句者98名 選句者107名) 2003-07-12 (Sat)少年に秘密基地あり草いきれ とろうち 22 公二 凡天子 縄文 廣美子 皐月 高喜 つとむ 浪漫 茜 けんいち きお まるこ たか子 陽子 草根 願船 一尾 嘉一 はるを まこ 路 敬介
延命の水を囲みて夏帽子 はるを 12 如風 よりさん 明人 高喜 初凪 ちはる 光晴 茂樹 ていすけ りんご さなえ すずかぜ
笑み交はすだけの見舞ひや夕黄菅 草根 10 敦風 ふみを おたふく 浪漫 菜々 芹菜 紘美 すずかぜ たか 吉よし
七夕の少女の夢や宝塚 公二 8 しゅん 裕子 太井 こう あすみ 秀昭 かずひと 路
まろびつつ蓮葉雨水をこぼしけり たか子 8 とろうち 茜 芹菜 りんご 折山 六郎太 登美子 まこ
保津川の船で行き着く夏の宿 みち女 8 大門 楽楽 よし女 まさる はく子 千衣 こころ 秀昭
参道に傘のひしめく鬼灯市 国子 7 大門 やす子 てるこ まさる みすず 好夫 我風
木下闇濃し山門の仁王像 大門 7 凡天子 としあき 廣美子 ちはる きみこ てるこ 草根
すやすやと眠る赤子に合歓の風 菜々 6 河童 たか子 せさみ みすず 六郎太 文月
風鈴を下げ風の道さがしをり 記代 5 明人 太井 てまり ももこ あすみ
古町に売られてとんぼ玉涼し はく子 5 ふみを かのこ きみこ はちこ まや
屋久杉のテーブル置かれ夏座敷 康子 5 陽子 満天 孝由 こう はるを
子の目線戻りて問うや蓮の花 千春 4 和華 英 ももこ 正人
行く人も今在る人も夏の暮 泉 4 英 せさみ 我風 ほとり
蕎麦冷やす出石の町に夏を見し かずひと 4 清 いさお 満天 奈緒
手分けして野菜を刻むキャンプの子 まや 4 公二 しゅん 紫樹 こころ
青蔦の寄る辺もとめて宙にまで まこと 4 如風 百姓 ほとり 吉よし
新じゃがのえぐきに想ふ疎開の日 如風 4 まこと 茂樹 江斗奈 康子
分校は百二十年朝曇 こころ 4 とろうち 初凪 さなえ 登美子
糊ききしナースの帽や風みどり 明人 4 千衣 孝由 紘美 のんたん
向日葵や電車定時に発つホーム 一尾 4 皐月 ななえ 東吾 みち女
何心無く風鈴を買うてくる 浪漫 3 てまり 蓬上 まや
夕蝉やタオルの乾く保育園 さなえ 3 縄文 まるこ よし女
夏草に寝転びて子は大志抱く 文義 3 清 楽楽 菜々
見え隠れ茂りの奥に教会堂 廣美子 3 裕子 つとむ 国子
凌霄の花の温もり葉の和み 六郎太 3 としあき 駒鳥 かずひと
黴の香や百年になる蔵のなか 路 3 後夢 好夫 豪敏
雛飲んで青大将の眼に涙 太井 3 よんよん 後夢 のんたん
梅雨晴れや一つ蛇口を奪ひ合ひ 正人 3 紫樹 康子 たか
花びらの水玉淡し梅雨の薔薇 秀昭 2 豪敏 駒鳥
対岸の犬呼ぶ笛や夕涼み みつ穂 2 ななえ 文月
藍浴衣破顔の母の遺影かな 初凪 2 けんいち はちこ
音ほどに進まぬ舟や梅雨出水 高喜 2 ひろみ 国子
英文をつけて風鈴渡したり しゅん 2 しげる 嘉一
大空の虹を仰ぎて茄子をもぐ 二青 2 しげる 願船
くちなしの終の一活け香を放つ のんたん 2 半才 正人
思うまま咲いた紫陽花終わりかな 楽楽 2 きお いずみ
向日葵の向き換えるさま誰も観ず たか 2 いさお 妙香
直売の盆花の脇に野良の靴 英 2 かのこ 蒼
そよぎては寄せ来る波の青田かな 蒼 2 虞洛 二青
青蔦の埋まる亀裂や地震の街 敦風 2 江斗奈 敬介
横臥して昼寝の老母夏座敷 豪敏 2 虞洛 おたふく
ほととぎす下克上なる城に入る 好夫 1 はく子
夏帽子きりっと目深に阿蘇火口 まこ 1 よりさん
虎の尾の花や純白玉すだれ 後夢 1 河童
鋏もつ楽しみ増えし夏の花 妙香 1 ていすけ
梅雨深し機影なく音雲を突き 千衣 1 蓬上
絨毯にまるまり猫も梅雨籠 梵天子 1 みち女
カンバスに深き碧生れ雲の峰 ふみを 1 二青
山梔子の香る狭庭や小糠雨 光晴 1 ひろみ
梅雨晴れの寒暖の差に咳ひとつ 奈緒 1 蒼
文字摺草らせん流れて色淡し 和華 1 よんよん
友見舞ふしとどの雨の薔薇を剪る 登美子 1 敦風
パスカルの葦も水没梅雨曇 よし 1 まこと
餅つきをさぼる兎や梅雨の月 やじきた 1 奈緒
孫が手に跳ね踊りおる樽神輿 織部靖史 1 和華
向日葵や首が重たげ雨にぬれ よんよん 1 妙香
湯帰りやうすべに色のかき氷 けんいち 1 半才
梅雨晴れ間鳥に餌をやる漢一人 いずみ 1 一尾
ひまわりを下で盛り上げ花壇花 裕子 1 百姓
梅雨の坂ピアニカの音たどたどし かのこ 1 文義
一軒家高垣に真瓜(まくわ)這わせたり やす子 1 文義
単線路走る列車や雲の峰 陽子 1 光晴
寝苦しき夜に疎ましき蚊のありき 蓬上 1 いずみ
電飾のごと大木の夏椿 よし女 1 東吾
それぞれに本を持ち出し梅雨籠もり てるこ 1 やす子
片陰の幾何学模様となりし道 芹菜 1 折山
以上.
[892] 7月10日の成績(投句者97名 選句者103名) 2003-07-11 (Fri)仏間まで襖取りたる夏座敷 こころ 15 しゅん 凡天子 輪三 登志子 皐月 康子 河童 まこと こう 登美子 やす子 好夫 孝由 蓬上 折山
夏草に埋もれてをりし義士の墓 てるこ 13 ちはる 輪三 敬介 とろうち 茂樹 たか子 やす子 みつ穂 国子 蒼 たか きみこ 秀昭
丸文字の揺るる短冊星祭 茜 12 公二 千衣 文義 凡天子 ちはる 縄文 太井 たか子 文月 大門 廣美子 はるを
鬼灯の頭上にかざし売られけり 秀昭 9 太井 まこと 東吾 てるこ ふみを 草根 きみこ 後夢 正人
肩車をせがまれてをり遠花火 浪漫 8 陽子 記代 よし女 ていすけ 我風 草根 後夢 泉
沖ばかり見てゐる海鵜杭の先 我風 7 縄文 よし 浪漫 こころ すずかぜ みち女 一尾
端居して産まれ来る子に思ひ馳せ 康子 6 しゅん いさお 蒼 さなえ 泉 秀昭
夏山へ花の図鑑を携へし 登志子 6 清 菜々 こころ 芹菜 みつ穂 まや
おもひきり草刈る鎌を選びけり 一尾 6 康子 東吾 りんご まこ ふみを 幸太郎
挨拶に慌てて外すサングラス 彰初 6 満天 光晴 六郎太 すずかぜ 幸太郎 国子
梅雨晴れ間木遣り音頭の声響く いずみ 6 いさお 光晴 みち女 水季 路 廣美子
退院の声受話器より風凉し こう 5 皐月 けんいち 浪漫 大門 英
古物商うちわ片手に無口かな まこ 5 千衣 よし女 一尾 さなえ みすず
蔵の路地青無花果のにおひせり さなえ 4 百姓 好夫 のんたん 路
巣の渕に口乗せて待つ子の燕 きみこ 4 よりさん 奈緒 水季 妙香
島からの役場広報夏模様 嘉一 4 えれみあ 豪敏 まこ 折山
不器用に生きて幾年梅雨曇 楽楽 3 まさる 満天 はるを
昔から引っ込み思案梅雨の月 やじきた 3 はく子 よんよん 嘉一
郭公や尖塔赤き時計台 輪三 3 明人 こう 英
妻戻る百合の花粉に衣染めて はるを 3 明人 ていすけ 六郎太
祭すみ背なに眠る子夢みてか あすみ 3 陽子 いずみ みどり
山清水流れてここに楓橋 菜々 3 えれみあ ほとり とろうち
雨模様高き梢のねむの花 後夢 3 和華 文月 あすみ
夕焼空童に時を尋ねらる 明人 3 よりさん ななえ 嘉一
夏草の珠玉の露や朝まだき 文義 3 如風 登美子 駒鳥
野仏に昼顔の紅似合いけり ていすけ 3 みどり 正人 紘美
七夕やネオン街ゆく濁り川 けんいち 3 としあき 茜 江斗奈
夕影の深き谷戸田や夏蛙 光晴 3 敦風 河童 願船
親の顔目で追う嬰の江戸風鈴 たか子 3 敬介 あすみ ななえ
赤松に蔦登りつめ梅雨の冷え とろうち 3 美恵子 記代 駒鳥
草を引く吾も菜園の一部分 まるこ 3 文義 かのこ 蓬上
校庭に一夜泊まりのテント張る 千春 2 公二 菜々
食細く仰臥の母にさくらんぼ よし女 2 けんいち たか
苔の花茅葺厚き老舗かな みち女 2 百姓 我風
噺家の小道具となる扇子かな 草根 2 かずひと まや
かりんの実幼く落ちる箒のさき 妙香 2 虞洛 てるこ
雨あがり舞ふは忙しき夏の蝶 満天 2 裕子 妙香
夜濯の音の聞える枕元 泉 2 としあき 願船
男梅雨六甲峰の背走りけり かずひと 2 芹菜 みすず
夏帽子大きく揺れてホームラン てまり 2 ほとり 茜
虎が雨歩く夜道の遠きかな まこと 2 敦風 のんたん
丸刈りの投げる子打つ子雲の峰 ふみを 2 茂樹 かずひと
古里の夜風を友の冷し酒 大門 2 虞洛 江斗奈
夏帽子揺れて停まれり園児バス 孝由 1 楽楽
蛆虫や嫌われものの代名詞 折山 1 紘美
狭庭に競ひて太る茄子トマト みつ穂 1 奈緒
勤行の若き僧なり夏衣 はく子 1 豪敏
白鷺の付かず離れず五羽歩む 太井 1 孝由
ビワの葉が染めたる布の色めきて たか 1 よんよん
片陰の時を計りてウオーキング 芹菜 1 清
百草丸猫に呑ませて梅雨寒し 茂樹 1 はく子
川開き子供心になりきりぬ 百姓 1 裕子
湯の薫りまといて届く便りかな 吉よし 1 まさる
池の上の花の木札に糸蜻蛉 廣美子 1 いずみ
音ほどに進まぬ鵜舟梅雨出水 高喜 1 りんご
ねぢ花の寄り添い咲きつ芝の中 織部靖史 1 和華
雨乞をしつつ海山談義かな 幸太郎 1 かのこ
電車音近くに聞こゆ梅雨曇り 英 1 如風
こてふ蘭忌日送りし窓辺かな 江斗奈 1 登志子
栗の花打ち散らせたる少年は 願船 1 やじきた
農道にこぼれ落ちたる桐の花 公二 1 やじきた
老木も苔まとゐたり梅雨長し 水季 1 楽楽
乞わざるにアルトとテナー牛蛙 登美子 1 よし
花の色移りゆくなり酔芙蓉 かかし 1 美恵子
以上.
[891] 7月9日の成績(投句者106名 選句者107名) 2003-07-10 (Thu)蛇口よりごくんごくんと日焼けの子 国子 12 願船 しゅん 皐月 凡天子 孝右 とろうち よし いさお 菜々 のんたん 折山 水季
風鈴の音の悲しき時もあり のんたん 11 ふみを 高喜 茜 奈緒 てるこ まこと 和華 百姓 文義 吉よし やじきた
直立す僧の鉄鉢西日射す みつ穂 11 えれみあ としあき ななえ 一尾 光晴 登志子 けんいち 泉 よし女 たか 青菜
日傘見えやがて顔見え男坂 とろうち 9 えれみあ てるこ まこと たか子 まさる ほとり みすず 六郎太 折山
農継ぐと望み膨らむ雲の峰 敬介 8 如風 凡天子 あすみ 国子 かずひと 桑 さなえ こう
荒梅雨の音も重ねて時の鐘 こころ 8 清 千衣 縄文 水季 ちはる まこ ゆきこ 紘美
抜き襟のうなじの白さ麻暖簾 和華 8 清 好夫 芹菜 とろうち みち女 陽子 登美子 康子
遠雷のそのまま遠くなりにけり 浪漫 6 大門 明人 高喜 東吾 茜 国子
涼しさや主治医は季語に通じたる 明人 6 公二 ななえ ふみを 茂樹 はく子 敬介
友と打つ囲碁三昧や梅雨深し 秀昭 6 二青 虞洛 かかし ゆきこ みつ穂 やじきた
産まれくる子の名あれこれ夏の蝶 康子 6 敬介 満天 幸太郎 こころ 嘉一 きみこ
大輪の花火枝垂れて月包む 登志子 6 蓬上 輪三 大門 文月 一尾 六郎太
放牧の涼風すべる草千里 まこ 6 けんいち よんよん みち女 登美子 こう きみこ
濡れ縁に仕事終わりの青田風 清 4 千衣 皐月 輪三 のんたん
風うねる関東平野の大青田 我風 4 芹菜 泉 はちこ 吉よし
七夕竹大きく飾る消防署 ななえ 4 やす子 東吾 太井 はるを
まだ藍を残し紫陽花刈られけり けんいち 4 縄文 はく子 よんよん 秀昭
蚊火の香に満ちて幼子眠りけり 泉 4 公二 はちこ みすず 桑
浴衣着て運動靴の我が子かな 奈緒 4 孝右 太井 登志子 あすみ
をさなごの指さす先のひき蛙 みち女 3 江斗奈 英 草根
牛舎跡長けてあまたの夏わらび よし女 3 まこ 廣美子 りんご
激つ瀬を馳走としたる鮎の宿 まるこ 3 満天 廣美子 紘美
大御輿赤銅色の肩の上に 大門 3 好夫 菜々 りんご
塀越しに咲きし紫陽花道飾る 吉よし 3 如風 虞洛 駒鳥
太極拳葉裏にひそむ蝸牛 たか子 3 江斗奈 光晴 草根
裏庭に遠き想い出茗荷汁 ゆき子 3 かのこ 河童 我風
蜘蛛の囲にキラキラ星のかかるかな あんず 3 浪漫 たか子 てまり
貯木場の浮かぶ丸太に海霧深し ひろみ 3 文月 かのこ かずひと
明日手術窓辺に置きし水中花 あすみ 3 明人 茂樹 まや
田のはずれ赤きカンナの立ち姿 ていすけ 2 幸太郎 陽子
天仰ぎアカパンサスの青冴える 陽子 2 後夢 妙香
濡れるまま降られるままに濃紫陽花 ほとり 2 よりさん 河童
餌をまけば散りし目高のまた寄りぬ 一尾 2 初凪 蒼
リハビリーの介護士優しプール浴 やす子 2 嘉一 秀昭
星祭デイケアの笹に一句掛け こう 2 敦風 よし
湖よりの風夏蝶を発たしむる はるを 2 初凪 浪漫
向日葵の影長々と日は西に 駒鳥 2 願船 英
暑気払い口実ありて友集ふ いずみ 2 二青 いさお
紫陽花や最後の変化老いをみせ 後夢 2 妙香 いずみ
ふるさとの広報届く滝涼し 嘉一 2 さなえ はるを
夢追いし頃が懐かし虹の橋 文月 2 路 よりさん
花合歓や雨粒弾くトタン屋根 さなえ 2 ちはる みつ穂
雨上がり蜘蛛の囲宝石宿しけり 文義 2 孝由 よし女
紺碧に白き一筋夏の海 如風 2 奈緒 ていすけ
露涼し庭に転がる下駄二つ 輪三 2 蓬上 蒼
境内を横切りて行く白日傘 まこと 1 和華
十薬の盛りに媼忌を修す 登美子 1 しゅん
梅雨の傘両手で持って母を追い てるこ 1 まさる
落揮いま丹後の出湯藤の椅子 紘美 1 まや
絵本見て空見て梅雨の月指せり しゅん 1 ほとり
はまなすやわたつみはるか母の里 願船 1 ていすけ
白百合の香ももてなしの友の家 芹菜 1 楽楽
色白き吾子より白し天瓜粉 やじきた 1 かかし
ちんちりち南部風鈴音涼し 豪敏 1 百姓
梅雨空に祈祷の法鼓とどろけり はく子 1 敦風
水暮れてあめんぼの影もう見えず まや 1 としあき
端居する爺のカチカチ総入歯 折山 1 康子
芦ノ湖の船渡る風緑の香 加代子 1 駒鳥
風鈴が狂った雨に目をさます よんよん 1 たか
冷房車席譲る娘のすがすがし みどり 1 孝由
捩花や吾が遺伝子は斯のていど 光晴 1 後夢
玉葱の吊られしままを又吊るす 満天 1 青菜
梅雨晴の供華きはやかに祠かな 幸太郎 1 文義
揚花火川のむかふのガスタンク 初凪 1 やす子
梅雨空の最後のあがきバケツ雨 孝右 1 楽楽
三味の音に心和みぬ梅雨寒む夜 織部靖史 1 いずみ
形代を乗せて葦舟青々と 菜々 1 てまり
白百合を供ふや次の間も匂ふ ふみを 1 こころ
振り返り数確かむる鴨の親 孝由 1 路
束の間の雨の晴れ間の溝浚 梵天子 1 我風
以上.
[890] 7月8日の成績(投句者108名 選句者108名) 2003-07-09 (Wed)小流れのひかり纏ひて糸蜻蛉 大門 15 半才 多藤 縄文 とろうち てるこ てまり 凡天子 文義 光晴 まこ 我風 蒼 国子 まや 秀昭
暮れ際の橋くぐりゆく涼み舟 ひろみ 14 千衣 豪敏 芹菜 河童 まさる 光晴 よし女 大門 加代子 あんず 国子 願船 みつ穂 敦風
鳴らすすべ知らぬほおずき手にあまり 水季 9 千衣 清 英 いさお ちはる てまり つじ はく子 康子
浅草や路地は風道吊忍 こころ 8 水季 輪三 ななえ 敬介 まこ 好夫 一尾 のんたん
追伸のごとくパセリを添へてみる 和華 7 ふみを 明人 浪漫 東吾 六郎太 登美子 まや
実らざるむかしの恋や遠花火 登美子 7 半才 江斗奈 芹菜 陽子 折山 奈緒 よんよん
麻のれん潜りて開く自動ドア 芹菜 7 けんいち 浪漫 ななえ ゆきこ はく子 こう 敦風
扇風機のみ真新し骨董屋 茂樹 7 よし とろうち かのこ 東吾 好夫 ひろみ はるを
手花火を終へたる吾子の寝言かな 公二 6 陽子 りんご あすみ 文月 加代子 吉よし
片蔭を占領したる長話 てるこ 5 満天 草根 幸太郎 きみこ 登美子
乗換えの駅は無人や青田風 明人 5 やす子 あすみ きみこ みつ穂 紘美
紫陽花の先もあぢさゐ磴上る よし女 5 如風 草根 ゆきこ こころ ほとり
夕凪や影絵と見ゆる舟の跡 敦穂 5 輪三 高喜 嘉一 虞洛 桑
子らに切る今年竹選り星祭 こう 5 公二 文義 河童 嘉一 かずひと
水かさの増してうらめし天の川 駒鳥 4 たえこ 孝右 虞洛 いずみ
心地よき夏を着ているアロハシャツ 二青 4 多藤 泉 菜々 敬介
裏庭の風に夏足袋干しにけり かのこ 4 しゅん 明人 ひろみ 廣美子
空家の戸古釘はずれ百日紅 みどり 4 はちこ 江斗奈 高喜 みち女
星まつりねがひはバスのうんてんしゅ はく子 4 公二 縄文 ちはる 百姓
梅雨曇り開いて閉じる文庫本 江斗奈 4 まこと 蒼 あんず やじきた
ゆくりなく小さき秘仏や苔の花 初凪 4 りんご 和華 ていすけ 桑
梅雨晴れに洗ひあげたる墓石かな ゆき子 3 やす子 後夢 ほとり
草刈るや雨の名残りの匂ひ立つ 幸太郎 3 水季 茂樹 和華
来し方の刻打つ如く遠花火 浪漫 3 たえこ ふみを 泉
天の川月のひかりに雨雫 きみこ 3 としあき 駒鳥 つじ
七夕の願ひは一つボケぬこと 孝由 3 太井 路 吉よし
朝靄の岸に舫ひし鵜飼舟 清 3 文月 願船 紘美
児のように朝顔の鉢抱え行く 秀昭 3 蓬上 てるこ 奈緒
草むしり一本抜いては来る子かな 草根 3 しゅん 幸太郎 康子
一陣の涼風谷戸の古刹より まこ 3 ていすけ 我風 初凪
夕暮れに揃いの浴衣通り過ぎ たか 2 けんいち まさる
端居して古老の話モノクローム 百姓 2 満天 いずみ
溶岩原をうづめ四葩の色とりどり とろうち 2 蓬上 登志子
引き出しに眠れる扇子五六本 しゅん 2 としあき 孝由
奔湍に研がれて磊磊鮎の川 菜々 2 のんたん 折山
七夕や小さき子の持つ笹飾り 梵天子 2 後夢 秀昭
かくれんぼ夾竹桃をかき分けて 敬介 2 やじきた はるを
荒梅雨や真昼になりて灯の消えず 泉 2 はちこ よし
七夕の露を硯に墨をする 吉よし 2 妙香 こう
梅雨空や星の出会いを隠せしか いずみ 2 二青 かずひと
しなやかに蛇泳ぎ行く沼の夏 千衣 2 たか子 廣美子
緑陰に巣立ちすずめの群れて飛び 高喜 2 えれみあ いさお
ハマナスの紅や海境ぼかしみゆ すずかぜ 2 かのこ 駒鳥
鬼百合やたじろぎ通る配達夫 輪三 2 孝右 如風
来合わせて七夕飾りの風に遇ふ 我風 2 凡天子 よし女
涼風のはたと止みたる昼餉どき のんたん 2 豪敏 六郎太
「銀巴里」に通ひし日々や巴里祭 みすず 2 清 皐月
夏みなと豪華客船停泊中 かずひと 1 百姓
消えゆけりランナーひとり夏の雲 願船 1 茂樹
梅雨の星願いは雨で届かずや 後夢 1 二青
短夜に朝の一句を推敲す 千春 1 よんよん
真直ぐに天へ天へと立葵 国子 1 太井
梅雨茸の彩あざやかに裏参道 紘美 1 菜々
草刈つて樹々の寄り添ふ白樺湖 はるを 1 一尾
短冊に祈ること多し夜の雷 やす子 1 皐月
釈迦の教へ連綿と古代蓮 光晴 1 登志子
七夕や星空みえぬ都市に住み まこと 1 たか子
月さえも隠してしまう天の川 つじ 1 楽楽
乳母車後追ひ駆ける夏帽子 やじきた 1 えれみあ
梅雨寒し独り暮らしの一人の日 ほとり 1 孝由
ほの紅きところもありし桃太る みつ穂 1 まこと
車乗るそのまま直ぐに昼寝の子 康子 1 楽楽
となり家に嬰のこゑして梅雨曇る 文義 1 初凪
七夕の雨に願いをたくしけり よんよん 1 こころ
月見草山遠きにて湖の眠る えれみあ 1 英
車座に夏帽揃ふひと休み 一尾 1 みち女
軒端を飛燕抜けゆく梅雨晴れ間 まさる 1 妙香
瀬音して下山半ばの鰍かな かかし 1 大門
鎖持つ少年の汗山開 蒼 1 路
以上.
[889] 7月7日の成績(投句者103名 選句者108名) 2003-07-08 (Tue)朝市の茣蓙に転がる西瓜かな 秀昭 18 凡天子 公二 皐月 いさお さなえ はく子 まこ てるこ こころ ていすけ 敬介 六郎太 ちはる 敦穂 みつ穂 りんご 康子 きみこ
もてなしの訛やさしき夏料理 清 16 凡天子 花茗荷 まこと まさる ななえ しゅん 二青 奈緒 かずひと あすみ 敬介 文月 ちはる みどり 秀昭 はるを
玉葱の干されて武家の屋敷跡 茂樹 13 たか 太井 文義 たか子 ひろみ かのこ まこ ゆきこ 蒼 みち女 みつ穂 幸太郎 紘美
七月や虫かご売らる文具店 千春 11 清 皐月 やす子 こう よし女 しゅん かずひと 願船 我風 浪漫 廣美子
回廊に手水鉢あり夏の風 つとむ 8 千衣 豪敏 光晴 ひろみ 陽子 孝右 ていすけ 吉よし
地方紙に包まれて蕗送られる かずひと 8 茂樹 けんいち ななえ かのこ 菜々 吉よし りんご 廣美子
大花火深き虚ろの残りたる 草根 7 文義 芹菜 多藤 蓬上 敦風 ほとり 加代子
LPの音のかすれも巴里祭 登美子 6 公二 明人 ゆきこ 願船 ほとり みすず
芋の葉の大きく揺れし露の玉 まこ 6 よし 豪敏 妙香 文月 すずかぜ 後夢
夕凪やはや灯台は点りたる 敦穂 5 えれみあ こころ 水季 まや 紘美
穀象のほかは我のみ赴任宿 敦風 5 大門 こう よし女 初凪 はく子
忽然と山霧のぼる峠かな 好夫 5 輪三 二青 孝由 駒鳥 まや
合歓咲くや三宝寺池雨の中 こう 4 光晴 まこと 好夫 はるを
日傘持つ手のしみ数え五十路かな たか 4 江斗奈 勝風 六郎太 敦風
蝉しぐれ模型造りに無心の子 ふみを 4 和華 茂樹 とろうち 如風
笑顔のみ照らす花火の美しき やじきた 4 としあき 多藤 奈緒 あんず
荒磯に白布たたむや夏怒涛 すずかぜ 4 芹菜 てるこ 満天 孝由
経を読む青年僧の涼しさよ まこと 4 千衣 太井 とろうち 満天
臆病な仔犬の巻き毛凌霄花 まや 4 よし ふみを 美恵子 初凪
白玉や言葉すくなき夫婦なる 明人 4 江斗奈 さなえ 国子 きみこ
すくと背を伸ばす向日葵雨上がり てまり 3 大門 蒼 いずみ
白南風や舟より大きヨットの帆 こころ 3 てまり 我風 すずかぜ
影拾い遠回りする炎暑かな みち女 3 たか 高喜 のんたん
アカシアの落花舞ひ来る幼稚園 やす子 3 としあき みすず 百姓
夜濯もして一日を終えにけり かかし 3 ふみを 登美子 浪漫
新茶飲む母老い我も老いにけり 紫樹 3 泉 桑 水季
絵筆折る小雨に艶なる菖蒲かな 織部靖史 3 輪三 あすみ 折山
心地よき夏を着ているアロハシャツ 二青 3 つじ 美恵子 孝右
仔犬にもおじぎしてをり百合の花 如風 2 菜々 幸太郎
何故に捻じれて咲きしねじり花 吉よし 2 妙香 百姓
エックス線終えて青葉に深呼吸 加代子 2 花茗荷 桑
梅雨曇鏡の如し海開き よし 2 河童 好夫
鉢運ぶトラック混みぬ朝顔市 みすず 2 いさお 秀昭
青蘆や陽の照る道の地蔵尊 けんいち 2 草根 加代子
遠距離の人を想ふや天の川 あんず 2 つじ 虞洛
天の川牽牛織女の涙雨 駒鳥 2 楽楽 いずみ
孫の名も吊るして嬉し笹飾り 文月 2 虞洛 蓬上
巣にもがく虫にかぶさる女郎蜘蛛 豪敏 2 のんたん 康子
犬猫の談笑尽きぬ端居かな 敬介 2 やす子 勝風
雑踏を来て裏道の竹牀几 我風 2 英 登美子
梅雨空に茂り過ぎたる大欅 てるこ 1 後夢
凌霄花雨雲未だ低くして 浪漫 1 縄文
黒揚羽女はだれもナルシスト とろうち 1 折山
草茂る裸電灯影一過 国子 1 河童
夏暖簾足からそつと居候 折山 1 みち女
梅雨晴間この指止まれかくれんぼ たか子 1 楽楽
上前をまた掻き合わす藺座布団 かのこ 1 一尾
草刈りしあと道しるべの白きあり のんたん 1 敦穂
白樺に身を隠す蛾の朝寝かな 廣美子 1 英
髪の毛の生え際べとり夕仕度 ももこ 1 泉
先客の香水なりし喫茶店 芹菜 1 明人
喧騒の中愛らしき夾竹桃 ゆり 1 陽子
トラックの多い町なり夾竹桃 としあき 1 如風
山開き富士見は名のみビルの陰 後夢 1 清
揚梅のぼたぼた落ちる里の路 まさる 1 一尾
雨粒の紫陽花歪み映りけり 茜 1 駒鳥
梅雨真中嬌声漏るる遊戯室 いさお 1 けんいち
秘境宿肌(はだえ)に近き天の川 登志子 1 えれみあ
病みし母短冊書いて子にかへる 花茗荷 1 あんず
七夕や妻はいそいそ子に会いに いずみ 1 国子
熊手もて刈りたる草を集めけり 一尾 1 たか子
母の手の遺るのうぜん咲にけり 蒼 1 みどり
片陰のバス待つ人の声高く 千衣 1 まさる
山門の前もうしろも濃紫陽花 よし女 1 てまり
葦茂る背割り堤は猫溜り 菜々 1 縄文
祈ぎ事は今年もひとつ星祭 初凪 1 草根
卒塔婆立て母を偲びし梅雨晴れ間 ていすけ 1 高喜
残り梅雨雑踏の街包み込む よんよん 1 和華
以上.
[888] 7月6日の成績(投句者108名 選句者109名) 2003-07-07 (Mon)三絃の音いろ涼しき町家かな みつ穂 15 清 和華 満天 菜々 登美子 敬介 きみこ かずひと とろうち あんず やす子 みすず 芹菜 やじきた 吉よし
白日傘語尾やはらかき京ことば ゆき子 15 縄文 えれみあ かのこ 茜 たか子 茂樹 けんいち みどり 孝由 みち女 とろうち 我風 みすず 芹菜 はるを
鉾祭り長老きりりと博多帯 やす子 10 豪敏 公二 輪三 花茗荷 きみこ かずひと 蒼 青菜 のんたん 好夫
草取りの鎌のためらう小花かな 千衣 10 孝右 英 皐月 たえこ 一尾 まこと いずみ 国子 ももこ ゆり
青竹のしなりて梅雨の深さかな まこと 10 虞洛 孝右 豪敏 よし女 二青 まさる てるこ 千衣 百姓 康子
噴水の力尽きたる如終はる とろうち 9 明人 大門 はく子 茜 初凪 浪漫 孝由 桑 りんご
控え目に席つめて来し夏帽子 みどり 9 縄文 清 一尾 よし 紘美 泉 みち女 草根 吉よし
生き方を変へてもみたし半夏生 こう 8 満天 登美子 てるこ よし 文月 いずみ ふみを ほとり
和蝋燭商ふ店の燕の子 清 8 しゅん 路 かのこ 千衣 駒鳥 やす子 ももこ りんご
夕端居夫婦黙りて雲眺め さなえ 7 ちはる きお 和華 輪三 登志子 のんたん 康子
青田はや風の行方を示しをり 二青 6 大門 太井 菜々 敬介 ほとり 我風
大往生形見の扇子母の風 のんたん 5 きお 公二 まこ たか あんず
花空木入江の深き山湖かな はるを 5 えれみあ しゅん ななえ 折山 好夫
幼子のえくぼを隠すさくらんぼ やじきた 4 みどり 駒鳥 文月 こう
父の香のもうせぬ寝茣蓙干しにけり 初凪 4 紘美 ゆきこ てまり こう
いつまでも手紙だけかな天の川 あんず 4 としあき 路 陽子 幸太郎
甲羅干す亀の後足ピンと張り ななえ 4 英 敦穂 六郎太 蒼
二児の父暑き月曜始まりぬ ふみを 4 としあき こころ 二青 茂樹
樹々の影揺れる片陰風の道 千春 4 陽子 草根 国子 折山
雨去りて蜻蛉とどまる風の端 こころ 4 まさる 浪漫 後夢 東吾
待ちかねた予約図書抱き夏安吾 すずかぜ 3 いさお こころ 加代子
枇杷の実や種食う孫のしかめ面 半才 3 ちはる いさお 登志子
打水や玉砂利響く靴の音 輪三 3 あすみ 廣美子 ゆり
ひとり居のページ繰る音涼しかり 茜 3 太井 初凪 さなえ
貯木場の曳舟の水脈涼しかり ひろみ 3 桑 みつ穂 まや
七夕の笹のてるてる坊主かな かのこ 3 ななえ 青菜 まや
七夕に願いも無くて爺々と婆々 てるこ 3 如風 楽楽 光晴
軒深き尊徳生家梅雨深し 菜々 3 六郎太 秀昭 かかし
清水湧く連山法螺の響くかな 幸太郎 2 紫樹 すずかぜ
日盛りに黙りおりいる黒電話 いずみ 2 敦穂 加代子
梅雨寒や止まったままの古時計 文月 2 ゆきこ はるを
片蔭や小走りの娘の白き肩 水季 2 まこと けんいち
蜘蛛の巣にかかりし虫のもがきをり 豪敏 2 妙香 よんよん
梅ジャムを煮つつ味見の日曜日 登志子 2 後夢 東吾
朝顔市花の盛りを買い求む まさる 2 皐月 ふみを
七夕の竹立ちにけり駅雑踏 願船 2 廣美子 やじきた
鐘涼し人間ドック良と出て 大門 2 美恵子 てまり
合歓の花供えて母の三回忌 ていすけ 2 凡天子 さなえ
涼風に心のたがをゆるめけり 文義 2 幸太郎 みつ穂
水中花ワイングラスの向う側 あすみ 1 よし女
粛然と湿原ひたす夏の霧 好夫 1 蓬上
清滝や河原座敷の緋毛氈 百姓 1 まこ
たむろする白シャツの胸薄きこと ほとり 1 願船
撓りよき七夕の笹選びけり 公二 1 明人
川床料理案内状に地図も添え かずひと 1 あすみ
お台場の異国情緒よ海の夏 我風 1 秀昭
夏の霧流れて稜線あらはるる よし女 1 はく子
梅雨の旅空色の湯に足伸ばす 秀昭 1 花茗荷
鮎の目に見られてぐすと串を打つ 茂樹 1 たえこ
顔ひとつ草にリードの露の草 廣美子 1 よんよん
白鷺はいつも一羽や青田中 まるこ 1 美恵子
梅雨晴れや告知の友に笑顔あり 如風 1 泉
梅雨晴間綾なし変わる夕の雲 けんいち 1 百姓
尺とりの大揺れ小揺れ落ちそうな たか子 1 すずかぜ
なんばんの花に夕風萌黄波 のぶお 1 願船
初生りの胡瓜写してもぎにけり もとこ 1 虞洛
藍色の夢を誘ひし夏暖簾 和華 1 凡天子
番犬も昼ねの多い梅雨(ばいう)どき 妙香 1 たか
梔子の香に誘われて草引きぬ たえこ 1 如風
株価少しもどる兆しや梅雨晴れ間 はく子 1 楽楽
布団蹴る子が気にかかる熱帯夜 奈緒 1 妙香
苔の花馬頭観音夏祓い みち女 1 かかし
生きるとは死ぬることなりほととぎす 折山 1 たか子
七夕や卒寿の願い恋の詩 康子 1 蓬上
以上.
[887] 7月5日の成績(投句者106名 選句者114名) 2003-07-06 (Sun)名水を汲みし峠の夏木立 清 11 虞洛 縄文 皐月 豪敏 もとこ のぶお 吉よし 千衣 みつ穂 六郎太 いずみ
夕市の風鈴売の訛かな 大門 10 文義 太井 茜 敦穂 ていすけ すずかぜ 国子 草根 さなえ まや
じゃがいもの花どこまでも祖母の里 たか子 10 えれみあ 和華 とろうち ふみを こころ かのこ ゆきこ よし女 草根 きみこ
しなやかに傘寿の母の三尺寝 ほとり 8 敬介 まるこ ひろみ まさる 凡天子 みつ穂 ゆり かかし
身の丈の草刈り倒す古戦場 ふみを 8 清 英 きお 百姓 孝右 紘美 あんず 幸太郎
草千里牧舎の軒に麦わら帽 まこ 7 清 陽子 ちはる 嘉一 すずかぜ 好夫 我風
髪結うて大人びし子や藍ゆかた やす子 7 みすず 満天 登志子 かずひと 奈緒 いずみ みち女
せせらぎに沢蟹遊ぶ津和野かな ていすけ 6 東吾 駒鳥 秀昭 はるを きみこ ゆり
落し文緋鯉が運ぶ池の端 輪三 6 半才 英 ちはる てるこ のんたん たか
ひるがえる蓮の葉裏の脈太し のぶお 6 芹菜 やす子 蒼 孝由 折山 我風
苔の花仲むつまじく道祖神 陽子 6 こころ 敦穂 ももこ 水季 はるを かかし
髪洗ふ濁世の塵を流すごと 六郎太 5 半才 よし 敬介 菜々 茂樹
汗だくの道化の笑みや客まばら えれみあ 5 さよこ きみひら 紘美 たえこ たか
酔ふほどに切子の青に溺れける 幸太郎 5 虞洛 花茗荷 紫樹 よし女 みち女
老夫婦氷菓を口に野良休み みすず 5 しゅん ななえ 紫樹 康子 文月
砂浜に朽ちし小舟や月見草 千春 5 芹菜 百姓 水季 さなえ 幸太郎
ここだけは刈り残されしねじり花 一尾 5 明人 しゅん 蓬上 たえこ 奈緒
干し竿の売り声高き梅雨晴れ間 てるこ 4 いさお 孝右 千衣 廣美子
若竹の露の光や初舞台 文月 4 輪三 茜 あんず のんたん
梅雨ぐもり旅の日程定まらず 満天 4 二青 まるこ はく子 青菜
病室の窓をかすめて夏つばめ まや 4 皐月 文月 孝由 ていすけ
大阿蘇の伸びゆく勇姿雲の峰 二青 3 とろうち のぶお 蒼
星涼しトランペットの練習中 みつ穂 3 登美子 公二 やじきた
梅雨寒や朱き柘榴の実の硬し はちこ 3 輪三 ななえ まこと
校庭のにはたづみにも雲の峰 とろうち 3 明人 満天 浪漫
納棺にをとこの手折る百合白し 初凪 3 きみひら 折山 まこ
寝羅漢もおわす木曽谷藤は実に 紘美 3 みすず 初凪 吉よし
病棟の中庭に揺れ合歓の花 まるこ 3 菜々 願船 秀昭
花合歓の風を遊ばせゐたりけり はるを 3 ほとり 願船 国子
赤さびの鉄鎖の太し滝しぶき としあき 3 ふみを 一尾 浪漫
人住まぬ家の主や枇杷熟るる 芹菜 3 光晴 あすみ 路
樹海出て麓押し来る青嵐 こころ 3 けんいち たか子 大門
七変化むかし遊女のはべる街 きお 3 文義 大門 路
まどろみの風鈴夢は幼き日 半才 2 かずひと 桑
子雀の梢揺らして雫かな 吉よし 2 てるこ ひろみ
トンネルの闇を抜け来て梅雨の町 文義 2 茂樹 やじきた
風鈴を吹いて鳴らしぬ雨つづき すずかぜ 2 嘉一 妙香
枝付きの熟れし枇杷あり盆の上 秀昭 2 二青 康子
水たまり雀水浴ぶ梅雨晴れ間 かかし 2 ゆきこ 桑
郭公や翳をかすかに周防富士 よし女 2 初凪 まや
すれ違ふ露地に香水薫りけり 朝子 2 太井 公二
幼子が短冊に書く願ひかな 公二 2 こう 如風
水草の浮かぶ河面や船料理 駒鳥 2 こう もとこ
路地裏の日傘三人立話 好夫 2 たか子 あすみ
覚えある香水にふとふりかえり 紫樹 2 としあき まこと
備長炭飾りおかるる夏座敷 かのこ 2 縄文 きお
地蔵尊供華七色に梅雨晴間 かずひと 2 けんいち かのこ
菖蒲園江戸伊勢肥後と明記して 孝由 2 よし 好夫
夏蝶の乱舞キャベツ畑から たか 2 登志子 楽楽
梅漬けの加減メールで問うて見る さよこ 2 花茗荷 蓬上
自転車の捨ておる川や梅雨激し けんいち 2 いさお としあき
掛軸は円相の濃し夏座敷 茂樹 2 豪敏 はく子
友を待つ梅雨の座敷に香焚いて こう 1 廣美子
すだれ越し観音竹の揺れを見る のんたん 1 まさる
翅やすむ枇杷の葉陰の揚羽蝶 ひろみ 1 駒鳥
片虹や示談書印の掠れなし 茜 1 えれみあ
三尺寝新聞顔に鼾もる 国子 1 やす子
虫追ふてうどん茹でたつ煙かな 願船 1 ほとり
手を合わせ拝みしさまの蠅あはれ 和華 1 ももこ
たおやかな一枝折りしさるすべり 奈緒 1 妙香
梅雨晴間首を傾げつ庭雀 浪漫 1 陽子
蛍狩り左折点滅つゞきをり 如風 1 さよこ
壁を這う蜘蛛に眼の動きけり 泉 1 一尾
腰かばひ根から引き抜く夏蓬 太井 1 後夢
三日月の影あわあわと梅雨最中 水季 1 六郎太
生ビールそんなにむきにならずとも 明人 1 青菜
雨あがりででむしのつの夕日光げ もとこ 1 楽楽
桔梗咲き 俯向く姿 母を見る 海幸 1 和華
冷やし酒大吟醸の飲み心地 まこと 1 後夢
釣鐘草妖気漂ふけもの道 我風 1 凡天子
杉の木のトライアングル雲の峰 てまり 1 登美子
夏草や錆びた時計の忘れ物 敦穂 1 如風
洗う菜の中に見付けし蝸牛 ももこ 1 東吾
以上.
[886] 7月4日の成績(投句者104名 選句者112名) 2003-07-05 (Sat)風の道見つけ床几の夕端居 六郎太 12 朝子 紫樹 陽子 さよこ けんいち てるこ ななえ かずひと のんたん 文月 すずかぜ 満天
鮎の字が躍る暖簾をくぐりをり 蒼 11 皐月 はちこ こう 紘美 たか子 ももこ 折山 りんご みち女 あすみ 幸太郎
風渡る青田背にして無人駅 えれみあ 10 半才 千衣 もとこ てまり 美恵子 吉よし 文月 まこ よし女 いずみ
溶岩(らば)深くゑぐりて滝の白さかな とろうち 9 ミチコ まるこ ちはる ほとり 登志子 こころ 草根 のぶお 幸太郎
梅雨しとど馬籠街道ひのきの香 登志子 8 茂樹 ゆきこ 好夫 さなえ すずかぜ 秀昭 やす子 はるを
引出しに錆びしGペン巴里祭 明人 7 公二 としあき 水季 初凪 茜 まこと はく子
写真撮る夫に傘差す菖蒲園 孝由 6 太井 こう 如風 たえこ さよこ 百姓
花合歓の傘をさしたる地蔵堂 芹菜 6 蓬上 清 豪敏 凡天子 やじきた 我風
いろいろな夢書き連ね星祭 公二 6 千衣 海幸 勝風 紘美 たか子 かずひと
青苔に掃かれず沙羅の三つ四つ かずひと 6 えれみあ よし 芹菜 かのこ 康子 登美子
四方(よも)の山墨絵と見せし梅雨の旅 紘美 6 清 芹菜 和華 妙香 国子 たか
海の音はこんで来たる貝風鈴 我風 6 きお 輪三 文義 はく子 いずみ きみこ
夏蝶来真昼の余白うめるごと 登美子 6 紫樹 凡天子 蒼 満天 よし女 はるを
正座して墨磨る朝や梅雨激し いさお 5 茂樹 初凪 美恵子 ふみを 吉よし
池の面の雨の輪に座す蓮華かな 敦穂 5 いさお てまり ゆきこ 和華 りんご
二の腕の静脈の透け更衣 梵天子 5 英 ひろみ ももこ 六郎太 一尾
千枚田順に吹き上ぐ風涼し 願船 4 豪敏 我風 あんず たか
荒梅雨や峠の茶屋の窓閉ざす さなえ 4 とろうち 六郎太 桑 まこ
夏蝶の睦み合ひつゝ虚空へと 文義 4 とんぼ 奈緒 孝由 妙香
簾して隣家と同じ窓生まる かのこ 4 きお 明人 敦穂 東吾
長梅雨や小江戸に続く蔵造り こころ 4 縄文 のぶお 泉 みち女
ほうたるを探す谷戸田の眉の月 光晴 3 もとこ かのこ 草根
梅雨晴れ間追いつかずとも草を抜き たえこ 3 蓬上 こころ かかし
瀬戸の島何もかも消え梅雨深し よし 3 菜々 けんいち 敬介
待ちわびし書展の知らせ半夏生 きみこ 3 公二 蒼 好夫
冷奴十勝大豆の旨さかな みち女 3 はちこ 折山 後夢
代々の黒光る梁夏料理 好夫 3 明人 一尾 まや
雨だれを聞きつつ眠る夏座敷 たか子 3 楽楽 まさる 桑
月見草帰りを急ぐ夜勤明け 千春 3 としあき 英 あすみ
夏蝶や切なきほどに目まぐるし 半才 3 二青 かかし 敬介
七夕や逢瀬待ちわぶ二つ星 駒鳥 3 ほとり 登志子 奈緒
貼紙に閉店告ぐる梅雨灯 一尾 3 まこと さなえ やす子
肩上げを下ろして浴衣の準備終え さよこ 3 水季 たえこ きみこ
梅雨寒や母に呼ばるる名の久し やす子 3 縄文 よし まや
遠雷や訃報電話のほそき声 茜 2 えれみあ ふみを
雨霏霏と芝青々と美術館 はく子 2 百姓 のんたん
一瞬に命を燃やす花火かな 文月 2 二青 康子
万緑の四方に攻め来る巌かな 幸太郎 2 とろうち ひろみ
万緑の底にみづうみ鎮もれる まや 2 まるこ 光晴
漣の青山揺らしゐたりけり はるを 2 皐月 みすず
幼き手握りし草に夏の風 奈緒 2 まさる 国子
半夏生雨若竹しなる重さかな よんよん 2 みすず やじきた
そんなことどうでもよいと芋焼酎 まこと 2 菜々 泉
朝市の残りし茄子に水をふり 秀昭 2 東吾 光晴
緑陰や木漏れ日の彩地を動き 豪敏 2 駒鳥 文義
草取や無人の座敷音も無し 泉 2 太井 如風
沿い行けば青田に写る鳥の影 廣美子 2 茜 陽子
山門を額に紫陽花白い雨 ももこ 2 半才 勝風
籠もりたしあぢさゐすべて咲けるまで 茂樹 1 敦穂
潮風にオリーブの花匂いけり けんいち 1 願船
古代蓮遠き昔を語りおり とんぼ 1 輪三
毛虫渡る道路の幅の広さかな 英 1 朝子
見え隠れ小鷺餌食む青田かな ていすけ 1 てるこ
富士山や来光見れず山開き 楽楽 1 秀昭
鴨足草風に踊ってゐたりけり もとこ 1 みつ穂
噴水を揚げし男の子の襁褓替へ 草根 1 後夢
カサブランカ花屋の奥に座を占める 満天 1 ミチコ
蝸牛偲ぶ夜露に口づけや 知津子 1 とんぼ
風青し集落の水たえまなく 桑 1 ちはる
老鶯のホケキョと啼くや稱名寺 後夢 1 虞洛
梅雨しとど今日も歳事記ひもとけり のんたん 1 いさお
玄関に新聞の音明易し ゆき子 1 孝由
まほろばを想う心の夏深山 いずみ 1 駒鳥
祖母来たり野菜と餅の半夏生 たか 1 願船
グラマンのふと影をみし黒揚羽 すずかぜ 1 虞洛
暦ながめ辞書検索し半夏知る 蓬上 1 楽楽
風鈴や幼きころの夢忘れ やじきた 1 あんず
さみだれの庭の踏み石残すのみ しゅん 1 ななえ
以上.
[885] 7月3日の成績(投句者106名 選句者115名) 2003-07-04 (Fri)半夏生野良着干しある深庇 紘美 15 縄文 はちこ 茂樹 水季 やす子 廣美子 凡天子 豪敏 ななえ 芹菜 蒼 はく子 よし女 みつ穂 さなえ
下校の子一つ青柿蹴りつづけ かのこ 14 千衣 けんいち ちはる 東吾 てるこ さよこ 康子 大門 たえこ 好夫 嘉一 登美子 こころ さなえ
言ひ勝ちて虚しき夜の冷やし酒 敬介 13 はちこ 水季 輪三 如風 ななえ 初凪 さよこ 桑 泉 願船 はく子 ゆきこ ほとり
真一文字座敷抜けゆく鬼やんま 光晴 9 いさお たか 廣美子 みすず りんご 六郎太 蓬上 こう いずみ
木下闇雨に濡れたる三輪車 文月 7 千衣 としあき 美恵子 百姓 青菜 駒鳥 まや
くちなしの闇ひと言の別れかな ふみを 7 半才 和華 茂樹 英 茜 ゆきこ 幸太郎
カルストの丘にわき立つ夏の雲 よし女 6 公二 まこと 菜々 文義 のぶお 敬介
車椅子寄りそう母の日傘かな もとこ 6 とんぼ たか子 ていすけ 泉 みち女 かずひと
青田風同じ軌跡をなぞり行く 廣美子 6 清 紫樹 文義 敦穂 豪敏 てるこ
つば寄せて含み笑いの夏帽子 ほとり 6 けんいち ももこ みち女 六郎太 文月 まや
帰省子の一役担ふ看護かな ゆうこ 5 しゅん 満天 紘美 まこ 皐月
山鳩の声くぐもるや重き梅雨 千衣 5 和華 路 ミチコ 孝由 草根
滴りて裏山重き日なりけり はるを 5 かのこ 敦穂 凡天子 東吾 皐月
遠雷や地蔵の背から暮れなずむ 敦穂 5 英 よんよん 我風 幸太郎 こう
街薄暑重文町屋開け放ち はく子 5 かのこ 満天 まこ 好夫 一尾
指しゃぶる子もいて園児昼寝時 こころ 5 孝由 願船 吉よし 登志子 文月
遡上する若鮎宙に躍りけり 文義 4 やす子 ていすけ 敬介 後夢
撓るほど短冊に夢ありにけり 公二 4 太井 菜々 浪漫 初凪
あじさいのやがて最後の色となり 紫樹 4 ふみを 美恵子 大門 まさる
戦災日近し青田の匂ひ来て 浪漫 3 清 とろうち すずかぜ
炎天や真砂のごとき湖の照り まや 3 きお ももこ はるを
南より風の道なる大蓮田 我風 3 えれみあ ふみを のぶお
風軽し梅雨の晴間の道祖神 一尾 3 えれみあ きみこ 我風
ブナ林を抜けて霧中の大山寺 きみこ 3 路 ミチコ 後夢
孑孑の水面放して沈みけり しゅん 3 縄文 きお ほとり
香水に生き様変ふることもなし 菜々 3 明人 芹菜 浪漫
紫陽花や画用紙はみだし子供の絵 陽子 3 きみこ よんよん 登志子
結い髪の下向くときや首凉し 登美子 3 虞洛 まさる 吉よし
外風呂に角燈揺れて鮎の宿 明人 3 よし みすず 国子
覗き見る茅の輪の先の薄暗し 茜 3 光晴 百姓 国子
樹下涼し翁のガイドひと休み みつ穂 2 折山 桑
鉢合わせ右往左往の蟻の道 よし 2 とんぼ ちはる
打ち止めの寺まで一丁鹿の子百合 としあき 2 しゅん たか
湯屋の窓開けられてをり濃あぢさゐ 茂樹 2 如風 草根
梅雨寒や寄る柱なき家に住み まこと 2 茜 輪三
さみだれにふたつの傘や渡月橋 敦風 2 嘉一 いずみ
梅雨寒や野良猫親子が寄り添ひて 孝由 2 高喜 奈緒
朝市に生きいき並ぶパセリあり 和華 2 公二 たえこ
川涼し両国橋の吟行子 初凪 2 みつ穂 秀昭
焼きたてのパンの匂いや麦の秋 千春 2 紫樹 あすみ
外孫に与えし花火忘らるる みち女 2 明人 あんず
髪染めし妻の笑顔や梅雨晴間 泉 2 りんご 奈緒
予後のこと案じをりけり半夏生 草根 2 半才 もとこ
焼きたてのパンの香りや梅雨の窓 たか子 2 高喜 秀昭
背伸びして咲く路地裏の立葵 登志子 2 虞洛 敦風
鴇色の山門古し捻り花 のぶお 2 とろうち もとこ
したたかに伸びにしどくだみ今日も抜く 吉よし 1 折山
目を病みて跳びこむ日差しや梅雨晴間 ももこ 1 いさお
山開き二丈の富士に登りけり 後夢 1 太井
含羞草さびしさゆゑに触れてみる とろうち 1 登美子
ビアガーデン交わすコップや夕涼み 駒鳥 1 あんず
煉瓦壁忍ぶの生えし町工場 百姓 1 のんたん
点滴の傷痕ふかし半夏雨 さなえ 1 よし女
気に入りの店で気に入る夏扇 蓬上 1 敦風
駅前に祇園山笠聳えをり やす子 1 はるを
ここはどこ一瞬惑うや昼寝覚 六郎太 1 としあき
万緑に納まる館なまこ壁 満天 1 蓬上
梅雨じめり洗濯物の暖簾かな 康子 1 蒼
圧力に志折るところてん 如風 1 すずかぜ
釣り堀の背広片手の夕涼み きお 1 たか子
同じ顔並んで吹いてる草の笛 みえこ 1 一尾
暗闇にほのぼの白き月下美人 豪敏 1 陽子
梅雨寒や奥歯のうずき水含む 高喜 1 よし
牧守の話聞き入り夏炉焚く 二青 1 こころ
老ゆるごとに妻の小言や青時雨 大門 1 まこと
孤独なる空へ泰山木の花 やじきた 1 妙香
大楠の緑のはえる梅雨晴れ間 妙香 1 駒鳥
丸窓に紫陽花一花顔を出し 輪三 1 陽子
紫陽花や日向木陰に艶めきて まさる 1 あすみ
舟下り客の悲鳴や梅雨晴れ間 ていすけ 1 きみひら
夜店の灯はだか電球右左 あすみ 1 のんたん
ふるさとは遠くにありて半夏生 願船 1 かずひと
エスエルの煙たなびく青田かな 清 1 きみひら
二三人踏み来る音や竹落ち葉 芹菜 1 康子
夏至過ぎてまだ癒されぬ愁いかな けんいち 1 楽楽
いっときの晴れ間明るし風凉し のんたん 1 妙香
船虫の散りて魚ゐる潮溜まり まこ 1 青菜
以上.
[884] 7月2日の成績(投句者106名 選句者114名) 2003-07-03 (Thu)酒蔵の広き三和土の梅雨じめり はく子 21 清 太井 とろうち 茂樹 まこと ちはる まさる 一尾 よし まるこ 好夫 水季 たえこ 吉よし かずひと みつ穂 やす子 さなえ いずみ ななえ ゆうこ
拭きあげし梅雨の畳に風通る こう 11 豪敏 みすず けんいち 東吾 ていすけ こころ あすみ かずひと かかし はく子 秀昭
島路地や軒下低く枇杷熟るる さなえ 10 きお たか子 けんいち こころ 芹菜 水季 あんず やす子 ゆきこ 廣美子
雨過ぎて風戻りたる夏柳 浪漫 9 千衣 輪三 蒼 たか子 桑 すずかぜ 虞洛 はく子 ほとり
車座の野球部員や大西瓜 ふみを 9 公二 江斗奈 かのこ 一尾 登志子 紘美 りんご まるこ 登美子
合歓やさし村を見下ろす診療所 紘美 8 ふみを こう 好夫 草根 芹菜 すずかぜ きみこ 登美子
濡れ石に盛り塩涼し半夏生 すずかぜ 8 公二 紫樹 英 もとこ 願船 我風 みち女 いずみ
神杉の雨粒太る山開き はるを 8 とろうち えれみあ もとこ こう よし女 文月 さなえ まや
ラムネ玉ころんと前山傾けり よし女 7 敦穂 江斗奈 願船 泉 初凪 たか はるを
五月雨や古びし梁の能舞台 公二 7 千衣 太井 あすみ 幸太郎 きみこ 文月 ななえ
禅寺の甍まぶしく梅雨晴れ間 かずひと 7 陽子 美恵子 ももこ 後夢 まこ 虞洛 康子
梅雨晴れ間看護の不精髭白く ゆうこ 6 縄文 敬介 いさお 明人 ミチコ 速水
半鐘の鳴りし日もあり青田風 願船 5 豪敏 みすず ちはる かのこ 東吾
回廊の苔むす屋根の梅雨湿り 清 5 和華 まこと よし まこ 廣美子
七夕やつたない文字の夢万里 蓬上 5 敦穂 えれみあ 満天 蒼 嘉一
冷麦に浮かぶ赤糸今日の幸 輪三 5 半才 登志子 のんたん よんよん 六郎太
老鶯や日の翳りゆく千枚田 みすず 4 凡天子 高喜 明人 ていすけ
露天湯の梅雨もろともに汲みあげし まこ 4 皐月 ミチコ 我風 かかし
梅雨晴間野球少年飛出して あすみ 4 青菜 しげる 嘉一 あんず
夏つばき小路に人の絶えにけり 紫樹 4 としあき 如風 草根 速水
遠河鹿聴きたるよりの夕ごころ 明人 4 大門 菜々 よし女 りんご
滝の水一直線に落ちにけり 吉よし 3 ほとり ゆうこ はるを
訪ふ人もなき竹林の落葉どき みつ穂 3 のぶお 光晴 吉よし
煽ぎ合ひ祭の文字は躍りけり 六郎太 3 しゅん 文義 のんたん
能筆の友のはがきは雨一字 美津子 3 清 しゅん 泉
耳元や寝かせまいぞと蚊の行き来 半才 3 陽子 後夢 妙香
青梅雨や馴染まぬ髪を切りそろえ やす子 3 ふみを 青菜 まさる
朝市の庇にぶつけ白日傘 とろうち 3 凡天子 茜 蓬上
カレンダーめくりて初夏の水しぶき よんよん 3 楽楽 国子 ゆきこ
山城の霞みて浮きぬ梅雨の月 高喜 3 半才 輪三 てるこ
竿の先光り川面の夏の雲 登志子 2 英 のぶお
君よ生き急ぐな雨の花蓮 まるこ 2 紫樹 浪漫
初なりの茗荷の子ある昼餉かな かのこ 2 きお 国子
夏の宿旅人の名刺重なりて みち女 2 茜 康子
巴里みやげの香水いまもそのままに 菜々 2 茂樹 まや
梅雨晴間下校の子等の急ぎ足 駒鳥 2 いさお 敦風
昼寝覚めすっくと下車する人の居て 千衣 2 としあき 如風
更衣をみなの腕の種痘痕 文義 2 縄文 幸太郎
裏庭のびわの実痩せてたわわなる しゅん 2 妙香 六郎太
判夏生蛸を食わんと箸をだす いずみ 2 高喜 よんよん
青胡桃親の仕事を引き継ぎて まや 2 敬介 皐月
紫陽花や二人で歩く一つ傘 たか子 2 孝由 みち女
小流れに架かる石橋苔の花 水季 2 満天 百姓
青梅雨の伊吹嶺きようも雲の中 敬介 2 菜々 紘美
草茂る再開発の楔音 えれみあ 2 初凪 みつ穂
祠への磴に降り敷く竹落ち葉 芹菜 2 敦風 光晴
庭石の佳境に入る蟻の道 太井 1 たか
道祖神夏草あふれる街道に 蒼 1 たえこ
湿原の中のあやめの濃紫 もとこ 1 楽楽
葉の裏に蟻の集合長い列 さちえ 1 和華
露草や今朝も出会いし同じ人 千春 1 桑
萍の闇に小魚なよぎりけり 国子 1 文義
キャサリン逝くくちなしの花寂しけり 如風 1 蓬上
淡路島花の遍路は華やきて まさる 1 やじきた
梅雨晴れ間ビーチボールを抱えし子 廣美子 1 孝由
青ぶだう機嫌の悪き美少年 初凪 1 浪漫
かたまってカンナ淋しがり屋の花 やじきた 1 大門
鳥声の鳴き交わしゐて明易し ななえ 1 秀昭
東雲を呼び覚ましをり黄菅の黄 草根 1 美恵子
水墨の山蛇行せし夏の霧 桑 1 てるこ
山門の額に入り日や捻り花 のぶお 1 ももこ
出るものは歓歎の息大賀ハス 我風 1 百姓
以上.
[883] 7月1日の成績(投句者107名 選句者116名) 2003-07-02 (Wed)剥落の仁王の目玉青嵐 紘美 16 千衣 縄文 明人 えれみあ きお 蒼 敬介 みすず もとこ みち女 初凪 草根 幸太郎 のんたん みつ穂 速水
梅漬けり母の歳時記ひもときて かずひと 14 やす子 えれみあ 紫樹 文月 芹菜 陽子 多藤 登志子 ミチコ 文義 あすみ 廣美子 まこ 康子
湖渡る風に玉解く芭蕉かな 清 10 路 やす子 とろうち よし女 こう 我風 一楽 初凪 さなえ はるを
風鈴に促され立つ夕支度 かのこ 10 英 まさる 光晴 よし 六郎太 こう りんご すずかぜ 美津子 たえこ
川べりに並びて座る白日傘 みつ穂 10 けんいち 満天 東吾 たか子 百姓 もとこ りんご 草根 康子 吉よし
幼児のまなこ捕らえし蟻の列 吉よし 8 千衣 江斗奈 紘美 文月 多藤 ミチコ 駒鳥 たか
水郷に花嫁舟やあやめ咲く 千春 7 路 水季 百姓 美津子 はく子 廣美子 いずみ
一人居のいまが幸せ心太 ゆき子 7 皐月 明人 高喜 菜々 ふみを ちはる 敬介
群青の比良の山並み梅雨晴れ間 芹菜 7 紫樹 一尾 ななえ 輪三 美恵子 みすず 和華
未熟児のいま大男青ぶだう 草根 7 とろうち 菜々 紘美 凡天子 まこと まるこ ゆきこ
紫陽花の戸毎に咲けり長屋路地 大門 5 きお 茂樹 良坊 すずかぜ さなえ
睡蓮の一花に及ぶ経の声 よし女 5 かのこ 蓬上 芹菜 よし 吉よし
一人居て熱帯魚の視線有り たか 5 英 てるこ ふみを まこと いずみ
新緑に千本稲荷続きけり 公二 5 しゅん 豪敏 敦風 美恵子 のんたん
健診のナースの笑顔梅雨晴間 満天 5 高喜 二青 いさお 孝由 幸太郎
憂きことはちょつと棚上げ冷やし酒 まこと 4 半才 後夢 泉 登美子
十六歳一針づつに浴衣縫ふ 登美子 4 しゅん 太井 登志子 まや
雲水の素足軽やに仙の峪 美津子 4 みち女 はちこ みつ穂 かずひと
川音を背に坂下る木下闇 蒼 4 としあき 豪敏 敦風 あすみ
狭き軒風鈴掛けて風を聴く 蓬上 4 ななえ 我風 良坊 千稔
洗われし葉の照り返す梅雨晴間 はちこ 4 満天 いさお 陽子 青菜
白雲の流れゆく尾根夏暖簾 和華 4 輪三 光晴 のぶお 好夫
軒下の孤独を燕しらぬふり えれみあ 3 縄文 江斗奈 如風
飛機の音青田にあづけ基地灯る まこ 3 てるこ 蒼 茂樹
曲がりたるきゅうり貰うや梅雨晴れ間 高喜 3 和華 たか 桑
着メロが旅の鞄に夕薄暑 茂樹 3 清 大門 文義
青梅雨や西行歌碑の文字うすれ みすず 3 水季 たか子 ゆきこ
緑陰に吹奏楽の音合せ 敬介 3 まさる 孝由 まや
ラベンダー一望の野を紫に 朝子 3 大門 駒鳥 千稔
修行僧汗汗汗の経を読む 折山 3 孝右 凡天子 国子
噴水のしぶきを浴びて昼休み あすみ 3 太井 こころ はく子
青すだれ日々好日を灯しけり ふみを 3 よし女 登美子 たえこ
釣り竿の大きくしなり夏木立 とろうち 2 清 二青
クラシック音楽を聴く夏木立 はるを 2 楽楽 ゆうこ
床に病む眼に蠅の孤独かな 幸太郎 2 泉 よんよん
月下美人盛りに咲きし一夜かな 豪敏 2 ちはる 秀昭
一片の切り幣蟻の道ふさぐ 菜々 2 公二 かのこ
観覧車より星のごと合歓の花 我風 2 公二 嘉一
山桃に鳥の騒がし小枝散る 江斗奈 2 後夢 こころ
下り行く片蔭沿いや港街 茜 2 けんいち 好夫
夏木立五重塔の丹を点じ 明人 2 折山 はちこ
児の声に立ち上がりたる子亀かな やす子 2 願船 まこ
洗濯機音の絶えざる梅雨晴間 光晴 2 如風 まるこ
紫陽花に埋もれて笑むや野のほとけ 水季 2 ていすけ 国子
夾竹桃群れ咲き静か聾学校 けんいち 2 東吾 敦穂
朝曇船より眺む芭蕉庵 初凪 1 秀昭
礼拝を終へてお庭の花菖蒲 二青 1 楽楽
浴衣着て胸元合わす乙女かな 輪三 1 ゆうこ
花茗荷子猫の耳の動かざり さなえ 1 敦穂
何思うチッと舌打つ誘蛾灯 英 1 折山
住宅街走る電車や枇杷実る もとこ 1 一尾
店名を隠すにあらず葭簀立て 一尾 1 半才
眼裏に消えぬ残照花火の夜 てまり 1 かずひと
急くな急かすな夕かなかなの散歩道 まるこ 1 のぶお
葉柳の映りし川面たほやかに 浪漫 1 桑
剥製の如き翡翠水面の技 孝由 1 孝右
紫陽花や取り残されている団地 紫樹 1 浪漫
約束の雨やわらかき蓮華かな 敦穂 1 蓬上
山々を濃くうすくぬり梅雨の霧 千衣 1 妙香
境内の火の見を今に楠青葉 はく子 1 浪漫
梅雨最中煉瓦通りにルオーの絵 ななえ 1 ていすけ
ほうたるの光求めて県境 嘉一 1 青菜
隣家へ暗き裏口柿の花 国子 1 はるを
朽ちてなほ無垢な白さの夏椿 よんよん 1 嘉一
王朝の風にあそぶや花菖蒲 すずかぜ 1 皐月
プロポーズされて迷ふやなめくじら 如風 1 願船
水溜まり蝌蚪の国ある植田かな いさお 1 六郎太
滝音に普段は言はぬ戯れ言を 敦風 1 よんよん
どの窓も布団干してる梅雨晴れ間 まさる 1 妙香
山腹を駆け登る雲軒忍 よし 1 速水
蓮の花ときに魚影見えにけり たか子 1 としあき
以上.
[882] 6月30日の成績(投句者106名 選句者115名) 2003-07-01 (Tue)禅寺の下駄の窪みやほととぎす 秀昭 17 明人 孝右 ひろみ てまり かのこ 満天 のぶお みち女 よし女 初凪 まこ 二青 たか 速水 美津子 りんご 康子
甘藍の畝まつすぐに風渡る とろうち 12 蓬上 千衣 しゅん 高喜 ななえ 一尾 敦穂 ていすけ 一楽 豪敏 草根 みつ穂
七月や登山電車が雲を押す こころ 10 明人 千衣 大門 浪漫 菜々 よし女 すずかぜ やじきた ゆきこ 六郎太
夏蝶の逃げ場に惑ふ俄雨 敬介 9 公二 てるこ まこと 光晴 豪敏 妙香 みつ穂 凡天子 ゆうこ
梅雨晴れの峡に響くや大太鼓 みすず 9 路 いさお もとこ てまり すずかぜ さなえ りんご はちこ 朝子
夕凪や吃水深き入港船 一尾 8 とろうち 高喜 ななえ はく子 みすず 浪漫 蒼 水季
明易の勤行太鼓こだませり 千衣 8 清 輪三 大門 茂樹 たか子 紫樹 好夫 蒼
山下る里の灯りや遠蛙 かかし 7 敦風 きお しげる けんいち あすみ 国子 水季
迫り来る万緑匂ふ舟下り ていすけ 7 やす子 秀昭 満天 けんいち こころ あすみ 国子
釣船の白線描き夏の海 遥人 7 和華 陽子 文義 のぶお 孝由 吉よし いずみ
絵てがみの梅雨の雫と共に来ぬ 茜 6 ももこ ふみを 文義 駒鳥 凡天子 美津子
父と子のキャッチボールや夏燕 公二 6 路 まこと 二青 草根 やじきた かずひと
妻の愚痴風に吹かれて落し文 千春 5 おたふく 敬介 良坊 幸太郎 のんたん
あぢさゐ忌芙美子旧居に海ひらけ やす子 5 輪三 こう えれみあ さなえ かずひと
糠床の味を目当ての夏暖簾 大門 5 ちはる 登美子 まさる みち女 泉
無縁仏千日紅の供華ありて のんたん 5 とろうち 江斗奈 楽楽 登志子 えれみあ
女子高の校庭華やぐ更衣 孝由 4 ちはる やす子 芹菜 桑
鴨の来て田一枚を占めにけり 羽合 4 こころ ゆきこ 吉よし たか
ひとりゐの守宮と話相手かな 登美子 4 如風 おたふく 秀昭 光晴
かわ鵜鳴く湖面に高き朱の御堂 清 4 和華 ていすけ 芹菜 駒鳥
万緑や坂道の先失えり きお 4 孝右 太井 ひろみ 遥人
稲妻や訪ふ人もなき廃寺跡 美津子 3 もとこ 敬介 桑
雨がえる開墾の地の馬頭尊 みち女 3 ももこ 敦風 幸太郎
揺れたるは熟れし実梅の落ちし枝 水季 3 よし よんよん 六郎太
堂涼し鳴き龍の音に手を合はす みつ穂 3 清 ミチコ きお
ほうたるの重くかろきの闇の中 好夫 3 茜 文月 一楽
忘草今日を一会の花ひらく 満天 3 英 まさる 泉
裸子の重み両の手確かむる 蒼 3 ふみを 文月 のんたん
少子化の進みし町やつばめ生る 文義 3 たか子 まるこ 菜々
扇風機まわる老舗の奥座敷 駒鳥 3 茂樹 百姓 まるこ
かなかなやふと母のこと郷里のこと まるこ 3 江斗奈 こう 紘美
濃淡の緑重ねて野を描く てまり 2 はく子 多藤
祖母昼寝孫の声さへ遠ざけて ゆうこ 2 多藤 康子
掃除機の音も湿りて梅雨最中 吉よし 2 妙香 ゆうこ
風鈴の響(な)りに歩をとめ路地深し まこ 2 楽楽 嘉一
開けし口魂出入りする昼寝かな 紫樹 2 英 てるこ
単身で二年居し町草いきれ ふみを 2 としあき 速水
尺蠖の棒立ち多し土の上 太井 2 紫樹 我風
この日をば忘れておりし沖縄忌 嘉一 2 後夢 紘美
遠回りして薔薇の風やはらかし 花茗荷 2 公二 みすず
葛切りをつまむ割り箸太かりき 六郎太 2 一尾 かのこ
器まで冷やして注ぐ冷やし酒 まこと 2 よんよん かかし
月さして万緑の拍満ちわたる 敦穂 2 蓬上 まこ
梅雨深し沈香の香の染みる部屋 おたふく 2 茜 はちこ
湯の宿は河鹿三昧雨あがる としあき 2 我風 いずみ
草刈機唸る休日梅雨晴れ間 折山 2 いさお 好夫
朝採りし胡瓜の棘に客の声 如風 1 よし
葉と花で水面一杯蓮かな 速水 1 後夢
黴臭き納屋の引き戸は重かりし ひろみ 1 良坊
氷菓舐め少女漫画読みし頃 国子 1 かかし
風の道茂みを剪定いたしけり しゅん 1 嘉一
保育園はお迎え時間合歓の花 菜々 1 朝子
梅雨出水鴨の卵も流しけり 紘美 1 初凪
あはき日の花くちなしのかほりけり 浪漫 1 如風
心地よき夜風入り来る夏座敷 二青 1 孝由
大空にステンドグラス夏祭り 文月 1 遥人
指間にも黴の生えたり梅雨曇 泉 1 登美子
合歓の花風をまといて光あり 蓬上 1 陽子
いらぬもの付きすぎた日々額の花 えれみあ 1 敦穂
新築の家をそびらの夏椿 かのこ 1 縄文
田園を走る電車や扇風機 すずかぜ 1 太井
幽玄の群舞の演者花菖蒲 虞洛 1 百姓
虹立つや賭けるヒィルムの一枚に 良坊 1 ミチコ
梅雨晴れ間犬猫の声遠くより 百姓 1 しげる
梅雨空の天守に登る段光る ミチコ 1 折山
衣擦れの音に驚き明け易し いずみ 1 折山
大岩に猫の親子端居かな さなえ 1 しゅん
夏潮や勝鬨橋は閉ぢしまま 初凪 1 縄文
闇の中蛍の舞ひと水の音 和華 1 としあき
梅雨の蝶雫まつわり緩やかに まさる 1 登志子
以上.
[881] 6月29日の成績(投句者110名 選句者108名) 2003-06-30 (Mon)雨去りてまた新しき蟻の列 敬介 16 千衣 敦穂 こころ 高喜 たか よし女 ふみを 美恵子 如風 きお けんいち 凡天子 草根 はく子 のんたん みつ穂
蜘蛛の尻丸々として空に向く 太井 10 縄文 たか子 蓬上 蒼 廣美子 凡天子 ひろみ のんたん 敦風 さなえ
梅雨の昼遅れて鳴りし古時計 文義 9 まこと 明人 ふみを 好夫 としあき 敬介 はく子 羽合 ゆうこ
汗滲む杖を洗ひて結願寺 美津子 8 こう ミチコ 茜 ちはる もとこ みつ穂 やす子 まこ
飛び箱を跳ぶ少年に麦の風 ふみを 8 公二 千衣 ミチコ ななえ えれみあ 蒼 てまり 敬介
噴水の高きに止まる暮色かな 敦穂 7 浪漫 英 幸太郎 いずみ 水季 やす子 かかし
梅雨暗し漬物小屋の酢の匂ひ 登美子 6 茂樹 太井 かのこ よし女 百姓 桑
夏座敷ひとり占めして試験の子 はるを 6 清 しゅん 孝右 多藤 孝由 一尾
水郷の風むらさきに花菖蒲 初凪 6 縄文 豪敏 のぶお てまり かずひと 国子
海開き富士を背に立つ肩車 まこ 6 皐月 つじ ていすけ 千稔 後夢 国子
足裏に木目冷たし夏の寺 水季 6 和華 ていすけ 文月 敦風 まこ 桑
幽谷の瀬音縫い来る河鹿笛 紘美 5 輪三 太井 孝由 かずひと 光晴
滴りや過去帳を見る庫裏の中 良坊 5 きお 好夫 けんいち 花茗荷 美津子
合歓の花微笑千年菩薩堂 登志子 5 蓬上 かのこ ちはる 文義 初凪
大の字で見上ぐる天井夏座敷 孝由 5 陽子 満天 あすみ 芹菜 光晴
夏萩や瀬音聞ゆる峡の道 蒼 4 満天 もとこ 速水 とろうち
大皿の伊万里の藍に冷し麦 明人 4 廣美子 美恵子 紫樹 千稔
薄情な口元になるサングラス ひろみ 4 大門 登美子 みち女 六郎太
紫陽花の弾みて雨を浴びにけり りんご 4 茂樹 菜々 登美子 すずかぜ
緩らかに合歓の葉閉づる夏夕べ 豪敏 4 和華 駒鳥 文義 文月
砂の道浜より続き西瓜畑 こころ 4 敦穂 英 きみこ 初凪
片蔭にまづ誘ひて無沙汰詫ぶ 敦風 4 しゅん おたふく 如風 百姓
夕顔や帰宅うながす時の鐘 国子 3 こう 輪三 妙香
燕の子まづ嘴の見えにけり まるこ 3 多藤 後夢 吉よし
あぢさゐの花から夕日転がれり 大門 3 公二 東吾 のぶお
山鳩のしきりに鳴けり夏座敷 まや 3 まこと さなえ 秀昭
青すすき刃をもて人を寄せつけず けんいち 3 願船 かかし よんよん
いつからか書庫の住人雲母虫 我風 3 たか子 すずかぜ よんよん
言葉なく今日も過ぎにし梅雨寒し 吉よし 3 孝右 高喜 茜
梅雨冷えに雲も上着をかさねをり よんよん 2 つじ 妙香
花菖蒲栄華極めり荘の跡 知津子 2 みち女 芹菜
郭公や客吾ひとりロープエイ 折山 2 あすみ 秀昭
鴨の雛一直線の青田かな 孝右 2 六郎太 幸太郎
妻が背も吾が背も競ふ立葵 幸太郎 2 皐月 おたふく
夏がすみ墨田川ゆく渡し船 まこと 2 きみこ いずみ
硯師のそりたつ指や鉄線花 すずかぜ 2 水季 吉よし
雨粒の色鮮やかに花菖蒲 虞洛 2 泉 草根
梅雨さなか部活の子らの走りゆく 梵天子 2 いさお ななえ
衣裳付け雅楽の舞や梅雨はげし 妙香 2 いさお 花茗荷
梅雨しとどこわごわ渡る丸木橋 千衣 2 虞洛 江斗奈
久方に帰る実家の西日濃し 二青 2 としあき ゆうこ
若き日の思い出される夏の雲 たか子 2 陽子 楽楽
蜘蛛の囲や珠玉繋がる小糠雨 輪三 1 たか
橋桁を洗ふ濁流梅雨出水 はく子 1 美津子
蛇苺食へぬ赤さと知りつつも 願船 1 こころ
梅雨明けに暗闇の中光見る さちえ 1 まさる
こんもりと御陵の脇の氷室山 百姓 1 菜々
ライチ食ぶ今楊貴妃の食べ放題 ななえ 1 嘉一
映画館はき出す人や梅雨篭り やす子 1 折山
滝の水バーコードめき落ちゆきて かずひと 1 大門
争いて試飲ビールの紙コップ たか 1 康子
ポケットに行方不明の夏帽子 公二 1 折山
通り風過行くままの昼寝かな まさる 1 羽合
息遣ひ荒きいのちや唖(おふし)蝉 草根 1 浪漫
梅寒や手術鋏の触れる音 みすず 1 えれみあ
売れ残る苗に茄子のしなびをり とろうち 1 康子
絵手紙のピーマン青し梅雨の空 ゆき子 1 嘉一
フラダンサー日焼けの腕に時計跡 茜 1 明人
独り家のたわわの枇杷を持て余す 嘉一 1 泉
一病息災庭に育てて茄子胡瓜 菜々 1 まるこ
夕張の夕日を秘めしメロンかな 文月 1 東吾
里山の塔の烟れる梅雨の朝 のぶお 1 まさる
滝の音己が心の静まれり きお 1 虞洛
梅を干す簀子に並ぶ大中小 あすみ 1 願船
大甕を伏せたるそばの立葵 よし女 1 江斗奈
制服を浴衣に替えて乙女かな 泉 1 楽楽
碁盤目の路地の彩どり濃紫陽花 芹菜 1 ひろみ
山荘に一書を掲げ硯洗ふ こう 1 一尾
ねじり花若者言葉首かしげ 千春 1 清
雪渓のすそのしたたりきらめけり 好夫 1 駒鳥
塵界の惑ひばかりや桜桃忌 えれみあ 1 まるこ
夏霧に迎へられたり県境 桑 1 豪敏
痩尾根で胡座かいたりすみれ咲く よし 1 速水
枇杷の実の落つる時見ぬ屋敷跡 一尾 1 とろうち
以上.
[880] 6月28日の成績(投句者104名 選句者111名) 2003-06-29 (Sun)青年の喉よく動きラムネ飲む こころ 15 清 縄文 太井 しゅん 明人 よし 浪漫 やす子 ももこ 蒼 すずかぜ かずひと 我風 まや きみこ
母老いてうなずくばかり心太 かずひと 13 蓬上 敦穂 凡天子 高喜 ふみを さなえ 皐月 みち女 美津子 紘美 初凪 のぶお 敬介
しばらくは舌に遊ばせさくらんぼ 明人 12 孝右 茜 浪漫 茂樹 つじ 六郎太 ていすけ まるこ 我風 いずみ 幸太郎 妙香
泣き虫の両手に持たすさくらんぼ ふみを 12 敦穂 江斗奈 しゅん きお 茂樹 千衣 英 文月 こう 文義 やじきた 光晴
髪洗ふ海を見て来し眼閉ぢ 初凪 9 けんいち おたふく ミチコ 菜々 東吾 はく子 かのこ のんたん まや
万緑を一跨ぎするアーチ橋 みち女 7 千稔 孝右 駒鳥 輪三 豪敏 水季 廣美子
病む母の背をさすりては三尺寝 ゆうこ 7 登志子 遥人 たか子 すずかぜ よんよん みすず 桑
万緑の山迫り来る車窓かな 蒼 7 公二 とろうち てるこ あすみ 芹菜 いずみ 妙香
田草取る水音ばかり狭の里 とろうち 7 陽子 豪敏 千衣 たか子 願船 かかし みどり
鉄棒の手擦れの光り百日紅 茜 6 縄文 けんいち よし女 美津子 敦風 まこ
端居して夫婦同じき吉備訛り 敦風 6 ななえ さなえ ちはる やす子 良坊 きみこ
五月雨や口も聴かずに二人膳 百姓 5 蓬上 としあき としあき 速水 泉
万緑や雲かけ登る駒ケ岳 もとこ 5 ひろみ とろうち ていすけ はく子 こう
脚張ってしばし沈思のあめんぼう 和華 5 紫樹 六郎太 孝由 文月 光晴
よしきりの雛もゐるらし葦野原 みすず 5 こころ 吉よし かずひと のぶお 桑
万緑に石像仁王の浮き立ちて 遥人 4 陽子 あすみ 国子 秀昭
山桃の落ちる音して夜の風 ゆき子 4 江斗奈 蒼 みち女 願船
リハビリの部屋は明るし合歓の花 よし女 4 虞洛 百姓 みすず ゆうこ
浴衣着て姿勢を正す娘かな 泉 4 楽楽 まこと りんご やじきた
夏薊古墳しずかに眠らしめ 我風 4 英 かのこ 登美子 文義
ビーズ織る糸巻棒の梅雨湿り かのこ 3 こころ 一尾 好夫
久々の晴れ間眩しや梅実採り 国子 3 和華 のんたん 廣美子
冷や奴夫は毎日日曜日 のんたん 3 如風 ゆきこ 泉
草刈りの音まで濡れる夜明け前 たか 3 明人 つじ 遥人
夏氷含み口中只ならず まや 3 千稔 皐月 はるを
噴水の先に幼子触れたがり りんご 3 駒鳥 孝由 はるを
海女継ぐとけなげな娘らの鮑採り 如風 3 満天 良坊 敬介
手庇や分水嶺の登山口 よし 3 紫樹 登美子 まこ
梅雨空に工場の煙溶け込めり ななえ 2 高喜 りんご
崖を這う根の必死さや岩煙草 水季 2 如風 ミチコ
花合歓やゆつくり湖を一周す はるを 2 ももこ 幸太郎
また闇に沈みて消えし蛍の火 てまり 2 国子 かかし
夕顔に会えさうな町燈涼し みつ穂 2 吉よし 満天
白扇の固きをひらき墨書せり 茂樹 2 よし まこと
老鶯や倒木越えて森に入る きお 2 折山 秀昭
梅雨最中グレゴリー・ペック去りゆけり 文義 2 東吾 芹菜
麦こがし男まさりの妹と やじきた 2 菜々 ゆきこ
梅雨じめり部屋にこもりて茶の香焚く 満天 2 おたふく よんよん
足元を叩きて朝の男梅雨 清 2 凡天子 よし女
花合歓の木陰の白き乳母車 光晴 2 登志子 茜
坪庭に親竹越える今年竹 まさる 2 清 ちはる
植田なか小鮒狙いて子等騒ぐ いさお 2 公二 一尾
青梅雨の水輪かさねるダム湖かな まこ 2 きお 草根
鎌研ぎや項あらはに草刈女 幸太郎 2 初凪 草根
葉柳へ水たほやかに流れ来る 浪漫 1 太井
青鷺の翔つや行方をじっと見る 一尾 1 嘉一
習い終へ啼いて飛びかう燕の子 かかし 1 虞洛
いのちには約束はなし芥子畑 速水 1 ふみを
まどろみの中に漂よふ藤寝椅子 登美子 1 まるこ
十薬の抜くも芽を出す根の命 まこと 1 てるこ
古池の一面覆ふ布袋草 豪敏 1 もとこ
黒揚羽美味探求の花選び 後夢 1 百姓
紫陽花と共に微雨受く露天風呂 けんいち 1 嘉一
越し来れば猫住みをりし夏座敷 たか子 1 たか
故郷を持たぬをとこの船遊び 敬介 1 ななえ
松落葉集め五右衛門風呂焚きし 草根 1 ゆうこ
大いなる囲を張る蜘蛛の痩せこつけ 太井 1 ひろみ
十薬の花に囲まれ羅漢堂 登志子 1 輪三
名刹は一山一寺梅雨さなか としあき 1 速水
蜘蛛の囲の雫みどりのきらきらと 皐月 1 和華
若き日を偲ぶ浴衣の藍深し ていすけ 1 水季
白檀の香り形見の扇かな こう 1 好夫
向日葵を反太陽にねじ曲げる 願船 1 折山
新聞紙包まれ我が家に向日葵が よんよん 1 楽楽
雨の日の田の浮き草は溢れけり きみこ 1 みどり
群れ咲きてなお密やかな鷺の草 文月 1 敦風
幼児の寿限無唱えし夕涼み 吉よし 1 もとこ
説法にさざめく竹も落葉どき 菜々 1 たか
以上.
[879] 6月27日の成績(投句者102名 選句者102名 ) 2003-06-28 (Sat)軽かりし母の窪みか籐寝椅子 茂樹 14 高喜 たか ふみを けんいち 多藤 たか子 泉 ていすけ 好夫 孝由 こう みすず さなえ かかし
明易の経の聞こゆる阿弥陀堂 よんよん 12 しゅん 皐月 のぶお かのこ 百姓 美津子 凡天子 すずかぜ 登志子 はちこ ゆきこ ゆうこ
海までの一本道や青田波 もとこ 9 初凪 光晴 こころ 草根 あすみ あすみ こう みつ穂 はるを
冷素麺さらりと今日のこと忘れ 満天 9 縄文 ふみを たか子 こころ 菜々 てまり のんたん ゆきこ かかし
母と子の二人の世界しゃぼん玉 ゆき子 7 よし 我風 草根 まこ 蒼 紘美 登志子
棕櫚の葉のゆれて涼しき夏の午後 はちこ 6 輪三 豪敏 いさお のぶお 駒鳥 妙香
傘ひとつ降ろし電車は万緑に すずかぜ 6 清 輪三 明人 いさお まこ まさる
反り返り打つ大太鼓玉の汗 茜 6 和華 はく子 孝由 文義 良坊 敬介
登山靴脱ぎて心もゆるみけり 千衣 5 紘美 桑 秀昭 まこと りんご
目の前に不意の光や初蛍 廣美子 5 千稔 嘉一 凡天子 国子 まこと
踏切の斜めに落ちる大西日 敦穂 5 英 きお 満天 よし女 のんたん
廃線の駅に残るや夏蒲団 とんぼ 5 としあき やす子 康子 国子 りんご
両頬にトマトあてがふ子の笑顔 敬介 5 和華 江斗奈 多藤 みち女 幸太郎
万緑の山寺登る杖の音 ていすけ 5 千衣 太井 豪敏 ちはる もとこ
青田風一本道を農夫ゆく のんたん 4 皐月 ななえ 吉よし 遥人
ジャンケンで石段上る花石榴 たか子 4 よし やじきた 蒼 よし女
老鶯や部屋に山の名つけし宿 きお 4 ななえ 菜々 美津子 良坊
青春の古びし一書桜桃忌 登美子 4 江斗奈 泉 水季 まや
夏帽子持たれたままで立ち話 たか 4 英 光晴 かのこ さなえ
向日葵やからくり時計鳴りやまず さなえ 4 敦風 明人 あんず 桑
いざないの蛍の舞ひや夕座敷 我風 4 千衣 百姓 満天 文月
鱧の骨ぶちきられたる音したり 公二 4 しゅん 六郎太 みすず 文月
兄妹の笑顔に余る西瓜かな こころ 3 みち女 てまり まさる
湖を讃える句碑や合歓の花 志朗 3 芹菜 初凪 きみこ
首筋に雨粒一つ梅雨寒し 六郎太 3 陽子 ゆうこ 登美子
鮎焼けてまず中骨を引き抜けり 秀昭 3 はちこ かずひと 吉よし
浜木綿や崖の上建つ無線局 やじきた 3 紫樹 ひろみ もとこ
予科練の歌くちずさむ雲の峰 まこと 3 清 紫樹 ひろみ
涼しさや坂から京の碁盤の目 百姓 3 やす子 きお 幸太郎
指入れて覗く雨脚葭簾 国子 3 けんいち 一尾 我風
浮かび来て色あざやかに錦鯉 とろうち 2 後夢 駒鳥
控えめに年重ね来し日日草 千春 2 縄文 文義
睡蓮や朝の光に咲きはじむ 豪敏 2 ていすけ 嘉一
梅雨深し居つく気配に五十肩 菜々 2 如風 かずひと
宣告の痴呆症状梅雨寒し ほとり 2 きみこ 敬介
通し鴨道よたよたと横切れり まや 2 千稔 みつ穂
風鈴のいつしか赤子泣きやむる 紫樹 2 太井 茂樹
信号にそれぞれ進む夏帽子 まさる 2 陽子 やじきた
雨粒に負けじと輪を描くアメンボウ 孝由 2 たか よんよん
緑陰を一人占めする作業員 芹菜 2 敦風 はるを
雨かむり蜘蛛囲の濡れて顕われる 蓬上 2 六郎太 遥人
梅雨最中音戸の瀬戸は波しずか ななえ 2 水季 速水
手拭いで魚掬うこ川遊び かずひと 2 一尾 廣美子
花薊刈られるまでの命かな 梵天子 1 よんよん
ドクダミの花一隅に生き生きと 佐賀子 1 楽楽
夜の更けて花くちなしの色深し りんご 1 廣美子
鷺草の空舞ふ如くかざし見る あんず 1 康子
柿の花屋根にはずみて地にころげ 駒鳥 1 妙香
啄木鳥の音して今朝は目覚めけり かかし 1 後夢
昼顔に夕べの雨の走りけり 和華 1 楽楽
青葦の湖を始点に峠越え はるを 1 ミチコ
東京の急がぬ一隅麦を干す ひろみ 1 登美子
あわびとる海女の若さや海の藍 花茗荷 1 あんず
すれ違ふ妓のこっぽりの音涼し みつ穂 1 まや
尺蠖や一所懸命生きてをり 草根 1 高喜
生ビール午後のテラスの5ドル札 江斗奈 1 茂樹
猿ひらと過ぎる避暑地のストリート 桑 1 好夫
やまももと分かる口元童来る 一尾 1 ちはる
軽鴨の畔越ゆるに身持て余す 太井 1 ミチコ
五月雨や傷持つ心深くしみ いずみ 1 としあき
椅子の数だけのさびしさ夕焼けて 明人 1 すずかぜ
石畳露草の花雨あがる ももこ 1 如風
夏霧に落葉松林濡れゆけり みすず 1 はく子
読経聞く寺の庭先沙羅の花 登志子 1 秀昭
梅雨の黴火薬庫跡に銃並ぶ やす子 1 速水
梅雨しとど機織展に女どち こう 1 芹菜
以上.
[878] 6月26日の成績(投句者107名 選句者108名 ) 2003-06-27 (Fri)夕立の吾も菩薩も堂の中 こころ 15 しゅん 縄文 いずみ 高喜 ふみを 吉よし 皐月 もとこ 草根 初凪 幸太郎 良坊 登美子 ほとり あんず
回廊の足裏重たき梅雨じめり 芹菜 12 きみこ 縄文 茜 陽子 茂樹 ももこ りんご 好夫 六郎太 桑 たか さなえ
葉桜の影揺れやまず志士の墓 よし女 12 公二 いさお きお 文義 凡天子 一尾 みち女 草根 みつ穂 まや はるを 泉
踏み減りし磴百段や著莪の花 紘美 12 高喜 敬介 よし 茂樹 東吾 ひろみ かのこ 多藤 輪三 光晴 初凪 志朗
鍬打てば右往左往の蟻の群れ とろうち 9 千稔 たか子 如風 ももこ 後夢 駒鳥 すずかぜ 国子 はちこ
遠花火一休みして音の来る 青菜 8 太井 吉よし 文義 とろうち かずひと 孝由 廣美子 妙香
人来ては去り待合室の熱帯魚 まや 7 敦風 東吾 かずひと 皐月 幸太郎 江斗奈 はるを
紫陽花の角より赤き三輪車 かのこ 7 敦風 みすず 和華 りんご 清 登志子 文月
荒梅雨の避難小屋より人の声 はるを 6 やす子 とろうち よし女 秀昭 六郎太 青菜
ねぢ花の迷はず伸ばす螺旋かな 初凪 6 きみこ 陽子 蒼 みち女 廣美子 登志子
梅雨しとど深夜ラジオのピアノ曲 花茗荷 5 大門 路 如風 妙香 速水
山梔子や生涯和服なりし母 ふみを 5 明人 こころ のんたん 志朗 登美子
房総の訛飛び交ふ夏の浜 ゆき子 5 公二 たか子 けんいち 美津子 良坊
露座佛の供物に蠅の動かざる 幸太郎 4 英 多藤 ななえ 花茗荷
貴船川浸けたる麦茶大薬罐 きみこ 4 芹菜 美津子 ゆきこ はちこ
自分史の話題ひときわ桜桃忌 こう 4 しゅん 太井 けんいち 凡天子
玉葱や男泣きする妻入院 折山 4 ちはる のんたん たか ゆきこ
夕焼けを見るべし飯は後でよし ほとり 4 いずみ まこと 青菜 泉
くちなしや眠らぬ街に白さ増す 我風 4 よし まさる あすみ 文月
熟れ枇杷の一枝残し雨上がる 満天 4 芹菜 茜 清 速水
種芋を段畑に置き瀬戸の海 けんいち 4 きお 蒼 一尾 蓬上
薫風や匠の里の組木技 清 4 紫樹 豪敏 千衣 光晴
落人の里に拾ひし落文 志朗 4 よし女 秀昭 国子 まや
濁流の渦巻く大河梅雨最中 もとこ 3 はく子 百姓 孝由
百合群れてひたすら炎えて陶の町 大門 3 こう まさる あんず
寝かせある唐紙の束の梅雨じめり 茂樹 3 大門 かのこ 我風
青梅の落ち聖堂の地を鳴らす きお 2 百姓 もとこ
夏の鴨いつも己の水の輪に 紫樹 2 英 みどり
雨蛙一日我慢の座禅かな 多藤 2 ひろみ よんよん
はたた神厨の手元鈍りをり みどり 2 紘美 敦穂
知床や夏の残雪白き風 六郎太 2 ミチコ 後夢
道草の餓鬼となりたる蛇苺 登美子 2 江斗奈 康子
風鈴や南部鉄器のおくる風 豪敏 2 千稔 紫樹
誤りの言葉戻らずえごの花 敬介 2 ふみを ななえ
茗荷の子平屋住まひの老いふたり 草根 2 まこと さなえ
アロハシヤツ年より若き色選び あすみ 2 楽楽 明人
紫陽花園道譲り合ふ車椅子 やす子 2 敬介 みつ穂
水たまり濡れて帰る子梅雨晴間 やじきた 2 和華 あすみ
糠床の胡瓜一本さがしおり 蒼 2 やす子 ゆうこ
合歓の花夕日集めて灯りけり 良坊 2 満天 駒鳥
玉葱や泣かせてわが身きざまるる 吉よし 2 我風 よんよん
月見草鵜飼の客も遠ざかり 高喜 1 紘美
夏萩の乱れ参道人を見づ りんご 1 敦穂
五月雨や水の輪走る湖の面 てまり 1 豪敏
廻廊に沿って紫陽花毬の山 康子 1 路
缶ビールメール返信待ちながら ゆうこ 1 はく子
藍の布広げる縁の蓮浮き葉 登志子 1 ミチコ
ネオン見ゆホテルの庭の作り滝 千春 1 いさお
づるづると十薬の根を抜いてをり しゅん 1 ほとり
まつすぐに雨降りそめし夏燕 ひろみ 1 としあき
水たまり避けて蜘蛛の囲目の前に 一尾 1 こころ
梅雨晴れのベランダ飛び出しシーツ舞う たか 1 ゆうこ
七彩の色凉しかりチェコガラス みすず 1 桑
宇治橋や流れとうとう頼政忌 百姓 1 みすず
浜木綿を入れて祈るや新墓石 妙香 1 ていすけ
パソコンの目いやす四葩色めきし 国子 1 蓬上
飛び跳ねて波紋大きく沼薄暑 千衣 1 好夫
増水の大淀対岸夏霞 はく子 1 満天
セールスの口もなめらか梅雨晴間 はちこ 1 康子
灯台へ船足消え行く夏の靄 まさる 1 ていすけ
夕蛙輪唱いよよをちこちに 菜々 1 こう
馴染めぬ地住めば都よ祭り笛 みつ穂 1 ちはる
稽古場の窓辺選べリ藍浴衣 すずかぜ 1 花茗荷
梅雨晴間繁る葉の色濃くなりぬ 泉 1 楽楽
五月雨や駅舎にとほく車寄す 太井 1 としあき
トタン打つ雨の序破急梅雨篭 よし 1 千衣
吾が人生紆余曲折や蛇の道 如風 1 輪三
曇れども紫陽花の毬弾むやう 和華 1 みどり
わたすげの拡がりひたす草清水 好夫 1 すずかぜ
以上.
[877] 6月25日の成績(投句者108名 選句者117名 ) 2003-06-26 (Thu)相槌を打つたび日傘回しけり てまり 16 遥人 敦穂 縄文 大門 たか 太井 如風 こう ていすけ 嘉一 あすみ まさる 良坊 登美子 青菜 はるを
葭切や近江の郷の手こぎ舟 もとこ 16 きみこ 芹菜 とろうち 敦風 初凪 百姓 茂樹 好夫 折山 光晴 みち女 秀昭 みすず よし女 かずひと 清
蜘蛛の囲の百の網目に百の雨 水季 15 たか子 芹菜 しゅん 菜々 ひろみ よし 初凪 かのこ もとこ 志朗 美津子 かずひと かかし 清 凡天子
梅雨寒やホスピス棟の昼灯 こう 13 きみこ とろうち 草根 水季 やす子 菜々 茜 てまり 孝由 国子 ななえ よし女 廣美子
梅雨湿り匂ひとじ込む製材所 国子 12 豪敏 きお けんいち ひろみ かのこ すずかぜ ももこ 志朗 我風 ほとり りんご 六郎太
点滴の横に風鈴下げてみる 敦穂 10 遥人 公二 敬介 茜 よし 孝右 多藤 嘉一 願船 よんよん
訪ふ家のめやすは高き凌霄花 我風 7 如風 康子 東吾 文義 好夫 満天 ゆきこ
蛍の夜友に淋しきこと書かず 美津子 7 紘美 きお 竜の子 泉 みどり 浪漫 はるを
風の筋植田を斜めに渡り行く 百姓 6 和華 英 陽子 蒼 満天 多藤
石二つ積んで小流れ水盗む きみこ 5 やす子 こころ 茂樹 みつ穂 美津子
梅雨曇素足の爪の赤さかな 泉 5 縄文 大門 こころ 桃香 ななえ
少年の口笛透る初夏の風 たか子 5 はちこ 康子 吉よし 幸太郎 のんたん
夕焼や牛呼びたつる声はるか 明人 4 水季 願船 みすず 千衣
ひとり酌む梅酒は母の遺したる 文義 4 はく子 虞洛 桃香 泉
岩清水音爽やかに寺の庭 康子 4 のぶお もとこ さなえ 千稔
放水や肥後の石橋虹跨ぎ 良坊 4 輪三 後夢 廣美子 千稔
追って来しくちなしの香の六歩程 芹菜 4 英 たか てるこ かかし
遠来の友を見送る夕焼かな 初凪 3 てまり のぶお 幸太郎
路地薄暑八百屋もやしの髭根取る ひろみ 3 公二 敦穂 光晴
舗装了へ海岸道路夏来たり こころ 3 紫樹 良坊 国子
診療の犬猫混みて梅雨深し やす子 3 ももこ さなえ まや
開け放つ一軒屋の夏座敷 あすみ 3 敬介 百姓 やじきた
夏帯をきりりと締めて母偲ぶ さなえ 3 としあき 陽子 まこと
またひとり名優逝きぬ遠き雷 みつ穂 3 たか子 文義 まや
又一つ貸店舗となり梅雨寒し 満天 3 楽楽 一尾 我風
短足は父親ゆずり蟇鳴けり 菜々 3 明人 のんたん 登美子
夏至の日の日差し残るる渡船跡 大門 3 豪敏 蒼 ミチコ
玄海の荒き波間に飛魚のとぶ ていすけ 3 後夢 ミチコ 文月
万緑や一瞬の晴れ間エメラルド 蓬上 3 楽楽 てるこ いずみ
くちなしの匂う路地裏通夜始む のんたん 3 輪三 竜の子 花茗荷
篝火の照らす世界の鵜飼かな 高喜 3 登志子 駒鳥 ていすけ
黙々と草とる指の節くれて 敬介 3 和華 明人 草根
大花火地軸揺るがし果てにけり 草根 3 吉よし みち女 みつ穂
庭先の声さんざめく花石榴 桃香 2 はく子 浪漫
老二人届きし青梅持て余す 吉よし 2 よんよん 青菜
青毬のひとつ子育て地蔵かな れいこ 2 太井 東吾
店先に腕組む主人梅雨眺め ミチコ 2 一尾 孝由
海の家焼き貝の字の大きすぎ 花茗荷 2 はちこ 六郎太
休耕の明けて田植への機音かな 志朗 2 ちはる 千衣
梅漬くる家中その香満たしつつ はく子 2 すずかぜ みどり
滝しぶき吾もまた声高くする としあき 2 高喜 りんご
ほととぎす声湧き昇る天守閣 紘美 2 登志子 ちはる
赤色は特急電車夾竹桃 やじきた 2 こう ほとり
兄植ゑし桂が二本明易し まや 1 ゆきこ
碁敵のいつもの癖も薄暑かな 梵天子 1 桑
夏空にとどけと首を伸ばす花 後夢 1 妙香
くちなしの匂ふ夕べとなりにけり はるを 1 やじきた
紫陽花や土地に馴染みの色をつけ 孝右 1 駒鳥
孫の手にひとつぶ揺れるさくらんボ 文月 1 虞洛
届けようくちなしの香を握りしめ たか 1 妙香
そよ風や静かにゆるる合歓の花糸 豪敏 1 文月
あやめ苑行き交う傘の艶めきて みち女 1 孝右
蛍草うしろ姿の美人ゐて 公二 1 としあき
文学碑瀬戸に開くや桜の実 ななえ 1 秀昭
川蝉の水面睨みて動かざる 千衣 1 高喜
珍味とてためらいつまむ黴チーズ 登志子 1 まこと
蔓南瓜梅雨を想いて土手下る 英 1 蓬上
梅雨晴間屋号添えあるトマトかな ゆき子 1 いずみ
ニュータウン子供神輿が疫祓ひ ふみを 1 花茗荷
くちなしを一輪指しぬ黒薩摩 まこと 1 蓬上
ゆかた帯揺らし小走り白い足 よんよん 1 まさる
留守電の師の訃報聞く梅雨深し かのこ 1 あすみ
スピーチにヂ・エンド遠く壁の蠅 幸太郎 1 紫樹
山窪に万塔のごと九輪草 清 1 敦風
胃の検査終へたる妻や薄麦湯 敦風 1 いさお
梅雨に臥せせめて三分の熱き粥 折山 1 けんいち
蛍とぶ闇夜に一つ又二つ 駒鳥 1 凡天子
時計草見る見るうちに開きけり 秀昭 1 しゅん
散会の余韻に一人またビール ゆうこ 1 桑
兼題の出来ぬまま行く梅雨句会 千春 1 いさお
以上.
[876] 6月24日の成績(投句者103名 選句者112名 ) 2003-06-25 (Wed)片べりの靴の馴染みし街薄暑 たか子 9 としあき よし 敦風 やす子 大門 浪漫 ひろみ かのこ さなえ
蜜柑咲く瀬戸の小島の美術館 りんご 9 和華 菜々 大門 紘美 秀昭 とろうち ていすけ こころ はるを
青梅雨の山へ一両電車発つ はるを 8 明人 けんいち はく子 すずかぜ 文義 願船 みつ穂 みどり
故郷は兄の代なりかき氷 千春 8 明人 吉よし 高喜 もとこ 清 やじきた まや きみこ
米を研ぐ妻の無心や青簾 初凪 8 輪三 紫樹 ももこ かのこ 幸太郎 水季 みち女 桃香
鳴らぬ事知りつつ揺らすさくらんぼ 吉よし 8 ななえ 紫樹 康子 紘美 はく子 後夢 敦穂 妙香
十薬の更地をうめる力かな 登美子 7 縄文 遥人 よんよん 英悦 英悦 登志子 蓬上
庭の灯を落として蛍迎えけり 多藤 7 千衣 吉よし みすず ちはる かずひと ふみを みつ穂
風鈴を吊るして二人住かな 浪漫 7 太井 茂樹 まこと 蒼 りんご 蓬上 やじきた
蝶も来て工事現場の昼寝かな こころ 7 英 よし 東吾 泉 ほとり 一尾 桑
夏至の日の水平線の夕日かな 豪敏 6 菜々 六郎太 ももこ 願船 満天 国子
自転車のかごに子犬の夏帽子 かのこ 5 茂樹 まさる 孝由 あすみ 美津子
紫陽花や雨の昏さを寄せつけず まこ 5 芹菜 皐月 敬介 我風 のんたん
羅にシートベルトの固さかな 茂樹 5 青菜 六郎太 こう 一尾 登美子
見送りの笑顔遠のく駅薄暑 ゆうこ 5 としあき まさる 初凪 豪敏 凡天子
夾竹桃九十五歳にして気丈 はく子 5 きお まこと ほとり 国子 まや
葉裏より世間をのぞくかたつむり 我風 5 嘉一 あすみ 美津子 たか ゆうこ
介護者と菖蒲見る人薄化粧 ももこ 5 如風 ミチコ けんいち 速水 みどり
吊り橋の万緑三百六十度 紫樹 4 敦風 速水 ゆきこ 廣美子
地下足袋のぶつかり蟇のふくれっ面 菜々 4 みすず 草根 たか 登美子
ご無沙汰のふみながながと梅雨ごもり かずひと 4 縄文 如風 楽楽 文月
合歓の花山路のひかり集め咲く よし女 4 和華 ななえ 駒鳥 多藤
蓴採り自在に使ふ長柄鎌 ななえ 4 やす子 りんご 初凪 よし女
郭公や0番線といふホーム 明人 4 たか子 東吾 とろうち よし女
菖蒲園編笠深く花摘み女 やす子 4 たか子 千衣 孝由 登志子
額の花図書館までの道しるべ 蒼 4 芹菜 花茗荷 清 水季
庭風の暫しとどまる夏座敷 芹菜 4 のぶお 多藤 好夫 文月
佐賀平野縦横無尽植田有り 千稔 4 光晴 秀昭 いずみ 折山
柿の花市になじみの里なまり 大門 3 光晴 我風 さなえ
白南風に打ちよせられし青藻屑 願船 3 遥人 ちはる 百姓
青芝に大樹の影の濃かりけり みつ穂 3 皐月 もとこ はるを
少年の大志忘れし麦の秋 みどり 3 敬介 ふみを 廣美子
宿題の二次式解けず夕河鹿 ふみを 3 太井 こう 折山
夕暮れの小溝に沿うや糸蜻蛉 さなえ 3 豪敏 幸太郎 志朗
明易しラヂオ短波を聴きゐたり ひろみ 3 しゅん きお 桃香
白玉の軟らかき喉越し祝い膳 百姓 3 康子 かずひと 桑
緑蔭の緑に染むる椅子二つ 和華 3 輪三 虞洛 すずかぜ
箸下手のスプーンで掬う冷や奴 国子 2 敦穂 志朗
老鶯や墓石に水の足りてをり 皐月 2 浪漫 ひろみ
日の盛り知らぬ人住む生家跡 としあき 2 ミチコ みち女
片蔭やさくらも御座る賭将棋 折山 2 百姓 きみこ
駅前の胡弓演奏夏夕 茜 2 好夫 のんたん
くちなしの花の移り香分ち合ふ 一尾 2 駒鳥 妙香
台風にもてあそばれし胡瓜棚 志朗 1 花茗荷
見晴るかすビート畑に夕日落ち 文月 1 高喜
かたつむり隠れん坊を葉の裏に さちえ 1 いさお
暗雲や木陰を照らす白四葩 速水 1 よんよん
夕日入る陸奥の青嶺や川明かり すずかぜ 1 のぶお
夏至更けて二十三夜の晴れし宴 蓬上 1 いずみ
梅雨寒や減塩食の味気なさ 高喜 1 ゆうこ
梅雨晴れの下校の道草にわたずみ 美津子 1 満天
弱小の数減りていく熱帯魚 いさお 1 後夢
夏至の町空の高さに椰子揺るる やじきた 1 草根
明易しまどろみ破る雀どち のんたん 1 千稔
あぢさいに雨ばかり降る日曜日 輪三 1 青菜
大手毬こぼれるように塀のそと まさる 1 こころ
力入る傘取られじと青田風 廣美子 1 文義
礼拝を終えて頂く冷えし枇杷 嘉一 1 凡天子
波寄せてごめの声も洗いけり 花茗荷 1 ゆきこ
丸虫を探して吾子の夏がある 遥人 1 嘉一
朝顔の生垣に映ゆ深き青 凡天子 1 虞洛
ほととぎす礎石の白き寺の址 幸太郎 1 英
ぎこちなき詫びを吾妹に立葵 敦風 1 しゅん
妹と訪ふ初夏の旅籠に青畳 如風 1 泉
いとおしき吾子のほっぺやさくらんぼ ももこ 1 いさお
万緑に人間という縦の軸 英悦 1 千稔
尾の取れし蛙は蛙黒のまま 千衣 1 蒼
亡き姑を偲べばあざみの立ち姿 よんよん 1 ていすけ
以上.
[875] 6月23日の成績(投句者101名 選句者107名 ) 2003-06-24 (Tue)風鈴や縁切寺の昼下り 大門 10 あすみ 草根 はちこ りんご みすず ほとり かずひと 廣美子 桃香 速水
釣宿の冷へし麦茶の大薬罐 好夫 10 たか子 やす子 かのこ 東吾 如風 まこと 泉 みつ穂 きみこ 登美子
梅雨晴れや猫知り尽くす風の道 りんご 9 千衣 輪三 けんいち まこ ていすけ 我風 花茗荷 みち女 ゆきこ
酒蔵を映す疎水の錦鯉 清 9 千衣 茂樹 輪三 茜 ななえ ていすけ 多藤 康子 りんご
手に触れて森の噴水うすみどり 秀昭 9 初凪 やす子 駒鳥 菜々 志朗 ほとり 願船 みどり はるを
黒揚羽一遍上人行脚像 速水 9 明人 ふみを 初凪 満天 康子 嘉一 廣美子 桃香 蓬上
夏潮の満ちて渡しの小桟橋 初凪 7 好夫 縄文 光晴 はく子 蒼 六郎太 はるを
電話鳴りつづく駄菓子屋昼寝時 茂樹 7 孝右 吉よし いさお よし ななえ 満天 花茗荷
合歓の木のまだ眠らずや夏至の暮 豪敏 7 芹菜 如風 まこと 水季 よんよん 後夢 六郎太
露草の一輪咲きし朝の駅 千稔 6 和華 ひろみ まさる やじきた みつ穂 速水
黎明の阿寒を包む夏の霧 文月 6 はく子 のぶお 百姓 孝由 陽子 すずかぜ
幼児の氷菓垂れゐる胡坐かな まこ 5 縄文 ももこ 多藤 幸太郎 千稔
陰陽の分水嶺や夏の蝶 よし 5 豪敏 とろうち 文月 みち女 国子
えご咲きし飛沫湿りの丸太橋 紘美 5 好夫 よし まこ はちこ かずひと
短夜や父のノートの色あせて ななえ 4 皐月 ふみを さなえ みすず
寺の門超えて遥かに夏の海 康子 4 けんいち まさる 蒼 陽子
麻痺の手を抱へてをりぬ柿の花 まや 4 遥人 ひろみ 菜々 やじきた
片影に入り帽子のつば上げる ゆうこ 4 一尾 光晴 てるこ 青菜
夏木立透かして光る山湖かな 千衣 4 茂樹 茜 こころ よし女
梅雨空や会話のような独り言 敦穂 4 紫樹 よんよん 国子 ゆきこ
潮騒が時を緩める夏の海 遥人 4 豪敏 英 文義 きみこ
雉鳩の声くぐもりて梅雨曇 浪漫 4 明人 太井 百姓 草根
浜の町あばれ神輿がうず巻きぬ ふみを 4 清 紘美 ゆり 幸太郎
風涼し橋また橋を渡り継ぎ 更紗 4 皐月 こころ 水季 まや
青葦のさわわさわわと波返す のんたん 3 文義 ゆり 登美子
朝市や方言で売られるトマト買う かずひと 3 高喜 てるこ さなえ
誰彼にダイヤル回す梅雨篭り たか子 3 吉よし 楽楽 志朗
日の暮れに賑はふ路地の時計草 ひろみ 3 のぶお よし女 蓬上
子の逝きし六月風の吹き止まず ゆき子 3 きお 大門 まや
峪音に満の紫陽花揺らぎけり よし女 3 我風 のんたん みどり
護送車に淡き人影梅雨最中 茜 3 たか子 敦風 折山
人口島三つを抱きて湾薄暑 菜々 2 芹菜 折山
おきまりの塀と姿勢の昼寝猫 かのこ 2 たか たか
花街に時計やがあり夏衣 すずかぜ 2 敦風 浪漫
雨上がりあちらこちらの胡瓜かな 妙香 2 孝右 文月
路地裏に女児の秘密の野ばらかな 輪三 2 太井 としあき
菖蒲にも名前ありけり酔美人 まこと 2 いさお 嘉一
春蝉のいづこに鳴くや松林 とろうち 2 あすみ 孝由
草の伸び勢ひ付きて夏至は来ぬ 草根 2 楽楽 泉
梅雨の朝黄傘の中のランドセル 英 2 大門 のんたん
痛さふな仙人掌置かる子の机 太井 2 東吾 ミチコ
江戸切子ブルー揃いぬところてん まさる 2 遥人 一尾
夕立に蹴って暴れる腹の子や たか 2 ももこ 願船
白壁や置く影揺れる立ち葵 しゅん 1 青菜
夕闇に水辺より飛出す恋蛍 あすみ 1 高喜
はかなきは命なりけり月下美人 我風 1 妙香
半年は生きれた証の半夏生 高喜 1 きお
梅雨寒や又も巨人の大敗す 文義 1 凡天子
話すことままならぬ母青簾 はるを 1 紫樹
大粒を口へ投げ込むチェリー摘み 和華 1 千稔
青芝に木漏れ日の揺れとどまらず みつ穂 1 凡天子
一輪の白き石楠花地蔵堂 ていすけ 1 和華
したしさの青き匂ひや竹床几 明人 1 すずかぜ
夕焼けの空に居並ぶ高炉の火 こころ 1 後夢
七色のしぶき受けつつ川下り 駒鳥 1 清
駆けまわるまだのり強き藍浴衣 蓬上 1 かのこ
教会のステンドガラス白夜なり 千春 1 英
庭先に山野の風や黒揚羽 のぶお 1 とろうち
蛍ぶくろ野にありてこそ捉えたき 美津子 1 としあき
今盛り紫陽花山を並び見る 廣美子 1 秀昭
夏至の雨母に届けむ法話集 はく子 1 ちはる
子を持ちてまじめが似合う夏燕 百姓 1 浪漫
夏霧を分けて歩むや散策路 六郎太 1 秀昭
顎あげて泰山木の花を見ゆ 吉よし 1 妙香
筒鳥や缶蹴りの空に啼きてをる 登美子 1 ちはる
つばくろの毬の乾くや能舞台 さなえ 1 ミチコ
梔子の花は夕闇香を放つ ももこ 1 駒鳥
以上.
[874] 6月22日の成績(投句者93名 選句者106名 ) 2003-06-23 (Mon)吊り橋のゆれて万緑傾けり りんご 33 こう 公二 吉よし 孝右 やす子 縄文 水季 駒鳥 明人 遥人 ふみを はく子 けんいち 敬介 茜 満天 文義 豪敏 のぶお みどり きお 敦風 とろうち 桃香 花茗荷 かずひと 志朗 国子 凡天子 六郎太 まや ゆうこ みすず
ラムネ飲む何度も玉を響かせて こころ 11 孝右 大門 浪漫 すずかぜ りんご 康子 よし女 国子 秀昭 皐月 みすず
郭公や消されて匂ふランプの灯 明人 10 こう 清 たか子 まこと 浪漫 茜 東吾 ほとり 我風 草根
己が過去あとに戻れぬ蝸牛 如風 7 敬介 百姓 豪敏 美津子 みどり きお のんたん
掛軸の筆のかすれも涼さそふ 満天 7 吉よし よし 水季 明人 桃香 速水 さなえ
梅雨晴れ間垣根彩る傘の花 駒鳥 6 輪三 更紗 如風 ゆきこ 文月 登美子
原爆碑かたわらに蛇衣脱ぐ やす子 6 路 ミチコ 初凪 茂樹 たか子 けんいち
睡蓮やモネの世界にひたりけり 後夢 6 和華 楽楽 駒鳥 芹菜 きみこ よんよん
黴生えし納戸の奥の旅鞄 清 5 好夫 りんご 康子 よし女 千衣
早苗田や豊かになりし堰の水 梵天子 5 こころ 後夢 文義 のぶお 好夫
夏座敷まどろみ遠く子らの声 遥人 5 英 まさる ほとり 廣美子 凡天子
黒南風や泊まる巨船の腹の錆 志朗 4 ちはる ももこ 紫樹 草根
幼子やホース片手の水遊び 千稔 4 まこと 孝由 紫樹 ゆうこ
梅雨出水水無し川の逆巻きて とろうち 4 陽子 芹菜 紘美 まこ
合歓の花粗壁崩る蔵ありて かずひと 4 光晴 かのこ まこ はちこ
黒揚羽来たりて昼の音絶ゆる 浪漫 4 よし ももこ とろうち 菜々
饒舌なをとこは苦手ソーダ水 初凪 4 大門 我風 志朗 登美子
ちから溜め一気に落ちる阿波の滝 としあき 4 太井 いさお 蒼 六郎太
銅葺きの屋根のみどりや五月晴 まこと 4 としあき 輪三 一尾 百姓
沙羅双樹落ちて白さの香を残し よんよん 4 蓬上 ていすけ 千衣 文月
花胡瓜はやも小さき棘を持つ たか子 4 廣美子 菜々 よんよん はちこ
古都巡り蛍袋の寺で終ふ 大門 3 公二 ななえ かのこ
観覧車ゆるりと上がり麦の秋 茂樹 3 ふみを あすみ 敦穂
スキップの母子揃いの夏衣 まこ 3 やす子 すずかぜ 孝由
青嵐積み上げし薪軒までも 百姓 3 清 蒼 はるを
物干しへ階段上る時計草 まや 3 楽楽 満天 敦穂
湯上がりの十三才や青林檎 すずかぜ 3 英 かずひと のんたん
でで虫の足跡白き草の雨 我風 3 妙香 みつ穂 さなえ
黒雲の速き流れや朴の花 さなえ 3 しゅん 皐月 はるを
灰色にものみな静か梅雨の朝 泉 3 まさる 桃子 たか
廃校の軒は子雀たちのもの よし女 3 茂樹 花茗荷 嘉一
田の神に良き年願ふ半夏生 千春 2 しゅん きみこ
我が部屋の西日に焼かれをりにけり 二青 2 としあき 東吾
ふる里の変はらぬ流れ太宰の忌 ゆき子 2 和華 初凪
仏舎利の前の広場のねじり草 康子 2 高喜 まや
夏の風道一直線北の国 六郎太 2 あすみ 敦風
切通し過ぐる日傘のまはりけり 好夫 2 こころ ななえ
割り箸に持ち替ふる子や冷奴 敦風 2 太井 千稔
乙女画を見つめて静か夏衣 ほとり 1 遥人
菖蒲園夢の中まで追ひてくる のんたん 1 桃子
紫陽花の寺に売り娘の声清か 廣美子 1 いさお
棺桶の釘うつ音やえごの花 折山 1 光晴
薮こぎの中に咲きいる深山百合 よし 1 ていすけ
寝落ちたる過疎の村飛ぶ糠蛍 紘美 1 ミチコ
蛍火を入れて見たばや花の壺 良坊 1 路
夕顔や恋の秘め事風に聴く 和華 1 速水
瓜の花賽銭たむけ旅終へる 千衣 1 高喜
煮詰めても青さそのまま梅酒ジャム ななえ 1 ゆきこ
片影の砂を浴びゐる雀かな 豪敏 1 ちはる
茅葺きの屋根から覗くぺんぺん草 陽子 1 たか
梅雨寒や暗記科目の捗らず ふみを 1 縄文
梅雨晴れにベランダ溢る濯ぎ物 芹菜 1 如風
明け易し新聞早く届きおり けんいち 1 後夢
夏蝶の翅休めをり膝の上 彰初 1 蓬上
ほたる呼ぶ唄もそぞろに蛍狩り はく子 1 千稔
隣合ふ寺の神社の夏木立 かのこ 1 秀昭
昼顔や小草の中の雀どち 国子 1 みつ穂
竹若葉かそけき葉ずれなりやまず みつ穂 1 はく子
昼と夜が早や折り返す夏至の日に 文義 1 美津子
蝦蟇蛙間合い三尺にらめっこ 水季 1 嘉一
梅雨晴間絡みて遊ぶ蝶二匹 孝由 1 妙香
緑陰の人とは直ぐに馴染みけり きみこ 1 陽子
昼さがりポストの朱色薄暑光 ミチコ 1 一尾
以上.
[873] 6月21日の成績(投句者101名 選句者94名 ) 2003-06-22 (Sun)挨拶も大声になる滝見茶屋 かずひと 15 千衣 東吾 はく子 如風 大門 文義 紘美 美津子 よし女 ふみを 良坊 秀昭 志朗 みつ穂 康子
下町に好きな路地あり花石榴 りんご 14 まこと 茜 如風 駒鳥 ななえ よし女 まさる 我風 蒼 桃子 こう さなえ ふみを やす子
大の字に留守居の気まま夏座敷 たか子 10 二青 いさお まこと はく子 ゆきこ よし 後夢 孝由 国子 たか
夕端居語尾やはらかき人のゐて みつ穂 9 しゅん 千衣 明人 縄文 満天 かのこ とろうち 芹菜 ななえ
グリグリと青き音たて梅洗う 国子 8 しゅん 東吾 ゆきこ すずかぜ 百姓 りんご 速水 のんたん
夏の月海を向きたる流人墓 大門 8 公二 けんいち 敦穂 茂樹 ミチコ 草根 志朗 やす子
木漏れ日の光一筋岩清水 速水 6 千稔 敦風 我風 まこ りんご 康子
薔薇の香や書き込み多きピアノの譜 とろうち 6 清 縄文 太井 いさお 泉 かずひと
明け易し夢の途中の目覚めかな 吉よし 6 としあき 嘉一 千稔 蒼 やじきた みつ穂
捨てられぬ太書きのペン桜桃忌 ふみを 5 明人 茂樹 良坊 速水 登美子
石楠花や掃きて間のなき尼の庭 よし女 5 てるこ 水季 好夫 蓬上 桃香
瓶に挿す紫陽花の向き決められず 孝由 4 楽楽 初凪 国子 吉よし
横文字の書かれし絵馬や梅雨晴間 康子 4 ちはる 敦穂 満天 芹菜
泳ぎゆく蛇一筋の余韻かな きお 4 和華 輪三 ひろみ 吉よし
風貌の定かであらず滝不動 としあき 4 たか子 敬介 初凪 桃香
風吹いて街路の青葉裏返し さよこ 3 廣美子 こころ 凡天子
青蛙くるくるまわす子等の傘 みち女 3 たか子 文義 いずみ
流れ星額紫陽花の星くずに よんよん 3 てるこ 駒鳥 泉
桃匂ふ早き夕餉の老夫婦 まや 3 二青 好夫 さなえ
にわか雨濡れるしかなし桜桃忌 まこと 3 英 よんよん よし
雨蛙葉に葉と化して仮寝かな 路 3 ミチコ 草根 のんたん
梅雨晴れ間女扇子の開かるる 水季 3 よんよん 廣美子 かずひと
日照雨(そばえ)して麓の一村青田映ゆ 紘美 3 かのこ すずかぜ 凡天子
色褪せし家族写真や合歓の花 茜 3 こう きみこ 登美子
過疎すすむばかりの里の夕河鹿 志朗 3 ちはる 大門 後夢
命水ふふみてよりの水中花 我風 2 茜 まこ
鉄塔の雲を突き刺す梅雨曇 やじきた 2 けんいち 妙香
波打ちの砂浜遥か長昆布 百姓 2 和華 ていすけ
病む友に酔いどれ河童の絵手紙を 美津子 2 路 嘉一
風通る道にうたた寝夏座敷 あんず 2 清 陽子
峡の宿みやげに重し夏蕨 すずかぜ 2 豪敏 秀昭
香水に新しくなる明日かな ほとり 2 ひろみ こころ
乳母車双子の姉妹夏帽子 あすみ 2 水季 ていすけ
青芝に小鳥群がる研究所 清 2 百姓 一尾
懐かしき宛名の文字や梅雨晴間 はちこ 2 あすみ 敦風
マンションの遊具の錆びて西日射す ななえ 2 としあき 敬介
夏草やビルの谷間も蒼に染め 輪三 1 楽楽
蝮酒のんで眼光毒舌に 折山 1 路
やすらぎを求めをりけり桜桃忌 草根 1 いずみ
足音にサッと韋駄天のあめんぼう 良坊 1 美津子
早苗饗や留学生も祝詞上げ さなえ 1 とろうち
真っ白きカトレアの花夏座敷 豪敏 1 遥人
紫陽花の祭りの幟虹の色 廣美子 1 きみこ
橋の下あたりもっとも蛍の火 はく子 1 太井
かがんぼの下にゆったり寺の鯉 蒼 1 陽子
青葉照り軽くなり揺れ午後の風 ミチコ 1 あすみ
短夜の窓にかかれる下弦月 ももこ 1 折山
白南風やおのころ島はすぐそこに 菜々 1 ほとり
くちなしの白より母を思ひだす 明人 1 輪三
森しずか時鳥二度啼きにけり 秀昭 1 折山
衣更老いの余熱を失はず 茂樹 1 英
額の花きらきら水のほとばしる 紫樹 1 妙香
梅雨晴れて屋根葺き声を高くして のんたん 1 まさる
黴の香に永き病の住処かな 泉 1 ほとり
ラムネ瓶青き光りの幼き日 和華 1 公二
風少し残して去りし夏嵐 けんいち 1 桃子
紫陽花の色極まりて力尽く 敬介 1 蓬上
馬鈴薯の花咲く畑に夕日入り 文月 1 豪敏
梅の実や妻には妻の過去のあり 文義 1 たか
梅雨晴に鼓笛響けり渡り初め 太井 1 一尾
茂る樹に首をすくめる舟遊び 好夫 1 孝由
朝涼の鎌倉駅で待ち逢はす 公二 1 遥人
以上.
[872] 6月20日の成績(投句者103名 選句者106名 ) 2003-06-21 (Sat)植田はや千畳敷の青畳 康子 15 菜々 ミチコ 芹菜 りんご てるこ 豪敏 吉よし 我風 水季 満天 紘美 皐月 良坊 廣美子 一尾
亡き人の表札いまも時計草 みどり 13 としあき 路 太井 ちはる 願船 やじきた 満天 まさる 志朗 まこ よし女 青菜 まや
風にゆれ寄る辺を探す瓜のひげ 青菜 9 千衣 ゆうこ たか 願船 ももこ とろうち みどり すずかぜ よんよん
年問へば指三本の藍浴衣 茂樹 9 縄文 二青 おたふく まこと きお 吉よし 水季 蓬上 はく子
母の下駄片減り癖に桐の花 こころ 8 明人 敦風 ちはる 敦穂 よし 百姓 廣美子 みつ穂
百彩にまされる白の花菖蒲 まこ 8 たか子 縄文 芹菜 ていすけ 我風 光晴 すずかぜ 駒鳥
一晩を盥ですごす金魚かな とろうち 8 太井 初凪 ななえ てるこ ほとり ひろみ のんたん 公二
路地裏の十薬白く闇に浮く 駒鳥 6 楽楽 りんご 和華 大門 康子 まや
梅雨ごもり鋏の鈴の重き音 りんご 6 明人 かのこ ももこ 泉 やす子 折山
あぢさゐや童子地蔵の風ざぐるま 輪三 6 孝右 英 泉 ななえ みち女 公二
うとうとと老母の昼寝夏座敷 豪敏 4 おたふく きみこ ていすけ のんたん
峡の宿少し短き浴衣かな 千衣 4 しゅん 蒼 さなえ 英悦
睡蓮や阿弥陀に捧ぐ水の珠 如風 4 茂樹 紫樹 秀昭 こころ
遠い日の日曜学校柿の花 としあき 4 紫樹 好夫 大門 国子
草取りの日毎となりし黒き爪 泉 4 清 さなえ 一尾 国子
花嫁の今日はしとやか花菖蒲 のんたん 4 孝右 いずみ 輪三 速水
うどん屋の太き梁見せ山法師 ななえ 4 しゅん 敦風 和華 まこ
風ありて水玉あそぶ蓮の葉に 満天 4 よし 妙香 秀昭 こころ
早苗饗や俵姿の握り飯 志朗 3 ゆうこ 豪敏 桃香
予科練の霞ヶ浦や雲の峰 草根 3 たか子 路 茜
鉄塔の隠るる迅さ夏の霧 まや 3 好夫 青菜 はるを
夏草やうっそうとして苔地蔵 蓬上 3 後夢 陽子 康子
梅雨晴れの路地カラフルに傘干され かのこ 3 孝由 あすみ やす子
幼な子の父呼ぶ声や夕蛍 やす子 3 文義 草根 よんよん
スクリューの重たく止まる夕の凪 ひろみ 3 ふみを 遥人 まさる
物部と曽我の戦跡大夏野 敬介 3 菜々 志朗 速水
葉の上に太極拳の蝸牛 あすみ 3 如風 かずひと みち女
せはしなく羽ふるはせて燕の子 はるを 3 二青 いさお 蒼
大仏の御手の上にも花楝 光晴 2 とろうち よし女
草刈機時に小石を弾く音 孝由 2 きみこ ほとり
捕虫網子ら狩人となりにけり きお 2 美津子 嘉一
知床の夏草咲きし無人駅 百姓 2 敬介 陽子
片蔭に置かれし椅子の人待ちぬ 和華 2 清 やじきた
五月雨や渡りをさめの板の橋 太井 2 如風 初凪
夏椿はにかむ如く咲いて散る 吉よし 2 東吾 嘉一
マンションに子の声はじけ梅雨晴れ間 てるこ 2 孝由 良坊
鎌倉のあぢさゐ寺が古戦場 公二 2 楽楽 あすみ
減反の色のつかざる代田あり 千稔 2 千衣 英悦
夏薊出雲街道空すめり さなえ 2 ひろみ 光晴
流木に浜昼顔は身を寄せる 美津子 2 けんいち みつ穂
浜木綿や祖父母の家の屋根高し やじきた 2 ふみを 草根
万緑の山を背に立つ信号機 英 2 敬介 百姓
登山靴絮を飛ばして登りけり まさる 2 かのこ はるを
すいと来てひらりと返すつばくらめ てまり 2 たか 妙香
新樹光乙女のハンドル路線バス 紘美 1 皐月
昼餉中夏うぐいすの啼き通す 秀昭 1 いさお
紫陽花や手鞠遊びの童女かな ていすけ 1 あんず
想はざる父の気性や男梅雨 我風 1 はちこ
ままごとのごはんおはじき梅雨深し はく子 1 遥人
万緑に描く残雪白馬岳 一尾 1 後夢
梅雨晴れ間おんもおんもとせがみたて 国子 1 いずみ
離農して捨てられし畑草茂る 二青 1 文義
心には定員は無し五月富士 速水 1 みどり
雨しぶき紫陽花瑠璃を極めたる 文義 1 はちこ
べんがらの床の間飾る百合の花 清 1 蓬上
梅雨ごもり老い確かとも未だしとも 明人 1 はく子
楠若葉絵馬の言葉は多国籍 まこと 1 美津子
ジグザグの影踏む石段大西日 茜 1 折山
里よりの烏賊透けしまま届きけり たか子 1 きお
尼将軍の墓へと竹の落葉径 菜々 1 けんいち
鯉のい居てががんぼの居て寺の池 蒼 1 敦穂
五月闇まだ効いて来ぬ鎮痛剤 初凪 1 まこと
両の手に傷跡つつむ梅雨寒し みつ穂 1 桃香
爪の土洗い流して梅雨晴間 ももこ 1 ミチコ
梅雨晴や川に映りて雲流る のぶお 1 輪三
紫陽花も人波もある池面かな 廣美子 1 茜
境内に拍手響き夏の雲 柚子 1 英
うつむきて愛しき蛍袋かな すずかぜ 1 東吾
がくあじさい花に魅せられ鋏もつ 妙香 1 あんず
梅雨寒やコーヒーショップのひとりごち 芹菜 1 としあき
リラの花むらさき淡く北の国 六郎太 1 駒鳥
手花火や手を遠くして咲くを待つ けんいち 1 茂樹
沙羅の花落ちても白さ失わづ よんよん 1 かずひと
以上.
[871] 6月19日の成績(投句者105名 選句者109名 ) 2003-06-20 (Fri)格子戸の磨き抜かれし路地涼し みつ穂 14 明人 太井 ちはる みすず のぶお きお 後夢 はく子 もとこ 吉よし のんたん よし女 康子 まこ
五月雨の海鈍色や船溜り りんご 11 公二 としあき ななえ やす子 敦風 如風 好夫 桃香 吉よし 浪漫 ゆうこ
みなもとは那智の大滝田水張る 菜々 10 茂樹 大門 ひろみ 初凪 こう かかし 草根 志朗 きみこ はるを
吊橋は峡の入り口ほととぎす 志朗 9 清 縄文 蒼 てまり とろうち 菜々 東吾 光晴 まや
残りたる明治の家並吊忍 蒼 9 清 輪三 ももこ けんいち 駒鳥 光晴 桃香 よし女 まこ
一村を淡く塗り上げ栗の花 清 7 しゅん 孝右 芹菜 ていすけ もとこ みち女 満天
ゆっくりと戻る巻尺梅雨曇 茜 7 ひろみ 初凪 さなえ 芹菜 こころ りんご 青菜
千枚の田のそれぞれに西日入る こころ 7 千衣 縄文 のぶお さなえ まさる 百姓 廣美子
朴の花峠に朝の風生まれ 明人 6 よし 二青 蓬上 とろうち けんいち やじきた
チョキ出来ぬ子の昼寝顔天使めき 美津子 6 文義 陽子 おたふく きお かかし みどり
穴子の目雨に光れり魚篭の底 願船 5 茂樹 みすず 紫樹 ミチコ すずかぜ
水底のかすかにゆるる泉かな とろうち 5 敦風 まこと 豪敏 千稔 志朗
五月雨や湯もみの音の籠もりがち つとむ 5 水季 みつ穂 草根 敬介 ゆうこ
百日草手を振る母の遠くなり 和華 5 太井 ももこ かずひと 康子 国子
蝶結びできる子のをりさくらんぼ はるを 5 千衣 好夫 水季 すずかぜ のんたん
河鹿鳴く三人きりの泊まり客 良坊 5 ちはる やす子 茜 後夢 路
お茶席へ女校生らの白き靴 ゆうこ 4 明人 靖 国子 はるを
神杉に添ひて高舞ふ夏の蝶 光晴 4 菜々 一尾 あんず 敬介
紫陽花の色深めゆく通り雨 駒鳥 4 てまり あすみ 妙香 かずひと
ベビーカー道ゆずり合ふ夏木立 かのこ 4 英 孝由 れいこ 青菜
ボート漕ぐ裸の少年夏帽子 豪敏 4 茜 孝由 みどり いずみ
沙羅の花一と日の命尽しけり 如風 4 よし 豪敏 満天 たか
白無垢の女人の如し夏椿 公二 3 二青 和華 よんよん
ででむしの句碑に這う跡若葉照り たか子 3 いさお 廣美子 たか
蜘蛛の囲や雨の洗礼受けてをり 我風 3 公二 としあき ミチコ
夏蛙寝つかれぬ夜の子守歌 国子 3 かのこ 秀昭 嘉一
ピカピカに鍋磨きおり梅雨最中 紘美 3 敦穂 如風 はく子
紫陽花を一枝持ちて友見舞う 吉よし 3 楽楽 蓬上 あんず
白鷺の降りて落ち着く植田かな いさお 3 東吾 まさる 駒鳥
部屋に充つ武蔵の筆致夏の寺 もとこ 2 大門 美津子
蛍灯をおいつつ濡らす露衣 よんよん 2 おたふく みち女
代々の此の家で暮らし濃紫陽花 すずかぜ 2 紫樹 こころ
蓴採り足ふんばりて鎌引けり やす子 2 ななえ りんご
男滝岩打ち砕け散るしぶき きお 2 あすみ やじきた
梅雨晴や流れる雲の脚はやし のぶお 2 まこと 我風
家々は夕日に染まり沙羅の花 まや 2 しゅん ほとり
雨煙る島影かすか蜜柑咲く よし 2 輪三 たか子
時計草の白極まれり極楽寺 れいこ 2 こう まや
海よりも古刹の青の四葩かな まこ 2 蒼 百姓
濃淡の彩のあらはに青田原 好夫 2 てるこ 一尾
柵閉ざす牧に散りこむえごの花 さなえ 2 みつ穂 浪漫
梅雨湿りどちらともなく道連れに みどり 2 いずみ 速水
梅雨空に賞味期限を確める 泉 2 てるこ 折山
丸刈のサツカー部員の玉の汗 まこと 1 路
濃淡に山彩られ梅雨の朝 英 1 ていすけ
草抜けばミミズ跳ねくる梅雨晴間 皐月 1 千稔
枇杷を食ぶするりと口に種円び 廣美子 1 陽子
剃りあとの顎こそばゆし黴の宿 太井 1 泉
我が背より雲影走らす青田かな 敦穂 1 いさお
雨やまぬあじさいの花十七忌 みち女 1 速水
あぢさゐやデコイチ(D51)走る奥秩父 輪三 1 きみこ
僧侶等も羅まとふ葬儀かな けんいち 1 嘉一
梅雨晴間絵筆とともにわらべうた 満天 1 美津子
雨音の杜絶えて枇杷のせり出しぬ 敦風 1 文義
花合歓や人はせわしく往き交ひて あかね 1 ほとり
愛猫の遺影をそばに梅雨ごもり 芹菜 1 たか子
宝前へ子の逃げ腰や皐月闇 はく子 1 英
夏霧を切りてフェリーの進みゆき 文月 1 紘美
花石榴茶屋の中から笑ひ声 よし女 1 秀昭
テニスする白靴眩し芝生かな あすみ 1 楽楽
クチナシは歩を止めさせて挨拶し たか 1 妙香
旅終えしががんぼの居る厨かな まさる 1 かのこ
夏草に平癒を祈り湯治する ていすけ 1 よんよん
意のように書けぬ吾が筆夏書(げがき)かな 妙香 1 折山
一病の日にちぐすりやさくらんぼ かずひと 1 紘美
梅雨空に日がな灯の商店街 一尾 1 孝右
風の色問へば緑の青山河 千衣 1 我風
長き雨吸ふて草木の夏へ向く あんず 1 和華
ちょい植えし南瓜蔓に花咲けり しゅん 1 敦穂
眼裏にふる里の山栗の花 ゆき子 1 泉
以上.
[870] 6月18日の成績( 投句者109名 選句者107名) 2003-06-19 (Thu)風鈴のはずされ通夜の始まりぬ 美津子 27 公二 しゅん 敬介 茜 けんいち きお てまり 東吾 はく子 敦風 ひろみ 草根 大門 紘美 みすず みどり さなえ 嘉一 桃子 かかし やじきた 国子 みつ穂 ゆうこ やす子 りんご きみこ
本陣の古井戸隠す額の花 清 11 一尾 縄文 英 もとこ 敦風 芹菜 百姓 ゆうこ りんご 廣美子 れいこ
大寺の甍意のまま夏燕 まこ 10 ちはる よし しげる 我風 敦穂 みち女 すずかぜ のんたん 志朗 れいこ
反骨の齢重ねて冷奴 茂樹 10 ちはる あかね 蓬上 蒼 菜々 紘美 みすず 青菜 ほとり 速水
後ろから妻に傘さす菖蒲園 ゆうこ 9 いさお しげる ていすけ 秀昭 みち女 国子 やす子 折山 康子
店ごとに違ふ黴の香古書の街 ふみを 8 けんいち きお もとこ かのこ てるこ たか子 桃香 きみこ
街薄暑化粧崩れしピエロ坐す 明人 7 としあき 茂樹 紫樹 水季 浪漫 ななえ 折山
さくらんぼ末の娘のよく笑ふ はるを 7 はく子 まこと 浪漫 敦穂 かかし やじきた 志朗
手話にある口のうごきや夏の蝶 国子 6 ミチコ 太井 泉 圭子 皐月 康子
明け易し夢に母来てすぐ帰る 志朗 6 縄文 初凪 みどり よし女 こころ ゆきこ
紅薔薇の色には染まず雨しずく とろうち 5 輪三 駒鳥 文義 まこ ななえ
もてなしは備前揃ひの夏料理 満天 5 千衣 よし 美津子 まさる 好夫
青田波関東平野のきわまでも けんいち 4 とろうち のぶお 泉 吉よし
サーファーの高き卯波を捜しけり 公二 4 太井 文義 あんず 皐月
二年坂三年坂と梅雨の中 はく子 4 清 しゅん まさる 青菜
鎌倉を寺から寺へ蝉時雨 つとむ 4 敬介 あすみ こころ たか
お守りの揺れるリュックやお花畠 かのこ 4 茂樹 東吾 大門 好夫
蓮の葉のはしゃぎて露を遊ばせる 願船 4 如風 のぶお 蓬上 蒼
にごり池そそと咲きたる白睡蓮 みち女 3 和華 ていすけ よんよん
棹さしてたらひ舟ゆく蓴取り やす子 3 願船 後夢 たか
道訪へば村人やさし花あふち 菜々 3 あかね 満天 芹菜
浮き苗を差して田植えの了りとす きみこ 3 美津子 たか子 かずひと
十円の金魚ゆうゆう育ちおり いさお 3 一尾 光晴 ひろみ
手術日を控へ外泊ほととぎす 草根 3 明人 まこ 速水
枇杷の実の鈴なりになる空屋敷 まこと 2 豪敏 あすみ
あさひさす軒に届きし立葵 ななえ 2 桃子 よんよん
梅雨星の瞬きかけて消へにけり こころ 2 草根 ほとり
滝落ちて岩を砕きて夏の月 蓬上 2 陽子 楽楽
早乙女の百人力や機械植え 千稔 2 良坊 孝由
蛍火や千年前も同じ舞 あんず 2 明人 ゆきこ
たけだけし飛ぶ鳥落す今年竹 折山 2 いさお てるこ
草苺見つけたことがうれしくて 皐月 2 千衣 二青
額の花こぼれ水面を漂えり かかし 2 としあき 吉よし
滴りの奏でる水琴幽かなり 千衣 2 二青 豪敏
蜘蛛の巣の一部始終を見てをりぬ 敬介 2 紫樹 よし女
吹き過ぐる風に色あり若楓 浪漫 2 駒鳥 あんず
青虫がぬっと顔だす新キャベツ 青菜 2 まこと みつ穂
磯笛や若き海女らに梅雨のあめ 如風 2 水季 廣美子
五月闇鬼が宿るやひとつ家に いずみ 2 願船 輪三
細目して先人の書見ゆ雨安居 蒼 2 清 かずひと
峠越え午後は雨とや竹煮草 紘美 1 満天
あじさいの日毎に色を移しけり 芹菜 1 楽楽
紫陽花やブルー極める雨あがり まさる 1 多藤
降りそそぐうぐいすの声浄土かな 秀昭 1 圭子
鵜飼宴かがり灯伸ばし舟来たり 速水 1 秀昭
荒梅雨や大阪湾の迫上げて あかね 1 とろうち
難病の宣告受けて明易し てまり 1 多藤
無住時の軒端に並ぶ蟻地獄 りんご 1 茜
旅果ての新茶の味の円きこと 康子 1 和華
少女二人実梅もぐ子と受ける子と こう 1 孝由
蛍まだ見ぬ我連れてゆくと言ふ 紫樹 1 ミチコ
筍やひと雨ごとに土あぐる 豪敏 1 すずかぜ
母と子の諍い聞こへ梅雨深し 文義 1 さなえ
ヘリコプター響き蜥蜴は石の上 和華 1 初凪
紫の風とも思う菖蒲園 たか子 1 菜々
はんざきや両手広げて向き変へけ さなえ 1 後夢
夏蝶や寺の甍にとけ込めり 光晴 1 陽子
どくだみや浅き闇にも白き花 あすみ 1 嘉一
垣根よりあふれ出でたるあじさい花 水季 1 公二
ずる休み梅雨前線北上中 初凪 1 良坊
海霧深みおぼろにかすむ水平線 文月 1 我風
いざ出港回り舞台の春の海 六郎太 1 如風
刃物屋は刃物光らす迎え梅雨 すずかぜ 1 桃香
箱根山線路でつなぐ七変化 後夢 1 のんたん
頬杖をついて紫陽花見る窓辺 やじきた 1 てまり
料理屋の畳も湿り梅雨最中 てるこ 1 百姓
藁の家に拳のごとく枇杷熟れり のぶお 1 かのこ
手をとめて聞く岩しぶき鮎の茶屋 敦風 1 英
桑の実や降りみ降らずみ空模様 よし女 1 光晴
以上.
[869] 6月17日の成績(投句者108名 選句者114名 ) 2003-06-18 (Wed)父の日や椅子の凹みも在りしまま 美津子 12 せさみ 千衣 文義 けんいち よんよん かのこ みすず 光晴 桃香 りんご よし女 まこ
大橋がつなぐ島々灯の涼し みつ穂 12 敦穂 きお 吉よし 菜々 茂樹 陽子 とろうち 初凪 満天 りんご 速水 はるを
路地裏に昔の匂ひ青簾 ゆき子 11 紫樹 としあき たえこ 浪漫 てるこ あかね ほとり 好夫 紘美 ゆうこ 皐月
湯の宿は津軽なまりや大夏炉 すずかぜ 9 大門 やす子 さなえ 敦風 我風 志朗 みつ穂 桃香 みち女
一人居の時ゆるやかに新茶かな 吉よし 7 せさみ 英 紘美 ゆきこ 水季 秀昭 はるを
鯉の餌一つ抱えて水馬 ゆうこ 6 千衣 しゅん たか子 青菜 すずかぜ 折山
子らの声散らして走る青嵐 てまり 6 英 いさお 一尾 敦風 もとこ いずみ
百千鳥啼いて闇増す能登の海 紘美 6 和華 けんいち ななえ ていすけ 草根 速水
ねむ咲くやすこし小さな山のバス よし女 6 敦穂 和華 太井 やす子 ちはる みすず
紫陽花に電車も触れし箱根山 後夢 6 たえこ ひろみ 桃子 たか 廣美子 千稔
さくらんぼ母と娘の片えくぼ 草根 5 ちはる 願船 花茗荷 ゆきこ のんたん
水音の尽きることなく青田道 りんご 5 紫樹 としあき よし 豪敏 かのこ
牛蛙コントラバスの音合わせ はちこ 5 きみこ 我風 百姓 草根 千稔
ハマナスや間近に霞む異国領 彰初 5 きみこ 文義 もとこ すずかぜ 折山
羅やこよなき母の思ひ着て まこ 4 敬介 芹菜 こころ こう
エプロンの裾をからげて苺摘む とろうち 4 たか子 まさる 一尾 康子
梅雨晴間はじけるものに鳥の声 みどり 4 清 青菜 とろうち まや
御神籤を蛍袋の茎に結ひ 公二 4 しゅん 二青 敬介 蓬上
兜虫確かな力角にあり つとむ 4 はく子 廣美子 よし女 はちこ
梅雨寒し油の切れた膝の音 折山 4 泉 あかね 初凪 ゆうこ
ままならぬ一日大工梅雨晴れ間 こころ 4 ひろみ あすみ かかし かずひと
沙羅の花潮騒遠く堂に聞く 光晴 4 よし 輪三 みつ穂 ミチコ
紫陽花や汽笛聞こへる小糠雨 六郎太 4 孝右 陽子 輪三 てまり
夢の母何も叱らず明易し ふみを 4 きお さなえ ななえ 嘉一
父の日や父さん語る老姉妹 のんたん 3 まさる まこと あんず
五月晴渚に貝の殻を踏む 一尾 3 まこと 志朗 蓬上
飛び立ちの風待たるるや楓の実 かかし 3 いずみ 美津子 満天
草笛を吹けば故郷恋いにけり きみこ 3 二青 豪敏 皐月
窓開けて来客を待つ夏座敷 豪敏 3 いさお あすみ やじきた
雨垂れの音に暮れけり梅雨一日 文義 3 吉よし 百姓 桃子
いづこにも足跡見へぬ植田かな 千稔 3 浪漫 みどり 嘉一
白絣父の姿やセピア色 ななえ 3 みち女 かずひと 国子
初飛びに口開けしま々行々子 良坊 2 願船 秀昭
蛇いちご瞳の中に灯しおり たか 2 みどり のんたん
茫々と空に水あり梅雨雲雀 願船 2 のぶお てまり
まっすぐに落ちる水あり男滝 きお 2 ふみを まや
半夏生日陰でそっと白粉を よんよん 2 明人 たか
梅雨空に旅立つ服は赤と決め 文月 2 泉 国子
雪渓を遥かに緑濃き山河 廣美子 2 後夢 孝由
六月の雨に色付くものあまた 太井 2 茂樹 ほとり
十薬の匂ひしばらく両の手に としあき 2 ゆり ゆり
絵心に筆の急かるる梅雨晴間 清 2 光晴 こう
梅雨晴れ間垣根越しなる立ち話 駒鳥 2 ていすけ 孝由
老鶯や杉鉾そそる一宮 菜々 2 こころ はく子
横文字で孫より届くアロハシヤツ あすみ 2 公二 やじきた
夏料理夕日も馳走の一品に 国子 2 清 芹菜
あまだれの梅雨には梅雨の楽しき音 千衣 2 駒鳥 花茗荷
防波堤並ぶ釣竿夏帽子 孝由 2 縄文 好夫
早起きや両手に余るプチトマト 茂樹 1 妙香
友からの紫陽花添えて遺影前 陽子 1 楽楽
梅雨の灯の稲荷の奥の気配かな 紫樹 1 はちこ
遠足の子等の休息大夏木 芹菜 1 東吾
藤椅子や蔵建つ家の奥座敷 泉 1 まこ
加茂川の河原の小石河鹿鳴く 百姓 1 康子
念入りに薄茶点てるも梅雨最中 満天 1 美津子
曇天の風に吹かるる毛虫かな ひろみ 1 あんず
宿浴衣うわ前うしろまでまわり みち女 1 明人
降り続く時季の憩いや額の花 たえこ 1 妙香
高山の座敷からくりはたた神 速水 1 ふみを
焼き匂ゐ灰染み広げ極暑かな さちえ 1 ミチコ
合歓の花眠らせたくて橋渡る 登美子 1 菜々
ごまだら蝶赤の帽子にむらがれり もとこ 1 東吾
黒南風や田螺の殻の苔むして あかね 1 蒼
小綬鶏の声も混じりて梅雨晴間 浪漫 1 公二
独り酒キュウリ一本の夕べかな 蓬上 1 よんよん
蝶の飛ぶ後追ひ行かん立葵 やじきた 1 後夢
玉砂利の奥の十薬風のみち 康子 1 蒼
リビングで観る観光地や梅雨ごもり かずひと 1 孝右
竹の笊一盛り取れし実梅かな のぶお 1 太井
雲海と空へわが旅膨らます 大門 1 のぶお
峡の田に老鶯の声重なりぬ 志朗 1 水季
くちなしの花雨の中に光りけり 妙香 1 楽楽
父の日に一輪の薔薇くれし店 嘉一 1 かかし
えごの花国会議事堂望む坂 輪三 1 大門
あじさゐの顔をごらんよ水溜まり ほとり 1 縄文
麦秋にけぶる嶺嶺山水画 いずみ 1 てるこ
舟遊びときにはしぶき七色に 我風 1 駒鳥
枝蛙葉の一枚に身を隠す 千春 1 つとむ
以上.
[868] 6月16日の成績(投句者97名 選句者109名 ) 2003-06-17 (Tue)風鈴の釘のゆるびし旧居かな 初凪 16 縄文 てるこ やす子 こう 茂樹 かかし はちこ まこ 草根 みすず 国子 すずかぜ のんたん 明日香 みち女 廣美子
青嵐孕みて僧の緋の衣 かずひと 11 とろうち 輪三 もとこ かのこ のぶお さなえ ふみを はちこ あすみ みつ穂 ゆきこ
羅の素顔幼し舞妓かな みつ穂 9 としあき ふらん あかね 文月 茂樹 水季 すずかぜ やじきた きみこ
みんな抱き決まらぬ西瓜選びかな ゆうこ 7 吉よし しゅん まこと 敦穂 東吾 大門 明日香
川風に鮎雑炊の昼餉かな 茂樹 7 清 後夢 まこと ていすけ 秀昭 廣美子 たけし
正座せし黒猫の目に花菖蒲 秀昭 7 嘉一 英 花茗荷 泉 願船 みち女 千稔
点滴のかがやくほどに梅雨晴間 大門 7 英 光晴 文月 六郎太 けんいち 千稔 ほとり
父の日や捨てかねている古時計 吉よし 6 よし 敬介 菜々 志朗 草根 願船
あぢさゐの濡れて光りし石畳 とろうち 6 康子 てまり 和華 たえこ やじきた 紫樹
箱舟に乗りて菖蒲の近づけり 桃子 6 太井 ひろみ 蒼 一尾 ななえ 陽子
鎌倉の古道の巖に苔の花 公二 6 後夢 輪三 千衣 好夫 桃子 秀昭
梅雨晴れ間巫女の緋袴ひるがへる よし女 5 茜 水季 紘美 志朗 いずみ
たたなわる蓮の浮き葉の瑠璃の玉 美津子 5 花茗荷 りんご 満天 芹菜 たけし
梅雨寒や角まがりくる救急車 満天 5 敦風 あかね よし 蒼 孝由
父の日やふと父さんと言いたくて こころ 5 吉よし 明人 千衣 かかし たか
余念なき庭の手入れや梅雨晴間 泉 5 楽楽 敬介 我風 孝由 あんず
削られて地層あらはや蝉の穴 やす子 5 かのこ 一尾 美津子 みすず ゆうこ
恋蛍吐息のやうな光かな りんご 4 てまり ちはる 東吾 紫樹
通り雨受けて清しき月見草 文月 4 駒鳥 我風 百姓 よし女
花菖蒲ひだ一筋のこぬか雨 国子 4 ミチコ 六郎太 まさる こころ
黴払う図書館長き休館日 けんいち 3 としあき こころ あすみ
青葦や湾処に隠る渡し跡 あかね 3 かずひと 国子 きみこ
むせかえる程に咲き満つ栗の花 紘美 3 文義 多藤 ふみを
濡れ縁に南天の花こぼれけり 清 3 けんいち 妙香 いずみ
父の日や寡黙なる父恐れたる 文義 3 美津子 かずひと 折山
水草を飛んでみせたるアメンボウ かかし 3 しゅん ななえ きお
拾はれて日除けに眠る仔犬かな 敬介 3 光晴 初凪 ほとり
青柿や鯉の上げたる水飛沫 さなえ 3 豪敏 ひろみ 大門
あめんぼう大手広げて池の面 のぶお 3 ていすけ のんたん きお
くゝられて細腰高く花葵 かのこ 3 敦穂 初凪 ゆきこ
父の日に告げる懐妊子は親に きみこ 3 清 さなえ やす子
老鶯の声で目覚める挟の宿 輪三 3 こう 芹菜 まさる
端居して母ゐるごとし家閑か まや 2 たか みどり
チンドンや化粧落せば茄子の花 折山 2 康子 速水
窓に寄り病みて見上ぐる梅雨の月 ゆき子 2 ふらん 速水
菖蒲園傘の行列長きかな 豪敏 2 りんご よんよん
荒寺の蜘蛛の囲枕に寝釈迦かな 敦穂 2 ミチコ 孝右
父の日やすることなしに市バス乗り まさる 2 茜 泉
夏帽子加へ完了旅準備 和華 2 はく子 好夫
梅雨空に届く露天の白煙 廣美子 2 豪敏 和華
水溜り梅雨の青空映しけり やじきた 2 嘉一 よんよん
予報図を何度も眺め梅雨の旅 千春 2 蓬上 駒鳥
沙羅の花こころのおくを見透かされ まこ 2 蓬上 みどり
万緑に吸込まれせしバスの旅 あすみ 2 孝右 ちはる
枇杷の実を見下ろしてゐる千光寺 ななえ 2 公二 文義
片蔭に扇子の風を送り合ふ しゅん 2 桃子 陽子
葉末みな露をとどめて梅雨の朝 ももこ 1 はく子
夏の浜肩から軽き布かばん 明人 1 太井
病む母に励まされたる太宰の忌 はるを 1 紘美
あじさゐの多種多色なり雨もよし あんず 1 妙香
病院の母思いつつ明易し 康子 1 ゆうこ
夏椿またも泉水揺らしけり 光晴 1 とろうち
薄絹や古布と言ふ名によみがえり 蒼 1 公二
夢の中砂漠に紫陽花咲きにけり ていすけ 1 楽楽
父の日を社に子等を祈りけり 志朗 1 多藤
大夏木川面に写す葉の騒ぎ 芹菜 1 のぶお
植田にも個性の有りし碁盤の目 百姓 1 満天
紫陽花の咲き初む一花今日の供花 はく子 1 みつ穂
老鴬の鳴きて武蔵野ここにあり 水季 1 縄文
この蟻も命ありとぞ幼言ふ 敦風 1 明人
高原の靄乳色にほととぎす すずかぜ 1 よし女
梅雨晴や陽射しを返す広告塔 一尾 1 もとこ
燕の子巣立ちに婆と応援歌 登美子 1 あんず
めまといの領空侵す行き帰り ほとり 1 まこ
はんなりとステンドグラスの梅雨晴間 千衣 1 折山
波のひくごとく船虫四散せり つとむ 1 菜々
黄と咲いて落花の多しかぼちゃかな よし 1 てるこ
冷奴木綿豆腐の丸印 千稔 1 敦風
溜池や婆と息子の田植笠 速水 1 百姓
葉繁り雪崩れ咲きたる栗の花 英 1 たえこ
以上.
[867] 6月15日の成績(投句者98名 選句者103名 ) 2003-06-16 (Mon)父の日や止まりしままの銀時計 としあき 20 公二 楽楽 文義 太井 とろうち 明人 初凪 あんず 陽子 ふみを けんいち タカ まこと 蒼 水季 美津子 速水 すずかぜ りんご 折山
路地裏のままごと遊びゆすらうめ てまり 12 太井 さなえ かかし タカ あかね 好夫 草根 国子 いずみ みすず たえこ 文月
濯ぎもの寄せて玉葱吊るしけり りんご 9 しゅん とろうち 敦穂 かのこ 明日香 こころ あかね 草根 ゆうこ
打ち水の門前町の奥深し 我風 9 まさる よし かかし 百姓 敦風 みすず ゆうこ はるを ゆり
苔清水永久に日陰の磨崖仏 美津子 9 菜々 芹菜 てるこ よし けんいち ほとり はく子 好夫 きみこ
夕凪や千の島みな動かざる つとむ 8 吉よし 文義 縄文 みち女 東吾 満天 初凪 一尾
参道の傘のふれあう濃紫陽花 芹菜 8 公二 やす子 茂樹 豪敏 あすみ 紘美 一尾 みつ穂
黒南風や海女が女の時過ごす こころ 7 清 ちはる ふみを 美津子 ほとり すずかぜ 敬介
ビアガーデングラスに透かす茜雲 文月 6 英 てまり みつ穂 千衣 はちこ ももこ
大夏野いくつもありし岐れ道 やす子 6 縄文 さなえ のぶお こころ ななえ よし女
雨だれがあまだれ誘ふ楠青葉 よし女 5 龍三 てまり はく子 りんご ゆきこ
通りゃんせ鎮守の杜は梅雨の中 千衣 5 百姓 花茗荷 よし女 国子 泉
青春の思ひ出多き黴の辞書 二青 5 としあき ちはる 芹菜 あすみ 志朗
麦笛を吹く遠山を見つつ吹く 明人 4 吉よし 光晴 桃子 こう
草いきれ萎れし供花の地蔵尊 好夫 4 茂樹 陽子 かずひと 桃子
麦秋の中行くハーレーダビッドソン 国子 4 しゅん 明人 登美子 折山
降る雨に色艶めくや茄子の紺 まさる 4 駒鳥 蒼 六郎太 たえこ
大仏のふくよかなりし若紅葉 公二 4 まさる 桃香 文月 まや
夏帽子パートの妻の若返る 太井 4 清 大門 やじきた 桃香
塀の上何処と交信かたつむり てるこ 4 龍三 妙香 秀昭 登美子
ががんぼのかそけき音す留守居して とろうち 3 かのこ のんたん いずみ
紫陽花や切られずがいいそのままで 嘉一 3 いさお 康子 六郎太
青春の津軽の余韻桜桃忌 百姓 3 後夢 水季 泉
父の日の気遣いあるは妻ばかり 清 3 千稔 ていすけ 敬介
かたつむり片言話す娘(こ)の仕草 千春 3 千稔 大門 まこ
父と子の渚に二列跣あと まこ 3 まこと 志朗 ももこ
藍淡き浴衣に糊の効きしこと ひろみ 2 和華 秀昭
白菖蒲白き雨露溜めてをリ きみこ 2 豪敏 まや
むら雲に隠れしあとの夏の月 願船 2 明日香 ミチコ
葛饅頭夫婦二人に三つ買ふ 初凪 2 蓬上 のんたん
草清水山女の模様際立ちて みち女 2 ふらん こう
暮れゆけばなおしたたかに蕗の雨 志朗 2 蓬上 はちこ
天低く梅雨真っ盛り山も消ゆ よし 2 てるこ 孝由
桜桃忌自問自答を繰り返す はく子 2 ゆきこ はるを
山影の青くっきりと梅雨晴れ間 はちこ 2 駒鳥 のぶお
鬼百合や山家に朱のシャツ干さる 登美子 2 英 孝右
明け易し犬に合わせる万歩計 龍三 2 敦穂 ななえ
むらさきの浮く藍が好き額の花 大門 2 かずひと 和華
降る雨に艶競いをる花菖蒲 豪敏 2 あんず ていすけ
声帯の恢復未だ梅雨に入る 草根 1 速水
睡蓮の一輪白し眩しうて 和華 1 康子
五月闇眠りを誘ふ昼行灯 いずみ 1 敦風
御田植に牛はすつかり慣れてをり ハジメ 1 菜々
旅支度明日は北国春の海 六郎太 1 後夢
囮鮎川の流れに逆らいて 青菜 1 やす子
がくあじさい葉っぱにつたわる雨しずく 妙香 1 としあき
童らの友呼び合ふて木下闇 一尾 1 やじきた
近況を妻の葉書や梅雨出水 敦風 1 ミチコ
青萩の刈らんその枝つぼみあり かのこ 1 ふらん
雷鳴や男一徹意地通す 花茗荷 1 満天
虚しさに所作真似てみん亀の声 紘美 1 孝右
軽鴨の子の勇気りんりん逆落し あかね 1 光晴
大和路を行くやかぼちゃの花盛り みつ穂 1 きみこ
雨の中泰然と咲く泰山木 孝由 1 妙香
雲のベール稜線へあげ梅雨晴間 満天 1 ゆり
梅雨寒や通院道の水溜り かずひと 1 千衣
ツアーバス運転席に百合一つ 廣美子 1 孝由
紫のシンフォニーなり菖蒲苑 こう 1 花茗荷
雨にぬれ菖蒲の花の濃むらさき 駒鳥 1 楽楽
あぢさゐや慈母観音の指すところ 輪三 1 まこ
船具店ロープいろいろ燕飛ぶ ななえ 1 東吾
散策路晴れ間ぬうよう氷菓売り 後夢 1 いさお
梅雨晴れ間萌えし緑や披露宴 蓬上 1 みち女
以上.
[866] 6月14日の成績( 投句者108名 選句者101名 ) 2003-06-15 (Sun)放牧の馬遠くあり大夏野 和華 18 吉よし 明人 陽子 たえこ やす子 ゆり 豪敏 かずひと よし女 すずかぜ 千衣 水季 蒼 初凪 あかね 国子 草根 とろうち
石鹸の匂ひほのかに藍浴衣 りんご 10 公二 縄文 楽楽 太井 妙香 文月 草根 まや みち女 まこと
鮎に塩備長炭のはぜる音 茂樹 9 如風 龍三 ひろみ みどり 願船 みち女 一尾 まこと 美津子
麦の秋農は継がぬと子は告げり 桃香 8 茜 さなえ ちはる かのこ あんず 良坊 千衣 ゆうこ
郭公の声して大気澄みにけり 吉よし 8 東吾 のぶお 秀昭 てまり いずみ ななえ はちこ 登美子
しんがりの園児手の中かたつむり 我風 8 皐月 如風 やす子 みどり つじ 妙香 ゆきこ はちこ
三味線の路地より聞こゆ夕端居 ゆき子 7 のぶお まさる 二青 泉 花茗荷 みつ穂 好夫
黒髪の重きを束ね梅雨に入る ほとり 7 明人 ちはる みすず まさる 青菜 蒼 ふみを
病む母をつれて戻れず梅雨深し まや 6 敬介 みすず こころ つじ 志朗 康子
蔵の町江戸の名残や夏柳 ゆり 5 輪三 よりさん 豪敏 美津子 きみこ
採る人のない枇杷の実の高さかな 蒼 5 縄文 嘉一 こころ ふみを 紘美
いつ訪ふもととのふ住ひ時計草 よし女 5 満天 たえこ はく子 みつ穂 りんご
噴水や言葉短きプロポーズ 千春 5 としあき 英 菜々 さなえ こう
短夜の結末みえぬミステリー 芹菜 4 こう 我風 ゆうこ 花茗荷
南風や乗り放題といふ切符 明人 4 茜 初凪 願船 まこ
梅雨の愚痴ふたこと三言検針婦 志朗 4 敦穂 百姓 折山 敦風
父の日に碁を打ちに来し息子かな かずひと 4 よし 秀昭 良坊 国子
夏満月見ていて近き妻の国 願船 4 茂樹 すずかぜ ゆきこ 紘美
うちに来て紫陽花うちの色に咲き 桃子 4 吉よし よりさん 水季 志朗
散りてなお紅深くなる花ざくろ はちこ 3 輪三 蓬上 明日香
麦の秋おさん茂兵衛の行きし道 菜々 3 芹菜 折山 あかね
走り根の縦横無尽木下闇 みつ穂 3 孝由 まや 康子
たてまえと本音のあいだ紫蘇を揉む 紘美 3 はく子 かかし ななえ
蛍袋影絵の如くなかの虫 しゅん 3 駒鳥 六郎太 千稔
さやけしや水のかしづく水芭蕉 まこ 3 皐月 てまり いずみ
紫陽花や黄色い傘の子らの列 やじきた 2 和華 茂樹
山又山柳生の里の菖蒲園 きみこ 2 龍三 よし女
俤は明治女か茄子の花 文月 2 芹菜 二青
梅雨晴間ぬり絵のごとき雲走る もとこ 2 東吾 敦風
梅雨晴間ギプスはめたる子の笑顔 泉 2 あんず 孝由
麻暖簾迷ふことなし麩まんじゅう かのこ 2 和華 百姓
曲がり屋の鼻ぐり朽ちし花石榴 さなえ 2 りんご 好夫
不器用にががんぼの飛ぶ六畳間 つとむ 2 ゆり 廣美子
尖塔はワイン工場ほととぎす 朝子 2 菜々 我風
思い切り天低くして梅雨に入る はく子 2 よし 多藤
香水の残り香漂ふ試着室 孝由 2 青菜 きみこ
青鷺の悠然の一歩をせせらぎへ 満天 2 後夢 てるこ
夏めきて並ぶサンダル道の駅 康子 2 敦穂 一尾
紫陽花や生家に今は人住まず てまり 2 しゅん 後夢
ゲートボール玉打つ音の梅雨湿り 太井 2 かずひと 千稔
梅雨晴やコースの線を新たにす 一尾 1 しゅん
青梅雨や子の反撃の快く はるを 1 まこ
あぢさゐのほの暗き道照らしけり 輪三 1 やじきた
二ひらの花びら優し蛍草 駒鳥 1 やじきた
アカシアの花白きかな梅雨晴れ間 英 1 駒鳥
夏衣焼きたてパンの香る部屋 としあき 1 廣美子
坂越えて欅並木の風涼し まさる 1 とろうち
青嵐葉裏を見せて渡りけり とろうち 1 てるこ
梅雨晴れ間鴉の騒ぎ何かある 文義 1 敬介
侏儒めきて梅雨茸あそぶ森の中 千衣 1 清
山裾に雲の崩れて花水木 すずかぜ 1 明日香
絵手紙やどくだみの花描くなり 楽楽 1 嘉一
どくだみの勢い余りあるところ きお 1 としあき
前線の模様を見ながら布団干し つじ 1 陽子
白靴の白が飛びつく登り棒 こころ 1 登美子
菖蒲田や井の字の橋の中ぞ濃し ふみを 1 英
釣荵似合う旅籠に二泊せり 龍三 1 公二
白き雨ななめに降りし合歓の花 ももこ 1 六郎太
紫陽花のなべてうつむく雨重し 光晴 1 蓬上
幼子の傘の家路や梅雨に入る 花茗荷 1 泉
雨乞いは他人事となりし都人 敦穂 1 満天
わが運を占ひみんと草矢射る まこと 1 かのこ
揺れる葉に髪飾りのごと合歓の花 たえこ 1 清
流水に洗ひ盛らるる実梅かな こう 1 かかし
菖蒲田に白き立て札まむしとや 良坊 1 太井
南天の落花狼藉梅雨晴れ間 よし 1 文月
娘の愚痴を楽しく聞きし梅雨の午後 ゆうこ 1 ひろみ
枇杷喰めば六つの命まろびけり 敬介 1 多藤
以上.
[865] 6月13日の成績(投句者103名 選句者109名 ) 2003-06-14 (Sat)言い訳を口に飲み込み心太 清 16 如風 皐月 龍三 おたふく てまり ちはる 陽子 蒼 かかし 孝由 まこと きみこ 草根 ゆきこ まこ 康子
夕焼けや母には母の流行り歌 こころ 13 公二 縄文 敦風 きお ふみを 美津子 ななえ まこと 国子 すずかぜ ゆきこ 吉よし やす子
針千本飲ます約束日焼けの子 みつ穂 11 千衣 初凪 きお ふみを かずひと ちはる 泉 はく子 紘美 ほとり 文月
天道虫指から指へ子に移す 太井 9 しゅん けんいち 嘉一 良坊 明日香 みすず まこ ゆうこ 千稔
睡蓮や三歩で渡る太鼓橋 りんご 9 よりさん 豪敏 一尾 こころ とろうち ななえ 花茗荷 よし女 折山
麦秋の夕映え長き讃岐富士 菜々 8 茂樹 茜 ひろみ 光晴 やじきた 桃子 りんご 願船
ででむしの渡りゆきたる柄杓の柄 とろうち 8 駒鳥 太井 茜 かのこ ひろみ 青菜 みつ穂 千稔
大勢で覗く小さな蛍籠 いさお 7 公二 和華 しゅん 菜々 嘉一 文義 つじ
プレスリーもモンローもいた頃の夏 あかね 7 敦穂 としあき 明人 てまり 東吾 まや 願船
神前へ風の転がす夏帽子 国子 7 こう こころ 菜々 まさる 紘美 桃子 はちこ
長雨や匂ひ地に這ふ栗の花 良坊 6 よりさん 明日香 国子 すずかぜ 青菜 きみこ
梅雨しとど赤のまえだれ六地蔵 美津子 5 ももこ たえこ 花茗荷 のぶお 志朗
川蝉の一瞬の降下色走る 千衣 5 英 龍三 孝由 満天 吉よし
語り部の訛とつとつ鮎談義 みどり 5 明人 みち女 我風 ていすけ 蓬上
紫の浄土なりけり菖蒲苑 こう 4 かのこ みち女 後夢 秀昭
緑陰や駒をひろげる老二人 まさる 4 いさお 豪敏 後夢 しゃぼん玉
山深き路の暗さや栗の花 光晴 4 皐月 もとこ 芹菜 良坊
奧飛鳥阿吽の狛の苔青し 明日香 4 紫樹 とろうち 満天 桃香
灯台のぼんやりありし走り梅雨 きお 4 和華 清 のぶお 六郎太
畳の目探り歩きの迷ひ蟻 茜 4 ももこ かずひと よし 泉
紫陽花や庭の余白に色満たす 敬介 4 敦風 楽楽 てるこ 水季
弟に袖掴まれて蛍狩り 文義 3 初凪 光晴 あかね
南溟に散りし将兵燕来る 孝由 3 よし けんいち ゆうこ
痩身や闘志を捨てず衣更 茂樹 3 千衣 よし女 つじ
岩燕雲の崩れに飛びやまず まこ 3 縄文 もとこ こう
夏草の分相応の茂りかな 志朗 3 敦穂 てるこ ていすけ
紫陽花の明月院の女人かな 公二 3 駒鳥 ゆり 登美子
天道虫校長室の盆栽に 嘉一 3 志朗 登美子 康子
青梅雨や空海像の目に涙 秀昭 3 かかし みすず やす子
葉畳をかさね睡蓮色すがし 和華 2 英 我風
悪童も早や還暦の風薫る 二青 2 清 おたふく
みちくさの子等声高に花ざくろ 紘美 2 やじきた 桃香
枇杷の実の止まる朝日や黄金色 廣美子 2 水季 蓬上
放課後の輪唱曲や青葉風 ふみを 2 みつ穂 文義
夏草や海ありし地に干拓碑 てまり 2 一尾 あかね
六月の花嫁となり新エプロン 如風 2 はく子 文月
梅雨寒や人声も無き昼下がり 桃子 2 妙香 はるを
気丈夫な岳父の涙ゆすらゆめ せさみ 2 太井 まや
長く伸び猫眠りいし夏座敷 かかし 2 いさお さなえ
額の花下駄の鼻緒の愛らしく さなえ 2 茂樹 輪三
赤児泣く声の間遠し合歓の花 やす子 2 輪三 蒼
万緑に湯浴みし給ふ大観 敦風 2 百姓 草根
夏草や気侭に並ぶ駐輪場 一尾 2 如風 百姓
かもめ舞ふ浄土が浜の風若葉 ていすけ 2 ゆり 秀昭
夢にても会ひたき人や下野草 ゆき子 2 美津子 芹菜
病む母の退院願ふ青山椒 まや 2 さなえ はるを
梅雨晴間屋根の上より海を見る やじきた 1 六郎太
初夏過ぎし抹茶のつきたる拝観券 しゅん 1 としあき
大方は兼業農家麦の秋 草根 1 ほとり
友の葬あじさいの雨やまぬ 紫樹 1 東吾
傘直す張り紙見つけ梅雨に入る かのこ 1 紫樹
青簾樹海の中のアーチ橋 みち女 1 好夫
美味そうな青大将が逃げて行く 敦穂 1 折山
夏蝶やそぞろ飛び交ふ遊歩道 豪敏 1 陽子
明易のまどろみの中の遠電車 芹菜 1 はちこ
せせらぎに河骨の黄の凛として 満天 1 りんご
誰からもメ−ル届かず梅雨ながき 青菜 1 妙香
休日に孫の遊び場夏座敷 あすみ 1 まさる
梅雨空や病みたる人の窓の外 泉 1 しゃぼん玉
青葉道行き交ふ人の足軽く はるを 1 好夫
以上.
[864] 6月12日の成績(投句者107名 選句者106名 ) 2003-06-13 (Fri)御仏も素足におわす青畳 すずかぜ 23 清 もとこ まこと とろうち 太井 一尾 初凪 折山 蓬上 千衣 まさる 桃子 かかし みつ穂 ふみを 吉よし みすず ほとり 国子 みち女 ゆきこ やじきた あかね
あぢさゐや本音言ふとき国訛 あかね 12 明人 縄文 はく子 かのこ てまり 紘美 りんご かかし 良坊 美津子 はるを ゆり
初鰹女主人の高き声 孝由 10 水季 さなえ ももこ 一尾 六郎太 千衣 茂樹 廣美子 こころ やじきた
白日傘せり上がり来る坂の町 文義 8 東吾 敦風 よし 明日香 草根 良坊 みち女 まこ
蝸牛角出す方へ日が暮れる 願船 7 敦穂 大門 しゅん 縄文 きお 蓬上 登美子
竹林を透かして青田広がりぬ 清 7 敬介 よし 満天 とろうち のぶお 明日香 みつ穂
万緑へ吸い込まれゆくローカル線 紘美 6 公二 やす子 芹菜 てるこ みすず かずひと
麦笛や祖母のおはこの在所唄 大門 6 せさみ もとこ よし女 朝子 桃香 青菜
一列に海鵜の並ぶ防波堤 つとむ 5 きお 楽楽 孝由 ゆうこ まや
花菖蒲母のぬくみの裁ち鋏 こころ 5 さなえ ていすけ 我風 登美子 桃香
路地裏や戸ごとに小さき手毬花 草根 5 しゅん 輪三 ななえ いさお まさる
花合歓や湖に悲恋の物語 りんご 5 満天 菜々 桃子 志朗 ほとり
蒸し上げて湯気立つ笊の柏餅 豪敏 4 こう 二青 妙香 青菜
忽然と噴水消えし閉園時 良坊 4 如風 ちはる 六郎太 あかね
梅雨晴間一人二人と逆上がり 太井 4 かのこ かずひと 国子 まこ
舞いつつも消えてゆくなり恋蛍 芹菜 4 こう 茜 はく子 つじ
燃えている老いの絵筆や夏帽子 いさお 4 和華 よりさん ちはる あすみ
戒名に童子とありぬ氷菓かな 敦穂 3 茜 如風 折山
心刺す言葉流せり額の花 紫樹 3 英 ひろみ 紘美
乳母車日傘しずかな寝顔かな まさる 3 紫樹 二青 文義
城山に石垣の跡小判草 とろうち 3 光晴 志朗 草根
流れ藻の早や占領す植田かな 光晴 3 せさみ 後夢 きみこ
緑陰で四方山話つきぬまま かずひと 3 いさお 康子 美津子
端居して内証の話聞こへけり 美津子 3 茂樹 あすみ まや
朽ちた葉を照らしてゆけり夕螢 ひろみ 3 輪三 ももこ 康子
風吹けば右向け右の植田かな 百姓 3 水季 りんご いずみ
梅雨晴れてあまだれ一つ又一つ けんいち 3 東吾 つじ 文月
老鶯や風筋のある展望台 ゆき子 3 としあき 好夫 朝子
一陣の風が蚊柱さらひけり 敬介 3 光晴 吉よし きみこ
一病もあるが幸せ梅雨に入る 桃子 2 泉 はるを
せまりくる麦秋に我佇めり いずみ 2 駒鳥 ふらん
噴水のわれをぬらしぬ迷い風 まこと 2 清 泉
麦秋や県人会の報せ受く はるを 2 ふみを ゆうこ
紫陽花の葉裏覗きて行く子かな てまり 2 和華 ひろみ
夕日浴び植田に映る小鷺かな ていすけ 2 陽子 孝由
梔子の花の香闇の静寂(しじま)より 和華 2 のぶお 千稔
天道虫いつしか乗りて路線バス みつ穂 2 まこと てるこ
花菖蒲潮来の夢と名ずけしや よりさん 2 菜々 我風
紫陽花や数えきれない色模様 輪三 2 駒鳥 百姓
植田より吹き渡る風髪を梳く ももこ 2 陽子 嘉一
露置きて羞ひ開く花菖蒲 こう 2 よりさん 妙香
露天風呂蛍の乱舞堪能す あすみ 2 楽楽 後夢
古畳じわとふくらみ梅雨に入る 水季 2 初凪 こころ
明易し一番電車五六人 康子 2 好夫 廣美子
丸枇杷の身のほど知らぬ太き種 孝右 2 けんいち 文義
包む手の平に蛍火青白く ゆうこ 1 けんいち
短夜の闇しらじらと鳥の声 吉よし 1 ていすけ
ぼうたんの一万本や山の風 茂樹 1 大門
枝豆を守るや大き三枚葉 ほとり 1 文月
夏草を透かし島々展望台 一尾 1 紫樹
峡の宿枕を攫ふ青蛙 まこ 1 芹菜
早苗田となりて明日香は雨にけむ きみこ 1 ふらん
蛍火の幾何学模様を描く闇 我風 1 敦風
夕づつに里曲は遠し麦の秋 菜々 1 てまり
麦熟るや懐かしき日の香のままに 明人 1 ゆり
万緑に木彫仁王罅ふかく ななえ 1 敬介
紫陽花や和服たたずむうすら闇 きお 1 百姓
とりどりのばらの鉢置き農機具屋 よし女 1 やす子
病葉の渓流に口ゆすぎけり 志朗 1 嘉一
雨あがり一枝花瓶に額の花 よし 1 ななえ
水無月の夕陽におぼれしコイントス キラ 1 英
黒南風や門に下がりし休園日 満天 1 公二
叱られて泣きじゃくる子の瞳に若葉 文月 1 としあき
犬の目にいとおしく見ゆ天道虫 登美子 1 千稔
夏書され身延参りや行衣の背 折山 1 いずみ
梅雨兆す猫捨てるひと見てしまふ ふみを 1 ゆきこ
良き夢の短く終わる朝ぐもり としあき 1 よし女
百合の花本堂香り溢れけり 妙香 1 太井
梔子の花の白さに今日昨日 かのこ 1 明人
風強しあっぷあっぷの早苗がんばれ 明日香 1 敦穂
以上.
[863] 6月11日の成績(投句者97名 選句者107名 ) 2003-06-12 (Thu)紫陽花の毬に囲まれ六地蔵 康子 12 清 敦風 けんいち 菜々 陽子 かのこ りんご みち女 まこ 嘉一 まさる 明日香
不揃いの声満ち満ちて夕蛙 廣美子 10 千衣 大門 孝右 蒼 文義 我風 みつ穂 蓬上 康子 かかし
一服や代田に足を入れしまま よし女 9 あかね しゅん けんいち 茂樹 初凪 百姓 折山 六郎太 きみこ
全身を糸にあづけし毛虫揺る 太井 9 千衣 駒鳥 はく子 和華 国子 妙香 みつ穂 よんよん いずみ
時の日や待つも待たすも嫌う人 はく子 8 如風 やす子 紫樹 まこと ちはる こう ほとり ゆうこ
老鶯や迷路のごとき千枚田 初凪 8 てまり 陽子 とろうち 敬介 こう ももこ 康子 はるを
神杉の走り根に咲く苔の花 国子 7 英 てるこ もとこ 光晴 満天 桃子 一尾
睡蓮や目鼻なき石祀られて りんご 6 きお 初凪 よし女 草根 さなえ 登美子
蛍火の飛跡乱れて影法師 清 6 よりさん きお もとこ ていすけ 嘉一 豪敏
柳絮舞ふ祖母の手をひく少女かな まこ 6 いさお 満天 文月 文義 美津子 いずみ
鎖場を這いあがり来て谷空木 かかし 5 明人 ななえ 草根 吉よし 願船
植木師や枝葉の山の三尺寝 かのこ 5 やす子 百姓 桃香 登美子 かかし
かたつむり生きるとは夢かたること はるを 4 明人 まこと ほとり 願船
女人堂へとぼとぼ上り落し文 登美子 4 てるこ キラ さなえ はるを
ゆで卵なかなか剥けず梅雨に入る とろうち 4 よし ふみを やじきた 志朗
折鶴を無心に折る子梅雨の空 ゆき子 4 敬介 泉 まさる 美津子
十薬を束ねる風情母がいる よんよん 4 公二 としあき のぶお 六郎太
麦の秋ふるさと今は複線に 菜々 4 こころ 和華 きみこ 廣美子
紫陽花を置いて簡素な染め物屋 きお 4 輪三 茂樹 蒼 桃子
薄荷飴ふくみ身の透く夏の風邪 すずかぜ 4 縄文 はく子 折山 みどり
葭切の静かなる日や雨催ひ 志朗 4 よし 水季 ゆきこ かずひと
犬が寝て夏座布団の席埋まり はちこ 3 縄文 りんご 志朗
また同じ人と出会ひし夏の草 紫樹 3 としあき 敦穂 ふみを
古時計家の歴史を刻む音 豪敏 3 後夢 国子 あすみ
紫陽花や桐下駄商ふ里訛り やす子 3 てまり よし女 廣美子
早苗田に柔らかき雨降り続く きみこ 3 francis 紘美 ゆうこ
紫陽花の毬の小さく揃ひけり こう 3 しゅん ひろみ 芹菜
丹波路や梅雨の駅舎に忘れ傘 敬介 3 敦風 よりさん 蓬上
仲好しの鏡のなかの夏帽子 和華 3 公二 輪三 ななえ
青梅を漬けて失ふ青の色 ほとり 3 泉 芹菜 すずかぜ
一人酌む単身赴任の冷や奴 二青 3 清 英 あすみ
老鶯の声近くなる奥の院 もとこ 3 豪敏 明日香 ゆきこ
向日葵やギラリと光るガスタンク 六郎太 3 紫樹 茜 キラ
夏の海帆船風を攫い行く 美津子 2 後夢 まこ
笊盛りの青梅路上で売られけり ななえ 2 孝由 秀昭
舞ひ消ゆる草矢ふるさとダムの橋 大門 2 かのこ 文月
紫陽花や乙女心の見せどころ 輪三 2 楽楽 菜々
白壁にひび走りをり梅雨の雷 つとむ 2 我風 桃香
茅花流し飛鳥女淵の澱みかな 明日香 2 好夫 ももこ
じりじりと棚田に入る代田水 願船 2 すずかぜ 吉よし
時の日や遅るゝ人の決まりゐて 如風 2 こころ かずひと
野良猫もしつぽり濡れて梅雨に入る 折山 2 いさお よんよん
耕運機白鷺雇う農夫かな 千稔 2 孝右 孝由
花嫁の口紅淡し額の花 さなえ 2 太井 茜
蛍飛ぶ池の汀や草の蔭 駒鳥 2 二青 千稔
朽ち橋に夕日眺める鷺一羽 けんいち 2 みち女 水季
青鷺の影の映りし植田かな ていすけ 1 とろうち
懐妊の佳き知らせ受く青嵐 文義 1 秀昭
漏刻台時の記念日明日香村 後夢 1 如風
入梅や川面に映る花青し 秀昭 1 francis
眼前は緑まばらの植田かな 光晴 1 二青
急ぐ道急がぬ道の梅雨の月 ひろみ 1 やじきた
道を掃く老人に逢ふ明易し 明人 1 ちはる
時の日や脛の痛みは父に似て 蒼 1 大門
ひそひそと牡丹の前の立話 茂樹 1 紘美
門灯の点滅しきり五月闇 としあき 1 たんぽぽ
黒南風や裕次郎の像沖を視る ふみを 1 あかね
祭見の親子とっさに肩車 一尾 1 千稔
ポストへの 自転車道や 青田風 草根 1 ひろみ
梅雨の空傘くるくると回し行く ももこ 1 妙香
掘割の近目遠目も花菖蒲 好夫 1 ていすけ
生垣の眩しくなりて夏は来ぬ 吉よし 1 楽楽
兼業の杜氏の作りし青田かな こころ 1 太井
川波が鮎釣る人の腰流る かずひと 1 みどり
麦秋の田園けぶる連山や いずみ 1 のぶお
キャンプ村よめ菜一枚付け帰り みち女 1 敦穂
建前や屑掃く風に姫紫苑 蓬上 1 一尾
雨催い蟻の行列忙しなく 紘美 1 駒鳥
茄子苗の三尺伸びし山の畑 浪漫 1 好夫
明日は晴れ糊付け干うせと青葉木菟 我風 1 たんぽぽ
以上.
[862] 6月10日の成績(投句者101名 選句者106名) 2003-06-11 (Wed)妻の掌のぬくもり久し蛍狩 大門 14 千稔 千衣 しゅん 英 としあき けんいち ひろみ よし女 廣美子 国子 志朗 水季 康子 青菜
麦秋の夕日もろとも肩車 菜々 12 明人 満天 敦穂 かのこ まこと のぶお まさる かかし 吉よし まこ つとむ きみこ
語り部の話は尽きぬ蛍宿 我風 11 清 紫樹 美津子 よんよん 百姓 まさる やす子 みどり 康子 登美子 きみこ
時の日や父の残せし腕時計 豪敏 7 さなえ きお 文義 あすみ 志朗 桃香 まや
睡蓮の葉の混み合ふて花一輪 ななえ 7 千衣 和華 輪三 敦風 蒼 好夫 たえこ
囃されて踊る幼女の夏扇 すずかぜ 7 清 豪敏 ていすけ 好夫 ななえ 孝由 かずひと
洗い上げ笊一杯の実梅かな 駒鳥 7 浪漫 豪敏 こころ 一尾 かかし 廣美子 桃香
大声の打明け話ビヤホール 茜 6 ふみを ひろみ よりさん ももこ 折山 やす子
川風に朴の花散る音のして きみこ 6 もとこ よんよん よし女 願船 蓬上 青菜
噴水に跳ねては屈み真似てる児 国子 6 千稔 如風 駒鳥 まこ 秀昭 光晴
満ち潮に小蟹も貝も戻しけり 初凪 6 如風 浪漫 よし 敬介 ももこ てるこ
バラ園や昔イギリス領事館 後夢 6 明人 蒼 芹菜 百姓 ほとり 草根
夏帯やフランスパンの焼ける待つ かのこ 6 しゅん さなえ けんいち 紘美 すずかぜ やじきた
米ぬかを添へて筍届けらる よし女 5 菜々 妙香 ゆきこ 吉よし りんご
紫陽花や訪う人もなき雨の午後 りんご 5 芹菜 ななえ 妙香 水季 みち女
しゃきしゃきと鱧切る音や京御膳 千春 5 もとこ 孝右 文月 ていすけ 草根
鷺来たり代田の空の青深む 浪漫 4 和華 文義 ほとり 蓬上
紫陽花や静かに暮れる道の駅 輪三 4 楽楽 とろうち 陽子 はるを
入梅や富士より大き雲に会ふ こころ 4 太井 よし てるこ 初凪
熱気球夏野の景を遥かにす 和華 4 後夢 大門 茂樹 すずかぜ
神の座へ茅の輪潜りて近づきぬ かずひと 4 縄文 ふみを はく子 ゆうこ
臥す父に今年の螢見せにけり 明日香 4 公二 嘉一 りんご はるを
山寺や喘ぐ石段風若葉 ていすけ 4 後夢 あすみ 嘉一 六郎太
鴎外の生家の松や雲の峰 敬介 3 公二 とろうち かずひと
土踏まずを風撫でゆける昼寝かな ひろみ 3 茂樹 ゆうこ 六郎太
梅干しや筵連なる寺の庭 公二 3 たえこ こう 秀昭
太極拳白き素足をしなやかに 満天 3 たんぽぽ ちはる 一尾
草茂る開拓村へと続く道 清 3 きお 明日香 光晴
髭もじゃのケルンに一礼して過ぐる 登美子 2 路 まや
しばらくの別れなりけり青田風 はるを 2 路 としあき
今朝生れて早やすいすいと目高の子 文義 2 はく子 紘美
ほたる火はうつつのきはの道しるべ けんいち 2 紫樹 みち女
来し方の可も不可もあり枇杷熟るる はく子 2 まこと 泉
寺ごとに日傘の列のバス旅行 一尾 2 大門 陽子
入梅や筑波嶺遠くなりにけり 草根 2 菜々 つとむ
どくだみや刈り時の来し十字散る かかし 2 いさお いずみ
道をしへ瀬音いよいよ高くなる としあき 2 願船 初凪
薫風や両手振れゆく一輪車 茂樹 2 輪三 我風
紫陽花や日の届きいる海の底 きお 2 ちはる 登美子
二階より子犬のワルツ薔薇の垣 とろうち 2 英 ゆきこ
手紙封じ押し紫陽花のふくらみし みどり 2 駒鳥 折山
ほの暗く女将一人や閑古鳥 六郎太 2 泉 みどり
葉がくれに木漏れ日淡く柿の花 芹菜 2 文月 いずみ
うららなり亀も日向の萩城址 いさお 1 東吾
明易しパジャマを洗ふこと決めて ゆうこ 1 敦穂
名刹に大樹の在りし青胡桃 秀昭 1 明日香
紫陽花や今亡き息子のビデオ見る 陽子 1 よりさん
梅雨晴れ間伸びしトマトの脇芽欠く 青菜 1 いさお
紫陽花の群れて咲きにし通学路 吉よし 1 楽楽
玉葱や雑魚寝の如し走り梅雨 英 1 かのこ
洗濯屋蒸気吹上げ栗の花 やす子 1 こころ
新じゃがを掘りて園児のじゃんけんぽん 文月 1 縄文
早乙女の眼鏡に触るるまつげかな 敦風 1 太井
蜂蜜に溺れて裂ける青き梅 ほとり 1 たんぽぽ
御堂筋ネオンに映ゆる濃紫陽花 やじきた 1 東吾
病棟に消灯せぬ部屋雷走る ふみを 1 美津子
花ざくろ半ばを覆ふ径の空 もとこ 1 敦風
日傘買い陽射しを挿さず持ち帰る 紘美 1 敬介
斜陽なる本を取り出す桜桃忌 泉 1 こう
梅雨入りの近き兆しや合歓蕾 志朗 1 満天
徹夜にて仕事終はらず明早し 千稔 1 孝由
大利根の河原ひそと行々子 好夫 1 我風
魚はね川のにごりや梅雨兆す よし 1 国子
左手に麦酒提げてる招き猫 敦穂 1 孝右
金魚売りサキソフォンに負けてをり 花茗荷 1 やじきた
あじさいやすっくと空を染みこめる 蓬上 1 のぶお
以上.
[861] 6月9日の成績(投句者96名 選句者104名 ) 2003-06-10 (Tue)座禅する少年の背や遠郭公 すずかぜ 12 清 ななえ 茂樹 さなえ 文義 みすず きお 嘉一 満天 好夫 康子 はるを
酒蔵の名は代々に立葵 こころ 7 ひろみ 菜々 とろうち 蒼 志朗 まこ やじきた
夏草や牧舎に向かう風の筋 敦穂 7 公二 我風 国子 草根 ほとり 六郎太 みち女
老農の植田に入るる足細し 太井 7 和華 てるこ ふみを かのこ 水季 紘美 桃香
緑陰に伸びきったるや猫の足 国子 7 茜 陽子 紫樹 明日香 まさる 水季 ゆきこ
川底に蛍火1つ沈みけり さなえ 7 千稔 としあき 茜 もとこ ゆうこ 蓬上 みどり
後ろ手に夏帯捌く深き昼 ひろみ 6 しゅん 敬介 浪漫 一尾 みすず 登美子
車窓まで流れくる香や花蜜柑 ていすけ 6 駒鳥 茂樹 孝由 国子 文月 ゆきこ
陽炎や電車の貌の現るる しゅん 6 太井 一尾 如風 けんいち こころ 六郎太
篁(たかむら)へ蛍ふわりと昇りけり やす子 6 さなえ ちはる 蒼 ていすけ はちこ まや
子沢山頭寄せ合う枇杷の実の 廣美子 5 いさお 紫樹 満天 よんよん かずひと
早苗立つ細さもそのまま水鏡 よんよん 5 明日香 かずひと 桃香 康子 みどり
なぎなたで天切り裂きて鉾行けり 公二 5 けんいち 豪敏 すずかぜ みち女 りんご
スカーフを飛天のごとく夏野ゆく 文義 5 ななえ ちはる よし女 こう きみこ
大滝の風流れけり遊歩道 大門 5 敦風 よし とろうち まこと 青菜
父の畑トマトの味も受け継ぎし 好夫 5 千衣 明人 菜々 ふみを まこ
そよ吹けばうねりの連鎖麦の秋 我風 4 泉 ももこ 廣美子 きみこ
紫陽花のかすかに揺るる小糠雨 かずひと 4 吉よし しゅん ていすけ のぶお
異次元を出入りするかに蛍の灯 ゆうこ 4 明人 よりさん 芹菜 登美子
開け放つ風の道あり夏座敷 まこ 4 孝右 こう 豪敏 廣美子
蛇の目傘石部小路の走り梅雨 百姓 4 清 美津子 ももこ いずみ
どくだみの痩地に咲かす底力 みどり 4 てるこ 妙香 嘉一 よんよん
雲湧いて鉄塔踏ん張る大夏野 菜々 4 英 我風 まこと すずかぜ
干し物の入れる間もなき雷雨かな 敬介 3 吉よし あすみ 桃子
鯔跳ねてしまえば湖のまた平ら てまり 3 きお 初凪 はく子
遠山に昼の灯ともる谷うつぎ ゆき子 3 太井 よし女 はるを
鯉太る津和野の道や花菖蒲 いさお 3 よりさん 駒鳥 かかし
瀬流れの中に道あり通し鴨 よし女 3 縄文 しげる こころ
日に透けて濃きも薄きも若葉かな とろうち 3 縄文 のぶお 文月
薔薇一輪手折れどひと日何も無く 文月 3 いさお 和華 かのこ
鮎釣の美濃の山々雲湧けり 茂樹 3 ひろみ 秀昭 ゆうこ
競ひ合ふ古墳の里の花菖蒲 秀昭 3 陽子 もとこ ほとり
街薄暑どどどと人の渋谷かな 初凪 3 孝右 折山 桃子
紫陽花や港の見える丘の道 輪三 2 百姓 やす子
ぼうふらや明日のわが身の在りどころ 六郎太 2 折山 敦穂
梅干の人数分を祖母の箸 敦風 2 まさる 好夫
賜はりし扇子さがしの小半日 かのこ 2 敦風 はちこ
砂出しの浅蜊交互に潮を吹く 孝由 2 紘美 後夢
捨て猫の人の目そらせし木下闇 芹菜 2 かかし 青菜
植田する風呂浴び後の酒二合 まさる 2 あすみ 後夢
いちきろは零てん三貫青梅買ふ 折山 2 初凪 志朗
文学館出で紫陽花の色若し はるを 2 よし やじきた
滝壷の不動明王苔生して 登美子 2 草根 まや
梅雨前に片付けてれば母のメモ 楽楽 2 敬介 花茗荷
黴を拭く若きあの日の旅鞄 よりさん 2 英 美津子
友の訃の重なり来たる梅雨初日 二青 1 しげる
紫陽花のグラデーションやちぎり絵に 千稔 1 楽楽
覆い網桜桃の輝き隠し切れず 英 1 千稔
ビル街に聞こゆどこかの遠花火 かかし 1 としあき
田植機の普通の道を走りをり まや 1 妙香
渓流の竹の皮散る音を飲む 紘美 1 泉
透かし見る二粒ほどの蛇苺 一尾 1 花茗荷
湖を吹き来てこれより青嵐 志朗 1 芹菜
幼子のラツパのしぐさアマリリス 康子 1 公二
山頂や雲と飛びかふ岩燕 こう 1 蓬上
除湿機の音高くなり梅雨に入る 泉 1 やす子
先触のいよよ短しはたた神 浪漫 1 りんご
荒梅雨や激しくはねるトタン屋根 豪敏 1 楽楽
成就院般若の数の四葩かな もとこ 1 敦穂
友きたる百円ショップの冷奴 としあき 1 百姓
飼い犬と川の字に寝る夏の午後 はちこ 1 いずみ
夏草に飛びつき雀倒れけり りんご 1 浪漫
群生の華やかさあり姫女苑 後夢 1 千衣
あぢさゐのひとひらかとも蝶現るる はく子 1 文義
今日は唯車上の人となりて夏 いずみ 1 如風
句作りに頭よじれて汗拭ふ aao- 1 大門
「海が見えた」芙美子の海は夏霞 ななえ 1 大門
清流のたもに跳ねるや鮎二匹 清 1 秀昭
雷鳴や降る音強きにわか雨 まこと 1 孝由
紫陽花の磴を下りて由比ガ浜 のぶお 1 はく子
以上.
[860] 6月8日の成績(投句者95名 選句者104名 ) 2003-06-09 (Mon)ふれ会ふて音の涼しき江戸切子 りんご 15 如風 よし女 ももこ かずひと こころ 後夢 とろうち ほとり 桃子 はちこ 青菜 廣美子 みどり きみこ 登美子
メロン切る母の手許や子の瞳 駒鳥 11 たんぽぽ 千稔 文義 和華 たえこ 一尾 あすみ 折山 みどり 文月 まこと
麦秋や屋根より高く竹とんぼ まや 11 大門 こう 輪三 豪敏 ななえ 菜々 一尾 りんご ゆきえ まこと 登美子
夏日影道をふさぎて島の猫 のぶお 9 陽子 大門 かのこ 明日香 茂樹 百姓 もとこ かかし やす子
夏草の外野を守る小学生 つとむ 8 ふみを 満天 ももこ かずひと 百姓 皐月 はく子 きみこ
雷光の一太刀速し夕まぐれ 花茗荷 7 千稔 よりさん 美津子 敦風 国子 青菜 紘美
巣燕の営む交番今日も留守 孝由 7 和華 かのこ けんいち いさお 美津子 嘉一 かかし
巣立鳥子が泣きに来る母の膝 ころ 7 こう けんいち おたふく よし女 ななえ 志朗 水季
桑の実や納屋へと続く石畳 ひろみ 6 我風 康子 ゆきこ 秀昭 みち女 はるを
廃線の径かたばみに彩られ みち女 6 清 よりさん 文義 とろうち 廣美子 好夫
羽音して南天の花こぼしけり 志朗 5 たえこ 英 国子 草根 よんよん
若竹の光りをはじく斧の音 和華 5 てまり ちはる 六郎太 みすず 文月
売家の幟の屋敷枇杷熟る 登美子 5 しゅん としあき 二青 桃子 敦穂
体重計もて青梅を量りけり とろうち 5 浪漫 孝由 嘉一 ひろみ やす子
桜実に生家はすでに無かりけり 紘美 4 太井 てまり 東吾 さなえ
六月の境の見えぬ海と空 こう 4 つじ しゅん 明人 花茗荷
しなやかに子等が背を越す青芒 まこ 4 蓬上 のぶお すずかぜ 我風
花栗や車椅子押す若き妻 さなえ 4 敬介 太井 康子 ゆきこ
蝉時雨数多記名の平和の碑 草根 4 如風 りんご 秀昭 みち女
黄昏の色に染まりて麦熟るる 廣美子 4 いずみ 芹菜 二青 蒼
天空に水湧き出でし那智の滝 千衣 4 清 六郎太 後夢 みすず
退院の一人二人と柿の花 蒼 4 明人 こころ 初凪 まや
蔭日向なく生き七十路胡瓜もむ 美津子 4 満天 ちはる いさお 志朗
駅前に続く参道夏木立 ゆきえ 3 もとこ 皐月 はるを
濁声で子供からかふ祭店 ゆうこ 3 公二 明日香 よし
シャンソンと紅茶の香り夏の雨 茜 3 蓬上 泉 草根
痩せてなほ気骨を捨てず衣替 茂樹 3 公二 花茗荷 初凪
夏潮や航跡長し高速艇 豪敏 3 菜々 はく子 好夫
蛍火や夜空に星のあるごと やじきた 3 ていすけ 蒼 よんよん
一村のうごめきはじむ麦の秋 好夫 3 まさる のぶお よし
菜種鞘つんと空突く走り梅雨 英 3 まさる 敦風 桃香
黒南風や漢語英語の黒船碑 ふみを 3 茂樹 ほとり 折山
踊り子も越えし峠や緑さす 明人 3 千衣 ゆきえ ゆうこ
噴水を駆け抜ける子に水簾 まさる 3 いずみ すずかぜ 孝由
夏帽をとって投げ込むお賽銭 康子 3 泉 おたふく 東吾
紫陽花や碧空映す波戸岬 ていすけ 2 輪三 豪敏
寝転びて深呼吸して夏座敷 ほとり 2 陽子 あすみ
遠雷や記憶に母を搏ちしこと 文義 2 ふみを はちこ
移り気といふ紫陽花の花言葉 我風 2 芹菜 楽楽
朝曇口紅きりつと老婦人 ななえ 2 まや さなえ
枇杷の実の色に混ざりて梅雨気配 文月 2 駒鳥 妙香
神田川子らの育てしほうたるも かのこ 2 としあき ゆうこ
梅干の紅く染まりし魔法かな 千稔 1 楽楽
二三本見つけて更に夏薊 一尾 1 桃香
サーフアーの浪待つ群れや夏の潮 すずかぜ 1 千衣
噴水や空にシャワーの輪をえがき あすみ 1 たんぽぽ
来る人も出かける人も梅雨の中 のんのん 1 妙香
一団の男過ぎ行く花菖蒲 はるを 1 ひろみ
十薬を娘はどくだみと云い張りし 如風 1 敦穂
探鳥の迷ふ山路の深緑 彰初 1 英
里庭に姉妹揃いの藍浴衣 千春 1 水季
空の青映し初めたる額の花 てまり 1 浪漫
姫紫苑夜のとばりに白く咲く よんよん 1 駒鳥
みどり刷く若草山は夏かすみ けんいち 1 敬介
日の強さ男もほしい日傘かな まこと 1 つじ
紫陽花の色いろいろの切り通し もとこ 1 ていすけ
以上.
[859] 6月7日の成績( 投句者100名 選句者99名 ) 2003-06-08 (Sun)ゆすらうめ母になる子の細き腕 初凪 17 しゅん 縄文 如風 けんいち 蒼 ちはる 好夫 かのこ てまり ほとり 草根 志朗 さなえ ゆうこ 廣美子 文月 ゆきえ
末っ子の甘え上手や夏燕 こころ 17 公二 ななえ 千衣 茂樹 菜々 満天 よし女 草根 妙香 のんのん りんご 大門 かかし 我風 やじきた こう きみこ
万緑をひとまたぎする山の橋 大門 13 陽子 もとこ 芹菜 こころ 明日香 のぶお 水季 とろうち いずみ ゆうこ やじきた 文月 登美子
黄昏の色に紛れず白菖蒲 浪漫 8 蓬上 菜々 てるこ 芹菜 美津子 まこ 我風 廣美子
落ち梅の踏まれて匂ふ通学路 ゆきえ 8 清 皐月 英 こころ ていすけ 美津子 秀昭 さなえ
夏に入るラムネの玉の軽き音 千衣 7 よりさん みすず 文義 まこと よし女 水季 かかし
紫陽花や柄杓に汲みし筧水 志朗 6 公二 豪敏 茜 とろうち 輪三 ゆきえ
十薬の花暮れ残る勝手口 もとこ 6 千衣 しゅん 英 孝右 てまり 大門
大太鼓打ちて始まる夏祭 まこと 5 よりさん ふみを 文義 ちはる 一尾
花栗や朽ちし板戸は半開き さなえ 5 縄文 和華 康子 あすみ まこ
行き来するたびに気を引く立葵 ゆり 4 楽楽 二青 後夢 桃子
滝壷を遠巻きしたる魚のむれ まや 4 千稔 二青 みどり すずかぜ
衣更身辺整理めきてをり 茜 4 やす子 初凪 明日香 きみこ
猫のひげほどの細さよ鮎の骨 はるを 4 太井 おたふく ひろみ みどり
若衆の神に近づく祭りかな 花茗荷 3 のんのん 六郎太 一尾
新宿にデモの痕もなしソーダ水 敦穂 3 としあき 花茗荷 折山
内股に鴉の歩く青田道 りんご 3 孝由 敦風 敦穂
草笛や大人の音色子の音色 芹菜 3 やす子 こう 国子
薬師寺や御仏それぞれ初夏の花 けんいち 3 茂樹 ていすけ かずひと
ブナ林の滴りやがて大河かな まこ 3 よんよん ほとり 泉
阪神の勝敗にゆれ梅雨来たる はちこ 3 たんぽぽ はく子 嘉一
園児バス窓辺に揺れる夏帽子 孝由 2 まさる あすみ
競技会日焼けは鼻の頭から ほとり 2 千稔 茜
汗かきて作業なし得る身となりぬ 草根 2 いさお 泉
緑陰の暗さ溜めおる釣瓶かな きお 2 陽子 てるこ
老鶯の声の聴こえる書道展 皐月 2 太井 好夫
痴呆の母遠くを見つめて日傘さす aao- 2 敬介 まさる
飛魚とんで紺滴らす隠岐入り江 国子 2 すずかぜ 秀昭
黒百合やアイヌの語り部顔の彫 美津子 2 駒鳥 折山
文机の蛍袋に灯がなじむ 我風 2 かのこ りんご
黒南風や抗ひし子も父となり 文義 2 如風 満天
透きとほる蜘蛛葉の色を映しけり ひろみ 2 和華 初凪
水無月や個室の扉の千羽鶴 蒼 2 豪敏 桃子
古池に若葉の漏れ日射しにけり いさお 2 楽楽 駒鳥
新しき畳の匂ひ青嵐 ももこ 2 皐月 みすず
打ち水や路地吹きぬける夕の風 ゆき子 2 のぶお 輪三
枇杷熟るる往きて帰らぬ父の文 紘美 2 蒼 志朗
葭簣茶屋けふの緑を飲み干せり 登美子 2 よんよん 国子
古都めぐる小さき絵地図七変化 好夫 2 清 花茗荷
山里の静まる闇の蛍狩り 清 2 たんぽぽ もとこ
緑陰や古りし木椅子と一家族 明人 2 東吾 よし
訳もなくあたり見渡す蝮草 としあき 2 明人 敦穂
青嵐酸味の強きヨーグルト かのこ 2 蓬上 明人
リフトより眼下に見えし大雪渓 あすみ 1 後夢
時の日やからくり人形鳩時計 よりさん 1 孝由
遊園地友の弁当豆御飯 康子 1 孝右
緑陰や手押しの老婆らかしましき 山酔 1 おたふく
水撒きのホース外れてずぶ濡れに たえこ 1 いずみ
酸漿市夢を買ひたる男女かな 公二 1 六郎太
まほろばの三輪の社の夏茶碗 しゅん 1 東吾
故郷の人の情けや河鹿聞く 二青 1 よし
郭公の声に合わせて早歩き 輪三 1 ふみを
閻魔佛まなこ爛々青嵐 敬介 1 登美子
クローバー畦に一筋花の道 やじきた 1 康子
その紅に吸い込まれそうアマリリス てまり 1 妙香
葛餅や母の我が侭許しやる ふみを 1 敬介
乾杯のジャスミン茶上ぐ暑気払ひ 満天 1 はく子
風待月竿竹売りの声長く みち女 1 かずひと
信号の青に迷いの梅雨の蝶 すずかぜ 1 まこと
立葵はや咲き上げて散歩道 良坊 1 ななえ
海峡の彼方六月の門司煙る みどり 1 敦風
梅雨深し大仏殿に雲垂るる つとむ 1 けんいち
明日開くらし泰山木見上げる目 妙香 1 嘉一
塩漬けにならぬ梅の実煮るとせん よし女 1 紘美
ががんぼやゆうべの酔ひはまだ覚めづ 如風 1 いさお
吉備津彦祀る一宮青時雨 折山 1 ひろみ
青りんごまだ酸っぱくて旅の朝 文月 1 としあき
以上.
[858] 6月6日の成績(投句者105名 選句者105名 ) 2003-06-07 (Sat)散水に一瞬飛び出す夏の蝶 美津子 11 陽子 しゅん いさお てるこ 和華 けんいち ていすけ 孝由 みどり たえこ たんぽぽ
ががんぼや折りたたまれし車椅子 ひろみ 11 縄文 きお 蒼 とろうち 折山 如風 紘美 草根 良坊 まこ まや
夏つばめ少年の夢捨てきれず はるを 11 公二 皐月 敬介 蒼 よし はちこ 明人 すずかぜ 桃香 ゆうこ 美津子
ゆるやかに束ねし髪や藍浴衣 茜 9 茂樹 みすず まさる あすみ やす子 のんのん みち女 美津子 たえこ
夏山に吸い込まれ行くロープウェイ きみこ 8 公二 陽子 てるこ 明人 満天 孝由 国子 ゆきえ
吊橋に真一文字や蜘蛛の糸 ゆきえ 7 皐月 ほとり 桃子 桃香 ゆうこ 文月 はるを
捨仔犬抱いて戻りし日焼けの子 敬介 7 さなえ 和華 ていすけ よりさん やす子 好夫 康子
シャガールの空の青さへ草矢打つ 明人 7 文義 初凪 ちはる 芹菜 登美子 りんご 秀昭
紫陽花の露重たげに貨車過ぎる 敦穂 6 としあき よし ちはる けんいち はちこ 六郎太
睡蓮の水面の闇へ閉じにけり 登美子 6 大門 きお 花茗荷 ほとり りんご 秀昭
尺取のΩ のままに吹かれをる 敦風 6 文義 紫樹 後夢 花茗荷 はく子 良坊
団欒の笑ひ漏れくる簾かな 清 5 英 輪三 ももこ 桃子 いずみ
香をほのと残してゆきし白日傘 文義 5 茜 まこと みどり よんよん 国子
恋蛍かなしきまでに光りけり 願船 5 芹菜 我風 つじ よんよん いずみ
苔衣まとう地蔵や杉並木 千衣 5 茜 一尾 かずひと もとこ みち女
紫陽花に引かれし雲の重さかな 泉 4 千衣 蓬上 我風 あすみ
紫陽花を生けて花瓶のたよりなき 花茗荷 4 縄文 ふみを 明日香 やじきた
尺八の音色も軽ろし夏袴 輪三 4 茂樹 一尾 よりさん はく子
船下りてより匂ひ来る花蜜柑 蒼 4 清 豪敏 ふみを かのこ
一針に思いを込めて縫う浴衣 千春 4 輪三 後夢 よし女 嘉一
やはらかき花弁に触れる夏あざみ としあき 4 敦風 まこと 嘉一 つじ
緑陰に陶土の白く乾きをり やす子 3 英 さなえ かのこ
紫陽花や鎌倉彫りの珈琲館 公二 3 敬介 駒鳥 ゆり
豆飯や寡黙の母が剥きし莢 孝由 3 すずかぜ たんぽぽ まや
橋暮れて水の暮れゆく葭雀 志朗 3 蓬上 のぶお 浪漫
夏つばめ池を叩きてひるがへり もとこ 3 菜々 こころ 妙香
音絶えて人影もなく夏まひる はちこ 3 駒鳥 妙香 明日香
追憶は夏野の空の向こう側 和華 3 よし女 浪漫 ゆり
育てしは娘ばかりや杜若 ふみを 3 しゅん こころ 如風
思切り髪を刈上げ若葉風 一尾 3 清 好夫 六郎太
花菖蒲写さるるとき風のあり 秀昭 3 東吾 山酔 はるを
薫風へ開け放ちをり一軒家 皐月 2 とろうち まこ
十薬の匂いたたせて通り雨 紘美 2 紫樹 草根
さよならと下校の子等や夏薊 りんご 2 太井 志朗
枇杷ゼリーぷるんと逃げる浜の宿 初凪 2 みすず 登美子
バス停は薔薇屋敷前風香る ゆき子 2 もとこ 敦穂
紫陽花や雨の雫を宿しをり つとむ 2 かずひと 山酔
麦秋や遠き昔の火の見在り 我風 2 のぶお 志朗
一張羅のハンカチ白し部署替はり 良坊 2 泉 敦穂
賑やかに一家総出の田植かな とろうち 2 千稔 いさお
青梅のころぶも可笑し女学生 折山 2 菜々 康子
襞ひとつよせ鮎菓子の顔となす はく子 2 敦風 ななえ
遠耳にアンテナ高し蝸牛 満天 2 千衣 初凪
友が来て営農語る夏座敷 豪敏 2 ゆきこ 満天
駅長は紫陽花の咲く2番線 かずひと 2 大門 太井
老鶯や杉生は暗き熊野道 菜々 2 豪敏 折山
梅雨晴間猫が腹見す屋根の上 こころ 1 泉
遠足のバス連ね行く花西瓜 百姓 1 ひろみ
耳たぶを汚し白玉作りかな かのこ 1 東吾
遠足のバスに群がる夏帽子 文月 1 ももこ
叱られし子の涙あと今年竹 紫樹 1 ななえ
老鶯や古刹の静寂に委ねをり まこ 1 のんのん
まほろばの大和三山の夏景色 いずみ 1 まさる
雪ノ下峡を讃ふる句碑に触れ よし女 1 ひろみ
地団駄の仲間はずれや跣の子 好夫 1 千稔
老松の幹に生ふるや櫨の花 のんのん 1 文月
五月雨白龍になり渓昇る いさお 1 としあき
花の段日ごと昇るや立ち葵 後夢 1 楽楽
五月闇交差点の灯点滅す 浪漫 1 やじきた
端居して明日嫁ぐ娘と肩寄せて あすみ 1 ゆきこ
以上.
[857] 6月5日の成績(投句者100名 選句者110名 ) 2003-06-06 (Fri)鮎解禁休診と出す村の医師 美津子 12 敦穂 蓬上 茂樹 りんご まこと 孝右 路 蒼 もとこ 後夢 aao- たえこ
一葉落ち目高の群れを散らしけり かかし 10 千稔 和華 ちはる てるこ 花茗荷 一尾 我風 みつ穂 みどり いずみ
どの家も屋号のありて麦の秋 きお 10 千衣 茂樹 ふみを 茜 さなえ 初凪 芹菜 皐月 みつ穂 願船
浮き草の隙間すきまを雲流る まや 9 清 こころ 芹菜 皐月 まこ ほとり 廣美子 みち女 泉
蜘蛛の巣に連なる雨のビーズかな 如風 9 駒鳥 かのこ よし かずひと まこと ていすけ 孝由 廣美子 たえこ
尼寺を訪ふ夏萩の小径かな みつ穂 8 敦風 とろうち ひろみ りんご 志朗 のんのん けんいち 文月
籐椅子の置かれて古き奥座敷 泉 7 はるを てまり きみひら 妙香 あすみ 草根 明日香
六月や雨に遊べる傘の色 千春 7 つじ 如風 縄文 てるこ 浪漫 あすみ やじきた
湯上りの客待つ卓や冷奴 良坊 6 いさお 豪敏 まさる 百姓 六郎太 泉
冷奴口が迎へに行きにけり こころ 6 かかし 陽子 陽子 美津子 ハジメ ゆうこ
ねむ咲くや湖底の村は碑を建てて よし女 6 和華 やす子 縄文 きお ちはる まこ
暗がりをカシカシカシと毛虫喰む しゅん 5 としあき 紫樹 かかし けんいち 明日香
大手門罷りとほりし夏の蝶 好夫 5 ふみを よし女 ももこ 百姓 はく子
知盛の逝きし海峡夏の雷 みどり 5 よりさん 明人 輪三 ななえ こう
奥能登の海の青さや地曳きひく 花茗荷 5 公二 太井 茜 のぶお もとこ
カルストの草原滑る夏つばめ いさお 5 よし みすず 折山 やじきた 秀昭
冷奴妻留守ならば贅のうち 茂樹 4 孝右 のんのん 美津子 康子
胡座して初孫寝かす古団扇 豪敏 4 まさる 初凪 ゆきこ はく子
表札を降ろす水無月三回忌 よんよん 4 きお 蒼 竜の子 六郎太
茄子の花古墳の里に名医をり 秀昭 4 いさお 二青 さなえ 満天
夕薄暑人の寄り来る橋の上 ゆきえ 4 小島和英 東吾 こころ 菜々
万緑や風の音聞く散歩道 aao- 3 豪敏 楽楽 こう
潮の香に目覚めし夜半の月凉し 菜々 3 満天 嘉一 きみこ
音立てて胡瓜きざむや恙無し まり 3 蓬上 登美子 まや
茱萸の実や蔵の二階の格子窓 ひろみ 3 とろうち 折山 好夫
鑑真の御目にやさしき花菖蒲 けんいち 3 みすず ももこ 秀昭
慎ましく生きて古希なりシャガの花 てるこ 3 ひろみ 文義 志朗
麦秋の色を鎮めて暮れなずむ 芹菜 3 てまり のぶお 文月
遠目より淡く糸ひく栗の花 明日香 3 小島和英 みち女 みどり
白秋の歌碑の烟れる夏の雨 のぶお 3 菜々 すずかぜ 好夫
空の碧透かせ若竹皮脱ぎぬ 和華 2 紫樹 我風
梅雨晴れ間あわてて動く洗濯機 青菜 2 つじ aao-
まほろばは青葉繁れるこの山河 いずみ 2 駒鳥 まや
梅雨寒やガン告げられし友の声 康子 2 輪三 二青
枕辺にミニカーいくつ昼寝の子 りんご 2 清 路
睡蓮の花を押しのく鯉強し 廣美子 2 敦穂 嘉一
行き先は一緒とわかる駅薄暑 ゆうこ 2 如風 しゅん
枇杷薫るフェリー乗場の土産売り 清 2 やす子 ゆきえ
荷を負ひて何処へ発つや蝸牛 浪漫 2 千稔 妙香
七変化ローランサンの回顧展 草根 2 しゅん 登美子
メロン食ぶ顔まで濡らし幼き子 ゆき子 2 きみひら 後夢
曇り日の青梅太りをりにけり こう 2 としあき 草根
湿りける引戸の音や梅雨近し 一尾 2 千衣 ていすけ
新緑やひらひらと来る修道女 明人 2 よし女 ほとり
山雨去り男が始む鮎料理 かずひと 2 東吾 ななえ
夕焼に伸びて縮んで影法師 あすみ 1 ゆきこ
おちおちと眠っていらねぬ鮎解禁 つじ 1 はるを
目覚めさわやか天上に朴の花 皐月 1 願船
十薬の群がり咲ける庭の隅 駒鳥 1 孝由
百足出る町内会長無投票 折山 1 一尾
風わたる水田で朝日かがやけり はちこ 1 すずかぜ
杖拭い老母(はは)薫風に旅支度 文月 1 かずひと
十薬のかたまり咲きて明るかり やす子 1 いずみ
蛇衣を脱ぐ来世は白鳥に としあき 1 竜の子
六月の青年ギターの譜を拾ふ ふみを 1 浪漫
農道の右は麦秋左は田 六郎太 1 かのこ
時を貯め雨を待ちけり濃紫陽花 文義 1 敦風
だんまりを決め込んでゐる梅雨曇 初凪 1 花茗荷
活着し色濃き苗や芒種かな 英 1 敬介
紫陽花に露の残るや散歩道 まさる 1 公二
紫外線避けて日傘の影したう 妙香 1 楽楽
日の雫うれたる枇杷を籠に盛る まこ 1 文義
夏の日の駅前通り折り返す はるを 1 敬介
口一杯顔の見えざる燕の子 孝由 1 よりさん
大海原窓の向ふに明易し はく子 1 ゆうこ
すれ違ふ黒い日傘と手袋と 蒼 1 紘美
かにかくに思案にくれて花茨 よし 1 明人
帽に黴拭きても消えず思ひ出は よりさん 1 きみこ
駿台に青春溢る薄暑かな つとむ 1 太井
涼風は八坂の塔へまっしぐら 満天 1 康子
花菖蒲映りし池の鯉はねる もとこ 1 ハジメ
以上.
[856] 6月4日の成績(投句者105名 選句者109名 ) 2003-06-05 (Thu)雨匂ふ鯖街道を夏つばめ 清 12 二青 とろうち 一尾 かのこ 文義 ななえ よりさん 如風 花茗荷 すずかぜ はちこ 山酔
蜘蛛の囲の中の出来事見ていたり 登美子 11 路 しゅん 孝右 太井 青菜 東吾 菜々 明人 花茗荷 みどり みつ穂
狛犬も地蔵も洗うて夏祭り 敦穂 11 清 やす子 茜 きお さなえ まこと けんいち ていすけ 康子 蒼 桃香
巡回のバスは空色夏つばめ とろうち 8 小島和英 初凪 まこと こころ 蒼 はく子 草根 みつ穂
咲きのぼる一途な思ひ立葵 ゆき子 8 満天 ももこ 妙香 ほとり ゆうこ 志朗 みち女 やじきた
父逝きてさつきの数も減りにけり ななえ 7 公二 せさみ しゅん 敬介 てまり 茂樹 明日香
竹の皮脱ぎ残したる高さかな 志朗 7 縄文 ふみを 多藤 草根 りんご 桃子 明日香
一列に自転車通学薫る風 一尾 7 和華 敦穂 皐月 豪敏 後夢 桃子 きみこ
さつき展入賞のひと寡黙なる ふみを 6 路 としあき 敬介 明人 かずひと 後夢
それぞれに襟足青し衣更え はちこ 6 満天 二青 太井 紫樹 まさる よし女
天竜に釣り糸たれて夏帽子 いずみ 6 千衣 文義 良坊 菜々 みすず こう
この空の果はふるさと花蜜柑 我風 6 ふみを 初凪 妙香 芹菜 りんご 志朗
尼寺に紫陽花一つ色を添え 駒鳥 6 公二 輪三 よんよん 康子 あすみ つじ
崩るるや一瞬光る白き薔薇 国子 5 和華 駒鳥 てるこ のぶお みち女
無人市曲った胡瓜堂々と 孝右 5 千稔 ひろみ 孝由 つじ 桃香
草笛や懐メロのみの演奏家 好夫 5 楽楽 良坊 孝由 こう 水季
旧道のカーブミラーや揚羽舞う 千衣 4 とろうち 陽子 芹菜 やじきた
断髪や耳をくすぐる夏の風 つじ 4 千稔 清 六郎太 登美子
梅雨晴れ間媼の傘は杖となり 千春 4 よし 泉 陽子 きみこ
里山に細き雨降り麦熟るる さなえ 4 蓬上 もとこ ひろみ 豪敏
ほうたるや湯の里ぼんぼり灯の入りて やす子 4 としあき 青菜 けんいち よりさん
黒髪の美しき子や若葉風 文義 4 aao- 敦風 やす子 のんのん
急流の水押し分ける鮎解禁 後夢 4 皐月 文月 好夫 まこ
黒髪を梳きけり虎が雨となり 更紗 3 かかし ゆきこ いずみ
紫陽花の毬の大きさ程良くて 康子 3 aao- 小島和英 秀昭
紫陽花の色を移して日の暮れし かかし 3 輪三 のぶお よんよん
軒下に蜘蛛棲まわせる少年期 皐月 3 茜 ななえ 登美子
十薬に虫寄り付かぬ孤独あり 良坊 3 てるこ 文月 いずみ
サーファーも夕日に染まる日本海 花茗荷 3 千衣 ちはる まや
口開けて大工見習昼寝せり こころ 3 せさみ きお さなえ
嘴のあるもの集ふ夕干潟 かずひと 3 縄文 ほとり 美津子
片蔭に手早く並べて朝の市 満天 3 まさる よし女 茂樹
噴水や風に遊ばれなないろに 明日香 3 如風 すずかぜ 山酔
蝶々を怖がる孫と畑仕事 六郎太 2 駒鳥 嘉一
青蔦に濃く絡まれて廃旅館 よし女 2 六郎太 水季
蝉時雨摩文仁の丘の平和の碑 草根 2 みすず かかし
甚平を着るが嬉しき少女をり ほとり 2 こころ まや
緑陰に大いびきかく漢かな みつ穂 2 折山 浪漫
剣道の胴衣紺色梅雨晴間 まや 2 かのこ ゆきこ
豆飯の炊けしと妻の声匂ふ 明人 2 てまり のんのん
尺とりの一日何歩や暮れゆけり 紫樹 2 はく子 はちこ
植え揃う植田の中の破れ小屋 のんのん 2 敦風 好夫
万緑や金と銀あり有馬の湯 きみこ 2 孝右 美津子
青田伸び赤城の山を背負いおり けんいち 2 ちはる 多藤
時の日や日も燦燦と花時計 よりさん 2 ていすけ まこ
コップ酒立て膝で飲む宵祭 ひろみ 2 折山 一尾
ほととぎす落人と聞く峡の家 りんご 1 かずひと
静けさや帰る背中に蝦蟇の歌 aao- 1 ももこ
羅や明治生まれのしゃんとせり 公二 1 紫樹
生き生きと五月雨受くる鞍馬苔 つとむ 1 蓬上
夏の日のきらめく川面鯉遊ぶ 水季 1 嘉一
若き日の面影いずこ衣更 としあき 1 あすみ
ことをはりなにごともなき蟻地獄 しゅん 1 浪漫
枇杷の実の美味さ称えて鵯が啼く 嘉一 1 みどり
河口堰暮れに見えたり雲の峰 茂樹 1 泉
誰ぞ住む丘にそびえる夏館 和華 1 敦穂
蛇苺洗車の水に輝けり かのこ 1 よし
老鶯や音色木霊し山静か まさる 1 月音
カフェテラス白き風立つ衣替え すずかぜ 1 楽楽
燃えつきて蛍水辺の草にまで 願船 1 秀昭
老鶯の谷渡りたり城ヶ島 のぶお 1 もとこ
夏蝶の消えて馬場道一本道 きお 1 ゆうこ
風呂の湯を半分使ひ髪洗ふ ゆうこ 1 月音
青い空杏の花は吾子に似る 昌廣 1 東吾
以上.
[855] 6月3日の成績(投句者100名 選句者115名 ) 2003-06-04 (Wed)あめんぼう田に浮く雲にとび乗りぬ 文義 16 千稔 としあき 太井 紫樹 初凪 いさお ちはる 菜々 よりさん 六郎太 良坊 まこ よし女 つじ 国子 やじきた
風薫るへの字くの字の千枚田 六郎太 15 清 しゅん 縄文 敦風 いさお やす子 直 芹菜 ていすけ かかし 折山 すずかぜ 志朗 千衣 つじ
郭公の声に箸置く朝餉かな 草根 9 輪三 文義 二青 満天 如風 東吾 文月 折山 ももこ
板塀に銀の足跡かたつむり 駒鳥 8 紫樹 泉 我風 紘美 紘美 すずかぜ 桃子 ゆうこ
少年の金魚すくひに見る気迫 我風 7 清 たえこ はく子 てまり 蒼 花茗荷 かのこ
ままごとの子等に角出すかたつむり 志朗 7 しゅん 菜々 孝右 みすず 妙香 草根 登美子
仏間より初なり胡瓜匂ひけり やす子 7 はちこ 東吾 孝右 かかし みつ穂 願船 ももこ
笹の上大小ありて鮎売られ かのこ 6 よし 多藤 ていすけ 大門 みつ穂 廣美子
湖畔行くボンネットバス夏の富士 とろうち 6 如風 もとこ 大門 良坊 桃子 国子
釣り人の傍でうごかぬ白日傘 敬介 6 蓬上 文義 てるこ 茂樹 ななえ 明日香
改札を了へては走る夏帽子 満天 6 はちこ 二青 康子 花茗荷 あすみ 明日香
旧街道低き軒先燕の子 百姓 6 蒼 孝由 好夫 皐月 はるを 登美子
走り梅雨スリッパすべて新調す 青菜 6 路 てるこ 直 はく子 明人 まや
友逝きて母ぽつねんと夏座敷 文月 5 和華 輪三 陽子 みすず ゆきこ
暮れてなをほのかな匂ひみかん花 みどり 5 月音 蓬上 楽楽 泉 よんよん
峰雲や峠に開く絵具箱 明人 4 公二 こころ ちはる よし女
川魚に塩をたつぷりほととぎす まや 4 浪漫 初凪 とろうち 明人
走り梅雨小さくまとめ旅鞄 初凪 4 いなみの まさる かのこ ふみを
翡翠(かわせみ)の飛来水面に触れもして 紘美 4 もとこ いずみ まこ みち女
駒形や老舗のれんの泥鰌鍋 千春 4 縄文 さなえ 一尾 かずひと
緑陰にしばし安らぐ車椅子 てまり 4 aao- 豪敏 ほとり あすみ
遠くほど濃ゆき緑の植田かな 敦風 4 豪敏 てまり ゆり きみこ
虫干しや折皺深き亡父のもの りんご 3 我風 けんいち 美津子
街騒をものともせずに夏燕 登美子 3 妙香 嘉一 やじきた
薔薇香るオカリナの曲風に乗り ゆき子 3 たえこ 後夢 ゆうこ
牛乳の配達の音明易し 康子 3 さなえ 秀昭 せさみ
音もなく虹のかかりし日照雨かな 国子 3 太井 駒鳥 美津子
初ほたるかぼそく光る通夜帰り せさみ 3 よりさん 文月 六郎太
一握りべランダに干す庭の梅 ゆきえ 3 aao- 好夫 廣美子
木漏れ日や石段だけの萩城跡 いさお 3 こころ 草根 きみこ
逆らいてなほ留まれりメダカの子 かかし 3 千稔 敦穂 昌廣
荒磯波に足をふんばる夏帽子 のぶお 3 よし まさる 孝由
地蔵尊前だれ替えて祭りの日 かずひと 3 敦穂 敦風 きお
新緑の山肌をぬう最上川 輪三 2 公二 よんよん
少女らの内緒話しや木下闇 ふみを 2 のぶお 願船
蛍火の指欄干に冷ゆるかな 願船 2 水季 まや
老鶯や森の蔭濃き六地蔵 大門 2 茂樹 りんご
万本のひなげし風の吹くままに はく子 2 昌廣 せさみ
青葉風帽子も髪も攫ひゆく よんよん 2 多藤 のんのん
リラの花散り行く先の水たまり みち女 2 芹菜 ほとり
樹下闇抜けて羅漢の笑みに合い すずかぜ 2 けんいち みち女
牛乳が好きという児の夏帽子 蒼 2 いなみの ふみを
深山の倒木そのまま苔の花 まこ 2 康子 かずひと
船出待つ昔の味のところてん ななえ 2 まこと 秀昭
今年竹並み居る先輩追い越して 孝由 2 嘉一 千衣
緑陰に朱色捉わる稲荷かな 美津子 2 浪漫 のんのん
胎内に遺跡眠らす大夏野 菜々 2 和華 きお
卯の花を右に左に谷住ひ よし女 2 ひろみ はるを
ポケツトのコンサート券衣更 公二 2 ゆきこ 志朗
北国の楡咲く夜や襟立てし 如風 1 後夢
紫陽花の小道園児らの列つづき はるを 1 皐月
なにげなき風に色めく花菖蒲 蓬上 1 更紗
冷奴下戸それなりに嗜めり 茂樹 1 満天
猫すがる目してつきくる走り梅雨 紫樹 1 まこと
ひもすがら微風快晴鯵を釣り よし 1 ひろみ
蛍をふ少女の髪の揺れいたり さなえ 1 陽子
落し文出だし躓く反古ばかり 良坊 1 水季
緑陰にゆさりとゆれる鎖樋 好夫 1 のぶお
決算の納税済ませ冷酒酌む ゆり 1 一尾
衣更えするには少し肌寒し 妙香 1 楽楽
柿若葉雨がしたたり緑映ゆ aao- 1 駒鳥
デザートは葛桜なり誕生日 みつ穂 1 やす子
席亭の扇一つで高座了ふ こころ 1 ゆり
更衣車両に二人喪服着て ゆうこ 1 路
枇杷熟るる時かたわらに鳥語生れ いなみの 1 更紗
天を衝き天に吸ひ込まるる虹よ ほとり 1 いずみ
里山の夜陰に匂ふ栗の花 清 1 りんご
馬場道の若葉青葉の風走る きお 1 とろうち
お囃子の遠くにありて鰹皿 泉 1 ななえ
初々し額の花弁の五六枚 秀昭 1 としあき
以上.
[854] 6月2日の成績(投句者95名 選句者107名 ) 2003-06-03 (Tue)夏座敷乳足りし子の欠伸かな りんご 18 縄文 大門 まさる 紫樹 東吾 ななえ さなえ 多藤 ちはる 花茗荷 文義 水季 みすず たえこ 美津子 桃香 みどり ゆきえ
手習ひの半紙散らばる夏座敷 茜 15 陽子 輪三 いずみ 茂樹 きお さなえ ちはる 文月 かずひと のんのん あすみ 満天 やす子 桃子 敬介
豆飯や母ありし日の通し土間 明人 10 孝右 初凪 二青 いなみの 妙香 みすず かかし 桃香 みつ穂 りんご
控へめに席譲る子の夏帽子 敬介 10 aao- しゅん まさる てるこ かのこ 孝由 よし女 蒼 国子 秀昭
終りまで九九言へし子や青葉木菟 ふみを 8 和華 清 太井 東吾 紘美 いさお 蒼 美津子
石垣に蟹這つてゐる漁師町 つとむ 8 公二 とろうち ひろみ 一尾 すずかぜ やす子 青菜 きみこ
緑陰の茶店絣の小座布団 はく子 8 としあき とろうち 康子 てまり みち女 まこ 百姓 きみこ
いさかへる朝あぢさゐに見送らる 敦風 7 陽子 明人 茂樹 てまり ゆきこ 嘉一 みつ穂
雨宿り軒の燕に会釈して かずひと 7 aao- 蓬上 如風 多藤 孝由 草根 桃子
友の訃にいきなりざぶり髪洗ふ 美津子 7 ゆきこ 後夢 水季 かかし けんいち 六郎太 みどり
薫風やどの窓からも八ヶ岳 大門 6 菜々 ふみを 二青 かずひと 花茗荷 はるを
宙乗りの狐忠信玉の汗 れいこ 5 初凪 いずみ ふみを こう ゆり
水門を放ては奔り夏の河 国子 5 のぶお よし女 好夫 明日香 六郎太
両の手に余る色有り薔薇の園 廣美子 4 孝右 菜々 きお 満天
頂へ六根清浄雲の峰 茂樹 4 千稔 もとこ よりさん 敬介
胡瓜もみ蛇腹に切りて母の味 みち女 4 まこと こう いさお りんご
母の日や庭に声して娘来る ゆきえ 4 まこと 文義 駒鳥 青菜
蛇住むてふ底なし沼に草矢打つ 菜々 4 しゅん ひろみ よし 泉
春キャベツ色よくあがり八宝菜 かかし 3 はく子 楽楽 昌廣
十薬を引きしその手で取る電話 一尾 3 康子 てるこ 登美子
嫁ぐ日の近きひと日の洗い髪 文月 3 和華 国子 まこ
よく笑ふ吾子健やかや素足なる みつ穂 3 こころ すずかぜ はちこ
叩く時ふと思いけり蚊のいのち たえこ 3 嘉一 妙香 よんよん
夏の月波にまかせの屋形船 まこと 3 公二 大門 あすみ
夕富士や鳴き渡りゆくほととぎす まや 3 楽楽 我風 志朗
一枝の風に吹かれる花空木 しゅん 3 願船 ていすけ 昌廣
廃校に椋鳥もいて青葉風 ななえ 2 豪敏 草根
麦秋や能登路そぼ降る小糠雨 ていすけ 2 ゆうこ 駒鳥
菖蒲田や走り来る子の赤帽子 もとこ 2 のぶお まや
初夏の風やっと出来たよ兎飛び 康子 2 のんのん けんいち
万緑を揉む風となり美術館 すずかぜ 2 蓬上 はちこ
朝顔の軒に届きて彷徨へり こころ 2 よし 明日香
つくばいにでで虫のぼる坪の内 駒鳥 2 一尾 ていすけ
夕虹の立ちてけふの日すべてよし ほとり 2 敦穂 はく子
子供服干して卯の花曇りかな 泉 2 縄文 ほとり
夏衣帝の声や平家琵琶 みどり 2 よりさん みち女
緑陰や庭に五人のティーカップ まこ 2 いなみの 好夫
郭公や海に落ち込む山と滝 輪三 2 かのこ 志朗
五月闇定家蔓の色に香に かのこ 2 明人 登美子
蛍飛ぶ闇夜の中のランデブー 陽子 1 千稔
葭切や花嫁御寮は船で行く 折山 1 願船
運動会町対抗に湧きあがり やす子 1 敦風
十薬や薄暗がりのリネン室 ひろみ 1 ほとり
衣更へ気分爽快定期忘る 千稔 1 ゆうこ
かくれん坊洞に隠れて青葉木兎 登美子 1 我風
蛍見や男ひとりの煙草の火 願船 1 敦風
塔頭の苔咲く庭の曼陀羅寺 清 1 ゆり
カーデガン引っ張り出して素足かな 妙香 1 如風
消灯の学びの学舎五月闇 二青 1 としあき
紫陽花や酒蔵巡り地図もちて まさる 1 はるを
住吉の朔日参りさつき市 六郎太 1 文月
病室の盤無し将棋や梅雨に入る 敦穂 1 泉
おのがじし明日は明日芋のつる よし 1 ななえ
田植えなど初めてなりし児らの足 嘉一 1 輪三
稜線にはや星出でて蛙鳴く 如風 1 こころ
軒先の勝手にはびこる罌粟坊主 好夫 1 敦穂
夕蛍父の忌日の近ずきぬ 蒼 1 清
鳩を追ふ子の声高く新樹光 とろうち 1 豪敏
けふ妻の誕生祝初郭公 草根 1 まや
憂鬱でごろごろ寝たる夏の風邪 秀昭 1 よんよん
幼子のガラスの指輪さくらんぼ てまり 1 太井
垣のすみ嵐をしのぎ鉄線花 蓬上 1 百姓
花陰のひと際明るし山ぼうし 後夢 1 もとこ
麦藁の口より溢る農業馬 百姓 1 紫樹
鳶の群舞ひつつ鳴くや青岬 のぶお 1 後夢
六月の雨に不思議なピーチパイ やじきた 1 秀昭
以上.
[853] 6月1日の成績(投句者98名 選句者107名 ) 2003-06-02 (Mon)盛り塩の一角崩る走り梅雨 みつ穂 20 清 しゅん てまり 竜の子 けんいち ゆうこ 六郎太 よし 廣美子 すずかぜ 茂樹 みち女 満天 桃香 蒼 きみこ さなえ りんご はるを 敦風
白玉や母のわがまま聞き流し 茜 15 水季 文義 かのこ まさる 東吾 志朗 みすず こころ ななえ 桃香 よし女 ふみを さなえ 登美子 やじきた
転がるはころがして置き実梅(うめ)秤る 志朗 13 しゅん やす子 太井 多藤 ほとり 廣美子 かずひと 願船 ななえ 折山 みつ穂 桃子 まや
打ち水の人待つ心鎮めをり 花茗荷 13 和華 太井 豪敏 初凪 多藤 百姓 かずひと 満天 みつ穂 泉 やじきた よんよん れいこ
走り梅雨蔵の内戸の重かりし 茂樹 12 水季 ももこ かのこ 菜々 茜 まこと とろうち ふみを 青菜 まこ 泉 ゆり
通訳の要る片言や夏燕 蒼 6 敦穂 敬介 はく子 みどり 妙香 草根
十薬や朽ちし坊舎の暮れ残り 国子 6 のぶお すずかぜ とろうち よし女 ハジメ 秋乃
茶室への路地の明るし柿若葉 もとこ 6 康子 てまり 孝由 一尾 ひろみ 好夫
小判草小さき風を捉えおり のんのん 5 菜々 明日香 蒼 紘美 ゆきえ
子燕や大口開けて親見へず 千稔 5 よし 茂樹 秀昭 のんのん よんよん
単線の激しくのぼり谷若葉 好夫 5 和華 竜の子 願船 まこ 敦風
五月雨や葉書に癌の滲む文字 公二 5 茜 輪三 百姓 志朗 つじ
鮎釣の二人を降ろす臨時バス 敬介 5 やす子 初凪 美津子 こう 桃子
田植え機に乗り早乙女となりにけり 太井 5 千稔 孝右 如風 二青 こう
光り合う青田の波の米どころ 華 4 千衣 はく子 のぶお 国子
甘酒をすする茶屋の石畳 千衣 4 あすみ まさる ゆうこ 六郎太
軋む砂踏みしめてゆく素足かな ひろみ 4 敬介 みち女 草根 登美子
門朽ちて石榴の花の奔放に かのこ 4 清 ていすけ 文義 ハジメ
掬い飲む水神塚の岩清水 ゆきえ 4 ていすけ 豪敏 もとこ まや
路地裏の狭きところの花茗荷 光晴 4 公二 としあき あすみ 文月
星涼し明日に残す厨事 りんご 3 明人 ほとり のんのん
香りきて泰山木の花をしる よんよん 3 圭子 嘉一 妙香
紫陽花や少し色づき十二歳 六郎太 3 aao- 国子 昌廣
紫陽花や浅黄に雨の染み込めリ いさお 3 楽楽 輪三 秀昭
一畳の幇間芸や梅雨座敷 こころ 3 敦穂 まこと 明日香
指離れ蛍火闇を昇りゆく 清 3 陽子 みすず つとむ
遠目にも泰山木のある所 康子 3 としあき 大門 ひろみ
一日の遅れおそろし長胡瓜 よし 2 陽子 折山
夏祭負ぶはれし児も法被着て 明人 2 一尾 りんご
夏旅の予約を終へて気もそゞろ 如風 2 aao- 昌廣
夏シャツや男もすなるネックレス ほとり 2 孝由 いずみ
冷奴ありて冷酒のうまさかな 泉 2 孝右 後夢
酒蔵の窓に吊りをる蛍籠 さなえ 2 公二 つとむ
自転車の子等は疾風に棕櫚の花 とろうち 2 蓬上 こころ
大原や街道からも鮎の影 百姓 2 けんいち 好夫
まどわかば喫煙場所を何処にする 敦風 2 如風 つじ
木漏れ日の灯り貰いて夏の池 廣美子 1 楽楽
雨粒の当たるたびゆる柿若葉 まこと 1 圭子
八つ橋を改造したる菖蒲園 ハジメ 1 駒鳥
七変化はじめはみんな緑色 明日香 1 千稔
木下闇苔に覆はる石畳 孝由 1 もとこ
掃天や北の大地に駿馬駆け つじ 1 ももこ
どくだみを摘む古井戸の埋められて はるを 1 美津子
稚児のせな付きつ離れつ初蛍 豪敏 1 蓬上
どくだみのはびこる生家しとと雨 大門 1 千衣
えぞにゅうの花野原を牛耳をり みち女 1 いずみ
紫陽花のまりに一過の通り雨 駒鳥 1 はるを
胸像に触るる風あり若楓 一尾 1 ゆきえ
庭石をヒ−ルの軽き梅雨晴れ間 美津子 1 かかし
嬰の声母は夜濯ぎ水の音 あすみ 1 みどり
紫陽花を花瓶に生けて絵手紙を 楽楽 1 嘉一
翁来て釣果訊ねる余花の下 敦穂 1 文月
菩提樹の下でまねごと5月尽 としあき 1 二青
黄昏の宙を自在にほととぎす よし女 1 かかし
柿若葉狭庭を覆ひつくしをり ななえ 1 ゆり
米どころ銀に輝く早苗かな 輪三 1 きみこ
話込みいて釣り宿の明易し いなみの 1 大門
みどりごの瞳のおくや四葩咲く 登美子 1 駒鳥
ゆっくりとまはる風車の丘涼し はく子 1 東吾
疎開の子と呼ばれし吾や花南瓜 ふみを 1 明人
良弁の滝音聞きつ冷奴 良坊 1 後夢
春雷の一つ響きて雨はげし ていすけ 1 青菜
麦笛どこか悲しや安房の里 我風 1 康子
以上.
[852] 5月31日の成績(投句者99名 選句者110名 ) 2003-06-01 (Sun)病む母の眠りの深し遠蛙 はるを 20 和華 二青 太井 豪敏 東吾 縄文 かずひと はちこ さなえ 嘉一 すずかぜ ゆきこ ひろみ 蒼 きお 康子 りんご 桃子 志朗 桃香
じゃがいもの花の向こうに無人駅 清 11 敦風 公二 陽子 孝右 六郎太 とろうち 菜々 ななえ 東吾 いずみ みつ穂
長靴をあらふ手元に初蛍 さなえ 10 清 のんのん ふみを やす子 豪敏 てまり ももこ 廣美子 幸太郎 ゆきえ
金魚吐く泡に言の葉あるように きお 10 敬介 ふみを てまり 縄文 おたふく 夢子 光晴 こう 青菜 登美子
五月雨や使う人無きつるべ井戸 後夢 9 敦風 としあき かのこ ていすけ 康子 草根 みち女 はるを 国子
城跡の深き闇よりほととぎす ゆきえ 9 としあき 輪三 もとこ 紫樹 りんご 明日香 初凪 志朗 にんじん
藤棚は監督席や草野球 かずひと 8 公二 千衣 敦穂 はちこ 茂樹 ゆうこ 竜の子 国子
ひと匙を飲みこむ母やつばくらめ やす子 8 千稔 蓬上 ちはる 如風 ひろみ 美津子 まこ まや
地下道の落書き消され初夏の風 ゆうこ 8 千衣 二青 ちはる よし女 ゆきこ 一尾 明日香 百姓
二代目の町の名医や額の花 ふみを 7 ななえ 茜 花茗荷 好夫 満天 きみこ はるを
麦秋や気球飛びかう佐賀平野 ていすけ 7 しゅん 後夢 まこと こころ ほとり 好夫 秀昭
せせらぎも話も馳走夏料理 りんご 7 輪三 はく子 ていすけ 廣美子 孝由 まこ 文月
また覗く郵便受と燕の子 志朗 6 よし 文義 如風 さなえ aao- 桃子
禅林の静寂破りし仏法僧 国子 5 和華 はく子 もとこ あすみ 満天
そら豆の皮むく妻の饒舌に 願船 5 のんのん 楽楽 いなみの 光晴 nave55
子の両手ほどに湧きたる清水かな こころ 5 太井 敦穂 茂樹 きみひら いずみ
走り根の脈打つ鎮守の森涼し 紫樹 5 多藤 かかし 孝由 みち女 登美子
紫陽花や縁より青く雨に溶け 明日香 4 陽子 嘉一 駒鳥 つじ
曲り家の土間の厨は梅雨じめり 美津子 4 六郎太 かずひと かかし 我風
紙芝居見入る子供や夏木陰 ゆり 3 まさる あすみ 泉
寝小便せし頃のこと青葉風 文義 3 きお 草根 やじきた
麦秋やジープ埃を立て去りぬ 茂樹 3 文義 やじきた ゆきえ
図書館へ通ふこの道蔦若葉 みつ穂 3 とろうち 菜々 こころ
ぬきんでて天辺きはめし今年竹 好夫 3 のぶお 我風 昌廣
叱られてそつと抜け出す水遊び 敬介 3 まさる おたふく 文月
十薬を採らずに母の病みゐたり まや 3 しゅん 敬介 茜
月光の雫や渓のかじか聴く 蓬上 3 のぶお ほとり まや
鋤鍬も父無子も負う耕馬かな 敦穂 2 けんいち 竜の子
満開の重さに耐えし薔薇の花 楽楽 2 孝右 妙香
人住まぬ家の夕顔咲きにけり まこと 2 幸太郎 みつ穂
窓開けて若葉の匂う喫茶店 のんのん 2 aao- 百姓
風鈴や風の吹くまま音色替え あすみ 2 こう にんじん
不忍の池は楽園通し鴨 我風 2 後夢 きみこ
菖蒲田に雨降り続く三日かな こう 2 やす子 いなみの
怪獣の水中戦や浮いて来い 公二 2 よし女 ゆうこ
沖合いに増える漁火夏めきぬ てまり 2 一尾 ゆり
機嫌よき包丁キャベツ山盛りに すずかぜ 2 よし 初凪
片蔭を歩く携帯声弾み 和華 2 ももこ 青菜
山裾に末広がりの麦の秋 廣美子 2 清 nave55
古日傘裏道行けば海はそこ まこ 2 かのこ 泉
風ありて乱れしさまの紫蘭かな 秀昭 2 千稔 すずかぜ
父の日のサービス写真ポラロイド 康子 1 明人
万緑の中の丹の橋鏡池 とろうち 1 けんいち
トラックの伐木高しほととぎす よし女 1 蒼
雑草の背丈を増して雲の峰 つとむ 1 紫樹
そろと吹く初冷房や通勤車 敦風 1 昌廣
病室の隅でカフェオレ五月尽 蒼 1 明人
潤々と陽射しを溜める簾かな ほとり 1 夢子
訪う者もなき一人居の五月闇 二青 1 きみひら
白帽子並ぶ園児や胡蝶蘭 六郎太 1 ゆり
白波を追ひて呑み込む五月波 のぶお 1 つじ
夏の宵皆通り向くカフェの椅子 茜 1 まこと
堀めぐる案内のマイク花棟 いなみの 1 美津子
紫陽花の葉裏にひそむかたつむり 駒鳥 1 妙香
絵のやうな想ひ出ばかり麦の秋 明人 1 多藤
風光り白き葉裏を見せる木々 ももこ 1 駒鳥
声高にはだしの子等や海開き 豪敏 1 桃香
青空に向け朝顔のつる伸びし 更紗 1 楽楽
柄杓より麦秋の白湯注がれし ひろみ 1 花茗荷
特大の鉄線二つはみだしぬ 百姓 1 蓬上
水際に踏込み蓮の蕾撮る 一尾 1 秀昭
以上.
[851] 5月30日の成績(投句者99名 選句者106名 ) 2003-05-31 (Sat)百選の川より分けて植田水 志朗 16 清 敦風 縄文 太井 せさみ かのこ 東吾 よし女 満天 蒼 竜の子 きみひら かずひと 明日香 ゆうこ 登美子
一人碁を打つ夫の背や走り梅雨 こう 13 千衣 縄文 せさみ よし女 ていすけ かずひと 後夢 更紗 康子 かかし 孝由 みつ穂 やじきた
若竹の穂先しなやか天を掃く 桃子 13 千稔 千衣 六郎太 茂樹 ちはる たえこ 多藤 ゆり つじ 百姓 いずみ まこ
合掌の日焼けの指の節くれて 初凪 12 ななえ 茜 きお ももこ 菜々 しゅん はく子 やす子 ふみを 陽子 水季 ゆうこ
賑やかに来て賑やかに子ら田植え ゆきえ 11 太井 二青 いさお かのこ きお りんご 我風 美津子 すずかぜ 孝由 はるを
捨つるには旅を重ねし日傘かな かのこ 11 ひろみ ももこ けんいち たえこ しゅん 志朗 ふみを こころ 嘉一 昌廣
落日の富士の稜線白菖蒲 まこ 8 とろうち もとこ やす子 国子 こう みち女 秀昭 きみこ
麦秋や女工哀史のありし里 ふみを 8 如風 茂樹 菜々 光晴 我風 好夫 桃香 秀昭
開け放つ旧家の座敷夏来る もとこ 7 まこと 泉 多藤 ほとり 好夫 いずみ 夢子
朝焼や帰港を急ぐ大漁旗 茂樹 5 公二 如風 もとこ 昌廣 まや
下馬止の立て札古りし苔の花 美津子 5 ななえ のぶお 満天 りんご まこ
父と子のもの語らずや冷素麺 花茗荷 5 のぶお はく子 竜の子 国子 月音
図書館にしはぶき一つ若葉雨 とろうち 5 六郎太 一尾 いなみの 水季 文月
滝水に遅れて木の葉落ちにけり 敦風 5 千稔 和華 茜 ミチコ 廣美子
空き瓶の形様々水遊び ほとり 4 としあき てるこ 桃香 百姓
犬つれし校長と会ふ植田道 りんご 4 敦穂 いなみの さなえ まや
五月雨の大樹の下の師弟の碑 はるを 3 二青 みち女 月音
潮騒を置き去りにしてさみだるる 我風 3 豪敏 ミチコ 蓬上
色ずきし枇杷の実洗う走り雨 はちこ 3 てまり 妙香 嘉一
睡蓮の葉上の蜥蜴四股を踏み 秀昭 3 けんいち よし はちこ
廃業の老舗の門に咲く躑躅 敬介 3 和華 ていすけ あすみ
ひとつぶの飴がご縁の夏座敷 つじ 3 楽楽 美津子 康子
日没も馳走のひとつ夏座敷 まこと 3 文義 明日香 のんのん
ビルの窓窓窓窓や夏の空 紫樹 3 敦穂 ほとり 登美子
ままごとの思い出辿るゆすらうめ ゆり 3 てまり 更紗 こう
釣り落とす山女魚自慢や太公望 かかし 3 いさお ちはる 文月
干蛸の暖簾揺れるや瀬戸の海 まさる 3 東吾 草根 蓬上
薫風や堤に残る松並木 菜々 3 一尾 陽子 やじきた
手をつなぐことにも慣れし宵花火 こころ 3 ひろみ かかし 草根
水匂う草に黙せば河鹿笛 すずかぜ 2 清 みつ穂
蛍狩前行く人の忽と消え まや 2 てるこ はるを
里山のつつじ燃え立つ盛りかな 蓬上 2 つじ 妙香
鈴なりの青梅雨をはじきけり みつ穂 2 こころ 願船
雑踏の特売場や街薄暑 草根 2 とろうち よし
天草を干せる媼や夏の浜 のぶお 2 泉 きみこ
アダージョな昔の恋よ麦の秋 明人 2 文義 としあき
病院へ急ぐふるさと麦の秋 やす子 2 光晴 さなえ
紫陽花や酸性土壌色青し 千稔 1 あすみ
カラカラと五月の風に絵馬ゆるる のんのん 1 廣美子
蜘蛛の囲に昨夜の雨粒日に光 国子 1 きみひら
夕暮に祭太鼓の聞こえ来る つとむ 1 公二
ほとばしる香りも甘くメロン切る 駒鳥 1 はちこ
パイナップル輪の中の夢覗き見る やじきた 1 花茗荷
蔀戸の全開にして堂涼し 満天 1 敬介
せゝらぎに一息入れる薄暑かな 如風 1 ゆり
女淵静かに櫓の音舟下り きみこ 1 敦風
蛍舞う水奥より来し御霊かな 月音 1 豪敏
あり地獄狩猟を終えて臼をまた しゅん 1 花茗荷
湧き水に守られひそと渓山葵 千衣 1 後夢
青野ゆく空にも雲があるいてる 和華 1 紫樹
杜若八橋の水うめつくし いなみの 1 駒鳥
銭湯の「温」の字の上燕の子 嘉一 1 志朗
薔薇の香にふと誘われて停めてみる 楽楽 1 まこと
草笛を吹きて別れをおしみをり 二青 1 願船
歯科検診泣く子走る児聖五月 蒼 1 すずかぜ
つばくろの高架ホームに飛び交へり 太井 1 蒼
老鶯や后陵への磴こまか はく子 1 敬介
とび出して振り向く野猿栗の花 よし女 1 夢子
あやふやな返事窓越し水中花 ミチコ 1 のんのん
睡蓮の花に戯る鯉の群れ 廣美子 1 駒鳥
昨日今日夢の中では草むしる いさお 1 紫樹
以上.
[850] 5月29日の成績( 投句者93名 選句者101名) 2003-05-30 (Fri)出迎えの母に駆け寄る夏帽子 千春 16 和華 敬介 としあき いなみの まさる ふみを 文月 しげる けんいち 菜々 満天 のぶお 孝由 あすみ 水季 康子
無住寺の朽ちたる垣や鉄線花 のぶお 11 茜 まさる さなえ ていすけ あすみ 国子 かかし 水季 桃香 蓬上 のんのん
故郷みな鍵を下ろさず麦の秋 明人 10 きみこ 茂樹 茜 いなみの きお ふみを ちはる はく子 明日香 登美子
髪あらふ昨夜の諍い悔ひながら りんご 9 てまり 紫樹 六郎太 孝由 桃子 夢子 陽子 竜の子 みすず
故郷は訛りの強し桐のはな さなえ 7 太井 ななえ 光晴 蒼 やす子 我風 桃香
田水入れ湖(うみ)と平に暮れゆけり 志朗 7 一尾 かのこ けんいち まこ すずかぜ 願船 かかし
でで虫にふと口ずさむわらべ歌 文月 7 清 ななえ ちはる 我風 妙香 千稔 やじきた
たそがれて河骨力ぬきにけり 我風 6 縄文 文義 東吾 みつ穂 よし女 はるを
釣り人のあとを子が行く浜豌豆 よし女 6 しゅん 初凪 まこと ひろみ ゆきこ みすず
向日葵をジョッキに活けて午後一人 ほとり 6 としあき 文月 六郎太 好夫 蓬上 泉
野仏と微笑み交はす麦の秋 ゆき子 5 茂樹 おたふく いずみ もとこ よし女
眉毛よりほそき祖母の目柏餅 やじきた 5 てまり 蒼 すずかぜ こころ 桃子
苺摘む土の匂ひと日の匂ひ みつ穂 5 きみこ ミチコ いずみ こう まや
十薬の咲き盛りゐて寂しかり てまり 5 紫樹 とろうち ゆり 登美子 美津子
死後のこと笑ひ交へて夏座敷 敬介 5 ももこ ゆり つじ 妙香 陽子
雲の峰蔦の飲み込む空倉庫 茜 4 如風 よし 敦風 泉
母いよよベッドに小さし梅雨走り はく子 4 さなえ たえこ こころ はるを
気に入りの碁書かたはらに夕端居 敦風 4 光晴 菜々 やす子 廣美子
雀の子親に習いて砂を浴ぶ かかし 4 清 路 りんご ゆきえ
老鶯や訪ふ人もなく古寺の庭 のんのん 4 豪敏 とろうち のぶお 康子
晩学の試行錯誤や卯月波 草根 4 豪敏 たえこ 後夢 みつ穂
青葉下将棋を囲む老四五人 けんいち 3 いさお 後夢 国子
文机も生りし日のまま竹落葉 きお 3 りんご ひろみ 草根
夏帽子図書館に入りそれっきり 文義 3 しゅん 東吾 夢子
万華鏡色鮮やかに初夏の風 康子 3 楽楽 つじ 駒鳥
遠郭公ドッジボールはあと一人 とろうち 3 初凪 かのこ 願船
草取りや可憐な花は残したり 陽子 3 楽楽 昌廣 千稔
ネクタイを見せて子燕合唱団 明日香 3 如風 花茗荷 かずひと
山蹴って駆けのぼりゆく夏帽子 紫樹 3 敬介 文義 おたふく
草とりや一腰伸し頬かむり あすみ 2 いさお ていすけ
トロッコに雨露とばし若楓 きみこ 2 百姓 もとこ
えご散りて土に白さを残しけり 千衣 2 かずひと 美津子
夏の蝶もつれもつれて波の上 としあき 2 公二 ゆきえ
オリーブが咲きてふるさと島遠く 嘉一 2 ミチコ やじきた
バス停に人待ち顔なるたち葵 水季 2 ゆきこ 駒鳥
病む母の目のうつろなり五月尽 はるを 2 ももこ しげる
芥子の花おとなしい女ほど激し 登美子 2 路 まこと
上着ぬぎ片蔭ひらう昼下がり まこと 2 みち女 明日香
あくまでも刺を隠して蔓薔薇 光晴 2 公二 昌廣
携帯や紺の背広に若葉風 泉 2 満天 のんのん
梅雨冷えの畳に古き万華鏡 願船 2 ほとり 好夫
夏の寺竹筒落つる水透けて ミチコ 2 和華 まこ
万緑や大樹しずまる楠公忌 まさる 1 敦風
蝶とまるブルドーザーのつめに来て もとこ 1 花茗荷
バスの窓開く人ありて風涼し 如風 1 二青
走り梅雨あの日の朝のあの事件 六郎太 1 きお
立て掛けし熊手に蔓のからまりて ななえ 1 一尾
小社に炎帝の目を盗みおり はちこ 1 縄文
金魚売る声の尾長し日暮れ前 こころ 1 みち女
筍のご飯に茶屋の賑わへり 廣美子 1 太井
五月雨や肘掛窓に眺め居る つとむ 1 二青
筑後路や見渡す限り麦熟るる やす子 1 まや
土砂降りに一日休む苗木市 ゆうこ 1 廣美子
五月雨や風土記の丘の堀の跡 美津子 1 草根
フレスビー飛びつく犬や夏野原 清 1 ほとり
石ころの西行峠目細鳴く まや 1 こう
展望台わが頬撫づる風涼し 豪敏 1 よし
木道の十字にはしり花菖蒲 好夫 1 百姓
さくらんぼそろそろガラス器出しましょう 菜々 1 はく子
以上.
[849] 5月28日の成績( 投句者93名 選句者98名) 2003-05-29 (Thu)子燕や創業明治の紙問屋 ふみを 12 千衣 ななえ 光晴 茂樹 たえこ 水季 秀昭 廣美子 満天 好夫 ゆきえ はく子
夏つばめ駄菓子屋は戸を開けしまま 大門 11 縄文 如風 いさお 文義 いなみの 蓬上 はちこ 花茗荷 蒼 やす子 やじきた
千枚の千の縞目の植田かな よし女 10 美津子 豪敏 ていすけ もとこ 我風 志朗 明日香 まこ 花茗荷 はるを
手捻りの茶碗いびつに新茶くむ はく子 9 茜 ふみを てまり 初凪 康子 まこと 美津子 一尾 まさる
かがり火の影の深さや薪能 つとむ 9 公二 いなみの 竜の子 みち女 もとこ 百姓 みすず 桃子 ゆきえ
草笛を吹いてみたくて紅ぬぐう 初凪 8 ななえ 太井 つじ かのこ ゆり 国子 のんのん りんご
顔中を口にして鳴く燕の子 駒鳥 8 豪敏 孝由 こころ ゆり 菜々 妙香 夢子 まや
花つきし百円市の胡瓜かな りんご 8 公二 大門 ふみを 東吾 まこと 我風 一尾 やす子
家系図を辿る指先走り梅雨 我風 7 とろうち 茜 敦風 竜の子 よし女 桃香 ゆきこ
ハンカチの無くて膝の手定まらず かのこ 7 六郎太 よし 泉 こころ 敦穂 秀昭 きみこ
つくばひに揺るる笹舟夏始 明人 7 とろうち きお てまり みち女 草根 水季 陽子
ワタスゲの白より生まる山の霧 すずかぜ 6 和華 六郎太 てるこ こう 志朗 昌廣
幼子の土間よりのぞく走り梅雨 清 6 如風 康子 のぶお よし女 桃香 やじきた
腰おろし沖を眺むる夏帽子 一尾 5 東吾 百姓 あすみ まさる いずみ
野々宮の黒木の鳥居木下闇 きみこ 4 ちはる 駒鳥 文月 けんいち
煮えたぎる麦茶の香る厨かな 草根 4 千稔 清 孝由 昌廣
タンカーとも島とも見えて夏霞 かずひと 4 清 ていすけ ゆうこ はるを
睡蓮の呼び合うやうに浮かびけり 願船 4 いさお 駒鳥 楽楽 みつ穂
木の肌に蟻の縦列あやふやに 国子 3 千稔 紫樹 こう
蜘蛛の囲を拂ひつ子らの秘密基地 ゆきえ 3 茂樹 かかし りんご
肩張りて強気なりけりあめんぼう みつ穂 3 廣美子 はく子 いずみ
登校の子等いっせいに更衣 豪敏 3 あすみ さなえ きみこ
十薬の花の立ちをり蔵の壁 太井 3 蓬上 かかし のんのん
新緑といへど濃淡朱もまじる 菜々 2 楽楽 かのこ
草の先蛍火そっと掬ひけり ゆうこ 2 みすず 陽子
花落ちて青柿しかと実をとどむ のぶお 2 たえこ けんいち
白き靴少し汚れて遊歩道 みち女 2 てるこ ゆうこ
存分の水撒きちらし苔の花 好夫 2 縄文 ほとり
子燕を痴呆の伯母が見てをりぬ さなえ 2 初凪 紫樹
城哀史千の菖蒲のやじりかな あかね 2 はちこ すずかぜ
母の忌や夜半の雨やみ濃紫陽花 あすみ 2 敦風 ゆきこ
妻の留守三日続けて豆の飯 けんいち 1 まこ
二十四の瞳の像や風薫る いなみの 1 まや
指先のチョークの色や新茶汲む 敦風 1 よし
笹の船池面の菖蒲散らしゆく よんよん 1 すずかぜ
山路蔭梅雨の晴れ間の深呼吸 蓬上 1 つじ
難解の原書繙き梅雨晴れ間 二青 1 妙香
通し鴨筏に乗せし木場の街 かかし 1 泉
記念樹の盛土日ごと堅くなり ミチコ 1 大門
講壇や窓に溢るる新樹光 こう 1 草根
水中花ひとりの時に水をかえ 登美子 1 千衣
行く春や花に団子の房総路 ていすけ 1 後夢
蚕豆の莢とマッチで作る舟 孝由 1 国子
オリーブが咲きてふるさと想ふ夕 嘉一 1 桃子
白鷺や川面見つめて一瞬に 千稔 1 和華
若竹の秀先に星の遊びけり 志朗 1 ミチコ
木々揺らしカーテン揺らし青嵐 てまり 1 ほとり
崖清水コップに紐のついてをり まや 1 さなえ
走り梅雨運動場の残る旗 はるを 1 光晴
ベゴニアの白き根伸びし夏グラス はちこ 1 としあき
空港にひと日風立つ麦の秋 ゆき子 1 のぶお
兄弟の柱きずらし尺とり虫 きお 1 満天
自家製は少しごわごわ青き紫蘇 まこと 1 好夫
けふの鯵さしみに適うほほ緩み 山酔 1 後夢
夕風に茅花流るる新開地 光晴 1 みつ穂
堰きの水とうとうとして新樹光 のんのん 1 文義
戸棚よりががんぼ現るる壁歩く ほとり 1 蒼
旨し香の漂う辻や五月雨 廣美子 1 としあき
雨傘の骨点検し梅雨に入る 公二 1 敦穂
赤日に染まる麦畑わが機影 しゅん 1 文月
梅雨冷えや宮の灯りの薄暗し とろうち 1 ミチコ
ポーズ取る君の笑顔や花菖蒲 千春 1 明日香
伝説の淵に水なく柿若葉 としあき 1 菜々
坪庭は十字の花に占められて ななえ 1 ちはる
梅雨晴れ間孫の泣き虫親ゆずり こころ 1 きお
禅寺に手毬のごとく濃紫陽花 てるこ 1 夢子
以上.
[848] 5月27日の成績(投句者95名 選句者102名 ) 2003-05-28 (Wed)十薬の仄明かるさや女人堂 国子 23 和華 千衣 志朗 とろうち 陽子 蓬上 美津子 てまり すずかぜ ほとり ミチコ しゅん のぶお 満天 願船 桃香 りんご 登美子 百姓 のんのん きみこ はちこ はるを
昼顔や浜いっぱいに網を干す 登美子 15 やす子 敬介 とろうち 茂樹 東吾 ゆきこ あすみ ななえ 草根 光晴 こう のぶお 嘉一 さなえ あかね
新緑に溶け込む子等の写生会 孝由 13 和華 駒鳥 てるこ はく子 泉 てまり ななえ 我風 いさお まさる まこ ゆうこ みつ穂
石段が芝居の席や若葉風 きお 11 如風 よし 草根 好夫 かずひと 願船 明日香 国子 みつ穂 夢子 まや
鮎釣りや川幅ほどの竿を振り かずひと 9 千衣 ちはる 文月 多藤 一尾 孝由 かのこ こう 明日香
見得を切る眉根涼しき立役者 初凪 8 清 紫樹 陽子 菜々 廣美子 いずみ みすず よし女
墨の香の部屋にこもりて梅雨近し 満天 6 六郎太 茂樹 いさお 楽楽 妙香 百姓
幼子のバチ待て余す祭りかな いさお 6 縄文 太井 廣美子 一尾 まさる 千稔
五月雨や父が守りし兄の墓 こころ 6 きお ゆきこ 桃香 桃子 みすず まや
竿竹売り過ぎて静かや走り梅雨 紫樹 5 あすみ かずひと 水季 みち女 のんのん
梅雨曇り一人になれる場所のなく とろうち 4 ふみを けんいち 泉 こころ
しばらくは瀧音を背に仏道 りんご 4 やす子 敦風 太井 秀昭
一句詠み一句推敲草を引く てまり 4 はく子 竜の子 よし まこ
青臭き風の匂いや走り梅雨 ほとり 4 ゆきえ 妙香 国子 青菜
新茶つむ指先動く速さかな 輪三 4 公二 二青 ゆうこ 山酔
玉葱が棚より落ちる無人市 さなえ 4 志朗 きお 東吾 よし女
切株に座はればロダン目借時 我風 3 美津子 明人 康子
蚊の声を聞きつ払いつ花植える 康子 3 ていすけ 嘉一 昌廣
雨だれの音やはらかく椎の花 ゆき子 3 豪敏 まこと やじきた
糊つよきパジャマ卯の花腐しかな かのこ 3 あかね 昌廣 やじきた
田植えする股に逆さのつばくらめ 廣美子 3 蓬上 水季 いずみ
羅の回転ドアに吐かれけり 幸太郎 3 多藤 明人 はるを
小判草揺れゐし太宰入水の地 ゆきえ 3 いなみの ほとり 光晴
夕日さす淡き光の合歓の花 六郎太 3 駒鳥 まこと 満天
落し文開きたくとも開かざる ハジメ 3 秀昭 りんご 千稔
浅き夏田毎に月の歩み行き 蓬上 3 よんよん 我風 かのこ
夏めくや田のひたひたと満りをり 花茗荷 2 豪敏 こころ
山つつじ今が火の時蒼天に すずかぜ 2 康子 はちこ
郭公に短き鳥語混じりをり 茂樹 2 いなみの しゅん
花嫁の胎児宣言薔薇の風 あかね 2 ちはる 文月
一日の疲れを癒す岩清水 まや 2 好夫 桃子
頂を靄に抱かす登山口 まこ 2 文義 登美子
葉桜や橋の宝珠の青光り のぶお 2 敦風 ゆきえ
髪の毛の生えるが如き植田かな 千稔 2 てるこ 花茗荷
一睨みして貝になる蝸牛 けんいち 2 菜々 初凪
もやい杭止まり動かぬ鵜の一羽 まこと 2 としあき 文義
夕立来て一気に池を逆立つる 敦風 2 よんよん すずかぜ
雨だれをよけて飛び交ふ燕の子 夢子 2 如風 敬介
畦塗るや水神さまの祀られて はるを 2 竜の子 かかし
燕の巣旅籠の軒に三年目 ていすけ 2 紫樹 孝由
落ちつかず叩き損ねし蝿のこと 敬介 2 公二 六郎太
汗にほふ男の群れの過ぎにけり 直 1 けんいち
雲の峰穂高の山を縦走す 公二 1 夢子
雨しずく窓に残れりソーダ水 つとむ 1 としあき
西空に梅雨の気配の深まりぬ 願船 1 ミチコ
腕高に車内販売新茶かな 朝子 1 二青
墓山を負ひし聚落花楝 菜々 1 みち女
椎の香や腐葉土つづく散歩道 千衣 1 さなえ
短夜を祈りてあかすこともして 二青 1 ふみを
卯波寄す子規も渡りし桟橋に ふみを 1 初凪
草刈の切れ葉流るる用水路 清 1 青菜
ヤマボウシ青きちくびの初々し 明日香 1 花茗荷
薬師寺の塔のかがやき薄暑光 文義 1 きみこ
葉がくれに苺の紅の見え隠れ 駒鳥 1 ていすけ
道行の手に手に蛍乗せながら ゆうこ 1 清
灘五郷だんじり囃子の春祭 まさる 1 かかし
早乙女の見当らずして植ゑ了ふ 太井 1 山酔
木下闇山あじさいの白さかな 後夢 1 縄文
以上.
[847] 5月26日の成績(投句者93名 選句者103名 ) 2003-05-27 (Tue)荒彫の円空仏や青時雨 美津子 19 敦風 太井 ふみを 紫樹 さなえ ちはる 我風 はちこ かのこ よりさん あかね 草根 みち女 願船 桃香 直 りんご まや ゆきえ
夏草に影を貰いて辻地蔵 廣美子 14 ふみを 満天 多藤 泉 我風 つじ 桃子 あすみ あかね 明日香 みち女 ゆうこ りんご いずみ
医に通うだけの外出更衣え てるこ 12 朝子 大門 やす子 よし きお 茂樹 ななえ 多藤 ゆきこ 嘉一 よし女 はるを
潮騒を背に千枚の田植終ふ 満 天 11 縄文 千衣 敬介 陽子 はく子 初凪 かかし Q太郎 こう よし女 廣美子
急に背の伸びし少女の洗い髪 こ う 11 きみこ 千衣 けんいち きお はく子 ななえ 夢子 一尾 のんのん まこ かずひと
囀りの落ち来る坂を登りけり ほとり 9 太井 とろうち 文義 豪敏 すずかぜ 花茗荷 昌廣 幸太郎 いずみ
十薬や納屋の角より峠道 やじきた 7 しゅん 美津子 ちはる 初凪 こう まこ はるを
目にとまる色となりけり草苺 志 朗 6 菜々 ていすけ ミチコ 二青 すずかぜ 国子
若葉風母を探せる寝覚めの子 康 子 5 紫樹 まさる 泉 廣美子 桃香
織部皿山女にごまの三つ四つ みち女 5 敦風 まこと こころ 直 まや
青桐の雨を通さぬ緑かな 清 5 てるこ 明日香 駒鳥 千稔 やじきた
窓ひらく閲覧室の新樹光 みつ穂 5 やす子 和華 豪敏 好夫 秀昭
厨房に出刃の光や五月闇 良 坊 4 茜 のんのん 六郎太 登美子
岩床を滑る流れやところてん つとむ 4 清 とろうち 輪三 茂樹
切株を食卓にして遠足子 我 風 4 菜々 かずひと 千稔 ゆきえ
口紅を決めかねてをり町薄暑 りんご 4 縄文 明人 二青 てまり
麦笛を吹き比べたる日々遠く 文 義 4 清 和華 よんよん かのこ
青梅や少女の笑みの未だかたき 文 月 4 満天 夢子 孝由 六郎太
蒼天に一本高く棕櫚の花 ゆきえ 4 蓬上 茜 はちこ 妙香
六十路とて映画の余韻を薔薇園に 菜 々 4 如風 けんいち ミチコ 嘉一
蚕豆を剥きてみどりの音こぼす 明 人 3 朝子 文義 国子
青嵐鎮もる峰のなかりけり 願 船 3 しゅん 敬介 青菜
卯の花や名医二代が開業す ふみを 3 康子 さなえ かかし
夏霞浜辺の家の色瓦 一 尾 3 草根 好夫 やじきた
楽しげに青き木陰の立ち話 桃 子 3 陽子 後夢 妙香
新じゃがの土の匂ひてミニ菜園 ゆき子 2 孝由 桃子
水芭蕉木道いまだ濡れそぼつ 好 夫 2 てるこ よんよん
仙人の住みかあるらし竹落葉 登美子 2 のぶお てまり
夏衣やパスタの皿の大きこと かのこ 2 大門 願船
切り株に一枚脱ぐや山登り ま こ 2 如風 まさる
懐かしき山野草あり苗木市 ゆうこ 2 楽楽 いさお
筒鳥に胸突き八丁囃されて あかね 2 よし ゆきこ
ほととぎす武将主従の墓どころ よし女 2 まこと としあき
夏霞富士山さがす新幹線 明日香 2 いさお 後夢
恥らわず絡み尽くせり黒揚羽 秀 昭 2 輪三 昌廣
鳩の子の居座る狭庭5月尽 としあき 2 美津子 こころ
ともに古希仲睦まじく新茶酌む 敬 介 2 つじ あすみ
引退を決めた力士の五月場所 千 春 2 公二 ていすけ
枇杷の実のゆれて木陰のハンモック 駒 鳥 2 みすず 花茗荷
彦根城緑一色衣更え よんよん 2 よりさん ゆうこ
郭公や一族集ふ宮参り とろうち 2 きみこ のぶお
葉桜のふるる水面に青き影 千 衣 1 駒鳥
ゆうゆうと白カーテンに風薫る ももこ 1 登美子
包丁を研ぎてトマトへ刃の重み 茂 樹 1 青菜
初夏の朝牛乳ドボと注ぎにけり はちこ 1 ほとり
柿若葉田畑に沿ひて道曲り はるを 1 百姓
目を細め夏鶯を追ひにけり 国 子 1 秀昭
招かれて奥へ座るは夏座敷 千 稔 1 楽楽
字(あざ)ごとにせめぐ囃子や字神輿 敦 風 1 一尾
柳生路や棚田にそよぐ早苗かな 如 風 1 蓬上
水無月や皆循環する水の星 昌 廣 1 Q太郎
野仏や池を巡りて燕子花 まさる 1 ほとり
椎匂う婚の衣装を決めに行く さなえ 1 みすず
いいぎりの花降る音や夏の森 後 夢 1 康子
母の忌や靄濃き朝の額の花 初 凪 1 幸太郎
とうすみの止まる浮葉や風渡る 光 晴 1 としあき
コンビニの入口並ぶ野菜苗 孝 由 1 百姓
草むらへ逃げ足速し蜥蜴の子 太 井 1 公二
家の名を狩宿といふ遠郭公 ま や 1 明人
以上.
[846] 5月25日の成績( 投句者95名 選句者100名) 2003-05-26 (Mon)新樹光古刹の手水溢れをり ま こ 12 初凪 ちはる よし 多藤 茂樹 とろうち ゆきこ 桃子 桃香 登美子 廣美子 みち女
札所までせせらぎの道花うばら りんご 8 豪敏 文月 初凪 ゆきこ 桃香 はるを やじきた 願船
再会の友と一つの日傘かな ゆき子 7 東吾 六郎太 如風 泉 輪三 康子 よんよん
新緑の街押し下げしエレベーター 茜 6 けんいち 百姓 ももこ 多藤 みすず 夢子
新緑に突っ込みそうな滑り台 康 子 6 後夢 こころ のんのん 登美子 廣美子 やじきた
青蔦や移動パン屋の来る時刻 かのこ 5 竜の子 よし女 秀昭 ゆうこ あかね
緑陰の砂に絵を描く子供かな とろうち 5 いさお ていすけ 駒鳥 一尾 あすみ
薔薇避けて薔薇に触れたる雨の園 太 井 5 かのこ 草根 輪三 まこ ほとり
枝豆をひとつつまんでまた議論 き お 5 和華 満天 ゆきえ さなえ あすみ
あめんぼう水面を少し窪めをり 如 風 5 菜々 一尾 ふみを ハジメ 昌廣
颯爽と歩く紳士の夏帽子 廣美子 5 まこと のぶお 文月 とろうち はく子
故里にいとこ会ありさくらんぼ 我 風 5 まこと 茜 竜の子 こう つとむ
蛍火を消して飛び立つ指の先 ゆうこ 5 としあき 茜 百姓 我風 よんよん
絵手紙に一句を添へて枇杷三つ 敬 介 5 千稔 まさる ていすけ みつ穂 まこ
風涼しければ一駅歩きけり みつ穂 5 敬介 明人 大門 はるを はく子
石段に来て思案顔青とかげ 志 朗 5 清 和華 嘉一 てるこ 花茗荷
木々の影ゆするあまたの水馬 よし女 5 縄文 満天 すずかぜ 幸太郎 明日香
青紫蘇を摘みて整う夕支度 てまり 5 楽楽 たえこ 康子 あかね りんご
若者の恋は饒舌冷やし麺 ほとり 4 清 ななえ こう 明日香
草笛を吹きて涙を隠しをり 二 青 4 よりさん みつ穂 ななえ まや
ジャンプして又ジャンプして雨蛙 よりさん 4 公二 ゆきえ ハジメ 夢子
じゃが芋の花ほめ合ひて大笑い 夢 子 3 千稔 蓬上 さなえ
遠雷のなほ鳴り止まず暮れにけり 文 義 3 かずひと 国子 みすず
馬鈴薯の花一日の旅の果て はるを 3 いずみ 泉 志朗
麦の秋自転車道の一直線 茂 樹 3 としあき すずかぜ 好夫
睡蓮の眠りを覚ます風の声 千 春 3 楽楽 花茗荷 陽子
樹の陰に憩ふ園児の夏帽子 千 衣 3 まさる 陽子 まや
手相見の眠きまなざし初夏の午後 ミチコ 3 我風 大門 草根
田植機の夕映え噛みて田を祓ふ あかね 3 のぶお てるこ こころ
浮き草の底に大きし蝌蚪の村 かかし 3 ミチコ 千衣 いさお
めまといの中を割り行く深山塔 国 子 3 縄文 ももこ 光晴
溜池の水門(みと)の木組みや青芒 敦 風 3 ちはる 千衣 ほとり
盛り過ぐ花をまじえて草をひく 清 3 太井 よし 青菜
裸足の子はじめて浜の砂を踏む ハジメ 3 公二 かかし つとむ
忘れ物思い出すかに蟻戻る 初 凪 3 ミチコ かずひと よし女
初揚羽石のたたみにへばりつき ももこ 2 青菜 秀昭
緑陰に看護婦帽子見え隠れ みち女 2 けんいち 孝由
新緑の小道いつしか城山に 菜 々 2 明人 国子
稲妻の一瞬人の丸まれり こころ 2 菜々 文義
雨が好き紫陽花にふとひとり言 文 月 2 如風 桃子
青蘆の深きざわめき暮れゆけり つとむ 2 敬介 かのこ
朴の花風やみてより匂ひくる ゆきえ 2 ふみを 幸太郎
黄泉からの迎えの燈とも蛍火は 公 二 2 よりさん 六郎太
羽衣のやうに架りて蛇の衣 しゅん 2 東吾 敦風
釣り船が消えて瀬戸内夏霞 かずひと 2 豪敏 茂樹
山あいに縞の揃いし田んぼかな まさる 2 敦風 願船
紫陽花の色総立ちに雨の寺 すずかぜ 2 蓬上 みち女
筆擱きてしばし聴きおり遠郭公 こ う 1 たえこ
降りそぼつ雨に長竿鮎の漁 美津子 1 やす子
棕櫚咲くや病床の母眠りをり ま や 1 文義
手を翳し見上ぐる大仏夏近し ていすけ 1 やす子
伸び上がる草に負けるな夏野菜 明日香 1 昌廣
由緒ある青磁の壺や夏館 和 華 1 のんのん
中天に夏の月国分尼寺跡 としあき 1 ゆうこ
着信のメロデイ流る夏座敷 まこと 1 好夫
梅雨きざすパン焼く匂ひに目覚めけり やす子 1 かかし
ミサ堂の灯の消へ卯の花腐しかな ふみを 1 いずみ
真っ向に薩摩富士なり西日濃し 大 門 1 志朗
蚊の声に頬を叩きて寝返りぬ 六郎太 1 嘉一
かろうじて今舞ひはじむ黒揚羽 好 夫 1 後夢
若葉かげベンチに憩う二人連れ 駒 鳥 1 孝由
郭公やしじま破りて竿揺らす 昌 廣 1 りんご
先駆けて咲きし菖蒲名八ヶ岳 きみこ 1 太井
記念樹の柿若葉して初蕾 孝 由 1 駒鳥
以上.
[845] 5月24日の成績( 投句者97名 選句者97名) 2003-05-25 (Sun)この町に住めば町の子夏祭り こころ 12 清 ふみを ちはる 竜の子 一尾 けんいち 菜々 大門 よりさん 泉 かかし 如風
いもうとはずっといもうと桜の実 初 凪 7 太井 竜の子 ななえ きお すずかぜ とろうち ほとり
垣根越し跳ねる園児の夏帽子 文 月 7 千稔 やす子 かずひと 孝由 豪敏 てまり ももこ
日暮れれば前も後ろも蛙の田 とろうち 6 はく子 ふみを まこと 夢子 登美子 あかね
石のみの国分寺跡の楠青葉 まこと 6 文義 文月 後夢 かのこ きみこ 敦風
お揃ひの服の母娘やさくらんぼ 草 根 6 明日香 茜 二青 百姓 まこ ゆうこ
捨て難く間引きし苗に水を遣り 六郎太 6 てるこ ていすけ みち女 良坊 我風 千衣
電車来て裾ひるがえる夏衣 ほとり 6 しゅん よし まさる ゆきこ すずかぜ みつ穂
細枝の先に重たき薔薇の花 百 姓 6 陽子 てるこ 大門 豪敏 桃子 六郎太
紀州路は山も畑も花蜜柑 のんのん 5 縄文 後夢 好夫 やじきた 山酔
蕗切って一品添えし夕餉かな 桃 子 5 しゅん まさる 駒鳥 昌廣 はちこ
うすあをく泥を染めゆく田植かな 敦 風 5 蓬上 輪三 和華 泉 のんのん
百本の薔薇の香にいる二人かな ゆき子 5 かずひと 菜々 まや はるを ゆうこ
代掻きの男に携帯電話鳴る よし女 5 公二 こう とろうち 桃香 りんご
新緑に沿ふて水路の豊かなり 一 尾 5 公二 ゆきこ よし女 我風 みつ穂
若葉風床屋の扉開いたまま 泉 5 よし 初凪 のんのん 桃香 ももこ
ことごとく水玉となる薔薇の雨 志 朗 4 明日香 縄文 きお こころ
菖蒲園濃き紫に雨あがる 美津子 4 としあき 蓬上 のぶお 駒鳥
風渡る広き青田や筑後川 ていすけ 4 文義 茂樹 百姓 はちこ
残り香の新茶の筒をペン立に 敬 介 4 茂樹 まこと 国子 廣美子
木々の葉の光豊かに風五月 てまり 4 ていすけ 楽楽 国子 廣美子
初鰹湾に小舟のゆきかへり 大 門 4 のぶお あすみ 六郎太 康子
短夜や薄暗がりの置時計 茜 4 さなえ 草根 てまり やじきた
高ぶれど釣りにならぬ日夏嵐 花茗荷 3 初凪 ミチコ 昌廣
仏壇に新茶供へて安らげり りんご 3 楽楽 志朗 よんよん
葱坊主親分子分の格差あり 如 風 3 千稔 ちはる 良坊
子狸の顔出す道や花茨 やす子 3 ななえ 草根 きみこ
草笛を吹きて悲しきことを聞く 二 青 3 茜 まこ あかね
ギター負ふ自転車二台青嵐 かのこ 3 けんいち こう よりさん
蝶のはね蟻の巣穴に運ばるる かかし 3 いさお 和華 まや
墨吐ける烏賊をさばきし白き指 かずひと 3 いさお 嘉一 桃子
初夏の風柳の癖毛梳きながら 孝 由 2 美津子 みち女
天を突くあけぼの杉や聖五月 菜 々 2 文月 満天
表札の雀隠れでありにけり ま こ 2 志朗 はるを
新じゃがの指で皮むく鮮度かな 千 稔 2 美津子 妙香
恋鳥の寄りつ離れつ柿若葉 すずかぜ 2 嘉一 ほとり
松の花水面にゆるる隅櫓 のぶお 2 輪三 敦風
水番をおへ鍬と靴をあらひをり さなえ 2 一尾 みすず
夏場所や桟敷布団が乱れ飛ぶ つ じ 2 妙香 夢子
薫風や背に小をどりランドセル 茂 樹 2 はく子 りんご
鮎も鵜も鵜匠の手捌き一すじに 駒 鳥 1 かのこ
立ち話気にして下りる毛虫かな 登美子 1 よんよん
薫風や婦人警官諭し終ふ 太 井 1 よし女
落ちてゆく蜘蛛に頼りの糸やあり いさお 1 かかし
雨の中急がば回れカタツムリ あすみ 1 いずみ
通りまで香の漂ふ町薄暑 みつ穂 1 さなえ
平家紋万緑の上にかかげをり 満 天 1 太井
柊の若葉棘まで柔らかき はちこ 1 清
ぎしぎしの花散る野辺の棄て畑 清 1 千衣
白服の夕日を浴びて渡し船 ハジメ 1 如風
萩わかば芭蕉の句碑にささめきて 江斗奈 1 みすず
けふの日も皆寝静まり五月闇 ももこ 1 としあき
ふたかみもかつらぎも見ず夏霞 けんいち 1 東吾
五月雨や静かに経てる古き寺 蓬 上 1 あすみ
しゃくやくの花弁ゆれるや水琴音 千 衣 1 いずみ
郭公に靴音響く奥の院 ミチコ 1 二青
青梅や嫁取り願ふ絵馬行り 国 子 1 こころ
郭公や兄のまねして弟は はく子 1 東吾
なめくじの登りし道に銀の糸 輪 三 1 陽子
五月雨がとばりを降ろす古都の夕 よんよん 1 満天
夕間暮れ波に海月のボレロかな 幸太郎 1 孝由
昼顔の群れて咲きゐる休耕地 豪 敏 1 山酔
原爆の死没者名簿風通す ななえ 1 やす子
熱過ぎるぬる過ぎるとて注ぐ新茶 たえこ 1 康子
雨音に目覚めし朝に新茶来る 夢 子 1 好夫
鮎解禁大粒の雨傘を打つ ま や 1 ミチコ
以上.
[844] 5月23日の成績(投句者95名 選句者100名 ) 2003-05-24 (Sat)飼い犬のひらたく眠り夏の月 すずかぜ 15 やす子 清 としあき 大門 ななえ ももこ きお みすず 明日香 満天 水季 かかし 桃香 幸太郎 ゆきこ
ほととぎす蔵にのこれる家の紋 はるを 11 縄文 とろうち ちはる 泉 こころ さなえ 志朗 菜々 みつ穂 ほとり りんご
遺跡掘る髭の学徒や夏帽子 ふみを 10 茂樹 太井 とろうち ちはる 豪敏 まさる しゅん こう 嘉一 廣美子
ほうじ茶を少し濃く淹れ五月冷 はちこ 10 敬介 まこと よんよん よし てまり てまり 東吾 好夫 のんのん 美津子
時の鐘はしり梅雨なる蔵の街 江斗奈 8 輪三 紫樹 かのこ 我風 みち女 いずみ 草根 千衣
苗代にドミノ倒しの走り風 よんよん 8 千稔 茜 良坊 すずかぜ 後夢 国子 しゅん 満天
早苗饗の二間打ち抜き始まれり つとむ 7 縄文 初凪 みすず はく子 廣美子 桃香 ゆうこ
苺煮て厨に紅き香り満つ こ う 6 蓬上 江斗奈 てるこ 国子 草根 のんのん
蔓手毬仁王の足をくすぐりぬ 美津子 6 初凪 ミチコ よし女 水季 はちこ りんご
竹落葉金の短冊舞ふごとく 菜 々 5 茂樹 我風 志朗 百姓 夢子
石段は横切るものとかたつむり 志 朗 5 つじ 太井 かのこ 青菜 夢子
水芭蕉白き焔の乱舞する のんのん 5 如風 てるこ ていすけ 駒鳥 昌廣
夏帽子二の腕見せて選びおり かのこ 5 つじ ももこ かずひと まさる 青菜
夕薄暑手押し車の媼かな かずひと 4 ななえ 六郎太 百姓 みつ穂
外つ国の人も混じりて鵜飼舟 駒 鳥 4 よし 康子 好夫 ほとり
踊りいるからくり時計町薄暑 みつ穂 4 やす子 まこ 願船 ゆうこ
短夜の通天閣の広告塔 ハジメ 4 けんいち 康子 一尾 二青
風受けてペタル踏む娘の素足かな 千 春 4 公二 和華 まこ 幸太郎
声を出し本を読む子や初蛍 さなえ 4 こころ 一尾 嘉一 やじきた
借景の火の山けぶる花さつき 清 4 よりさん 良坊 みち女 千衣
田うなぎや鷺の一撃くるい無し 百 姓 3 花茗荷 けんいち 泉
山畑に老鶯の声ころがれり ま や 3 東吾 はく子 二青
新じやがの茹て残りし野の香り 敬 介 3 六郎太 文月 昌廣
車椅子のりても氏子三社祭 こころ 3 清 敬介 あかね
滴りをうけて雲上人となる 登美子 3 ふみを 明日香 はるを
黒板の行事予定や青嵐 ななえ 2 豪敏 はるを
夫の手に今朝初採れの赤かぶら 文 月 2 いさお 桃子
支柱越へ巻くに巻きゐぬ花胡瓜 ま こ 2 千稔 すずかぜ
夏山をうさぎの親子駆け抜ける 公 二 2 あすみ いずみ
一八や廃れ藁屋の形見とも 光 晴 2 公二 かずひと
夕べには代田の底に生きるもの 太 井 2 如風 ふみを
溝さらえ出てくるものは愚痴ばかり 明日香 2 きお 美津子
目借時反抗期にゐる子の返事 孝 由 2 さなえ 菜々
夏の風広がり縮む白カーテン 六郎太 2 まこと 楽楽
楠大樹トトロの出そうな木下闇 はく子 2 孝由 桃子
ぎごちなき生徒の田植え八千株 ゆ り 2 いさお ミチコ
次々と棚田に水の張られをり 如 風 2 ていすけ 孝由
木の緑染まりしごとく雨蛙 きみこ 2 蓬上 妙香
渓谷の険はしき山に桐の花 たえこ 2 和華 駒鳥
沼望む茂吉の歌碑や蛇苺 ゆき子 2 敦風 光晴
青葉風ホテルのロビー夢二の絵 康 子 1 あすみ
新しき家具の木目は子猫顔 ミチコ 1 ゆきこ
ゑんどうのたべどき鴉告げてをり 夢 子 1 よし女
紫陽花の蕾は緑花はさて ほとり 1 後夢
弱弱き蚊の一匹の苛立たし けんいち 1 かかし
時の鐘みあげて待つやつばくらめ 千 衣 1 江斗奈
天を突く蚕豆の鞘開き見し 秀 昭 1 妙香
郭公や陽はちぎり和紙貼る如し 昌 廣 1 願船
大蝦蟇の車止めたり小半時 良 坊 1 よりさん
ゴム風船歩幅小さき子の追いて よ し 1 文月
春愁や石庭の砂幾何模様 のぶお 1 紫樹
放水の煙霧まといて薄暑かな 廣美子 1 茜
鉄線の一輪咲きて澄みにけり としあき 1 花茗荷
野仏の暗き参道昼蚊出づ 輪 三 1 こう
夏帽子空にふらここ漕いだし かかし 1 のぶお
日当りて火花のさまに滝しぶき よし女 1 大門
古の寺の読経や走り梅雨 ももこ 1 のぶお
夕薄暑西郷像の多き街 大 門 1 はちこ
公園に響くステップ風薫る 茜 1 輪三
新牛蒡柔らかき皮香を放つ 陽 子 1 楽楽
葉桜や蔭より聞ゆ瀬の流れ 茂 樹 1 としあき
畦道に麦茶注ぎあふ夫婦かな りんご 1 あかね
麦秋や風ふきぬける田舎店 まこと 1 やじきた
姫しゃがの白きゆらめき午後の睡 蓬 上 1 敦風
昨日の夢の中にも草むしり いさお 1 よんよん
以上.
[843] 5月22日の成績投句者96名 選句者98名( ) 2003-05-23 (Fri)代掻きの棚田を染めて夕日落つ 花茗荷 10 千稔 清 光晴 りんご のぶお よし女 草根 桃子 ゆうこ ゆり
薫風や梁を組みゐる槌の音 茂 樹 10 縄文 こころ 大門 ちはる 我風 あすみ 良坊 のんのん みつ穂 敬介
夏めくやすっくと長き車夫の脚 みつ穂 10 茂樹 としあき 蓬上 けんいち まこと 花茗荷 かずひと 泉 よし女 登美子
払暁の大気を裂きて雉鳴けり とろうち 8 はく子 初凪 菜々 ほとり みち女 六郎太 まこ 文月
湯けむりも青葉に染まり山の里 文 月 7 和華 豪敏 水季 ほとり 明日香 草根 ななえ
衣更へて母はいよいよ子に返る 菜 々 7 やす子 いさお おたふく としあき きお 幸太郎 まや
薫風や寺に寄進の札下がり ま や 7 公二 とろうち さなえ 我風 六郎太 好夫 秀昭
宵にきて女神輿の荒ぶれり こころ 7 ふみを 茂樹 茜 一尾 国子 百姓 ゆうこ
吾に似し羅漢さがすや青葉風 千 衣 6 輪三 蓬上 りんご ていすけ 陽子 江斗奈
山影を映して植田水鏡 我 風 6 豪敏 ちはる ていすけ 陽子 嘉一 満天
風鈴をかけて住ひの風豊か はるを 5 よんよん のぶお すずかぜ 志朗 まや
パレツトに並べ置きたや青蛙 よりさん 5 しゅん ももこ 登美子 はちこ 昌廣
道たづぬ農婦の荷台若牛蒡 大 門 5 やす子 ももこ まさる 嘉一 康子
万緑や身重の母を気づかう子 康 子 4 公二 太井 花茗荷 幸太郎
葉桜が抱きし分校昼休み きみこ 4 かのこ 東吾 廣美子 はるを
探鳥の眸こらして谷若葉 清 4 まさる 明日香 好夫 のんのん
山霧をまとい尾根来る登山靴 すずかぜ 4 よし 敦風 みち女 こう
運転は息子まかせの田植えかな 百 姓 4 光晴 夢子 孝由 ゆきこ
握手して香水残る別れかな ゆうこ 3 まこと 江斗奈 国子
水きらりそよと揺れ合ふ早苗かな 夢 子 3 けんいち たえこ いずみ
立像は踊る阿国や余花の宮 かずひと 3 きお 初凪 竜の子
青き空風船小さき手をはなれ みち女 3 和華 ふみを 泉
村祭り古老の采配凛然と ま こ 3 はく子 ミチコ 康子
屋号より木目濃き札若葉雨 き お 3 おたふく 敦風 すずかぜ
十薬の群落雨に花ざかり 志 朗 3 文月 はるを やじきた
老鶯や古刹の鐘の遠のきて 好 夫 3 よし 満天 敬介
万緑の中とはここぞ寸又峡 たえこ 3 千衣 後夢 ゆり
白鷺は波紋広げて初夏の沼 江斗奈 3 千衣 輪三 まこ
更衣暖簾を譲る祝膳 千 春 3 かのこ さなえ 竜の子
老鶯は姿見せずにただ啼けり 雨 生 2 よんよん 東吾
葉桜の下で献血してゐたる 公 二 2 とろうち 廣美子
笛太鼓行かねばならぬ初夏の宵 いさお 2 よりさん 百姓
柿若葉豆粒ほどの実を抱きて のんのん 2 清 孝由
万緑の中へ中へと奥能登に 満 天 2 菜々 ミチコ
薄暑光軽々ビルの窓掃除 国 子 2 如風 こころ
お祓いのお触れ張りおる山車の蔵 けんいち 2 一尾 太井
河鹿鳴く獣の道の峪へ落つ 幸太郎 2 かかし こう
電車待つ列のホームの薄暑かな 一 尾 2 ゆきこ みつ穂
梅雨晴れ間竿一杯に干しあげて こ う 2 縄文 はちこ
鮎解禁流れに抗ふ人数多 ななえ 2 水季 後夢
藷焼酎隼人好みに酔いにけり まさる 2 良坊 かかし
塀越しに巻き所なく藤の蔓 茜 2 大門 夢子
走り梅雨合羽を背負ふ散歩犬 孝 由 2 浪漫 桃子
滴りの鎌倉古道暗き道 輪 三 1 ななえ
はまなすに降りみ降らずみ梅雨兆す 桃 子 1 志朗
砂浜の駆け行く子等や夏帽子 豪 敏 1 かずひと
老鶯の初鳴きしばし山日和 よ し 1 よりさん
緑陰に苔いろいろと銀閣寺 まこと 1 きみこ
旅終へて荷ほどく前に新茶飲む ミチコ 1 楽楽
家移りの老いやや淋し青葉冷 草 根 1 浪漫
紅い薔薇一輪挿しに凛として いずみ 1 楽楽
椎若葉母校すっかり変り果て ふみを 1 あすみ
緑陰の噂話の尾ひれかな りんご 1 茜
潮風や砲台跡に鵜の棲みか 後 夢 1 きみこ
跳びあがる鯉の総身梅雨近し 願 船 1 紫樹
電気街絮たんぽぽは店の先 かのこ 1 やじきた
蝿取蜘蛛一気にジャンプ捕らへけり 千 稔 1 いさお
洞穴に夜叉神祀る五月闇 良 坊 1 紫樹
雷鳴って往来はげしアスファルト てるこ 1 如風
遊園地若葉の薫り子等の声 駒 鳥 1 千稔
蝸牛広い廊下を横ぎれり さなえ 1 たえこ
香り立つ垣根をこえし赤き薔薇 ていすけ 1 いずみ
春愁や海の干満見せる川 せんり 1 昌廣
盆栽の皐月気になり早起きし ゆ り 1 秀昭
以上.
[842] 5月21日の成績(投句者92名 選句者98名 ) 2003-05-22 (Thu)将棋さす一手の響き若楓 紫 樹 13 千衣 茜 みすず よし 豪敏 茂樹 江斗奈 りんご 一尾 国子 やじきた まや ゆり
裏道は誰にも会はずしゃがの花 志 朗 12 如風 茜 路 太井 竜の子 初凪 願船 桃子 かずひと まこ 菜々 こころ
石仏を巡る岬の夏薊 清 10 としあき 敦風 良坊 りんご 大門 よし女 みつ穂 菜々 夢子 さなえ
膝ついて母は無心に草むしる ま や 10 紫樹 あすみ ふみを 水季 まこ のんのん 登美子 妙香 はるを 康子
朝顔はまだ双葉なり鬼子母神 後 夢 9 公二 嘉一 縄文 ももこ 和華 浪漫 好夫 いずみ かかし
ひそやかに花も実もつけ余り苗 文 月 6 としあき よんよん 泉 ミチコ すずかぜ 夢子
でで虫や術後のリハビリその一歩 ま こ 6 太井 けんいち まこと 満天 せさみ 国子
姫紫苑忘れられたる山の畑 はるを 5 はく子 こう 草根 かかし 光晴
ツツときて「つ」の字に止まる守宮かな しゅん 5 ななえ はく子 すずかぜ 幸太郎 折山
田を植えて六戸の農家続きけり 願 船 5 路 東吾 しゅん さなえ はるを
薔薇の門午後の紅茶に招かるる ふみを 4 江斗奈 幸太郎 百姓 きみこ
薔薇活けて心に浮かぶ人のこと 二 青 4 きお ゆきこ ゆうこ こころ
青あらし土蔵の陰に祭り山車 輪 三 4 孝右 敦風 かのこ 豪敏
船頭の鉢巻白し今朝の夏 まさる 4 六郎太 竜の子 まこと よし女
薫風や子等モシモシの糸電話 いさお 4 嘉一 大門 あすみ 桃子
麦秋や威し鉄砲の谺して 良 坊 4 清 かのこ ていすけ 明日香
天道虫ドーム開きて飛び立ちぬ 千 稔 4 如風 和華 我風 折山
御厚志に神輿振られし店の前 ゆうこ 4 けんいち しゅん かずひと 青菜
校門を飛び出る子等や夏衣 豪 敏 3 千衣 茂樹 満天
青梅の枝のたわわに土塀越し 好 夫 3 公二 まさる 孝由
青葉風刈り上げられし盆の窪 はちこ 3 縄文 良坊 初凪
突然に蛙鳴き止む雨合羽 一 尾 3 よりさん 後夢 志朗
看護婦の笑顔の挨拶風薫る あすみ 3 ももこ みつ穂 百姓
出迎へる女将えりあし花菖蒲 満 天 3 よりさん ちはる みち女
歩を止めて木洩れ日ひろう新樹かな よ し 3 ななえ 泉 花茗荷
五月雨や竹林の闇深々と つとむ 3 清 よんよん ゆり
葬送の済みたる空に揚羽蝶 太 井 3 六郎太 東吾 のんのん
音立てて餌に群がる初夏の鯉 孝 由 2 千稔 文月
代田掻く田に一群れの鴎かな 羽 合 2 てるこ ゆうこ
眼を閉ぢて賛美歌を聴く若葉雨 公 二 2 紫樹 志朗
鮎釣や川の緑に染まりけり 泉 2 輪三 願船
風に飛ぶ夏帽を追ふ幼き子 康 子 2 孝由 まや
ジャムを煮る匂いの充ちて入梅かな 桃 子 2 きお ゆきこ
水琴に鳥も張り合い若葉風 江斗奈 2 千稔 せさみ
産直の藁で束ねしほうれん草 はく子 2 青菜 妙香
青時雨とほくに聞こゆ竹の音 如 風 2 我風 明日香
バスガイドお国訛りや五月旅 千 衣 2 よし 水季
道化師の瞳の翳り濃紫陽花 草 根 2 ほとり 花茗荷
空豆やまだやはらかき祝膳 夢 子 2 てるこ 文月
宅配便ほどけば夏の恵みかな 国 子 2 ちはる ミチコ
十重二十重大和三山緑なす 明日香 2 輪三 浪漫
庭に干す和傘の影や縞蜥蜴 敦 風 2 後夢 やす子
緑陰にかろき笑いの休み茶屋 すずかぜ 2 まさる 登美子
さみどりの葉陰蜜柑の花匂ふ やす子 2 みち女 駒鳥
蟻の這う徐行急行また徐行 六郎太 1 駒鳥
箱根路を折れては青葉若葉かな 大 門 1 みすず
五月闇舌に乗らざる句を捨てる 千 春 1 きみこ
回船の問屋の跡に南吹く 嘉 一 1 一尾
水の面に細やかな雨花うつぎ みつ穂 1 光晴
青田道走りつ止まる小学生 一 八 1 孝右
雨上がる蚯蚓一尺跳びにけり 登美子 1 いずみ
段畑や海をみおろす麦の秋 けんいち 1 草根
火取虫玻璃より落ちてしまひけり ひろみ 1 やす子
藤の花堂に大勢ゐて静か 茂 樹 1 とろうち
すれ違ふジーパン似合ふ娘夏に入る かずひと 1 いさお
梅雨の雷下校の子等の声飛ばし ミチコ 1 いさお
翳す手に光優しき柿若葉 ていすけ 1 やじきた
青蔦や戦時毒ガス工場跡 き お 1 ふみを
若竹の花器そそとして床の間に 和 華 1 ていすけ
五月闇船休ませる相模川 かのこ 1 ほとり
新緑の木陰散歩の老夫婦 駒 鳥 1 楽楽
ぬばたまの五月の闇に瀬戸は消ゆ まこと 1 康子
川すじを酩酊めきし夏の蝶 よし女 1 こう
浅瀬にて餌を待つ鷺に五月風 よんよん 1 好夫
下闇の昼を灯して社殿まで 我 風 1 とろうち
以上.
[841] 5月20日の成績(投句者90名 選句者100名 ) 2003-05-21 (Wed)夜濯や木屑の匂ふ作業服 りんご 18 縄文 やす子 太井 敦風 初凪 とろうち 東吾 茜 我風 桃子 すずかぜ さなえ 大門 明日香 よし女 ほとり ももこ 願船
しばらくは手に這わせをり天道虫 てまり 15 せさみ いさお 初凪 よし りんご 光晴 みすず よんよん いずみ 国子 みつ穂 まや 江斗奈 ゆり 昌廣
庭を掃く白寿の母の夏帽子 豪 敏 14 千衣 せさみ 菜々 二青 こう ひろみ かずひと ていすけ きみこ 桃子 あすみ 国子 夢子 まや
蟻地獄のぞく姉妹の片ゑくぼ はるを 11 きんぎょ としあき 輪三 ななえ 我風 あすみ 志朗 文月 一八 康子 願船
あの人のこの人の顔蕗を煮る 理 青 8 清 紫樹 りんご しゅん 夢子 よし女 満天 羽合
足跡の底まで見せて植田かな 一 尾 7 千稔 泉 陽子 さなえ ゆきこ 良坊 はるを
風薫る遊覧船の白き波 泉 5 千稔 とろうち 和華 豪敏 孝由
駆け出して母を待つ間の遠花火 北 山 5 ななえ 浪漫 幸太郎 やじきた つとむ
産院に小さな靴や額の花 さなえ 5 千衣 まさる はく子 まこ ゆうこ
曳船の色を失くせり走り梅雨 ひろみ 5 六郎太 縄文 まさる 茜 かかし
青山河セスナの影は突き刺さる 折 山 5 よりさん きお ミチコ 志朗 ほとり
白鷺の影を映せし植田かな ていすけ 5 孝由 つじ みち女 草根 満天
路地裏も片付けられて祭りの日 かずひと 5 ふみを 太井 一八 江斗奈 はちこ
それぞれの眉もつ羅漢若葉風 すずかぜ 4 紫樹 陽子 登美子 みつ穂
尾根道の溪よりのぼる風青し 千 衣 4 茂樹 良坊 文月 つとむ
あやとりを教へ卯の花腐しかな とろうち 4 ふみを てまり かのこ いずみ
心太黒蜜三つ酢が一人 嘉 一 4 六郎太 茂樹 後夢 一尾
麦秋のこの限りなき道が好き 我 風 4 けんいち よし 駒鳥 康子
沈黙に噴水低く繰り返す 茜 3 きんぎょ 如風 ミチコ
青空を掴むつもりか若八つ手 はちこ 3 嘉一 のんのん よんよん
富士隠る峠の茶屋のところてん のんのん 3 菜々 いさお 光晴
床下の高き本殿蟻地獄 よし女 3 やす子 みすず はるを
結審の未だ卯の花腐しかな 草 根 3 きお しゅん 大門
朱の鳥居くぐればむせぶ樟若葉 文 月 2 すずかぜ 駒鳥
そよ風をはずに受け止めあめんぼう 清 2 嘉一 昌廣
単身や植田に綴る夜汽車の灯 ま こ 2 けんいち 明日香
看板にクワガタ有りと里の夏 廣美子 2 こう かのこ
山若葉見上げて拝す磨崖仏 よ し 2 清 きみこ
半袖に着替えて軽し夏来る まさる 2 まこと やじきた
競う色持たぬが凛と白さつき つ じ 2 てまり てるこ
姑あれば塩味ききしはじき豆 登美子 2 まこと まこ
夏来る犬はほこっと毛をかえる 明日香 2 妙香 折山
水槽の鰭の涼しき動きかな 幸太郎 2 はく子 登美子
神田川鯉と黄あやめ江戸風情 水 季 2 のんのん 好夫
湾に浮く島島青し若葉風 大 門 2 輪三 好夫
初産を見舞ひ新茶を供さるる ふみを 2 二青 敦風
ほの明き待宵草や夢路の絵 ななえ 2 かずひと かかし
白と黒日傘の並ぶ砂場かな みち女 2 ひろみ 楽楽
どの風も菖蒲の花に来てもたれ 志 朗 2 泉 てるこ
在りし日の君を偲びて花水木 二 青 1 ていすけ
神宮や祈願の絵馬に青葉風 康 子 1 和華
千枚田それぞれに日の燦々と 満 天 1 としあき
母屋へと石畳踏む音涼し みつ穂 1 豪敏
三社祭粋と風情の薫りあり 蓬 上 1 みち女
山々の緑治まる五月尽 つとむ 1 ゆり
しき闇に蟇のみかはす睦み言 きんぎょ 1 よりさん
夜店抜け闇の神社に詣でけり 茂 樹 1 ももこ
新緑に学舎のチャイムひろごりぬ 菜 々 1 幸太郎
薔薇園や自転車の子等よく転び けんいち 1 浪漫
何事か交信しつつ急ぐ蟻 和 華 1 ゆうこ
一人居の我が庭園に若葉あり 楽 楽 1 後夢
初夏の空仰ぎつつ畑仕事 駒 鳥 1 楽楽
母の日のスーパー母の似顔絵展 光 晴 1 東吾
黙々と庭仕事の日実梅落つ こ う 1 北山
肉野菜炒めて腕の蚊も打つて ほとり 1 一尾
一村を真中にわけて雪解川 き お 1 草根
ゆきのした胸につけたや花リボン 千 稔 1 折山
あの土筆何時しか消えてただの土手 いさお 1 妙香
友を待つ子の二人して麦笛す 太 井 1 羽合
衣替えシミの記憶を懐かしみ よんよん 1 つじ
病葉の落つる軽さの流れかな 国 子 1 ゆきこ
洗濯物取り込むベランダ薄暑かな 孝 由 1 如風
青葉山分け入るバスの客無口 かのこ 1 はちこ
以上.
[840] 5月19日の成績(投句者82名 選句者96名 ) 2003-05-20 (Tue)万緑に呑み込まれたる登り窯 茂 樹 24 公二 輪三 茜 とろうち 東吾 ななえ ちはる ふみを 一尾 ひろみ まさる 我風 はちこ かのこ よし女 草根 良坊 かかし すずかぜ 登美子 満天 やす子 みすず 蓬上
菖蒲園静かに人のふえて来し みつ穂 8 かずひと 浪漫 菜々 和華 よし女 せさみ 明日香 みすず
宿坊の厨の湯気や走り梅雨 とろうち 8 茜 敦風 ななえ まさる はちこ かのこ あすみ 千衣
山頭火像の伏し目や麦の秋 よし女 8 清 折山 茂樹 ふみを ていすけ やす子 はるを 哲
老鶯や霊峰雲の湧くところ はるを 7 としあき 菜々 孝由 初凪 国子 りんご やじきた
旧道の家並は低し軒つばめ 我 風 7 とろうち てまり 光晴 ていすけ りんご まこ ゆり
夕暮れの植田見回る雨合羽 清 7 一尾 我風 つじ ほとり いずみ 一八 きみこ
夏祭り父母なき家に来てあそぶ りんご 6 縄文 きお 如風 ゆきこ 登美子 嘉一
夏めきて田に折れ入るや鷺の足 羽 合 5 よりさん よし まこと 水季 満天
薫風と山の吊橋渡りけり 志 朗 5 大門 てるこ 水季 みつ穂 廣美子
花奢我や祖父の名のあり兵の墓 さなえ 5 清 きお けんいち ゆきこ ゆうこ
西日向く段々墓の漁師村 まこと 5 大門 豪敏 ももこ 光晴 江斗奈
丸木橋滝三方に違う音 紫 樹 5 きんぎょ 好夫 志朗 二青 明日香
娘らの話の尽きぬソーダ水 登美子 4 かずひと はく子 幸太郎 やじきた
エプロンに紫陽花の露ひと雫 あすみ 4 千稔 茂樹 よんよん つじ
激しさを秘めて静かな紅薔薇(べにさうび) 和 華 4 よりさん 駒鳥 文月 いずみ
昂ぶりの衣更へして擦れ違ふ 幸太郎 4 きんぎょ 浪漫 如風 まこ
莫逆の友に奨むる冷し酒 公 二 4 ももこ みち女 廣美子 ゆうこ
万緑の池に溶けゆく鯉の紅 文 月 3 すずかぜ 駒鳥 はるを
五分刈に揃ふ植田や水光る やじきた 3 康子 のんのん しゅん
未だ上に本積み上げし春炬燵 いさお 3 てまり 妙香 のんのん
リフト行く夏嶺を空に蹴りあげて すずかぜ 3 けんいち 幸太郎 国子
常の座に夫と猫居て初鰹 国 子 3 昌廣 縄文 江斗奈
苗運ぶ腰付き同じ父と子と 廣美子 3 康子 和華 みち女
旅すれば車窓をよぎる夏の風 駒 鳥 3 後夢 あすみ 楽楽
かたつむり汝も前進あるのみか 満 天 3 後夢 はく子 千衣
濃あぢさゐ小屋のおさへに古タイヤ ま や 3 としあき さなえ 哲
雨蛙水車は廻る京の庭 よりさん 2 ほとり 二青
散る薔薇を大方のひと踏まず行く 太 井 2 しゅん 泉
鐘声にひらり化身となる揚羽 ま こ 2 てるこ せさみ
楠落葉過去の歴史を落しをり 明日香 2 よんよん 志朗
十薬や産着の高く助産院 やす子 2 豪敏 太井
大鯉のゆらりと浮かぶ五月雨 としあき 2 よし まや
検診の異常なしとやソーダ水 ふみを 2 ちはる さなえ
囀りやバスに乗り込む園児達 孝 由 2 東吾 きみこ
茂林寺の狸百態夏きざす 光 晴 2 初凪 良坊
五月田にかすかに波紋水馬 ななえ 2 六郎太 文月
春愁や主亡き後の登山靴 陽 子 1 一八
新樹光雅楽にのりて新妻に 康 子 1 千稔
日曜日梅酒の梅のジャムに酔ひ ほとり 1 嘉一
若竹や築地朽ちたる小町寺 しゅん 1 かかし
夜濯ぎや橙色の欠けた月 ももこ 1 ひろみ
夏座敷妻のかたへの昼寝かな 草 根 1 輪三
見上げれば両手に余るえごの花 千 春 1 まや
平飼ひの鶏の羽搏き薄暑光 つとむ 1 草根
足裏の畳の湿り梅雨入りかな 豪 敏 1 折山
麦の穂や天上天に矢をつがえ 輪 三 1 理青
水車小屋杉の葉ひくや麦の秋 良 坊 1 敦風
短か夜のなほさら老いの早目覚 敦 風 1 妙香
惜しみなく空に伸びゆく柿若葉 ゆ り 1 公二
青嵐や茶店の朱傘は斜めなり 花茗荷 1 太井
薔薇千本花散るを待つ蕾かな けんいち 1 六郎太
更衣へ年齢(とし)は言ふまい流行(はやり)服 かずひと 1 泉
砂風呂の汗にとどきし小さき風 大 門 1 まこと
軽やかに髪を切りやり芥子の花 のんのん 1 蓬上
無口なる夫が尋ねし紫蘭かな 如 風 1 昌廣
簾なす三段の滝の音色かな はく子 1 孝由
復元の城壁長し新樹道 菜 々 1 ゆり
以上.
[839] 5月18日の成績( 投句者92名 選句者87名) 2003-05-19 (Mon)やはらかき風あそばせる早苗かな とろうち 12 清 としあき まさる てるこ ていすけ けんいち 志朗 我風 ゆり 折山 昌廣 康子
茂りから顔出す子等や秘密基地 ま こ 10 光晴 花茗荷 かずひと 一尾 やす子 みつ穂 いずみ 国子 路 泉
夏野へと高ぶる犬を放ちけり ま や 8 公二 太井 すずかぜ ゆきこ よし女 初凪 まこと はるを
故郷はセピア色なる麦の秋 如 風 8 満天 ちはる よし 我風 みつ穂 良坊 ほとり 明日香
夏めきて餓鬼大将の声高し 一 尾 8 千稔 豪敏 哲 よし女 廣美子 つとむ 文月 きみこ
にの腕の白さ眩しき薄暑かな 水 季 7 公二 輪三 六郎太 かずひと はちこ ふみを 良坊
まな板の水しごいては小鯵割く かのこ 7 水季 とろうち ももこ 江斗奈 六郎太 初凪 かかし
子の指に触れ貝となる蝸牛 よし女 6 縄文 陽子 てるこ こう 昌廣 明日香
一斉に夏帽取りて大聖堂 茜 5 紫樹 ちはる 茂樹 羽合 はちこ
余白なくクレヨン塗る子つつじ燃ゆ ふみを 5 水季 つじ よし 和華 まこ
かがり火に揺れて浮き出す鵜飼舟 駒 鳥 4 輪三 菜々 つじ ていすけ
店先の麦藁帽子足を止め よんよん 4 よりさん 和華 あすみ 志朗
一軒の田植え手伝う過疎の村 オクラ 4 好夫 まさる あすみ かかし
はつ夏の水音高き厨かな 東 吾 4 羽合 まこ こう のんのん
五月雨や島の兎の耳は垂れ さなえ 4 けんいち 登美子 ほとり まや
前方のまして後円深みどり ハジメ 3 縄文 はく子 折山
大都市に祭囃子の江戸名残 江斗奈 3 豪敏 花茗荷 後夢
袋掛どこから見ても穂高岳 あかね 3 江斗奈 登美子 まや
子の帰る夫の無口や花菖蒲 かかし 3 哲 さなえ 廣美子
母の日の壷満たしたる子らの花 こ う 3 茂樹 国子 まこと
釣り船のここまで匂う花蜜柑 かずひと 3 好夫 菜々 幸太郎
わらぶきの縁で憩いし新茶かな ゆ り 3 路 のんのん はるを
苗札の癖字何度も読み返す ゆうこ 3 しゅん ななえ 一尾
野牡丹の花びらひとつ文庫本 ももこ 3 しゅん 光晴 草根
緑陰に並び置かれし椅子二つ てるこ 3 大門 すずかぜ はく子
鍬の先あわ踊りして蚯蚓かな りんご 2 千稔 いさお
番傘の雨だれごしの牡丹かな みつ穂 2 蓬上 妙香
植え終えし田の端に立ち田に祈る ていすけ 2 かのこ 泉
星涼しいのちを洗ふ宿の風呂 公 二 2 きんぎょ ゆきこ
髪床の鏡に映る牡丹かな 輪 三 2 敦風 陽子
しゃぼん玉七色のせて風にのる のんのん 2 孝由 後夢
睡蓮や鯉に混じりて亀の口 清 2 かのこ りんご
古びたる亡母の夏着捨てきれず 楽 楽 2 つとむ 康子
門川に石橋戸毎若葉雨 はく子 2 満天 草根
退院の日どりのびのび藤の雨 やす子 2 太井 さなえ
薔薇垣の奥の庭から人の声 太 井 2 やす子 幸太郎
筍の転がしてある無人店 茂 樹 2 敦風 東吾
病室の四角き空に虹立てり てまり 2 ななえ りんご
麦秋や牧に初出の子牛かな 志 朗 2 千衣 きみこ
新茶先ず配られて発つバス旅行 文 月 2 大門 ふみを
髪洗ふ妻みそとせの胸の張り 敦 風 2 よりさん ももこ
風薫るユトリロ展のはじまりて みち女 1 東吾
尺取や交響曲の流る庭 としあき 1 紫樹
蒔き灰を作る宗匠風炉点前 孝 由 1 ゆり
行く春を偲びて旅の日となりぬ 後 夢 1 楽楽
紫陽花や崩れしままの塀に満つ せさみ 1 きんぎょ
干し物の溢れ卯の花腐しかな 草 根 1 いずみ
新緑や雨降り止みて生き生きと 千 稔 1 楽楽
薫風裡陶の狸の並ぶ寺 光 晴 1 とろうち
薔薇の絵や師に誉められて水気発つ いずみ 1 いさお
緑陰や白磁観音半眼に ななえ 1 千衣
青あらし去り一片の雲残し 我 風 1 妙香
蝸牛葉裏に隠れ雨を待ち あすみ 1 文月
雲海を抜けたる天の青青し 大 門 1 清
若竹や袴着たまま天を指す けんいち 1 孝由
芝暮れて篝盛れる薪能 登美子 1 蓬上
色褪せる街の花木や青葉冷 ほとり 1 としあき
以上.
[838] 5月17日の成績( 投句者90名 選句者88名 ) 2003-05-18 (Sun)子育ての一日ひとひや蟻の道 登美子 12 千衣 としあき 路 けんいち 満天 ひろみ ほとり 草根 はく子 よし女 かかし よんよん
見上げたる空の広さや潮干狩 一尾 9 康子 豪敏 太井 後夢 敦風 妙香 草根 まこ さなえ
梅雨寒や診療室の軋むドア 茜 9 ふみを 好夫 敦風 かずひと よし よし女 やじきた 登美子 のんのん
五月雨や埴輪の眸みな一重 我 風 7 清 しゅん 和華 茜 初凪 ほとり みつ穂
緑陰や吹奏楽部女子ばかり あかね 7 清 しゅん 縄文 孝由 浪漫 とろうち 廣美子
山車止める位置に扇子の上がりたる ゆうこ 6 江斗奈 やす子 如風 よりさん 東吾 かずひと
葛切の茶屋の主人の聞き上手 つとむ 5 江斗奈 ふみを ななえ 我風 一尾
五月雨や肩まで漬かる終い風呂 はちこ 5 としあき 好夫 すずかぜ まさる 桃子
三社祭男一魂街揺らす 千 春 5 千衣 千稔 花茗荷 折山 紫樹
山吹や露天風呂への石畳 千 衣 4 公二 光晴 楽楽 みつ穂
悔いなしと嘘つく男黒揚羽 嘉 一 4 路 オクラ 文月 ゆり
仙人の髭を花弁にゆきのした かのこ 4 千稔 すずかぜ みち女 駒鳥
母の日よ絡みほどけぬ綾の糸 水 季 4 六郎太 ちはる つじ 志朗
はしり梅雨折り紙あそび古机 江斗奈 4 茂樹 ちはる よし まこ
万緑や瀬音瀧音ひびき合ふ りんご 4 せさみ 茂樹 ていすけ 明日香
不揃ひの磴を狭めて手毬花 敦 風 4 如風 みち女 駒鳥 志朗
藤の房地に届きをり峡の道 草 根 3 茜 孝由 東吾
蘆原の鳥語静めし青嵐 光 晴 3 こう かかし 登美子
さつき咲く無口の人の笑い顔 のんのん 3 オクラ 文月 光晴
つばくろの空切る音や露天風呂 ていすけ 3 蓬上 いさお いずみ
野良猫の悠然とゆく若葉雨 ゆき子 3 縄文 あすみ 花茗荷
逢えばすぐ涙ぐむ母月おぼろ かずひと 3 やす子 あかね 国子
庭下駄にひびはいりたる初夏の夕 いさお 3 ももこ けんいち ひろみ
逃げまはるスープの湖のゑんど豆 ほとり 3 六郎太 ももこ よんよん
お茶タイム客はつがいの四十雀 桃 子 3 明日香 廣美子 いずみ
宵やみの迫る川面に鵜舟待つ 駒 鳥 3 和華 とろうち 水季
押花の風情のありて鉄線花 清 2 かのこ 楽楽
雨うけて苑の華やぎ杜若 満 天 2 ていすけ はく子
駅間近青葉の匂ふ髪撫ぜて ミチコ 2 きんぎょ 北山
そらまめやおでこの顔に個性あり 千 稔 2 てるこ さなえ
絵教室静けさ包む紅い薔薇 いずみ 2 輪三 国子
旅の日や芭蕉を偲び千住訪ふ 如 風 2 後夢 ゆり
鳥の声目で追ふ顔に新樹光 和 華 2 妙香 桃子
藤の房分けて君の微笑み輝けり 北 山 2 康子 つじ
夏マスク黒き瞳の際立ちて 泉 2 きんぎょ ハジメ
山彦の答へる峠や夏帽子 良 坊 2 多藤 のんのん
ジョギングの四方八方麦の秋 廣美子 2 公二 太井
見送りの負ひし籠より春の土 き お 2 輪三 まさる
奉仕会町の掃除の夏帽子 茂 樹 2 豪敏 一尾
薔薇百種午後の紅茶を供さるる ふみを 2 はちこ 菜々
賀茂祭末社の子等の笛太鼓 はく子 2 満天 水季
富士暮れて泳ぎ疲れし鯉幟 菜 々 2 こう 初凪
声高の振舞新茶道の駅 好 夫 2 多藤 あかね
気が付けば塗りたての色青蛙 よりさん 1 紫樹
足あげて犬しとをせり咲く菖蒲 けんいち 1 折山
青葉梟啼く寺町のあたりから としあき 1 浪漫
石楠花につぶの大きな山の雨 すずかぜ 1 蓬上
岬鼻の緑の一樹雀どち よし女 1 やじきた
没落の闇夜の月か不如帰 折 山 1 せさみ
着メロの音色茶摘流れけり 楽 楽 1 いさお
初夏の波砕けて白き珊瑚礁 豪 敏 1 菜々
紫陽花の滴ひろがる背広かな しゅん 1 あすみ
病室の窓に富士ありほととぎす ま や 1 ゆうこ
病む人の噂亀の子の生し噂 志 朗 1 かのこ
でで虫の往くて見届け急く家路 文 月 1 よりさん
薫風や息上がりても丘かけて 公 二 1 ゆうこ
茶摘女に弾む心のありにけり はるを 1 てるこ
若楓あはひの丹(に)の橋寺の道 ま こ 1 我風
西方に今日も向かひて西日かな 六郎太 1 ハジメ
若葉風缶けりの鬼そっと撫でり 康 子 1 北山
山蟻や目の端に入れ握り飯 明日香 1 ななえ
さみだるる弱気の虫にレントゲン きんぎょ 1 はちこ
以上.
[837] 5月16日の成績(投句者96名 選句者95名 ) 2003-05-17 (Sat)鍬の柄に掛けて小昼の夏帽子 良 坊 21 公二 敦風 千衣 縄文 しゅん 茜 はく子 豪敏 泉 かずひと 菜々 一尾 我風 よし女 みち女 水季 陽子 すずかぜ やす子 折山 はるを
あめんぼう一騎打ちする池の恋 登美子 8 千稔 満天 ほとり あすみ みすず はちこ 明日香 いずみ
暮れそめし畦に置かれて余り苗 りんご 7 敦風 和華 茜 光晴 文月 一尾 まさる
でで虫も角で応えし童歌 江斗奈 7 きんぎょ 千稔 よりさん 東吾 駒鳥 まこ 良坊
蕗を剥くマニキュア塗らぬ爪となり とろうち 7 清 よし ななえ ふみを 菜々 浪漫 りんご
丸太橋追ひ越してゆく夏の蝶 つとむ 6 蓬上 文月 みち女 桃子 廣美子 国子
よく来たね草むしる母腰伸ばし かずひと 6 六郎太 よりさん いさお まさる けんいち 江斗奈
心太のらりくらりと生きにけり 公 二 5 さなえ たえこ のんのん みつ穂 いずみ
若き師の大きな瞳聖五月 ほとり 5 茂樹 かのこ みつ穂 昌廣 哲
駄菓子屋の軒をかわして夏燕 清 5 康子 路 あすみ 国子 江斗奈
走り根にふとつまずきし木下闇 駒 鳥 5 まこと 豪敏 孝由 良坊 はちこ
若葉雨汽笛を残し峡昏るる ま こ 4 さなえ てるこ 水季 初凪
収骨の温み残れる藤の雨 やす子 4 公二 まこと 陽子 折山
雨晴れて猫の額の苺摘み 後 夢 4 ていすけ 志朗 廣美子 よんよん
空色の刺繍糸選る梅雨入りかな こ う 4 とろうち ふみを 初凪 まや
酎ハイの氷グラリと回りけり 花茗荷 4 六郎太 けんいち やす子 きみこ
古茶も良し妻の座すでに五十年 孝 由 4 きお ちはる はく子 こう
蛙鳴く五右衛門風呂の底の板 やじきた 4 清 あかね かかし まや
裏山の細き蕗煮る妻となり 太 井 4 よし とろうち ひろみ 好夫
木漏れ日に日傘たたむや水の音 ななえ 4 和華 ていすけ 好夫 志朗
ジャスミンの匂ふいつもの曲がり角 国 子 4 としあき いさお ゆうこ りんご
五月雨に毛布を一枚膝にかけ 一 八 3 楽楽 孝由 よんよん
雨粒に光集めし杜若 ゆうこ 3 ももこ つじ ゆきこ
囀りや枝替えてまた始めから いさお 3 嘉一 桃子 明日香
小糠雨主(ぬし)亡き薔薇の白さかな 桃 子 3 ミチコ ゆきこ ゆうこ
田植機の夕映え噛みて植え終わる あかね 3 縄文 如風 後夢
糸トンボ水の蒼さに飛びにけり 輪 三 3 ななえ 東吾 まこ
銃眼にひろがる景や花樗 みつ穂 3 太井 ももこ あかね
餌に寄る口のひしめく大緋鯉 よし女 2 康子 すずかぜ
二つ葉の御神灯戸毎賀茂祭 はく子 2 満天 ミチコ
急降下急浮上してつばくらめ 廣美子 2 我風 妙香
新緑へ少年蹴り込む球白し 一 尾 2 花茗荷 浪漫
たたずみし白木蓮や月の夜 蓬 上 2 としあき ゆり
学説の古き教科書曝しけり ふみを 2 かのこ 二青
放されし子犬跳ね行く青芒 浪 漫 2 ゆり きみこ
紫陽花の色を誘いてこぬか雨 てるこ 2 駒鳥 昌廣
老鶯の鳴き交はす磴奥の院 光 晴 2 たえこ 哲
遠景に阿蘇の根釈迦や袋掛 志 朗 2 しゅん かずひと
余り苗畦に忘れし野良の昼 我 風 1 泉
梅雨の蝶光りてきたり後ろより すずかぜ 1 みすず
遠くまで香水のごと花蜜柑 康 子 1 のんのん
約束を思ひ出すごと薔薇くづれ かのこ 1 ひろみ
傘忘れ卯の花腐し帰り道 如 風 1 ちはる
竹の皮落ちて竹林尚静か のんのん 1 ほとり
虫喰いの母の好みの夏衣 さなえ 1 千衣
大阪を水色にして梅雨に入る 東 吾 1 よし女
千鳥足手首の動き祭なり さちえ 1 茂樹
風渡る茶畑に声一頻り 桃 香 1 はるを
舟虫は浮桟橋に慣れゐたる ハジメ 1 きお
街中に残りし小山春祭り しゅん 1 かかし
庭園の若葉ゆかしく同友会 ゆ り 1 路
違うわね妻の笑顔の新茶かな 泉 1 つじ
会場に軽装のあり若葉風 豪 敏 1 二青
蝙蝠の飛び交う溪の出湯かな 千 衣 1 きんぎょ
明易し首を回せばこきと鳴り まこと 1 こう
五月雨やしじまの闇に草息吹く せさみ 1 てるこ
社家の町庭に取り水木々茂る 満 天 1 如風
昼顔の咲き乱れし無人駅 あすみ 1 後夢
若夏や雨の静寂(しじま)に緑映ゆ つ じ 1 嘉一
白壁に絵皿の影や月涼し 茜 1 蓬上
蜘蛛の巣に顔をとられて虫となり ていすけ 1 妙香
換気扇ぶんと唸りて走り梅雨 ひろみ 1 花茗荷
降る雨に松葉牡丹は閉じしまま 水 季 1 太井
以上.
[836] 5月15日の成績(投句者92名 選句者97名 ) 2003-05-17 (Sat)尺取がまず客となる森の卓 こ う 14 縄文 六郎太 敦風 茂樹 文月 あかね てるこ りんご 江斗奈 かずひと 国子 満天 廣美子 哲
石一つ城とし亀の甲羅干し けんいち 13 輪三 きお 康子 あかね 一尾 こう まこ かかし はちこ 水季 良坊 いずみ 哲
新じゃがのつるりと剥けて弾みけり りんご 13 昌廣 後夢 みすず つじ 浪漫 いさお 菜々 陽子 のんのん ななえ 妙香 すずかぜ みつ穂
途切れたる会話郭公つなぎけり ふみを 8 茂樹 泉 てるこ あすみ 満天 嘉一 きみこ みつ穂
通学の子等が触れ行く花菖蒲 いさお 8 公二 豪敏 太井 青菜 和華 みち女 花茗荷 明日香
てらてらと来し方しるす蝸牛 登美子 7 縄文 しゅん せさみ よし 我風 のんのん よし女
母の日や婿の手書きの熨斗袋 敦 風 7 千稔 清 しゅん 江斗奈 ゆきこ ななえ 桃香
水田にも夜行列車の灯りかな とろうち 6 六郎太 初凪 東吾 かのこ 桃子 ゆうこ
神の庭白きたすきの草取女 みつ穂 6 千衣 文月 やす子 みち女 かずひと ハジメ
緑陰や眠りのなかの乳母車 好 夫 5 せさみ よんよん 泉 志朗 一八
蜜豆やまた逢ふことを約しつつ かのこ 5 茜 はく子 こう 幸太郎 はるを
濠のごと植田取り巻く一軒家 清 4 康子 けんいち すずかぜ きみこ
卯波立つ網を繕う海人の背に よし女 4 公二 とろうち 光晴 志朗
白足袋が影ひろいおり朱夏の午後 はちこ 4 ももこ かのこ 廣美子 折山
古りし門潜り抜けたる夏燕 きみこ 4 駒鳥 我風 かかし 花茗荷
老鶯や尾瀬の木道小糠雨 ていすけ 4 和華 やす子 みすず 光晴
峡青田四肢踏んでいる送電塔 国 子 4 きんぎょ 好夫 いずみ 折山
紫陽花の毬傾けて山の雨 ゆき子 4 まさる 浪漫 菜々 ゆうこ
旅心誘うチラシに初夏の風 文 月 4 昌廣 清 楽楽 ていすけ
風まとう薄衣なる花菖蒲 廣美子 4 蓬上 よんよん 駒鳥 水季
旧姓で呼びあふ仲間枇杷熟るる 我 風 4 太井 まこと 好夫 国子
母の日の鯨尺手に矍鑠と かずひと 3 よし まこ 良坊
せせらぎを染めてゆらめく新樹光 菜 々 3 敦風 陽子 ほとり
鈴蘭の咲きしを告げる仲直り 太 井 3 輪三 ほとり まや
浜風に黒髪たばね夏に入る ま こ 3 ふみを さなえ 嘉一
摩崖仏鶯の声重なりて のんのん 3 後夢 ももこ とろうち
母の日の終わりにかかる電話かな ゆうこ 3 千稔 りんご 一八
造成の工事半ばや柿若葉 一 尾 3 千衣 明日香 はるを
草木に色奪はれて麦の秋 千 稔 2 茜 よし女
麦秋の光の波の蒼さかな 幸太郎 2 ふみを はちこ
大樹より人の下り来る夕薄暑 ま や 2 としあき 東吾
里帰り麦刈る夫に蒼き空 千 春 2 如風 まさる
武蔵野のあめんぼうゐる水溜り つとむ 2 まこと まや
夏つばめスクランブルの交差点 浪 漫 2 はく子 初凪
初夏の風園児ら踊る音を乗せ 輪 三 2 きんぎょ 桃子
丘の上の天突く如し桐の花 はく子 2 朝子 如風
青時雨祇園小路に蛇の目傘 如 風 2 蓬上 ゆり
摘む指に羽音張り上ぐ花の虻 すずかぜ 1 いさお
青嵐莢豌豆の抱き合えり 青 菜 1 けんいち
香りつつ散り初めたる柚子の花 桃 子 1 ていすけ
幟立て着物娘が売る新茶 孝 由 1 ちはる
払暁にふんわり赤く夏の月 江斗奈 1 幸太郎
柿の花地上曼陀羅描きけり ななえ 1 ゆきこ
若葉雨木立すっぽり夢の中 ももこ 1 つじ
五月雨や蘇るかな石仏 蓬 上 1 ゆり
ふくらみてふくらみきって花檸檬 しゅん 1 ミチコ
棒道の突き当たりたる袋掛 はるを 1 きお
今朝とれしたらの芽並ぶ直売所 茂 樹 1 朝子
五月雨や杜のさみどり赤鳥居 かかし 1 としあき
異次元の世界現る五月闇 ほとり 1 ちはる
かぐわしき香りをのせて若葉風 駒 鳥 1 楽楽
急坂の家を訪ねて麦茶濃し ひろみ 1 青菜
つばくらや北国の屋の急勾配 き お 1 桃香
公園のベンチに昼餉風薫る 茜 1 一尾
新緑や築3年の庭手入れ 志 朗 1 豪敏
夕端居婆が唄ふや節はずれ さなえ 1 あすみ
提灯屋張るも卯の花腐しかな 折 山 1 さなえ
透き通る青い花瓶に薔薇の花 としあき 1 ハジメ
寄り離れ走るさざなみ通し鴨 和 華 1 ミチコ
五月場所若き力士の力瘤 康 子 1 妙香
以上.
[835] 5月14日の成績(投句者86名 選句者94名 ) 2003-05-15 (Thu)峡を縫ふ一両電車風薫る とろうち 15 清 満天 よし かずひと 菜々 後夢 ゆきこ たえこ 千稔 明日香 水季 江斗奈 りんご みすず いずみ
夏草に細くなりゆく古道かな つとむ 14 千衣 輪三 とろうち 敦風 廣美子 茜 後夢 ていすけ 孝由 ゆり 妙香 好夫 青菜 ゆうこ
ゆっくりと太極拳や風若葉 こ う 12 公二 茂樹 輪三 東吾 太井 きお 文月 朝子 ゆきこ みすず きみこ ゆうこ
庭先の一葉揺れし青蛙 千 稔 11 縄文 豪敏 ちはる てるこ 浪漫 ももこ 直 国子 明日香 良坊 やじきた
津軽いま白波たたむ花りんご すずかぜ 11 とろうち 光晴 よし 菜々 ちはる 和華 まこと 我風 けんいち かのこ よし女
カーネンショ抱え自転車片手乗り 国 子 9 茂樹 花茗荷 はく子 光晴 茜 太井 ひろみ 泉 幸太郎
それぞれの風の香ありし棚田かな 我 風 7 六郎太 如風 てまり さなえ 水季 陽子 かかし
緑さす阿吽金剛力士の眼 みつ穂 7 しゅん 豪敏 きお けんいち かのこ 桃子 かかし
寝たきりの母の笑顔や更衣 かずひと 5 きんぎょ ていすけ さなえ やじきた 昌廣
老鶯や名山に雲懸かりたる はるを 5 ひろみ ゆり 幸太郎 路 こう
闇の夜のことに清水の高鳴れる ま や 5 ミチコ ななえ てまり 直 りんご
芽かきしてトマトの香りまといけり よ し 5 よんよん 千稔 良坊 陽子 きみこ
葉桜や分校跡に猫ねむる さなえ 4 蓬上 一尾 まこ 嘉一
茉莉花や蘇州の運河澱むまま あかね 4 清 縄文 はく子 こう
待ちぼうけ紅茶に溶ける朱夏の色 文 月 4 六郎太 はちこ ほとり のんのん
汗ちりぬ裂帛の気合面一本 水 季 4 いさお ミチコ まこと 孝由
落慶の安芸国分寺楠若葉 ななえ 4 千衣 みつ穂 好夫 あかね
葉桜や臨時駐車に影を貸し 一 尾 4 廣美子 桃子 志朗 康子
青紫蘇を間引く指先芳しく ももこ 3 朝子 駒鳥 よんよん
日時計の影は三時や夏燕 ひろみ 3 はちこ ほとり 駒鳥
みちのべの諸手差入る岩清水 好 夫 3 我風 たえこ 康子
兄唄ひ弟唄ふ草の笛 ふみを 3 かずひと 志朗 昌廣
ざわと吹く竹の皮脱ぐ細き道 ミチコ 3 満天 てるこ 和華
石走る水きらきらと新緑裡 菜 々 2 しゅん のんのん
五月雨の庭木に闇の流れけり 幸太郎 2 きんぎょ 楽楽
髪洗ふ白昼なれば面映し かのこ 2 みち女 青菜
手の平でカラリと折れし新茶かな しゅん 2 ふみを すずかぜ
占い師新地に座る朧かな 東 吾 2 登美子 あかね
たんぽぽのわた毛とびたつ明けの風 清 2 蓬上 ももこ
若葉雨聞き耳立てて犬膝に 和 華 2 敦風 いずみ
落日にでで虫つのを振り上げて 江斗奈 2 哲 国子
朝顔の種まく頃や旅ごころ ていすけ 2 東吾 みつ穂
浅き夏恋に煩ふ剣士いて ほとり 2 折山 路
水車へと近寄る一歩山法師 よし女 2 みち女 まこ
点滴の窓に眩しき五月晴れ 桃 子 2 文月 泉
花田牛磨がきし後や湯気立ちぬ やす子 1 哲
毛虫這う帽子の色と同じ色 のんのん 1 よし女
武家屋敷つづく知覧に新茶買ふ りんご 1 一尾
母の日に花束かかへ漢一人 いずみ 1 浪漫
菜の花や濡れて際立つ黄金かな 泉 1 妙香
アンテナのT字Q字や青嵐 敦 風 1 登美子
ワイシャツを腕まくりして聖五月 ゆき子 1 花茗荷
二人静咲く登山道登り口 かかし 1 折山
北国や五月となりて春爛漫 如 風 1 あすみ
青芒雀いっせいに隠れん坊 豪 敏 1 如風
胡瓜苗紛ふことなき実の見ゆる 太 井 1 江斗奈
教会のオリーブの花気づかれず 嘉 一 1 公二
母の日に故郷へ送る宅急便 やじきた 1 いさお
若葉風昼餉の上を舞ひ抜けり 明日香 1 嘉一
孫の来て疲れうれしき日永かな けんいち 1 ふみを
影走る鴉舞ひ下り夏の朝 六郎太 1 あすみ
瀬をさがす川原の砂に花いばら 茂 樹 1 ななえ
青薄立ち入り禁止札隠す ゆうこ 1 すずかぜ
以上.
[834] 5月13日の成績( 投句者88名 選句者91名) 2003-05-14 (Wed)丸窓の若葉明かりや尼僧庵 みつ穂 11 ゆり ちはる のんのん 輪三 満天 かずひと ななえ ていすけ 国子 やじきた きみこ
大相撲さばく行司の夏衣装 後 夢 8 楽楽 きお てまり 妙香 水季 文月 みすず 廣美子
玉葱の横一列にごろ寝かな 千 稔 8 志朗 楽楽 まこと 桃子 泉 妙香 ほとり みつ穂
干拓の碑を取り囲む植田かな りんご 8 やす子 千衣 豪敏 とろうち 太井 よし女 ていすけ 我風
青蔦のからまる蔵の美術展 はるを 8 とろうち さなえ 好夫 よし女 あすみ 公二 しゅん ゆきこ
新茶酌むこの一滴を余すまじ とろうち 7 蓬上 のんのん 陽子 勝風 はく子 多藤 菜々
水馬ゐるともなしに輪の生まる 我 風 7 縄文 如風 かずひと ひろみ 江斗奈 幸太郎 駒鳥
堰杭に好みあるらし川蜻蛉 よし女 6 こう 縄文 初凪 てるこ まこと きみこ
雨上がり聞き耳立てし蝸牛 孝 右 6 きんぎょ 六郎太 かかし 千稔 我風 嘉一
藤棚に話上手が一人居て かずひと 6 清 康子 国子 文月 幸太郎 まこ
緑陰に並べ客待つ人力車 きみこ 5 こう よし 康子 好夫 二青
御田植の畦に並びし草鞋かな ハジメ 5 一尾 まさる しゅん りんご いずみ
白日や真一文字に蚯蚓伸ぶ 明日香 5 東吾 浪漫 あかね りんご 登美子
少年のペダル踏みゆく麦の秋 茂 樹 5 豪敏 よし はく子 ふみを ゆうこ
万緑に押され道幅狭くなり 千 春 5 敦風 多藤 まさる 廣美子 明日香
山路きてリュックに休む蝶一羽 輪 三 5 六郎太 陽子 和華 水季 ゆうこ
立眩みするほど高く朴の花 折 山 4 蓬上 茂樹 直 登美子
桐の花砂場に残る砂まんじゅう のんのん 4 ななえ かかし 嘉一 ゆきこ
著莪の雨訃報の続く夕べかな やす子 4 志朗 いさお 二青 かのこ
壁面の地図に毛虫は海の上 国 子 4 はちこ ひろみ けんいち すずかぜ
夏来たる展示のホルン試し吹き 廣美子 3 清 ミチコ 浪漫
白靴の似合ふ江戸っ子牧師ゐて 草 根 3 よりさん 公二 あかね
夏場所や谷町筋に四股の音 如 風 3 やす子 はちこ ミチコ
母の日に何故か家内に礼を言ふ 泉 3 きんぎょ よりさん 江斗奈
つばくろと束の間翔びし雀かな 太 井 3 敦風 てるこ やじきた
いっぱいの郵便鞄や風薫る 一 尾 3 初凪 如風 東吾
更衣畳に吸はる土踏まず あかね 3 茂樹 いずみ ももこ
いま了へしばかりの植田影二つ つとむ 2 和華 かのこ
清水あり草におぼるる家のあり ま や 2 すずかぜ 折山
薔薇の花二階の窓に届きたる 公 二 2 勝風 菜々
汗流し体をしぼる休息日 まこと 2 一尾 直
焼失の堂再建へ若葉萌ゆ はく子 2 満天 明日香
車窓より見ゆる梨畑ふくろ掛け 駒 鳥 2 いさお 光晴
老いとても好み気にする更衣 いさお 2 後夢 あすみ
山肌にしがみつきたる残り雪 き お 2 千衣 千稔
採りし日は香のまだ淡き実梅かな ふみを 2 みすず 駒鳥
廃線の駅舎の跡に葱坊主 清 2 輪三 てまり
掌中に糞して温し雀の子 東 吾 2 きお ももこ
悠々と石畳よぎるかたつむり 妙 香 2 さなえ まこ
餌ねだる親と見まがふ雀の子 千 衣 1 孝由
襲名や初夏の光に高揚し 蓬 上 1 ゆり
卯の花を映す滴のありにけり しゅん 1 太井
無限大書きつ高みに黒揚羽 かのこ 1 ちはる
白きはむ狐千体樫若葉 好 夫 1 折山
急流をたくみにさばくオールかな みち女 1 後夢
花桐や街道筋の曲がり角 康 子 1 光晴
万緑の四方へ風散る光かな 幸太郎 1 紫苑
起き出て槍の穂先きに踏み出しぬ かかし 1 けんいち
妻の日として母の日の肩を揉む 浪 漫 1 紫苑
夏初め白きブラウス眼にいたし 文 月 1 桃子
夏座敷掛け軸揺ぐ昼下がり 六郎太 1 ほとり
夏めくや映画了へても日の暮れず 直 1 泉
苗植えて印の名札大きくし まさる 1 ふみを
一人居や常盤落葉の音と知る 志 朗 1 孝由
以上.
[833] 5月12日の成績(投句者89名 選句者87名 ) 2003-05-13 (Tue)祭笛ながれ華やぐ古本街 まこと 8 茜 一尾 かのこ 好夫 我風 ゆうこ のんのん 登美子
生れてすぐ風に乗りたる糸とんぼ あかね 7 きお ふみを てまり ひろみ てるこ みすず りんご
お母さん釧路に春は来ましたか 如 風 7 六郎太 けんいち 茂樹 よし女 浪漫 幸太郎 青菜
山城を裾より攻める青嵐 ふみを 7 千衣 敦風 初凪 光晴 よし女 孝右 満天
早乙女の屈める尻の丸さかな 折 山 6 千稔 縄文 太井 さなえ 後夢 直
風わたり木立緑の万華鏡 はちこ 6 千衣 文月 菜々 駒鳥 のんのん やじきた
峡の道若葉の揺れる影を踏む 和 華 6 いさお 泉 すずかぜ 国子 まこ いずみ
歴々とダム湖に若葉の水鏡 ま こ 5 てるこ 駒鳥 はく子 あすみ ゆうこ
母の日や何事もなく過ぎて行き 明日香 5 ななえ ゆきこ あかね ハジメ 公二
ぼうたんに水玉とどめ雨上がる 満 天 5 よりさん きお 二青 和華 いずみ
薫風や忘れ置きたる竹箒 きみこ 5 蓬上 六郎太 ちはる 東吾 妙香
奥山の植田ハの字の足の跡 廣美子 5 茜 泉 我風 すずかぜ みち女
アカシアの花降る町の風見鶏 清 4 しゅん 初凪 康子 やじきた
薫風を受けて遊べる放駒 千 春 4 豪敏 輪三 茂樹 折山
鯛網の掛け声高き五月かな いさお 4 しゅん 好夫 こう やす子
サーフィンの帆を起こしては起こしては よし女 4 縄文 まこと 清 太井
桐の花艀溜りに落ちにけり ハジメ 4 よし 東吾 さなえ りんご
吊橋がつなぐ青葉若葉かな 青 菜 4 ふみを ていすけ みつ穂 きみこ
母の日の礼拝マリアの讃歌より こ う 3 はく子 あかね きみこ
雪解けの水音さやか水芭蕉 ていすけ 3 如風 とろうち まさる
棟上げの喧噪よそに白牡丹 とろうち 3 満天 ミチコ みち女
枝振りを問はず花誉む山躑躅 一 尾 3 いさお ていすけ 折山
太りゆく毛虫葉を食む月の下 しゅん 3 楽楽 ミチコ 水季
蚕豆の花の擦れあう路地の風 輪 三 3 てまり 文月 まこ
葉桜や今朝も土塀の番ひ鳩 敦 風 3 ちはる かのこ 直
たらちねの母亡けれどもカーネション みち女 3 ゆきこ かかし 嘉一
父と子と花屋にあふれ母の日よ ほとり 2 よりさん 紫苑
春昼や段違ひの碁出る欠伸 孝 由 2 よし 後夢
虚子の句のこれと思ひし白牡丹 てまり 2 まこと 菜々
翡翠のいつもの枝で狙ひけり つとむ 2 浪漫 幸太郎
新緑の空だけ青しゴルフ場 山 吉 2 明日香 ハジメ
訪ね来し水芭蕉まだねむりをり 千 衣 2 二青 青菜
母の日や白寿の母のものがたり 豪 敏 2 水季 国子
山の宿独り泊まれば明易し 茂 樹 2 草根 嘉一
花蜜柑掃いても掃いても白き庭 康 子 2 孝右 孝由
藤棚を雨音軽く抜けにけり ゆうこ 2 明日香 ひろみ
囀りに和して子の声森の口 れいこ 2 孝由 みすず
旅立ちの朝の狭庭や若葉風 草 根 2 楽楽 和華
青蔦のからまる茶房童話めく はく子 2 かずひと 公二
蝶々の道案内や急な坂 てるこ 2 千稔 如風
五月晴走り抜けたるベースかな ひろみ 2 輪三 こう
留守録の無声響きて薄暑かな いずみ 2 清 けんいち
げんげ野に幼き日々の里心 我 風 2 豪敏 康子
万緑や空を見つめて母無口 やす子 1 一尾
童子仏彫られし石に滴れる りんご 1 とろうち
我が俳句読みしと粽持ちて来る 二 青 1 まさる
青嵐去りて洗濯日和かな のんのん 1 草根
影滲む明日は田植か小糠雨 六郎太 1 かずひと
新樹蔭夢の続きの迷い道 江斗奈 1 ほとり
雷雨きて傘の乱れや停留場 まさる 1 ほとり
花藤のおちて水輪を囃子けり すずかぜ 1 敦風
今日ひと日摘んで愛しむ母子草 文 月 1 かかし
牡丹の狭庭に白し蔵の宿 東 吾 1 あすみ
一輪の牡丹に傘を掛けし翁 ゆ り 1 妙香
片側に十薬の道濡れそぼつ ミチコ 1 ななえ
店先にめだかの泳ぐ小さき壷 けんいち 1 やす子
母の日と知るや変らぬ姿かな 泉 1 紫苑
額の花湾に小舟の鏤むる 幸太郎 1 哲
五月雨や鴉おり来る神の島 さなえ 1 蓬上
かひま見し厨一隅夏わらび 好 夫 1 哲
以上.
[832] 5月11日の成績( 投句者94名 選句者94名 ) 2003-05-12 (Mon)護摩堂の破れ太鼓へ春の蝿 さなえ 11 公二 はちこ 太井 りんご 初凪 好夫 文月 ふみを やす子 とろうち 廣美子
悠々が座右の銘や蝸牛 ふみを 8 清 豪敏 てまり 東吾 かずひと こう 国子 満天
「赤い靴」歌ふ母あり若葉風 嘉 一 8 二青 のんのん 大門 しゅん まこと ななえ かかし かのこ
夕蛙八日の月をうるませて はく子 7 縄文 敦風 ミチコ 初凪 幸太郎 江斗奈 登美子
新緑の村をすっ飛ぶ新幹線 青 菜 7 しゅん 楽楽 てるこ ていすけ ほとり りんご 和華
夏蜜柑むく指先に年重ね かずひと 7 よし ななえ ももこ ひろみ よし女 青菜 登美子
母の日の母は変らぬふりをして ハジメ 6 ちはる まさる さなえ 幸太郎 ふみを やす子
初夏や輪唱きこゆ公会堂 すずかぜ 5 豪敏 茜 浪漫 あかね やじきた
蜘蛛の囲の大きく張らる空き厩 つとむ 5 蓬上 すずかぜ 折山 草根 みつ穂
畑中に古墳遺跡や青あらし はるを 5 きみこ 敦風 あすみ かのこ 勝風
三代で酌み交はしたる新茶かな とろうち 5 千衣 いさお れいこ つじ 泉
水を張り明日は田植えと空みあぐ ていすけ 5 千衣 多藤 ゆり いずみ 康子
糸とんぼ一期一会の夢を縫ひ 明日香 4 蓬上 縄文 かかし 無頼
今年竹はやくも仲間にまぎれ込む 我 風 4 千稔 てるこ ちはる 嘉一
草笛や少年まとう夕日かな 国 子 4 よし 明日香 菜々 まこ
急行の止まらぬ駅につばめの巣 太 井 4 公二 ハジメ よんよん やじきた
葉桜や窓辺の席のティータイム 千 春 4 せさみ てまり 好夫 廣美子
渓流に若葉落ち葉の筏かな かかし 4 二青 いさお 駒鳥 無頼
里山の若葉に隠る三角点 一 尾 4 茂樹 ミチコ みつ穂 満天
海峡の句碑ある寺の藤の花 清 3 きみこ 東吾 我風
更年期のをとこ卯の花腐しかな 草 根 3 茜 哲 ゆうこ
さや折つて飛び散る豌豆お手伝ひ 敦 風 3 清 ひろみ 妙香
鉄線花心に決めし事ありて てるこ 3 のんのん ほとり たかし
筍に添えしレシピの置手紙 北 山 3 大門 多藤 文月
風薫る甲州街道欅道 水 季 3 輪三 草根 あかね
新緑や腹突き出して山下る 廣美子 3 如風 浪漫 康子
風薫る土手にひねもす鳥数ふ みち女 3 せさみ 一尾 陽子
山頂に展けし四方の風薫る 好 夫 3 ていすけ 北山 まこ
蒲鉾の型揃ひたる茶摘かな 千 稔 3 後夢 みち女 孝由
母の日のままごとの母おませな子 大 門 2 太井 国子
予科練の歌なつかしき鉄線花 まこと 2 ハジメ こう
葉桜や柩の小窓開けてある 東 吾 2 さなえ 折山
峡の道草餅ありと筆太に のんのん 2 水季 とろうち
峪若葉岩間を走る水の色 ま こ 2 我風 勝風
息止るほどの薫風駆け抜けり 蒼 2 あすみ たかし
気に入りのワイシャツを着て立夏かな 愚 々 2 はちこ れいこ
菖蒲湯や乳房に附いて刀傷 折 山 2 千稔 すずかぜ
歓談の果てぬ春昼瀬戸の海 ももこ 2 六郎太 茂樹
トンネルに大声響く若葉風 康 子 2 江斗奈 ゆうこ
ゆく春に二人暮しの夕餉かな まさる 2 水季 泉
床の間に紫蘭一ト茎客を待つ たかし 2 駒鳥 嘉一
懸り藤仰ぎて憩ふ茶店かな りんご 2 よし女 青菜
緑さす朝のしじまの深呼吸 豪 敏 2 はく子 よんよん
唐松の今日の芽吹きや青き風 千 衣 2 輪三 つじ
卯の花の房に伝はる余震あり しゅん 2 まこと 明日香
雲海に白馬連山見え隠れ あすみ 1 ゆり
子の夏帽スワンの湖へ飛ばさるる よし女 1 菜々
花びらに赤ゐ血通ふ白牡丹 やじきた 1 陽子
母の日の墓前に捧ぐ赤い花 ゆき子 1 妙香
ぶらさがり背筋伸ばすや風薫る よ し 1 はく子
春雷の音は乾きて床の中 六郎太 1 如風
乳の底くれなゐ染むる苺かな 幸太郎 1 北山
新緑の中の湯煙旅にいる みつ穂 1 かずひと
葉桜を 映して待つ 代田かな 無 頼 1 まさる
そら豆とにらめっこする孫二歳 文 月 1 楽楽
青き実をはや付けており柿若葉 後 夢 1 和華
よたよたと亀の泳ぐや夏立ちぬ けんいち 1 哲
妻の言将に然りと衣更う いさお 1 六郎太
愛鳥週間塀の鴉の黒光り 茜 1 後夢
たらめかく二の腕に受くかすり傷 茂 樹 1 みち女
大蛇めく幹くろぐろと藤盛ん 菜 々 1 孝由
菖蒲池差し伸べられし手をつなぎ ゆうこ 1 ももこ
飛行機の白き航跡夏立ちぬ 桃 香 1 いずみ
古びたる部品組み立て鉾立ちぬ 公 二 1 一尾
以上.
[831] 5月10日の成績( 投句者90名 選句者95名) 2003-05-11 (Sun)若き嫁目深にかぶる田植笠 千 春 13 無頼 好夫 豪敏 文月 康子 紫苑 ゆり のんのん 水季 泉 あかね 国子 廣美子
水面揺れ代田に走る風の道 一 尾 11 よんよん 豪敏 てるこ 草根 けんいち すずかぜ 明日香 我風 かかし まこ りんご
深吉野の行宮跡や花胡桃 あかね 11 ひろみ ななえ 好夫 光晴 草根 初凪 みち女 とろうち 登美子 ゆうこ はく子
島の子の集団登校麦の秋 てまり 7 茜 初凪 茂樹 我風 かかし つとむ はるを
緑陰やいつしか輪ができ乳母車 ま こ 6 まこと よし 紫苑 六郎太 かずひと 泉
花桐や酒蔵の梁黒光り やす子 6 ふみを 無頼 一尾 ももこ ゆきこ とろうち
若葉風入り江に船の機関音 清 5 太井 一尾 東吾 孝由 桃香
歌碑の文字流るるごとし若楓 みつ穂 5 清 いさお ゆきこ はく子 まや
たつぷりの土で塗る畦親ゆづり 太 井 5 よし みすず ゆうこ 廣美子 つとむ
新緑や工場の奥鉄光る はちこ 5 しゅん 敦風 東吾 後夢 明日香
甘き過去ふらここ漕いで連れ戻し ゆうこ 5 ミチコ 文月 かのこ たかし 青菜
野仏に供えしトマトの赤きかな けんいち 4 しゅん ふみを 茜 江斗奈
長谷寺や伽藍をつなぐ花吹雪 ていすけ 4 千衣 ひろみ 浪漫 かのこ
無口の子筍ごろりごろりかな 哲 4 みすず 如風 ちはる 茂樹
青嵐漁港見渡す切通し 江斗奈 4 康子 あかね れいこ まや
木漏れ日に光る時あり竹落葉 りんご 4 和華 菜々 よし女 国子
新緑の蓋開けて聞くオルゴール 東 吾 4 大門 公二 かずひと 幸太郎
菜を洗う妻の悲鳴や春の虫 六郎太 3 まこと ていすけ 良坊
葉桜や木漏れ日もるる峠茶屋 さなえ 3 楽楽 あすみ 登美子
朱のふくさ烏帽子に立てて端午の茶 たかし 3 清 北山 浪漫
入院は前向きのこと松の芯 蒼 3 きんぎょ せさみ 太井
面影は母の日白き割烹着 我 風 3 やす子 さなえ 妙香
蜥蜴振り返りつつ去りにけり 孝 由 3 幸太郎 よし女 縄文
沼深し切るにとどかぬ杜若 折 山 3 よんよん すずかぜ 青菜
夏めくや芝生にとどむ靴の跡 大 門 3 千稔 ちはる 縄文
ブランコの子供と遊ぶ若葉風 てるこ 3 ていすけ たかし まこ
秩父嶺の田の面に映る五月かな まこと 3 千衣 こう りんご
夏めくや鏡に風の映りをり 登美子 2 ミチコ 駒鳥
家中に飯炊く匂ひ夏来たる ま や 2 ももこ さなえ
新緑の道の明るき笑ひ声 はるを 2 二青 よりさん
欠け仏の御手にも零れ桜の実 れいこ 2 江斗奈 みち女
湯槽より小窓を開けて若葉風 つとむ 2 ゆり 輪三
薔薇活けて心に浮かぶ人のこと 二 青 2 公二 菜々
春雷のやっと静まる朝餉かな 妙 香 2 ななえ まさる
芝刈や蟻が敵意をむきだしに 輪 三 2 如風 てるこ
ぺタル踏み通うあの娘も更衣 かずひと 2 ほとり 良坊
新緑や千変の色楽しめり 千 稔 2 楽楽 駒鳥
麦秋の風切るサイクリングかな 廣美子 2 大門 みつ穂
紫陽花や土を選んで色を変え あすみ 2 後夢 つじ
蜜柑咲く斜面の宿や窓ひろし 如 風 2 敦風 桃香
雛を背に乗せるスワンに若葉風 よし女 2 北山 孝由
行く春を惜しむ間もなき緑かな 泉 2 せさみ 水季
辿り着く駈け込み寺の竹落葉 ハジメ 2 光晴 折山
薔薇アーチ人無き昼を咲きのぼる はく子 2 こう 満天
万緑や迅き浅瀬に立ち込みぬ 茂 樹 1 和華
雨上がり風運び来る薄暑かな いさお 1 満天
緑蔭にまだらに光る画板かな 茜 1 きんぎょ
風薫るビルの谷間にはなみずき 後 夢 1 妙香
戸口よりむらさき競ふ鉄線花 満 天 1 二青
筍の到来つづく留守居役 しゅん 1 やす子
巻きついて泳ぐぶつ切り鯉のぼり 敦 風 1 折山
湿原の雪解けの音さやかなり 千 衣 1 蒼
白百合の香り満ちたる応接間 豪 敏 1 はるを
雨を含み若葉みどりに萌え盛り きんぎょ 1 まさる
母の亡き子らに悲しきカーネーション ゆき子 1 ほとり
夕焼けて魚籠の水捨てまたひとり 国 子 1 六郎太
草摘みて部屋いっぱいのハーブの香 百 姓 1 いさお
琴の音にさやぐ若葉や公民館 ゆ り 1 あすみ
うつぶきて咲く片栗や雨の中 かかし 1 輪三
全山の霊気滴る若葉かな とろうち 1 のんのん
救急車遠ざかる音揚羽蝶 かのこ 1 蒼
散り降りし中より蝶ののぼりくる き お 1 よりさん
母子草一列並び保育園 康 子 1 千稔
やはらかき雨だれの音薔薇の門 ひろみ 1 けんいち
雨上がり闇夜にバラが香りたつ せさみ 1 つじ
以上.
[830] 5月9日の成績( 投句者96名 選句者98名) 2003-05-10 (Sat)同じ名の墓の並びし雪解村 き お 7 路 太井 茜 光晴 大門 はく子 かのこ
抱かれし吾子の寝顔や風薫る あすみ 7 まさる たかし 和華 孝由 陽子 ゆきこ 桃香
雑巾を固く絞つて五月晴 ひろみ 7 六郎太 公二 てまり よし 泉 かのこ よし女
洗ひ髪白いうなじの紺絣 和 華 7 かずひと 廣美子 まこと 康子 せさみ みち女 あすみ
めかり時ゆっくり動く花時計 康 子 7 公二 光晴 和華 のんのん りんご まこ 登美子
ネクタイの色さわやかに衣更え 駒 鳥 7 千稔 清 しゅん いさお 豪敏 きみこ はるを
万緑の瀬しぶきあげるカヌーかな ま こ 6 文月 てるこ 大門 康子 ゆうこ はちこ
初夏の仔牛に飲ます水を汲む 東 吾 6 あかね ミチコ こう すずかぜ ほとり まこ
花桐や読経聞こゆる阿弥陀堂 光 晴 5 千衣 いさお 太井 茜 とろうち
鯉幟風を飲み込む太さかな 廣美子 5 よんよん 哲 きお 水季 ゆきこ
ためらいてそっと草笛散歩道 文 月 5 楽楽 けんいち かずひと まこと 孝由
木洩れ日に抱き合っている道祖神 てるこ 5 孝右 ていすけ 好夫 こう 陽子
雨上がり燕飛び交う交差点 ももこ 5 ふみを 文月 よし女 ゆうこ やじきた
酒蔵の小さな窓に夕燕 さなえ 5 ちはる 浪漫 明日香 みすず 青菜
麦秋や一本道の大欅 ゆき子 5 しゅん たかし ていすけ 国子 江斗奈
ほどけゆく飛行機雲や幟立つ かずひと 4 敦風 きお ななえ かかし
滝道を労り合ひて老夫婦 たけし 4 二青 豪敏 みすず まや
赦されて下手な口笛若葉道 かのこ 4 きんぎょ 千衣 よんよん ちはる
音立てて万緑を打ち雨あがる はちこ 4 すずかぜ みち女 満天 いずみ
忙しげに道問ふごとし蝶の舞 てまり 4 よりさん 如風 けんいち てるこ
短夜や辞書の階段あかさたな 国 子 4 清 如風 かかし 明日香
吹く風にふと咳き込みし暮の春 泉 3 六郎太 一尾 青菜
新しき頁に映ゆるみどりかな しゅん 3 敦風 哲 廣美子
いつのまに虹懸りたる瀬戸の海 ハジメ 3 よりさん ななえ 江斗奈
卯の花にふれて匂えり月の夜 すずかぜ 3 輪三 まさる ほとり
年輪を重ねし大樹夏館 千 春 3 茂樹 ゆり 紫苑
庭石に砂紋渦巻く寺薄暑 菜 々 3 輪三 満天 きみこ
青芝やあそびつかれし足の裏 まこと 3 ふみを とろうち 登美子
磯笛の聞こゆる岩場鮑採り 孝 由 3 ミチコ 我風 やす子
野仏に五月雨深くなりにけり 幸太郎 3 つとむ りんご はちこ
蚕豆の籠に山盛り売られけり つとむ 2 みつ穂 はるを
新緑やシャガの群れ咲く木陰あり 後 夢 2 楽楽 ゆり
笑う娘(こ)の胸のふくらみ豆の飯 よりさん 2 折山 やじきた
葉桜やベンチに残る缶珈琲 茜 2 蒼 桃香
うつむきてはにかみて咲くトマト花 豪 敏 2 きんぎょ いずみ
風うけてペタル軽々五月来る こ う 2 あかね のんのん
鉄線花訪ぬる人もなかりけり はるを 2 路 二青
薫風や木漏れ日綾なす陽のアート きみこ 2 よし 多藤
菖蒲湯や鉢巻きりり女の子 茂 樹 2 千稔 水季
雷神雨を残して遠のけり のんのん 2 はく子 菜々
山々の緑綾なす吉野かな 明日香 2 茂樹 国子
病室の変はりし母の薄暑かな 大 門 2 蒼 ひろみ
さみだれや走り根光る神の庭 りんご 2 我風 れいこ
柘植の芽や庭の若葉の光なり ていすけ 2 泉 駒鳥
この道は野草の宝庫夏帽子 我 風 2 せさみ 百姓
坪庭の梅花空木の夕明かり ゆ り 1 まや
古き葉をみな吹き払う青嵐 桃 子 1 妙香
涼しさや山のかたちの山の文字 ま や 1 てまり
病とも長い付き合い夏来る ゆうこ 1 後夢
若葉萌ゆ池面に鯉の鰭うごく ななえ 1 駒鳥
天文ドーム開く八十八夜かな れいこ 1 東吾
夏たつや微動に動く花時計 折 山 1 好夫
黒ドレス黒パラソルの立夏行く たかし 1 浪漫
夏めくや時間指定の賃仕事 蒼 1 やす子
春の夜車の音に雨を知る 六郎太 1 緩子
ブランドの塩舐め比ぶ薄暑かな あかね 1 ひろみ
長谷寺の牡丹満開なんば駅 嘉 一 1 孝右
うどん食ふ山より見下ろす瀬戸の春 けんいち 1 百姓
夏つばめ句種にせよと翻る よし女 1 紫苑
若葉風体育の子は一年生 太 井 1 一尾
翻り鳥居をくぐる夏つばめ 浪 漫 1 折山
植ゑ終へし吾が田や午後は隣の田 風 1 後夢
風薫る移り住みたる高階に はく子 1 菜々
五月雨に濡れて咲き出す撫子よ 楽 楽 1 緩子
葉桜や句会了へての停留所 満 天 1 東吾
薫風の日本列島一っ飛び 竹 林 1 あすみ
初夏寒しきのふ仕舞しカーディガン 如 風 1 妙香
峡の道照り透き光る若葉かな よ し 1 多藤
葉桜や観音堂へ避雷針 やす子 1 みつ穂
以上.
[829] 5月8日の成績( 投句者93名 選句者105名) 2003-05-09 (Fri)葉桜や上五隠れし虚子の句碑 東 吾 19 しゅん 茂樹 はちこ ていすけ けんいち かのこ りんご 康子 こう はく子 すずかぜ 初凪 ななえ 幸太郎 草根 きみこ 廣美子 たけし やじきた
煉瓦塀残る学舎に初燕 やじきた 11 公二 ふみを とろうち やす子 陽子 好夫 ゆきこ みつ穂 文月 水季 れいこ
パレットやあの万緑を溶け切れず 明日香 10 昌廣 孝右 けんいち ミチコ よんよん 多藤 泉 よし女 まこ 国子
終点のなき縄電車風薫る ふみを 10 きんぎょ さなえ 大門 あかね 和華 二青 きみこ 登美子 たけし まや
初夏の火照りを腕に持帰る 大 門 9 清 如風 ももこ よんよん 我風 すずかぜ 紫苑 縄文 折山
地図開くセールスマンや夏燕 ひろみ 9 しゅん 茜 敦風 かずひと 光晴 浪漫 桃香 百姓 登美子
河鹿笛橋の半ばに聞きゐたり はるを 7 さなえ 菜々 ももこ ミチコ ほとり みすず 文月
斑鳩の寺も民家も夕霞 つとむ 6 路 とろうち 桃子 駒鳥 みつ穂 たかし
棟梁の束の間憩ふ木下闇 りんご 6 一尾 豪敏 まこと 光晴 のんのん 百姓
知らぬ人声かけあふて谷若葉 みつ穂 5 よし 多藤 後夢 桑 やじきた
人影はなほも遠くに植田道 国 子 5 豪敏 きお てるこ 我風 ゆうこ
町なかに代田一枚空映し 一 尾 5 千稔 孝右 好夫 孝由 廣美子
街薄暑三日の旅を戻りきて 菜 々 5 満天 かずひと 浪漫 初凪 れいこ
半眼の犬横たわり初夏の風 はちこ 5 六郎太 やす子 ゆきこ 孝由 草根
子規堂の句帳の朱書き春くるる 清 4 敦風 あかね 蒼 桃香
ほおばりてほおばりきれぬ苺かな てまり 4 太井 のんのん 幸太郎 ハジメ
流れ雲田水満たして夏立ちぬ よ し 4 つとむ 蒼 嘉一 桑
洗ひ髪振り向く風の匂ひけり 幸太郎 4 きんぎょ 泉 みすず たかし
五月雨に濡れて艶ます手まり花 駒 鳥 4 あすみ 輪三 みち女 いずみ
ひそやかな鍾乳洞に谷若葉 好 夫 3 ちはる 和華 ゆり
よさこいの鳴子弾ける祭りかな やす子 3 千稔 よし りんご
豌豆に雫とどめて雨はしる 文 月 3 ていすけ 駒鳥 いずみ
みづうみに逆さ富士あり野のあやめ ま や 3 よりさん いさお ひろみ
蛸干すや港の日差しはや夏日 まさる 3 はちこ かのこ 嘉一
雲一つとどめて山の春夕焼け かかし 3 ほとり ななえ はるを
風青し燕のくぐる大鳥居 浪 漫 2 千衣 まや
風を呑み屋根の上飛ぶ鯉のぼり ていすけ 2 茜 後夢
昨日より緑濃く見ゆ立夏かな 孝 由 2 ひろみ てまり
一飛びの空中狭し親燕 千 稔 2 陽子 まこ
早朝の鮮やかなりし南瓜花 豪 敏 2 江斗奈 二青
腰高の人の並びて潮干狩 光 晴 2 茂樹 きお
立ち話切り無く続く春落葉 ななえ 2 満天 はく子
ハイウェィ代田に映る山河かな 登美子 2 千衣 ゆうこ
蚊の声を残して降りるエレベーター たかし 2 如風 よし女
アンテナの親に習ひて巣立鳥 太 井 2 かかし 折山
飛行船五月の太陽はじきけり まこと 2 清 一尾
入院の仕度の中に走り茶も 蒼 2 ふみを 国子
竹落葉淵に渦巻く櫛田川 茂 樹 2 桃子 はるを
おもむろに新茶注ぎし古茶碗 てるこ 2 楽楽 ゆり
日傘さす母の背中や影すこし いずみ 2 まさる 紫苑
初夏の風朝一番のバスに乗り ゆき子 2 公二 ちはる
夕薄暑石と思えば亀の甲 陽 子 2 まこと あすみ
熊蜂の沈思黙考ホバリング とろうち 2 六郎太 よりさん
狩行師の一句献上牡丹咲く 我 風 1 太井
紫陽花の変わらぬうちにと色を撮る よんよん 1 まさる
微熱続きほつと息する五月かな きんぎょ 1 昌廣
双手に風受けて芳し五月来る こ う 1 菜々
国道を分けし躑躅の早や萎れ 直 1 ハジメ
木洩れ日に残り椿の輝けり たけし 1 てるこ
トンネルを抜ければ野藤こぼれおる 康 子 1 水季
薫風や神鈴のある鄙の寺 ま こ 1 江斗奈
若葉光木々さざめきて日を返す 和 華 1 明日香
挨拶はピンクの薔薇が見事です。 嘉 一 1 縄文
北国でまた出会いたる桜花 竹 林 1 楽楽
菖蒲湯や父偲びつつ身を沈む いさお 1 康子
卯波立つ漁船塗装の朱ヶの色 よし女 1 みち女
薫風や大和青垣広ごりて 満 天 1 明日香
犬用の水筒持ちて街薄暑 あかね 1 てまり
薔薇活けし人の思ひの伝はり来 二 青 1 青菜
若苗のさざ波たちて山際へ すずかぜ 1 かかし
薫風や茶の木の並ぶ宇治の橋 百 姓 1 いさお
ウエストが合わぬスカートや更衣 あすみ 1 路
携帯のメロディ選ぶ軒つばめ 千 春 1 こう
麻シャツや腕の白きを笑ひけり 如 風 1 大門
以上.
[828] 5月7日の成績( 投句者91名 選句者101名) 2003-05-08 (Thu)腕洗ふ水ほとばしる立夏かな はるを 12 きんぎょ 縄文 二青 ひろみ 東吾 やす子 まこと のんこ 直 ゆきこ いずみ まこ
初夏や糊のききたるナース帽 ゆき子 11 清 光晴 茜 ふみを やす子 蒼 りんご よし女 みすず 我風 やじきた
いちはつや小さき母の庭仕事 つとむ 11 しゅん ななえ てまり こう 豪敏 幸太郎 みすず 廣美子 ゆきこ 妙香 嘉一
苔清水菩薩の頬に沁みゆけり やす子 11 満天 千衣 江斗奈 さなえ 和華 すずかぜ 多藤 ミチコ りんご かのこ 大門
茄子苗の朝露置きて売られける 浪 漫 8 公二 千衣 茜 とろうち まさる 和華 かずひと つとむ
並び待つことも覚えて子供の日 ゆうこ 7 清 江斗奈 太井 ちはる 菜々 きみこ はるを
起きぬけの水の旨さや今日立夏 みつ穂 6 六郎太 てるこ ちはる ていすけ かずひと たかし
鄙の寺葉桜闇を深めゆき 大 門 6 光晴 陽子 けんいち はちこ 初凪 青菜
白糸で茹卵切る立夏かな ひろみ 5 とろうち こう 泉 幸太郎 たかし
雨やんで折れ線グラフの蝶の舞 六郎太 5 多藤 後夢 駒鳥 大門 たけし
夏めくや浜に長々地引き網 千 衣 5 さなえ すずかぜ 好夫 かのこ ゆうこ
掻き寄せて砂山築く潮干狩 一 尾 4 千稔 いさお 茂樹 みち女
じゅんさいの蒼しどけなく夏立ちぬ 文 月 4 縄文 ミチコ かかし 浪漫
春惜しむ道後のお湯の伊予訛り 清 4 ななえ まこと みち女 桃香
風吹けば傾きながら蝶の飛ぶ ななえ 4 昌廣 楽楽 後夢 たけし
潮干狩り股のぞきする顔に合ふ 国 子 4 よし よし女 ももこ 竹林
青嵐茶室にたぎる釜の音 青 菜 4 つとむ ももこ 百姓 まや
苺食む種のかすかな主張かな 幸太郎 3 てまり 泉 如風
千年の重み支えし藤の花 輪 三 3 二青 文月 ゆうこ
菊根分け姉逝きてより早や三年 はく子 3 満天 菜々 桃子
鯉のぼりすべてを風に任せ居り いさお 3 まさる 百姓 はるを
五月晴れテニスの球のかろき音 廣美子 3 孝由 桑 竹林
煮え切らぬ漢卯の花腐しかな 草 根 3 しゅん 折山 あかね
石切場ぽかーんと口開け山笑う 登美子 3 陽子 けんいち 康子
渡御を待つ人垣つづく街薄暑 菜 々 3 一尾 ひろみ 我風
緑蔭や使ひなれたる花鋏 我 風 2 ふみを 好夫
かたまりて音響き合ふ花馬酔木 やじきた 2 まこ 明日香
子を思う若き母親黒日傘 百 姓 2 昌廣 ていすけ
亡き父の夏の一句や歳時記に ほとり 2 いさお よし
窓開けてナイター観戦立夏かな 嘉 一 2 てるこ 桑
夕さればあまたの緑迫り来し 明日香 2 いずみ きみこ
山男山女ゐて夏来る 公 二 2 廣美子 ハジメ
雉鳴くや婚の日取りを決めをれば さなえ 2 蒼 桃香
夏燕阿吽の像を覗きをり 茂 樹 2 きんぎょ 水季
混み遇ひし欄間の風や初夏の寺 ミチコ 2 敦風 康子
肩車幟に触れし子は鯉に ま こ 2 明日香 青菜
筍の口上なくてドアのノブ しゅん 2 千稔 折山
遠き嶺ひと刷毛の雪五月晴れ 和 華 2 豪敏 ゆり
悉く森さえずりの木となりぬ とろうち 2 東吾 はく子
夏空や戦火に残る石の橋 泉 2 公二 嘉一
病室の窓開け放つ五月かな てまり 2 孝由 桃子
春眠や寝床の中の心地良さ 陽 子 2 楽楽 妙香
手造りのベランダ完成夏は来ぬ ふみを 2 一尾 あかね
花は葉に普請奉行の屋敷跡 よし女 2 初凪 まや
薔薇の門三輪車の子駅にして かのこ 2 水季 かかし
囀や鈴のさやかに杜の朝 のぶお 2 北山 国子
十薬の白く浮いたる路地の裏 てるこ 2 のんこ 国子
菖蒲湯に術後の快癒願いたり ていすけ 2 如風 よんよん
薄暑光影を曳きいて作る畝 豪 敏 1 ハジメ
新樹光しぶき飛び散るシャワーかな はちこ 1 登美子
葉桜や今年も母の車押し かずひと 1 あすみ
春行くや聖書に古りし皮栞 こ う 1 登美子
頬杖の野球少年薫る風 きんぎょ 1 ゆり
矢車のからからからと空高し みち女 1 太井
片陰は敢へて歩かず酔ひにけり たかし 1 浪漫
桟道の手摺に椿載せ行けり たけし 1 文月
見も知らぬ人の会釈や浦島草 光 晴 1 みつ穂
葉柳や釣竿ながき半ズボン 好 夫 1 はちこ
立ちくらみ覚ゆるほどの若葉光 桃 子 1 六郎太
鳴子ゆり小花を数個咲きにけり 楽 楽 1 駒鳥
新緑や胸ポケットに眼鏡差す 東 吾 1 やじきた
全山のベール懸かりし藤の花 満 天 1 敦風
腹帯のせり出しており夏来る 蒼 1 はく子
コードだけ外しまだ置く夏炬燵 折 山 1 あすみ
イベントや農婦のくれし濡れトマト すずかぜ 1 茂樹
おだやかに路傍に咲きし春女苑 ゆ り 1 よんよん
以上.
[827] 5月6日の成績(投句者91名 選句者96名 ) 2003-05-07 (Wed)菖蒲湯や女結びの白き紐 敦 風 21 千衣 縄文 輪三 まこと さなえ ちはる はく子 とろうち かずひと きみこ 好夫 ほとり みち女 蒼 ゆきこ 文月 しゅん 廣美子 やす子 路 まや
端午の日主客の眠る祝い膳 文 月 18 千稔 如風 はちこ よし 茂樹 水季 ななえ 豪敏 ゆり よし女 みち女 初凪 桃子 あすみ 国子 桃香 たけし やす子
万緑や流れに竿をうち返す 茂 樹 17 千衣 はちこ よし よりさん 多藤 さなえ のぶお まこ ゆり 孝由 折山 泉 まさる よし女 我風 清 初凪
みどり児の髪の香りや若葉風 ふみを 9 大門 はく子 てるこ のぶお すずかぜ 文月 しゅん いずみ つとむ
豆飯や眼鏡のおくの目が笑ふ 登美子 7 太井 江斗奈 東吾 まこ きみひら 幸太郎 竹林
阿羅漢のすべて笑顔や麦の秋 ハジメ 6 太井 ちはる ももこ 敦風 満天 ふみを
重力を楽しんでをり落雲雀 公 二 6 東吾 ももこ すずかぜ 陽子 ゆうこ はるを
投錨の荷揚げ待つ船卯浪晴れ 一 尾 6 茂樹 もとこ ひろみ 康子 ミチコ まさる
滝壷に吸ひ込まる如新樹光 ミチコ 5 水季 和華 てるこ りんご 菜々
懐かしの童謡響く茶摘みかな 千 稔 5 公二 いさお 泉 青菜 まや
矢車の音高くなり夜半の月 我 風 5 六郎太 ひろみ ななえ 豪敏 ていすけ
龍神の水の飛沫や青嵐 千 衣 5 もとこ とろうち 一尾 きみこ 我風
走り茶や宅配人の腕まくり かのこ 5 まこと 康子 のんこ 蒼 国子
対岸の子らの声のせ卯波来る 百 姓 4 和華 たかし 桃香 嘉一
山峡の村にはためく武者幟 桃 香 4 輪三 かのこ 清 たけし
蝶連れて入る信楽陶の里 東 吾 4 如風 江斗奈 かずひと 光晴
弁当に蕊の飛び込む五月晴 たけし 4 六郎太 光晴 駒鳥 桑
何もかも色鮮やかな五月来ぬ あすみ 4 ミチコ 妙香 ふみを 登美子
露天風呂目先飛び交う山つばめ ていすけ 3 千稔 きみひら 明日香
子供の日モシモシ電話孫の声 豪 敏 3 孝由 駒鳥 ゆうこ
新緑や二の句つがせぬ六甲山 あかね 3 かのこ 廣美子 百姓
余花の下ハープの演奏ゆくりなく はく子 2 満天 桑
柏餅在所の厨なつかしく みどり 2 あかね 妙香
雉鳴くやバイパス沿いの薯畑 とろうち 2 ていすけ 登美子
鯉幟五匹泳がせ竿必死 ま や 2 敦風 かかし
夕飯の主役はカレーこどもの日 りんご 2 大門 たかし
都会人棚田三坪田植かな ゆ り 2 多藤 桃子
まだあるかしらん故郷げんげん田 蒼 2 縄文 いさお
葉桜を縫って行きたるモノレール てるこ 2 陽子 草根
病む人の肩で息する若葉寒 のんのん 2 二青 のんこ
四万十川の投網に初夏の光射し もとこ 2 ほとり あすみ
手料理の別れの宴やつつじ咲く ゆき子 2 よりさん やじきた
遠近の尾根くっきりと聖五月 明日香 2 菜々 ゆきこ
自ずから道を作りて滝落つる よし女 2 青菜 明日香
物干のワイシャツ白し夏来る まこと 2 草根 百姓
一輪の大きく落ちぬ春の暮 しゅん 2 かかし 竹林
閑かさや尺八流る春の雨 六郎太 1 好夫
晴れ渡る日本全国子供の日 如 風 1 つとむ
生まれ変はり死に変はりまた金魚飼ふ きんぎょ 1 公二
孫抜きでイベント参加こどもの日 桃 子 1 路
皐月鯉満腹となり竿しなう 廣美子 1 いずみ
蕨狩声掛けあつて見せあつて ななえ 1 こう
再会の友の笑顔や新茶の香 和 華 1 嘉一
初節句武者を見上ぐるつぶらな瞳 駒 鳥 1 二青
子供の日大型書店に子を連れて はるを 1 一尾
朝の窓射し込む日矢や夏近し ももこ 1 楽楽
耳と肩受話器を挟み蕗を剥く 国 子 1 折山
揚げ雲雀見上ぐる太陽眩しくて 孝 由 1 幸太郎
大寺の苔むす句碑へ若葉風 さなえ 1 りんご
おすそ分け妻が自慢の穴子寿司 かずひと 1 あかね
磯焼きの蛤はぜる岬かな 清 1 こう
あめんぼう川藻に休みゐることも つとむ 1 はるを
以上.
[826] 5月5日の成績(投句者83名 選句者96名 ) 2003-05-06 (Tue)落椿添へて備前の手水鉢 りんご 12 ちはる 縄文 輪三 駒鳥 満天 文月 茜 光晴 茂樹 のぶお 東吾 みち女
偽りの乳房冷たき五月闇 折 山 10 北山 無頼 のんこ きみこ のんのん 草根 幸太郎 蒼 はるを たかし
子供の日父と夢盛る砂の山 国 子 10 六郎太 よし 和華 ももこ まこと はく子 みち女 ミチコ 桃子 たえこ
五月晴れ異国の人の大道芸 桃 子 8 清 きみこ 嘉一 ほとり まこと 好夫 草根 登美子
小手毬や習い始めの三輪車 のんのん 8 つとむ 江斗奈 満天 文月 かかし 千衣 りんご たけし
造船所ひしめく湾の鯉のぼり 清 7 きんぎょ ゆり 豪敏 一尾 東吾 ゆうこ 康子
鎌倉へ古道途切れし夏燕 つとむ 7 直 ななえ 光晴 とろうち 登美子 敦風 明日香
豆飯や色も香りも食べ尽くす 百 姓 6 つとむ かかし 妙香 ふみを 国子 明日香
地元紙に包まれ筍到来す ふみを 6 よし女 しゅん ていすけ 茂樹 かずひと 康子
千本の杉の青さや夏立ちぬ 千 春 6 あかね 太井 よし女 こう 蒼 いずみ
霰餅からりと五月の音たてる 和 華 6 れいこ かのこ 多藤 我風 ゆうこ 国子
初蝶や航跡残す貨物船 康 子 5 しゅん 大門 ゆきこ 廣美子 はるを
初夏や窓開け放ち一茶庵 ほとり 5 あかね 江斗奈 のぶお たかし 桃香
さよならと母の夏掛直しやり 大 門 5 折山 さなえ 初凪 ゆきこ やす子
還暦を祝う日となる子どもの日 嘉 一 5 清 楽楽 はく子 かずひと 青菜
潮迫る干潟に子らの泥遊び 一 尾 5 無頼 千衣 和華 まさる みどり
夏草や三十年の干拓地 幸太郎 5 二青 ほとり ももこ とろうち みつ穂
読書する羅漢もゐたり聖五月 よし女 4 ななえ 桑 公二 やす子
行く春や弥勒菩薩の愁ひ顔 ゆき子 4 もとこ 陽子 桃香 たけし
子つばめの母呼ぶ声に日々ちから かのこ 4 如風 多藤 孝由 まさる
石垣の天辺を占め著莪の花 たけし 4 太井 すずかぜ りんご 敦風
鉄線花窓辺に上る路地の朝 浪 漫 3 すずかぜ 陽子 たえこ
遠山は布絵の如し鯉のぼり とろうち 3 桑 ていすけ 大門
麦秋や母を疎みし遥かあり あかね 3 如風 北山 廣美子
気まぐれの風に戸惑ふ鯉のぼり 満 天 3 輪三 てるこ いずみ
渓流にのぞむ民宿若楓 駒 鳥 3 もとこ 孝由 好夫
風薫る少年剣士声高し 茂 樹 3 豪敏 茜 我風
終点の鞍馬に降りて花供養 かずひと 3 百姓 初凪 幸太郎
風薫る欅並木や多摩御陵 良 坊 3 ゆり こう 桃子
田に写し我が身にキスをつばくらめ 廣美子 2 嘉一 ミチコ
幼子は絹莢のけて花に手を 太 井 2 千稔 六郎太
階段をジャズくちなはのごと這へる たかし 2 きんぎょ 折山
母の手を逃れて稚児の若芽踏む 北 山 2 ちはる いさお
石臼を飛石にして五月来る 蒼 2 泉 妙香
隧道の貫く山の今新樹 はく子 2 よし 一尾
わたつみをよくぞ超え来し初燕 孝 由 2 よりさん のんのん
母の手に詫びて撫でたる白雨かな やす子 1 さなえ
矢車の回る遅速の日日なりし 登美子 1 直
葉桜に隠れてしまふ天守閣 ハジメ 1 あすみ
草取の主不在なり草の山 直 1 縄文
待ちわびて鍬を持つ手に春の風 あすみ 1 泉
ものの芽の雨ごと色を競ひたり しゅん 1 ふみを
囀りも少し間をおく春の蝉 文 月 1 かのこ
石楠花や手鞠のごとし京の寺 ていすけ 1 千稔
新緑に負けじと蝶の舞遊ぶ 妙 香 1 公二
色わけし青葉若葉の山一つ よ し 1 のんこ
菖蒲湯や健やかにあれ身と心 こ う 1 みどり
山法師木漏れ日受けてなお白し ななえ 1 あすみ
大空で迷ひたるごと鳴く雲雀 まこと 1 てるこ
軒すずめ若衆顔やあやめ草 すずかぜ 1 よりさん
限りなく子等は元気に五月晴れ きみこ 1 楽楽
街路樹にみどり噴きでて五月かな 桑 1 駒鳥
藤娘君は遠きを視つめおり いずみ 1 百姓
滝見えて飛び跳ねるかや鯉のぼり 千 稔 1 いさお
子に風を送る真鯉やこいのぼり やじきた 1 二青
以上.
[825] 5月4日の成績( 投句者89名 選句者94名) 2003-05-05 (Mon)新緑を二つに分けて那智の滝 桃 子 25 輪三 しゅん よりさん こう のんこ 泉 満天 光晴 かずひと 清 百姓 大門 ハジメ かのこ ほとり たかし みつ穂 草根 国子 すずかぜ のんのん 廣美子 つとむ やじきた きみこ
抽斗に古き通知簿こどもの日 かずひと 9 きんぎょ 水季 初凪 蒼 ふみを 桃香 のんのん みすず 登美子
遠き山映る植田を風渡る りんご 8 輪三 如風 光晴 ていすけ 好夫 孝由 二青 廣美子
新樹光若き二人の乳母車 のんのん 8 公二 太井 しい 蒼 東吾 茂樹 桑 つとむ
新緑に水車の飛沫はずみけり 好 夫 8 公二 千稔 百姓 よし まこと 明日香 康子 きみこ
大噴水急に力を抜きにけり ハジメ 7 しゅん 太井 はく子 東吾 りんご みすず あかね
絵具皿群青どぼと夏来たる 茂 樹 7 はちこ よりさん 千稔 ちはる しい よし ほとり
つつじ燃ゆ病ひに勝ちし友とをり はるを 7 いさお 如風 和華 嘉一 六郎太 桑 すずかぜ
朝の風土間通り抜け青田へと つとむ 6 ちはる のんこ もとこ かかし かのこ 登美子
木洩れ日に石段浮かぶ山躑躅 やじきた 4 好夫 まさる 敦風 康子
荒磯を同行二人青あらし 良 坊 4 江斗奈 かかし 一尾 みつ穂
藤棚の下に座りて風もらふ みどり 4 楽楽 まさる 幸太郎 羽合
つなぐ手に八十八夜の夜風かな れいこ 4 文月 ゆうこ やじきた たけし
かな文字の美しき文沈丁花 とろうち 4 北山 たかし にんじん ゆうこ
桐の花少年熱く夢をいう すずかぜ 3 かずひと 我風 幸太郎
葉隠れに寄り合ふ青梅ふたつみっつ 国 子 3 駒鳥 泉 妙香
夕風にそぞろ尾を振る鯉のぼり 駒 鳥 3 おたふく ハジメ 我風
雛罌粟や磯の香薫る通学路 清 3 とろうち ななえ 草根
新緑に透ける渓流音高し 茜 3 紫苑 和華 ていすけ
延命の清水に甘さありにけり ふみを 3 初凪 桃香 りんご
キャンバスに新緑あふれ絵筆おく 満 天 3 文月 楽楽 二青
苗売りも出て参道の朝の風 浪 漫 3 いさお 江斗奈 大門
菖蒲湯や互ひに叩く子の歓声 孝 由 2 おたふく こう
山笑ふ一樹となりて鳥を待つ 登美子 2 はちこ いずみ
一瞬に身をのけぞらす熊ん蜂 のぶお 2 嘉一 妙香
返る波寄す波薄き卯月かな 大 門 2 みち女 羽合
観音の腰艶めける若葉照 東 吾 2 満天 もとこ
中腹の欠けたる山や竹の秋 百 姓 2 ももこ 明日香
葉桜や魚鱗の光る隅田川 公 二 2 茂樹 浪漫
祭前湯のみの山のふせられて ゆうこ 2 青菜 六郎太
見晴るかす海境おぼろ山おぼろ はく子 2 よし女 桃子
掌の子蟹の挟む藻屑かな 幸太郎 2 縄文 一尾
舞子行く躑躅匂へる石畳 しゅん 2 みち女 たけし
矢車の回る勢い子に託し 輪 三 2 紫苑 清
けなりがる姉妹になきや鯉のぼり 折 山 2 北山 いずみ
夏立ちて娘の肌の白さかな 泉 2 まこと にんじん
木漏れ日に手翳し見る水芭蕉 ていすけ 2 青菜 敦風
ふららこを揺らし大空仰ぎみる 六郎太 2 孝由 よし女
春宵のバスや佳人の生あくび 敦 風 2 きんぎょ 縄文
五月来ぬ鉢増やさじと思へども 明日香 2 ふみを あかね
ふるさとや父の立てたる我が幟 直 1 豪敏
緑陰に太鼓石あり風通る ま や 1 直
水温む民話の里のかっぱ渕 もとこ 1 良坊
道尋ね摘みし菫の手で指され 北 山 1 ももこ
我庭の歯応え強き初苺 廣美子 1 豪敏
夜桜の灯が浮ぶ城の濠 あすみ 1 駒鳥
茄子苗と苦瓜二本買ひ加ふ 太 井 1 浪漫
上陸の船員纏ふ新樹光 あかね 1 はく子
夏めいて戸外作業の笑い声 きんぎょ 1 あすみ
あおき実の垂るる葉桜夏めきて かかし 1 たけちゃん
新緑へ届け場外本塁打 一 尾 1 国子
色白の手の平のごと花水木 康 子 1 たけちゃん
久に逢ひ新樹明りを師と歩く 和 華 1 水季
春泥を付けしまま靴棺へと 蒼 1 れいこ
藤房に少しの揺れも無き夕べ てまり 1 とろうち
新茶酌む緩やかに時は過ぎてゆく 千 春 1 ゆきこ
狭き空団地サイズの鯉幟 我 風 1 良坊
緑陰に電子辞書開く人のあり ななえ 1 桃子
遠足の声こだまする五月晴れ 文 月 1 あすみ
一日の無事は幸せこどもの日 ゆ り 1 ゆきこ
以上.
[824] 5月3日の成績( 投句者91名 選句者90名 ) 2003-05-04 (Sun)万緑の四肢の踏ん張る産湯かな ま こ 14 とろうち 折山 北山 茜 蒼 まさる すずかぜ 陽子 豪敏 東吾 満天 のんのん 廣美子 ゆうこ
山女釣り眼差し同じ父子かな ゆ り 13 よし いさお ももこ 直 かのこ 浪漫 満天 桃子 国子 清 かかし れいこ 昌廣
鶯や吊り橋細き平家宿 公 二 9 江斗奈 ゆり ほとり 好夫 浪漫 草根 ななえ 幸太郎 やす子
青空に水を得たるや鯉幟 のぶお 8 江斗奈 縄文 楽楽 嘉一 我風 よし女 明日香 昌廣
行く春や古本市の顔なじみ 清 8 あかね 茜 蒼 けんいち こう やじきた りんご ゆうこ
床の間にかよふ風あり雪柳 とろうち 6 輪三 ももこ 嘉一 のぶお 廣美子 はるを
葉桜や磨き上げたる床柱 東 吾 6 とろうち 我風 もとこ まこと れいこ やじきた
奇術師の箱は手づくり春祭 桑 6 ちはる 東吾 にんじん 一八 公二 りんご
卯の花の闇に浮き出す白さかな 駒 鳥 6 しゅん よりさん ていすけ てまり 和華 百姓
紫雲英田や天皇陵に日の沈む つとむ 5 しゅん 縄文 路 初凪 きみこ
せせらぎの音を誘ひてあやめ咲く けんいち 4 紫苑 てまり かのこ 文月
濃き薄き緑重ねて夏近し 文 月 4 紫苑 茂樹 六郎太 駒鳥
峠へと並ぶ仏や花馬酔木 やじきた 4 輪三 もとこ ふみを 康子
軒裏をゆらゆら照らす春の池 六郎太 3 まさる 孝由 のぶお
少年の竹刀振る手や夏隣 水 季 3 まこと 清 ななえ
藤棚の続くとこまで蚤の市 ふみを 3 太井 好夫 良坊
ひたひたと波の寄せ来る朧かな てまり 3 茂樹 ふみを 幸太郎
肺癌や負けじと祈る五月晴れ ていすけ 3 あかね 北山 豪敏
走り茶のうぶ毛も見えし白茶碗 かのこ 3 よりさん 敦風 明日香
パン種のぷりぷり膨れ夏隣 あかね 3 すずかぜ たかし きみこ
酒蔵の閉ざされし窓花は葉に りんご 3 かずひと かかし やす子
京の街上る下るも緑さす かずひと 3 みつ穂 一尾 国子
ゆるやかに風の遊びぬ若葉かな 茂 樹 3 ちはる 妙香 しい
鯉幟尾の纏わりて風を待つ きみこ 3 みどり 妙香 桑
藤の花断崖絶壁よじ登り 百 姓 3 あすみ 良坊 路
雨後の陽に色分け染める山若葉 よ し 2 羽合 和華
つばくらめ着水寸前翻る ななえ 2 あすみ 孝由
初夏の湯へ向ふ浴衣に靴の人 如 風 2 折山 一八
春雷や川面を走る日暮風 北 山 2 よし女 六郎太
独り来て都草など探しけり 浪 漫 2 かずひと 百姓
ゆすら花うちに囲ひし長屋門 好 夫 2 いさお 草根
乳飲み子のちぶさなでつつ夏来る 登美子 2 泉 いずみ
水の面に緑溢るる手を浄む みつ穂 2 羽合 陽子
ぼうたんの八重が微笑む寺の庭 よりさん 2 ていすけ 文月
古時計黙す春昼鶏の声 き お 2 のんのん 康子
来し方の月日束ねて春は逝く 我 風 2 泉 はく子
初蝶のあつちこつちとたずね飛ぶ まこと 2 千稔 いずみ
春過ぎの花壇に風の荒々し こ う 2 よし 一尾
茶柱のたちてときめく新茶かな 和 華 1 桃子
低きより天を指せるや豆えんどう ほとり 1 桑
泰然と大桐花を上げにけり はく子 1 けんいち
水筒を持たぬ弟遠足日 敦 風 1 きんぎょ
葬送や白きりんごの花さけり 蒼 1 ほとり
行く春の運河に沿ひて歩きをり ひろみ 1 公二
躑躅道川沿い歩く新居まで きんぎょ 1 ゆり
風薫る庭の草木の色模様 輪 三 1 駒鳥
鈴蘭や耳にピアスの馴れ初むる 幸太郎 1 はく子
つつじ今咲き溢れたる疎水べり 国 子 1 はるを
颯爽と白い衣の夏来る 泉 1 如風
春暮るる閉店セール賑わいて ゆき子 1 こう
朝風や雉鳩の巣の羽落ちぬ 太 井 1 敦風
万緑へ片麻痺の足進みをり さなえ 1 たかし
鉄線花競いて空を見上げおり 桃 香 1 しい
山独活の薄紫の皮やさし 陽 子 1 直
野歩きや塵まみれの赤子靴 みち女 1 千稔
朴の花真青の空に抜きん出て 光 晴 1 にんじん
茶屋幟千切れんばかり南吹く 廣美子 1 太井
少年の蹴りし球越ゆ新樹かな 一 尾 1 みどり
花桐のうすむらさきは雲の中 満 天 1 如風
むかで這う悟られたりと百の足 すずかぜ 1 きんぎょ
葉桜の若葉青々はや五月 まさる 1 楽楽
以上.
[823] 5月2日の成績(投句者91名 選句者95名 ) 2003-05-03 (Sat)葉桜や手垢のついた大工箱 さなえ 12 やす子 縄文 光晴 よし女 あすみ 蒼 一尾 清 幸太郎 桃香 たかし 登美子
みどり児の瞬きひとつ新樹光 登美子 10 公二 敦風 太井 文月 陽子 ほとり 浪漫 ゆうこ 幸太郎 桃香
結び目の古き矢来や藤かづら 敦風 9 やす子 好夫 とろうち まさる 北山 ももこ 蒼 一尾 廣美子
棹竹を売る声のして春の昼 まこと 7 昌廣 輪三 茂樹 ももこ 桑 みち女 草根
石楠花や武蔵の墓は仄暗く 如 風 7 路 とろうち まこと よし のぶお みち女 きみこ
鐘楼の甍ひかりて楠若葉 ななえ 6 よりさん さなえ のぶお もとこ 草根 りんご
真新し鯉幟まだ力みけり ゆうこ 5 東吾 我風 はちこ 水季 ななえ
竹刀振る幼き剣士葱坊主 茂 樹 5 公二 にんじん みすず のんのん 廣美子
蜂もいて人の寄り来し藤の花 かかし 4 六郎太 路 よりさん いさお
引き潮の青き岩はだ海苔を摘む 千 衣 4 ちはる 好夫 国子 ゆり
板塀の傾ぐ廃屋花あしび とろうち 4 茜 かずひと 光晴 駒鳥
水底の絵タイル眩し薄暑かな 茜 4 六郎太 東吾 我風 たかし
風船の離れゆく時紐長し ひろみ 4 ふみを 太井 のんこ かのこ
船縁を打つ漣の五月かな 清 4 輪三 こう ほとり 妙香
嬰児抱く母のまなざし聖五月 和 華 4 かかし 孝由 桑 みすず
ランドセル岩に並べて海胆を採る あかね 4 しゅん きみこ みどり 江斗奈
鯉のぼり手に駆けまわる少女かな ゆき子 4 きんぎょ 文月 ななえ 百姓
小手毬の雨に抗う力あり つとむ 4 ひろみ よんよん よし はく子
人住まぬ生家若葉に埋もれをり てまり 4 ていすけ 水季 駒鳥 清
万葉の恋歌の碑や春惜しむ けんいち 4 さなえ よし女 康子 桃子
渋滞の道へ這い出す毛虫かな りんご 3 和華 妙香 明日香
若葉風海を見下ろす石仏 江斗奈 3 国子 もとこ みつ穂
書肆を出て大学通り花水木 かずひと 3 あかね 初凪 みつ穂
無造作に種を撒きたる漢かな 公 二 3 豪敏 あかね 茂樹
ひらひらと農婦の尻に纏ふ蝶 桑 3 まこと けんいち のんのん
万緑や新しき地に踏みいだす 草 根 3 ゆきこ 満天 まこ
木の芽和え一人の膳に賜りし のんのん 3 茜 楽楽 はちこ
夕空を一羽遅れて鳥帰る 文 月 3 てまり ていすけ 孝由
塀のきわやっと草刈る五月晴れ 妙 香 2 豪敏 いさお
一鈴ゆれ百鈴揺るる夕鈴蘭 ま こ 2 折山 いずみ
日陰だけ草引きをして一服す ももこ 2 明日香 ゆり
暮の春夕陽は辺りを染めきれず 我 風 2 泉 まこ
庭の隅つま先立ちし踊子草 きみこ 2 かずひと 和華
春の雨上着いちまい決めかねて きんぎょ 2 昌廣 てまり
春尽きて話の腰を折られけり 折 山 2 如風 よんよん
峡谷を鯉の大群のぼり行く やじきた 2 千稔 まさる
ちょんちょんと蛙のつむりついてみし 明日香 2 しゅん いずみ
川波に渦の生れて朴の花 ま や 2 すずかぜ 浪漫
町の名は変わり筍まつりかな はるを 2 すずかぜ ゆうこ
小でまりの八重毬あまた揺れやまず よ し 2 一楽 敦風
躑躅咲くスクラム組んだ垣根かな 六郎太 2 ゆきこ 楽楽
霧立ちて消ゆる木道水芭蕉 ていすけ 2 康子 りんご
夏めくや児等を誘うて浜の風 よりさん 1 あすみ
高木の天辺を延ふ藤咲けり 太 井 1 ちはる
新樹光窓に水仕のはかどりぬ 菜 々 1 はく子
登るほど色濃し山のふじの花 みつ穂 1 百姓
水面を賑わす鯉の卯月かな 輪 三 1 如風
山つつじ船の汽笛の軽やかに のぶお 1 陽子
新緑のうねるがごとき鎮守さま 一 尾 1 満天
今日は何曜日何日春うらら き お 1 一楽
藤房の下で弁当薄醤油 光 晴 1 ひろみ
小さき手に習い初めの舞扇 千 春 1 こう
風吹けば隣の幟境なし 康 子 1 千稔
仕込み水ふふみてをりぬ暮の春 やす子 1 かかし
長く待ち面白かりし春惜しむ いさお 1 のんこ
自転車の風の香残し中学生 みち女 1 ふみを
田植え済み第一のコース風遊ぶ 廣美子 1 みどり
浄き朝ミサの鐘聞く聖五月 国 子 1 勝風
木曽川や青葉にうつる白帝城 駒 鳥 1 にんじん
しばらくを踊子草とおはんの碑 よし女 1 初凪
藤房の天女の泪色にやも 幸太郎 1 けんいち
若葉風長きスランプ脱けし子に ほとり 1 北山
松の芯浮かれし刻は花と呼び たかし 1 縄文
春愁の青天井に霧散せり 直 1 泉
武者人形孫の関心今や失せ 孝 由 1 勝風
うなだれしさまにかたくり風を聴く もとこ 1 かのこ
囀りや廃校跡地草のゆれ すずかぜ 1 江斗奈
春愁や四十最後の誕生日 山 吉 1 きんぎょ
メーデーを終えて帰らず大阪城 ハジメ 1 折山
葉桜の葉裏の騒ぐ風の中 東吾 1 登美子
以上.
[822] 5月1日の成績(投句者89名 選句者93名 ) 2003-05-02 (Fri)青嵐がらんどなうなる埴輪の目 国 子 14 江斗奈 楓 ももこ とろうち 敦風 てまり はく子 我風 みつ穂 菜々 青菜 ほとり きみこ やじきた
草餅の色の残れる杵洗う かずひと 14 江斗奈 千衣 あかね ひろみ 一楽 みどり 東吾 水季 かのこ みつ穂 はちこ 草根 幸太郎 康子
鯉のぼり空広すぎる高すぎる りんご 8 六郎太 縄文 ふみを のぶお 多藤 ななえ 駒鳥 康子
手のひらにあまる貝がら磯遊び 我 風 7 まさる あかね 一尾 桃子 けんいち たけし まや
山吹の色を濃くせり小糠雨 とろうち 7 直 国子 ちはる かずひと あすみ 桑 はるを
苗木市負けてくれたる土地ことば ふみを 7 きんぎょ 一尾 りんご ゆきこ 水季 みすず 桃香
みやげ屋の商ひ上手新茶買う みつ穂 6 東吾 はく子 桃子 菜々 桃香 ゆうこ
帆船のマスト全開夏来る 茜 6 豪敏 こう 一楽 てまり みすず ほとり
次々と間仕切り外し四月尽 ほとり 6 清 縄文 しゅん かかし 多藤 ゆうこ
琴の音に舞散る桜野点かな あすみ 5 みち女 輪三 いずみ 光晴 たけし
風薫る落慶寺にすて瓦 やす子 5 よりさん とろうち りんご ななえ はるを
春愁や単身赴任の宿探し 敦 風 5 やす子 まこと 和華 てるこ のんのん
揚雲雀光る多摩川大曲り 光 晴 5 茂樹 のぶお よし 桑 草根
葉桜となりて色増す山の青 泉 5 まさる あすみ 楽楽 明日香 妙香
孫の口への字に結び初節句 けんいち 5 豪敏 かかし まこ 駒鳥 きみこ
葉桜や体育館に灯が入る 東 吾 5 我風 好夫 よし女 満天 登美子
歓声のテニスのラリーつつじ燃ゆ もとこ 4 如風 茜 敦風 満天
新樹光足まで浸かる小川かな きみこ 4 千衣 やす子 茜 まこ
利発な目向けて粽を解きたがり ゆうこ 4 よりさん ちはる すずかぜ けんいち
鯉のぼり薫風受けて空に舞う 駒 鳥 3 輪三 つじ 妙香
吾と子と同じ背丈や若緑 直 3 ふみを 楓 のんのん
マニュキュアを塗って真夜中春惜しむ ももこ 3 きんぎょ 茂樹 まこと
花烏賊や手捻り猪口のひとり酒 登美子 3 みち女 六郎太 まや
道の駅にめだかの分校ありといふ のんのん 3 国子 のんこ 廣美子
法話聴く御堂の脇に花水木 つとむ 3 清 よし 青菜
恋の猫雨のやむまで哲学す かのこ 3 紫苑 よし女 泉
大雨の後の青空朴の花 ま や 3 もとこ すずかぜ たかし
木蓮の殊に多弁の女将かな 幸太郎 2 しゅん 登美子
もくもくと新緑の山目を覚ます オクラ 2 千稔 つじ
骨壷は義妹に抱かれ花の雨 蒼 2 ゆきこ 廣美子
映画村ある町並みの花水木 清 2 太井 やじきた
手をついて生簀のぞく子みどりの日 楓 2 かずひと 孝由
鯉幟見下ろす高き山にをり はるを 2 好夫 たかし
河原から炊煙上がる春の空 輪 三 2 直 ていすけ
若葉光触れ合うふ音も空に映ゆ 和 華 2 はちこ いずみ
み月分一度に咲くや北の春 みち女 2 如風 ミチコ
荒雄に恋の色出し桜鯛 たかし 2 千稔 文月
保育所の庭に手作り鯉のぼり ゆき子 2 和華 孝由
夕東風の波音届く地蔵堂 よし女 2 もとこ かのこ
木洩日のひときは白き著莪の花 満 天 1 文月
余花に逢ふ展望台の高きかな 好 夫 1 光晴
農園の鍬音軽ろく春の昼 豪 敏 1 ひろみ
春雷に 傘傾けて 若き母 無 頼 1 泉
春嵐ためらふ花の背なを押し 明日香 1 みどり
晴れやかな黄色が好きと描く牡丹 廣美子 1 太井
春袷つばき油のこびん透き すずかぜ 1 ももこ
橋潜りくぐりて船に春惜しむ 菜 々 1 こう
土留め杭守られ一つ咲く菫 よ し 1 明日香
花びらとなほ思ひたる花水木 千 稔 1 ていすけ
風に泳ぐ蝶々思わずお辞儀する きんぎょ 1 紫苑
パステルの緑が生える写生会 かかし 1 楽楽
酒蔵や一人静の鉢にあり ななえ 1 幸太郎
老い桜明治の幹や朽ちかけむ 如 風 1 のんこ
停車灯点けて見送る帰り鳥 文 月 1 ミチコ
落つ水は意志ある如し那智の滝 千 衣 1 てるこ
以上.
[821] 4月30日の成績(投句者85名 選句者95名 ) 2003-05-01 (Thu)石楠花や老いても母は着道楽 ふみを 14 あかね てまり オクラ こう ていすけ 我風 かのこ のんのん よし女 きみこ ななえ 登美子 楓 康子
村の子に問へば大声風薫る 茂 樹 13 しゅん やす子 一尾 のぶお とろうち ふみを ちはる 如風 路 敦風 ひろみ 北山 はるを
糸電話はなし途切れて春の蝶 我 風 12 千稔 茜 ふみを ちはる 東吾 ゆきこ 国子 かのこ まこ のんのん よし女 まや
ここよりは各駅止まり藤の雨 菜 々 11 公二 縄文 てまり よし みすず かずひと こう 敦風 はく子 ゆうこ つとむ
春の風歩きはじめの子にまとう 北 山 8 千衣 和華 まさる 嘉一 駒鳥 きみこ 紫苑 廣美子
幼名で呼びあふ幸や豆の花 ゆき子 8 よりさん ももこ 直 我風 桃子 明日香 登美子 楓
日は西に値引き札つく植木市 かずひと 6 まこと 東吾 文月 けんいち のんこ 孝由
小包に母のぬくもり粽かな あすみ 5 輪三 みすず ゆきこ たえこ 康子
裏木戸の開きしままに五月来る よし女 5 六郎太 オクラ すずかぜ ほとり かかし
新緑の山どこまでも送電線 一 尾 5 きんぎょ よし 桃子 あすみ 桑
ふるふると歪んで立つや蕨餅 ほとり 5 しゅん みち女 江斗奈 たえこ りんご
新樹光石の百段のぼりけり すずかぜ 4 茜 孝由 草根 つとむ
鯉のぼり泳ぎ疲れて一休み 千 稔 4 てるこ よんよん 嘉一 紫苑
葉桜の西行峠石ばかり はるを 4 縄文 すずかぜ 好夫 まや
葉桜となりて豊かな庭の色 泉 4 菜々 まさる ていすけ 妙香
手作りのクラス総出の鯉幟 康 子 3 あかね 豪敏 いさお
網棚に春筍を忘れたり あかね 3 たかし ひろみ みつ穂
夏近し返しそびれたをんな傘 如 風 3 千衣 みち女 たかし
夕暮れの小路歩めば壬生の鉦 清 3 よりさん よんよん ななえ
ひしめける駐輪場や柳絮舞ふ 敦 風 3 とろうち 好夫 みつ穂
春の舞踊り子の足揃いけり きみこ 3 太井 いさお まこと
子等の声若葉に消える夕餉時 文 月 3 和華 陽子 けんいち
頬被り網うつ舟のたゆたふて 好 夫 3 六郎太 のぶお 草根
緋牡丹の大輪咲きて日は真上 駒 鳥 3 清 満天 あすみ
置き石の影やはらかし春惜しむ みつ穂 3 駒鳥 りんご はるを
富貴蘭褒めて一株賜はりぬ 草 根 2 ももこ かかし
急坂の手摺に覗く蔦若葉 江斗奈 2 清 にんじん
山靴の沢音つたう落ち椿 よ し 2 ミチコ のんこ
テトラポット卯波ちりぢり弾けたる 登美子 2 満天 いずみ
雉鳴いて鍬の手止めて山仰ぐ 一 八 2 水季 にんじん
燕落つ目を見張る間の急上昇 六郎太 2 千稔 ミチコ
たんぽぽの飛んで水田に浮かびけり りんご 2 幸太郎 いずみ
溝浚へ声かけあふて進みをり やす子 2 菜々 幸太郎
ざるそばの冷えたるがよし夏隣 まこと 2 かずひと 水季
磴険し見上ぐ山門藤の風 ミチコ 2 茂樹 もとこ
戸を叩く風や真白な花水木 ななえ 2 きんぎょ ほとり
若葉風「バァーバ」の片言走り来る ま こ 2 泉 廣美子
一茎に一つの牡丹撓みをり 太 井 2 一尾 もとこ
気ままなる女六人若葉道 蒼 2 光晴 江斗奈
ひもすがら庭木手入れのみどりの日 豪 敏 2 如風 路
春日傘たたみてホッと寺の門 みどり 2 文月 国子
引っ越しのタオルいただく遅日かな 公 二 1 太井
老い母と曾孫の顔に春日差す 嘉 一 1 楽楽
須磨明石淡路もまとめ夏めきぬ よりさん 1 茂樹
茶を飲むや窓辺に緑迫りきて けんいち 1 陽子
竹の子を掘る人の横はや竹に 明日香 1 てるこ
高く低くとんびの舞ふや春の潮 のぶお 1 ゆうこ
久し振り従姉妹の声に弾む春 妙 香 1 楽楽
白子干出すを忘るる早や朝餉 かのこ 1 北山
高堂の甍輝く若葉風 光 晴 1 公二
みどりの日晴れて家中磨き上げ ゆうこ 1 やす子
城跡の隅の余白の松の花 国 子 1 明日香
喜多院の局の愛でし皐月かな ていすけ 1 桑
となり家に少女が二人杜若 ま や 1 はく子
パソコンで俳句を作る卯月かな 楽 楽 1 妙香
橋わたる園児ふぞろい草の餅 まさる 1 光晴
若きらと華やぐ膳や風薫る 蓬 1 豪敏
湯上りに団扇一本手渡され 千 春 1 輪三
春眠し市バスコースを誤りぬ のんのん 1 泉
乳母車蝶近づいて弾みけり 東 吾 1 まこ
以上.
[820] 4月29日の成績(投句者91名 選句者91名 ) 2003-04-30 (Wed)乞はれれば我も茶摘女山畑 ま や 9 ももこ かのこ すずかぜ 秋乃 路 ミチコ とろうち はるを 廣美子
山吹や僧の衣の風に舞い 文 月 9 輪三 のぶお ちはる のんこ 蓬 無頼 廣美子 のんのん やじきた
ここからの鴨川が好き春惜しむ みつ穂 8 よりさん 如風 のぶお よし 東吾 我風 好夫 かかし
古地図持ちふるさと探る夏の道 千 春 7 まこと まさる こう 如風 ていすけ みすず 文月
風を呑み風をあやつる吹流し 我 風 7 縄文 ちはる たけちゃん まこ よし女 ミチコ 康子
囀や閉じし茶店の長床几 好 夫 6 千衣 しゅん ももこ 百姓 水季 ななえ
種袋少し残して封をする 六郎太 6 しゅん 一尾 あかね ふみを てまり 一八
目刺焼く母が自慢の里訛り ひろみ 6 公二 いさお 秋乃 路 ゆきこ 桃香
手術日の母の指輪を抜く遅日 よし女 6 公二 六郎太 大門 折山 桃香 りんご
ひと山が躑躅で埋まる観音堂 てるこ 5 豪敏 たけちゃん 菜々 茂樹 ゆきこ
風薫る土手の上ゆく乳母車 みち女 5 やす子 東吾 のんのん みつ穂 やじきた
親亀に子亀のりいる日永かな まこと 4 陽子 つじ 泉 たかし
小手鞠や疎水の杭に渦模様 清 4 縄文 和華 茂樹 みち女
白魚を掬ひて見える手の血潮 泉 4 輪三 けんいち ゆうこ いずみ
一人居の住まいに春の風入れる 嘉 一 4 きんぎょ よんよん 敦風 ななえ
亡き母に無音の桜降りつづき きんぎょ 4 ちな みどり 泉 一八
そよ風は満腹にならぬ鯉幟 ゆ り 4 千稔 嘉一 孝由 つじ
鯉幟腹をくすぐる谷の風 ハジメ 4 すずかぜ あすみ 水季 まこ
清流を分けて凛然水芭蕉 茜 3 蓬 よし女 きみこ
卯の花の匂ふ農道雨催ひ 草 根 3 ていすけ とろうち きみこ
山蟻を避けて石段千鳥足 廣美子 3 清 みち女 明日香
柿若葉影を落として野辺送り やす子 3 蒼 無頼 草根
草いきれ少年野球の声大き のんのん 3 まこと てるこ 満天
姫著莪や末社へ続く狭き磴 光 晴 3 こう 好夫 りんご
藤房と頬で戯れ空青し ななえ 3 千稔 江斗奈 みどり
葉桜を天蓋にして芭蕉句碑 国 子 3 千衣 みすず 我風
新茶汲む笑顔の母の旅写真 ゆき子 3 北山 あかね 国子
思惟仏の指の曲がりのあたたかし とろうち 3 きんぎょ 光晴 いずみ
母と居て話す卯の花腐しかな ゆうこ 3 北山 はるを みつ穂
貝殻を寄せては返す春の潮 のぶお 3 よんよん 光晴 孝由
衣更え処分するもの選びつつ 桃 子 3 まさる 楽楽 蒼
春疾風怪獣のごと竹の山 明日香 2 江斗奈 かのこ
卯の花を折る川音の激しかり はるを 2 直 大門
新樹光初当選の若き議員 満 天 2 折山 ゆうこ
鈴蘭の一茎挿して茶の湯かな ていすけ 2 よりさん 文月
洛西の雨に並木の花水木 きみこ 2 嘉一 草根
チューリップ明日咲く力秘めて閉ず りんご 2 けんいち あすみ
白藤の匂ひきりりと背筋伸ぶ ももこ 2 てまり たかし
帽子ぬぎ元気なあいさつ葱坊主 登美子 2 てるこ 康子
ぼうたんの蕊あらはれてみな黄色 太 井 2 ほとり 百姓
楠新樹投票所は母校なり はく子 1 一尾
大桜山を拓きし町に住み 菜 々 1 ふみを
人知れず軒に巣作りつばくらめ かずひと 1 豪敏
ゆく春の塩釜に沸く塩の花 あかね 1 やす子
南(みんなみ)へ北へ船影夏近し 大 門 1 かかし
椿落ち淋しきままの蚶満寺 輪 三 1 明日香
土産にと長芋選ってる牡丹客 妙 香 1 よし
山笑う靴跡重ね息弾む 陽 子 1 のんこ
玄関に初夏来る二人靴並ぶ ミチコ 1 満天
蜂の子の美味しさほめし岐阜の人 よりさん 1 太井
弁当屋売れぬ卯の花腐しかな 折 山 1 国子
若葉雨鳥語聞こえぬ一日よ 東 吾 1 太井
文庫本なにやら重し目借り時 いさお 1 ほとり
昼若葉見上ぐる人の頬を染め けんいち 1 敦風
明日も又かくてありなん春の月 いずみ 1 六郎太
体操の刀自の手の反り松の花 敦 風 1 菜々
藤棚にルノアールの淡さかな ふみを 1 楽楽
生け垣に傾ぎて出ぬ赤き薔薇 かかし 1 清
雨けぶる山荘の庭苔青き 蒼 1 和華
以上.
[819] 4月28日の成績( 投句者98名 選句者95名) 2003-04-29 (Tue)行く春の小川に鍬を洗ひけり はるを 18 はく子 しゅん やす子 豪敏 いさお きみこ 東吾 とろうち 初凪 りんご 茜 浪漫 明日香 みつ穂 よし女 ゆきこ 幸太郎 秋乃
鍬の柄を蝶蝶に預け一休み 廣美子 13 千稔 清 おたふく 東吾 てるこ 多藤 ミチコ 駒鳥 如風 国子 良坊 康子 ゆうこ
行商の俎板凹む桜鯛 あかね 13 折山 太井 ななえ 茂樹 一尾 きみこ よし ももこ 六郎太 我風 こう 菜々 江斗奈
春の雲田水に乗つて移りけり 幸太郎 11 満天 折山 光晴 のぶお かずひと 如風 菜々 まこ 百姓 ふみを すずかぜ
川渡し一村総出の鯉のぼり ま こ 10 まこと 一尾 満天 勝風 好夫 水季 こう かかし 良坊 ゆうこ
遮断機の棒をかわして揚羽蝶 清 9 嘉一 千衣 まこと 茂樹 とろうち たかし りんご つじ 敦風
潮の香を身にまといつつ春日傘 のぶお 8 文月 ちはる あすみ のんこ 駒鳥 北山 桃子 廣美子
後れ毛の渦やはらかに春袷 ほとり 6 清 てまり 多藤 みち女 幸太郎 廣美子
幹よりも太き走り根谷若葉 よ し 6 かのこ ミチコ 草根 ふみを ハジメ ゆり
藤房の垂れて風なきひと日かな たかし 6 りえこ 大門 浪漫 登美子 ゆきこ やじきた
蓬摘む婆の背中の丸き影 我 風 5 よんよん 輪三 けんいち 六郎太 水季
ふらここの油切れたる音で揺れ ゆうこ 5 かのこ 孝由 蒼 のんのん ひろみ
朝がすみ空に溶け合ふ須磨の海 敦 風 4 よりさん 和華 みち女 つじ
あせび道峠越ゆれば瀬戸の海 やじきた 4 直 文月 蒼 登美子
下駄の音少し短め宿ゆかた 千 春 3 おたふく よし 陽子
春雨を溜めて竹林動かざる 一 尾 3 輪三 てまり まこ
子を連れて電車見に行く遅日かな りんご 3 初凪 桃子 ひろみ
薔薇の花斜めになりて通る木戸 茜 3 のんこ あかね 敦風
木漏れ日の小径に残る花の塵 如 風 3 まさる ハジメ のんのん
山つつじそまびとの歩や葉ずれかな 半 才 3 よんよん 和華 北山
石楠花や玉砂利踏みし奥の院 国 子 2 光晴 好夫
たんぽぽや落下傘部隊風に舞う 千 稔 2 勝風 てるこ
春光や白き水脈引く出漁船 てまり 2 千稔 陽子
参道の木漏れ日に咲くしゃがの花 桃 子 2 いさお 妙香
鯉幟川谷渡り町興し 孝 右 2 ちはる ゆり
噴水のなびく飛沫や紅つつじ 直 2 りえこ 明日香
春宵や嬉しき便り読み返す 初 凪 2 嘉一 みつ穂
駆け抜ける部活の子等や葱坊主 桃 香 2 たかし 孝由
春干潟礎石あらはに能舞台 よし女 2 やす子 あかね
十階のビルの私と春の雲 みつ穂 2 大門 ほとり
夏めくや木椅子を隠す大欅 蒼 2 茜 我風
散る花もこぼれて白し沈丁花 つ じ 2 まさる 妙香
四つ手網沈めて寄るや春の靄 まさる 2 けんいち すずかぜ
塩ふりて芹の浅漬母を恋ふ すずかぜ 1 ももこ
廃屋の庭にあまたの母子草 かのこ 1 豪敏
戦せぬ国の憲法記念の日 草 根 1 ほとり
街中に色のあふるる五月来ぬ ま や 1 かかし
幾つかの灯だけ浮かせて街霞 江斗奈 1 かずひと
尺蠖の尺を取りをり野の仏 やす子 1 いずみ
一重八重香り漂ひ薔薇謳歌 ゆ り 1 いずみ
燕の巣大阪城の主なり 登美子 1 やじきた
夕陽浴び鯉天空を泳ぎゆく いずみ 1 のぶお
地球儀の見知らぬ国や春灯し かずひと 1 ななえ
桜観や地蔵のそばの道しるべ 北 山 1 千衣
春永し特別公開列多き ミチコ 1 直
街路樹の若葉それぞれ空に映え 康 子 1 あすみ
開墾地と風土記にありぬ揚雲雀 ふみを 1 しゅん
若葉光浴びる嬉しさ車椅子 こ う 1 江斗奈
テニス部の遠征若葉風の中 東 吾 1 太井
可憐なる花ひしめきて菫濃し 和 華 1 楽楽
冷し酒つまみ昆布の老舗かな まこと 1 泉
落ち椿並べてみれば呉須の皿 しゅん 1 よりさん
側溝に張り付くちらし菜種梅雨 菜 々 1 康子
風無くて定休日なり鯉のぼり あすみ 1 泉
青葉風街に潤い戻りけり てるこ 1 よし女
読みかけのミステリーとも春の夢 太 井 1 百姓
いつ発つやモンローウォークの春の鴨 満 天 1 はく子
久々にたまふ日和や柿若葉 はく子 1 草根
路地ぬけて風心地よき鉄線花 浪 漫 1 国子
再会の友の笑顔や藤の花 ゆき子 1 楽楽
以上.
[818] 4月27日の成績( 投句者87名 選句者98名 ) 2003-04-28 (Mon)窓と窓結びて路地の鯉幟 茜 10 輪三 浪漫 ゆきこ けんいち かずひと 半才 りんご 好夫 国子 きんぎょ
春の雨峡の校舎に昼灯 一 尾 10 ふみを 縄文 すずかぜ あすみ かのこ 草根 とろうち 桃香 みつ穂 廣美子
大の字に赤子寝ており風光る ももこ 9 孝右 蓬 豪敏 孝由 泉 まこと 桃香 江斗奈 きんぎょ
山里の全校集会葱坊主 廣美子 9 陽子 豪敏 光晴 茂樹 てまり 嘉一 草根 とろうち やじきた
若葉雨甍眩しき寺の町 大 門 9 公二 清 すずかぜ 菜々 水季 我風 桃子 のんのん みち女
喪帰りの真珠を外すおぼろかな 初 凪 8 六郎太 よりさん 蒼 あかね 嘉一 江斗奈 登美子 まや
地下足袋のままで小昼や梨の花 すずかぜ 7 ももこ 良坊 たかし みつ穂 多藤 廣美子 きみこ
吹かれても吹かれても蝶草の先 りんご 6 公二 ふみを 駒鳥 敦風 東吾 康子
雨の帰路騒ぐ蛙の道案内 百 姓 6 よんよん 楽楽 てるこ 我風 好夫 明日香
少年の落花捲き込み球を蹴る ふみを 6 こう 茂樹 敦風 しんい ちはる ゆり
尺蠖の真向かふ島や瀬戸の海 やす子 6 縄文 はく子 まこ たかし 幸太郎 明日香
黒牡丹帯解くさまに咲きにけり 登美子 6 六郎太 よりさん 満天 折山 いずみ つじ
ふらここや園児スカート膨らませ 孝 由 5 陽子 茜 まさる 路 国子
草を引く一瞬の香に幼き日 六郎太 5 てるこ ななえ ゆうこ 幸太郎 ゆり
山なべて力漲る夏隣 浪 漫 4 しゅん けんいち 半才 かかし
街に出て背筋の伸びる若葉かな 泉 4 いさお ななえ 妙香 よし女
ふれあひて緑重ねし若葉かな ひろみ 4 楽楽 茜 和華 桃子
飯蛸にぐつと近寄る糶の衆 東 吾 4 満天 光晴 初凪 菜々
大桜下に眠れる活断層 茂 樹 4 初凪 折山 登美子 のんのん
虹鱒や日の斑のまだら川底に ま や 3 蓬 はく子 ミチコ
飛び跳ねて昇る勢ひ鯉幟 千 稔 3 まさる 東吾 ゆうこ
「ごめんね」の四文字を映す菜種梅雨 キ ラ 3 文月 北山 つじ
葱坊主がき大将の苦笑ひ 満 天 3 千稔 路 やじきた
少子化の村の中にも鯉のぼり 輪 三 3 孝右 太井 孝由
花吹雪尽きぬカナダの旅話 よし女 2 しゅん 百姓
若者のたむろする街柳の芽 みつ穂 2 一尾 百姓
山躑躅懐ひろき西郷どん 折 山 2 如風 いずみ
菜の花や雨呼ぶ雲に鳶の舞う よ し 2 大門 みち女
捨てられし鉢に垂直仏の座 ほとり 2 ゆきこ 直
葉上より手に包みしや初蛙 明日香 2 太井 文月
垣間見る身の丈ひくき御開帳 好 夫 2 清 ミチコ
追肥せし鶏糞匂ふ春の暮 豪 敏 2 ていすけ あすみ
桜鯛跳ねしごときに皿の上 ま こ 2 秋乃 康子
城うつす木曽の流れや水ぬるむ 駒 鳥 2 かずひと 良坊
菜種梅雨晴れ間に猫のあくびかな まさる 2 よんよん よし女
帆船の朧に十字マストかな 幸太郎 2 ほとり 一尾
つかの間の雅心よ揺るる藤 かのこ 2 如風 ももこ
マネキンも更衣えたるショウインド〜 てるこ 2 浪漫 まこと
あの世よりこの世がよろし花水木 まこと 2 ほとり 泉
シーザーの見守る門に花水木 康 子 1 ていすけ
花虻の花粉まみれの口と脚 とろうち 1 よし
磴のぼる石それぞれに春の泥 きみこ 1 秋乃
桜蘂降り物語終わりけり やじきた 1 大門
軒に又燕の巣有り猫注意 ゆ り 1 いさお
山間の墓地に一叢紅つつじ 文 月 1 駒鳥
黄たんぽぽ雅印みつけし小抽出し 我 風 1 北山
木漏れ日や公園の椅子風ひかり いさお 1 しんい
何も見ず何処へも行かず春惜しむ きんぎょ 1 輪三
畑で買う春菜無造作に包まれし かずひと 1 きみこ
フレスビー風きる音や草若葉 和 華 1 こう
湯気の立つ新じゃが笊に中休み 千 春 1 のんこ
子育ての小洞見つけ土燕 みち女 1 かかし
花多し身を切る孤独椿園 のんこ 1 水季
古都うらら道教へゐる金の爪 敦 風 1 よし
果樹園の声ひとしきり薄暑光 桃 香 1 和華
蘖(ひこばえ)や切り株の上青き鳥 よりさん 1 千稔
楠新樹飼葉桶にも菊水紋 菜 々 1 あかね
夕茜野の果てまでも草青む しんい 1 てまり
ぎぼうしの広々と葉を重ねをり ななえ 1 ちはる
春暑し選挙カーより手を振らる 太 井 1 妙香
老い桜明治の痕の手当てかな 如 風 1 多藤
乳飲み子の匍匐前進うららけし てまり 1 りんご
新駅に建仁寺垣も竹の秋 はく子 1 まや
田の水を 染めてうれしい 空の青 愚 々 1 のんこ
猿山に人を惑わす桜降る しゅん 1 かのこ
濡縁に吹きだまりせし桜蘂 あすみ 1 蒼
天水を頭にのせてチューリップ 清 1 まこ
渋滞のテールライトや華鬘草 光 晴 1 直
以上.
[817] 4月26日の成績(投句者84名 選句者93名 ) 2003-04-27 (Sun)石けりの跡ある路の春の暮 かのこ 15 清 ちはる ふみを 茜 よりさん 幸太郎 浪漫 けんいち 江斗奈 輪三 まこと しゅん 大門 ももこ いずみ
分校を取り巻く崖の山つつじ 清 9 明日香 豪敏 江斗奈 はく子 文月 大門 ゆうこ 国子 まや
廃校の老人施設花吹雪 茜 7 こう 豪敏 まこ 康子 好夫 廣美子 光晴
声明の止みて甍に風光る 半 才 7 キラ ふみを 一尾 浪漫 しゅん 六郎太 みつ穂
行く春や水に捨てたる水の音 国 子 7 縄文 我風 東吾 すずかぜ 初凪 よし ほとり
茶畑の霞のなかの一軒家 はるを 6 あすみ 折山 公二 路 よし女 やじきた
初鰹修羅の声交う競りの市 すずかぜ 6 ミチコ よし 良坊 みち女 桃香 好夫
若葉雨羅漢の頬をひた濡らす 東 吾 5 菜々 茂樹 かずひと 良坊 廣美子
豪農の大き石垣著莪の花 光 晴 5 茂樹 とろうち よし女 れいこ ゆり
切り株に日永の腰を下しけり 幸太郎 5 おたふく 茜 てるこ りんご 康子
コーヒーの豆挽く音や風薫る 千 春 5 しんい あすみ 蒼 ななえ やじきた
手の虫に息吹きかけて春空へ 六郎太 5 のんこ きみひら ももこ いずみ きみこ
散る花や煩悩あづけし寺の庭 ま こ 5 キラ いさお のぶお 蒼 泉
薄墨の山にベールの春の雨 廣美子 5 和華 しんい 公二 ていすけ 満天
夜桜を映して深き水溜り 敦 風 4 幸太郎 ほとり たかし 泉
竹秋のそよぐ梢に風を知る たけし 4 我風 ミチコ 輪三 桃子
児等騒ぐ蜂飛び込みしバスの中 よりさん 4 太井 きみひら 国子 きみこ
芽吹く葉の銀杏のかたちすでにして 大 門 4 多藤 やす子 てるこ 孝由
雑草のその柔らかき青さかな けんいち 3 のんこ のんのん 駒鳥
真青なるみちのくの空花水木 ゆき子 3 とろうち 六郎太 れいこ
風はらみ目覚める如く牡丹咲く 登美子 3 みどり のぶお ゆり
木漏れ日のコーヒーテラスに春惜しむ りんご 3 北山 まこと 満天
小さき足あげて笑顔の花の昼 みち女 3 太井 一尾 妙香
露座佛や苗代ぐみの鈴なりに やす子 3 ひろみ かのこ まや
音もなく花散らす雨ひもすがら みつ穂 3 おたふく 桃子 駒鳥
馳せ参ず様に陶馬や風光る 菜 々 3 東吾 すずかぜ 登美子
春炬燵思わぬ人の訪ねきぬ のんのん 3 ひろみ けんいち 路
上千本日暮もやまず花吹雪 茂 樹 3 よりさん はく子 如風
影二つ一つになりし朧月 いさお 3 和華 孝由 たかし
春の市メンコビー玉万華鏡 康 子 3 きんぎょ 清 縄文
ふらここの揺する勢い薄荷糖 まさる 2 敦風 登美子
子の声の聞こえる範囲潮干狩 孝 由 2 初凪 りんご
山あいに大きく泳ぐ鯉のぼり 輪 三 2 文月 ゆうこ
芽吹く山遠霞みして葱坊主 よ し 2 千稔 かかし
ため息の向こうに雨の花水木 文 月 2 かかし 如風
せせらぎの聞こゆる方へシャガの花 やじきた 2 明日香 やす子
赤き橋渡り故郷竹の秋 蒼 2 かのこ みち女
夕ざくら瀬音は杜を離れざる よし女 2 菜々 かずひと
みそ餡は少数派なり柏餅 ほとり 2 百姓 桃香
菜の花や夫婦耕す田の広さ 石塚伊佐雄 2 孝右 いさお
若葉みな繁り始めて狭き庭 桃 子 2 敦風 ななえ
足先に降る花びらや春愁ひ 直 1 まさる
ライラックと遊泳したき青天かな ゆ り 1 折山
若葉開く木々の賑はひ天に映ゆ 千 稔 1 ちはる
菜園の春菊まだき咲きにけり みどり 1 孝右
惜春や身の衰えを覚えをり こ う 1 たえこ
春寒し兄貴の遺骨壷に入る てるこ 1 のんのん
げんげ田に犬の尻尾の見えかくれ ふみを 1 きんぎょ
花散ってイリスの紫得意げに 妙 香 1 たえこ
日の差せる石垣つつく目高かな ま や 1 みどり
我慢する妻の小言や菜種梅雨 折 山 1 百姓
つばくらめ止まるところの風強し ひろみ 1 まこ
赤ちゃんの瞳にキラリ躑躅照り 江斗奈 1 千稔
さみどりの硝子に滲む春の雨 とろうち 1 まさる
ほろほろと桜蘂降る昼下がり あすみ 1 妙香
春風の水面におのれ映しけり まこと 1 北山
民宿や芽柳青む湖畔かな 駒 鳥 1 ていすけ
頭を欠きし石仏あまた春の行く はく子 1 こう
外出する袖の長さが夏隣 きんぎょ 1 多藤
以上.
[816] 4月25日の成績(投句者86名 選句者87名 ) 2003-04-26 (Sat)亀鳴くやダム湖の底の村百戸 幸太郎 18 きんぎょ 清 いさお 茂樹 桃香 ちはる 豪敏 とろうち すずかぜ 光晴 菜々 初凪 のんのん 大門 良坊 まこ かかし はるを
茶室へとつづく小径や竹の秋 満 天 9 太井 蒼 好夫 まさる 草根 みち女 みつ穂 康子 ゆり
春泥に登校の列乱れけり いさお 8 敦風 茜 りんご ほとり 好夫 明日香 国子 みち女
風やみて干物となりし鯉のぼり りえこ 8 縄文 ていすけ 折山 すずかぜ てるこ よし女 良坊 みどり
草萌えになわ飛びの足揃いたり かずひと 6 太井 如風 みすず ふみを 多藤 まさる
草餅の色濃し創業二百年 みつ穂 6 六郎太 光晴 まこと 菜々 ゆうこ ゆきこ
耳だけは音を拾ひて朝寝かな 我 風 6 敦風 ちはる かずひと 桃子 幸太郎 妙香
マネキンの花嫁衣裳風ひかる 清 6 よりさん 東吾 りんご ほとり ももこ よし女
谷川の白瀬のひかり竹落葉 ま や 5 和華 いさお ミチコ まこと ゆり
囀りのまだ幼くて若葉風 蒼 5 直 多藤 草根 かかし 半才
芽柳や堰より落つる笹の舟 とろうち 5 千稔 清 のぶお 半才 たけし
げんげ田に子犬埋もれてしまひけり りんご 5 ていすけ こう きみこ ひろみ やす子
筍の触れては温し白き肌 六郎太 5 千稔 とろうち ミチコ たえこ 康子
春祭通りに残る明治かな 大 門 4 よし ななえ かずひと 明日香
牧の風たぐりよせたる暮春かな ま こ 4 水季 けんいち 大門 いずみ
入院棟出れば夜蛙せまり来る よし女 4 縄文 のんこ 泉 はるを
父の背を見て覚えたるかつを漁 千 春 4 豪敏 はく子 折山 かのこ
山吹の色に染まりし客間かな 泉 4 茂樹 輪三 文月 ゆうこ
町並みを明るうしたる花水木 こ う 4 輪三 ふみを 満天 みつ穂
春雨を突いて鑿音石工町 一 尾 4 ななえ 水季 しゅん けんいち
思い切り蹴飛ばしてみる春愁い 明日香 3 如風 ももこ ゆきこ
掃きよせる思いのほかの蘂の量 桃 子 3 文月 あすみ 妙香
検診車村人待ちし春の昼 豪 敏 3 一八 国子 やす子
京に来て出されし江戸風桜餅 しゅん 3 よりさん 一尾 のんのん
筍の穂先凛々しき雨上がり 文 月 3 のぶお 一八 みどり
鳩はまだ遊びに夢中春の昼 菜 々 2 東吾 あすみ
飼い主を導く犬や春の海 直 2 茜 はく子
雪柳ふれればこぼる花の笑み すずかぜ 2 たえこ 楽楽
黒竹が引立ててをるシャガの花 たけし 2 駒鳥 きみこ
筍を堀たる鍬で土埋める きみこ 2 てるこ まこ
柔らかき雨の一日八重桜 東 吾 2 満天 楽楽
筍の掘りて小さきは土に帰す はく子 1 一尾
矢車の花に野道の風遊ぶ 廣美子 1 和華
鯉幟アトピーの子もすくすくと ハジメ 1 孝由
イースター極彩色の卵盛り ほとり 1 廣美子
貝寄風や君のぽっけに二人の手 キ ラ 1 泉
猫の恋ひとり珈琲飲んでゐる きんぎょ 1 かのこ
遠足のバスは出発春の雨 嘉 一 1 桃子
びろう樹の影の伸びたる植田かな やす子 1 よし
春惜しむ雑草なれど花咲けり 千 衣 1 きんぎょ
遥かなる母校の庭のライラック ゆき子 1 江斗奈
舟先にかもめも飛ぶや最上川 輪 三 1 蒼
青空となりゆく里の大桜 茂 樹 1 ひろみ
鞠のごと駆けゆく犬や青き踏む 和 華 1 孝由
小雨空縦横無尽のつばめかな 光 晴 1 廣美子
水温む着物の袖に風受けて あすみ 1 いずみ
ねず色の尼の合羽や暮の春 敦 風 1 桃香
この頃はお蔭様多し種案山子 ゆ り 1 しゅん
故郷や峠を越せば山躑躅 如 風 1 江斗奈
春風が柳の癖毛梳いて行く 孝 由 1 たけし
紅は紅黄は黄の炎まんさく咲く たかし 1 初凪
春潮に小魚群れる小桟橋 よ し 1 こう
九九諳んず粽をくくみ今何時 国 子 1 幸太郎
風が呼ぶ群がる蝶のハナミズキ 多 藤 1 駒鳥
大欠伸のをとこ卯の花腐しかな 草 根 1 みすず
アプーパプ牡丹満開乳母車 江斗奈 1 六郎太
雨音やチュウリップの花散り春のゆく 妙 香 1 のんこ
以上.
[815] 4月24日の成績(投句者92名 選句者91名 ) 2003-04-25 (Fri)鶯へ返す口笛山の宿 りんご 16 昌廣 縄文 のんこ 折山 とろうち ゆきこ ななえ 路 初凪 直 満天 国子 桃子 草根 はく子 一八
花蘂の吹き寄せられて遊女塚 ゆき子 15 清 やす子 輪三 茜 光晴 菜々 敦風 かずひと みち女 りんご ほとり こう はく子 みすず ゆうこ
鋤き返す畝長々と春の土 こ う 9 一尾 まこと 豪敏 多藤 文月 のぶお 蒼 はるを ゆうこ
登り来て初音たまはる山祠 とろうち 6 清 ふみを のぶお かのこ 浪漫 みつ穂
長浜は黒壁の町蔦若葉 東 吾 6 光晴 とろうち 初凪 江斗奈 きみこ やじきた
野に帰れここはわが畑蝶の舞 六郎太 5 きんぎょ ミチコ 駒鳥 ていすけ 百姓
午後の風よみがえらせし鯉幟 国 子 5 一尾 まこ かのこ 我風 水季
路地裏の迷いの道に朧月 まさる 5 のんこ 茜 あすみ 好夫 ハジメ
草むしる老母のせなの春の風 豪 敏 5 よし 嘉一 まさる 水季 幸太郎
腰太は壬生狂言のうね女かな 百 姓 5 千衣 大門 ななえ ミチコ 廣美子
山藤の高きにあれば揺れやまず 我 風 5 縄文 茂樹 まこ ていすけ いずみ
足二本とび出してをり春炬燵 ほとり 4 折山 のんのん 東吾 よし女
惜春や母の手振る無人駅 ま こ 4 昌廣 嘉一 江斗奈 一八
高遠の花花花に白き峰 一 八 4 つじ ちな しゅん 六郎太
畦道の呆け蒲公英風捉ふ 光 晴 4 のんのん ちはる 多藤 きみこ
ナス苗の夫婦で選ぶ五本かな 多 藤 4 やす子 孝右 夢子 はるを
耳寄せて水琴窟に春惜しむ はく子 4 輪三 みち女 こう みすず
何もかも明日も忘れて潮干狩り 孝 右 4 まこと 豪敏 文月 泉
げんげ田の動くと言ふ子雲見入る 太 井 3 千稔 しゅん たかし
万緑の山よりこぼる水掬う きみこ 3 よし あすみ りえこ
囀りを包む葉桜坂の町 江斗奈 3 千衣 和華 草根
夜桜や上着重ねる歳となり 泉 3 千稔 まさる 楽楽
甘夏の飛沫痕あり旅ガイド 茜 3 大門 ちはる 国子
春疾風自分の過去を放り込む キ ラ 3 いさお 路 康子
やはらかな雨の遠山藤の見ゆ ももこ 3 すずかぜ 駒鳥 まや
春嵐道路に描く蕊の渦 孝 由 2 敦風 楽楽
沈丁花漢にもある更年期 草 根 2 みつ穂 いずみ
独り居の窓に笛吹く春嵐 良 坊 2 六郎太 夢子
雨音の厨かさこそ浅蜊かな 幸太郎 2 ほとり 廣美子
御僧の素顔花好き牡丹寺 ゆうこ 2 ゆきこ すずかぜ
行く春のいずこに佇つも塔見えて かずひと 2 ふみを よし女
ままごとの父さん母さん桐の花 のんのん 2 幸太郎 まや
この朝のゆゆしきまでに落ち椿 しゅん 2 きんぎょ 浪漫
職退きて画展訪なふ春時雨 たけし 2 いさお けんいち
いくたびもメール読みいる若葉雨 和 華 2 妙香 かかし
連れ合いて胸より歩み春の鴨 すずかぜ 2 けんいち 蒼
母と子に揺るるふらここわらべうた 満 天 2 菜々 たけし
居酒屋の暖簾をくぐる春の風 廣美子 2 康子 やじきた
陶芸館大甕据へし八重桜 やす子 2 かずひと 東吾
柿若葉うかうかと時過ごしけり 登美子 2 りんご 桃子
白き壁旧家の蔵や紫木蓮 みどり 2 満天 妙香
遠霞山の麓の街白し 一 尾 1 和華
ベランダに小さくはためく初幟 けんいち 1 たけし
夜桜の水面の奥の別世界 清 1 好夫
傘忘れ走りくる子や春の雨 かかし 1 りえこ
雪解けて芥も流る最上川 輪 三 1 百姓
便り待つ風につぶやく母子草 千 春 1 明日香
家事の間の独り点茶に春惜しむ 菜 々 1 かかし
山麓に白き帯ひく遅桜 茂 樹 1 ハジメ
浜に竿立てて引き待つ春の昼 てまり 1 泉
からし菜の土手に寄するや波のごと 明日香 1 我風
葱坊主まだ廃屋に残りおる 康 子 1 孝右
仲良きや合はせて泳ぐ鯉のぼり 千 稔 1 孝由
雛連れし椋に無常のこぬか雨 桃 子 1 孝由
八重桜露をしとどに春惜しむ 文 月 1 つじ
春疾風猫背つと押す坂の道 きんぎょ 1 明日香
リラ冷を言ひ登校の女学生 ま や 1 たかし
孫の手に一粒残る花の種 駒 鳥 1 茂樹
以上.
[814] 4月23日の成績(投句者83名 選句者91名 ) 2003-04-24 (Thu)小さき手のでんぐりかへし草萌ゆる ま こ 12 昌廣 てまり 光晴 ひろみ 菜々 かのこ 我風 哲 いずみ みすず たけし 折山
一歩づつ歩幅測りて薯を植う とろうち 10 千衣 一尾 てまり かずひと 登美子 ななえ つじ 我風 良坊 まや
惚けたる母と綾取りしてうらゝ 幸太郎 8 光晴 よし女 みつ穂 良坊 一八 まこ たけし キラ
花びらを句帳に挟み春惜しむ 文 月 8 しゅん いさお 孝右 茂樹 まさる まこと 楽楽 やす子
たんぽぽや花占ひの少女たち 我 風 8 しゅん こう まこと 千稔 菜々 水季 まこ 百姓
養生の牛乳温め花の昼 よし女 7 きんぎょ 縄文 よし 敦風 ほとり 哲 草根
鰹船大きくうねる土佐の海 千 春 7 明日香 茜 はく子 きみこ ももこ 康子 やす子
野歩きや高みは蝶にまかせけり き お 6 こう 茂樹 ほとり たかし 幸太郎 いずみ
藤映る大きな鏡舞稽古 ゆ り 6 きんぎょ 明日香 ゆきこ 東吾 すずかぜ まや
ミルク嘗め家族となりし子猫かな てまり 5 とろうち 泉 みどり 桃子 りんご
谷越えの一打会心山笑ふ 茂 樹 5 はく子 大門 浪漫 百姓 ゆうこ
二度三度跳ねて山越す鯉幟 すずかぜ 5 江斗奈 敦風 六郎太 みち女 夢子
春空を割りつつ伸びる飛行雲 いさお 5 多藤 けんいち 文月 ななえ 国子
雨足の過ぎて静かに椿落つ のぶお 4 和華 まさる 楽楽 康子
アスファルトわれて一列草萌える 千 衣 4 江斗奈 路 幸太郎 ゆうこ
畑仕事終えて頭上の揚雲雀 豪 敏 4 清 昌廣 ちはる 孝由
散る花や担ぎあらはる獅子頭 やす子 4 直 いさお 東吾 みすず
ダムの村住む人もなし木の芽雨 かかし 4 たえこ みち女 あすみ 草根
せせらぎや花屑小川の堰を止め 孝 由 4 孝右 茜 廣美子 あすみ
大鏡菜の花映し理髪店 好 夫 4 豪敏 登美子 かかし りんご
桜散る昔のままの異人館 みどり 3 文月 路 水季
春冷えの目薬の眼に広がりぬ まこと 3 直 一尾 満天
葉桜の下へずらりと朝の市 浪 漫 3 つとむ 廣美子 桃子
一葉揺れ大樹のゆれて夏近し ひろみ 3 とろうち 大門 半才
通園のバス待つ子等や風光る りんご 3 孝由 蒼 半才
ふるさとやポツンと母の夏帽子 桃 香 3 つとむ けんいち よし女
満開の花の峠を越へにけり みつ穂 3 千衣 太井 蒼
雨受けて花しべの道ふんわりと 廣美子 2 ひろみ たえこ
母行くに藤房の揺れ添ふごとし ま や 2 ゆきこ 浪漫
行く春の城址に高き松老ゆる はるを 2 和華 夢子
春燈や大正ロマンの香る宿 輪 三 2 きみこ 国子
春の道白線新た目に眩し みち女 2 よし のんのん
京の夜都踊りの灯に映えて 駒 鳥 2 かずひと 好夫
友訪へば迎えてくれし初蛙 ゆうこ 2 如風 はるを
ひよどりの嘴今日より木瓜の花 太 井 2 かかし 一八
病窓に木の芽の風を迎へけり 大 門 2 多藤 千稔
花筏組みて隠沼ひかり出す 菜 々 2 清 すずかぜ
朧夜の外野席まで球伸びる かずひと 2 ふみを ももこ
逆光を受けてカタクリ透徹る 康 子 2 満天 みどり
けんけんと雉子憲法記念の日 草 根 2 縄文 折山
次の輪へ朧拡がる月の暈 しゅん 1 かのこ
昼雨のまどろみ破る初蛙 清 1 如風
野菜苗植えて一息白き雲 桃 子 1 豪敏
それぞれの色を戸毎にチューリップ 満 天 1 ふみを
芽吹き山雲影走り山動く 明日香 1 はるを
無線塔突き出る里の山笑ふ 一 尾 1 好夫
大朝寝望みて早く目覚めけり 泉 1 のんのん
反抗期首つみにけり葱坊主 国 子 1 ちはる
落椿を一つ残して庭掃除 のんこ 1 六郎太
親といふ案ずる仕事苣千切る ほとり 1 太井
蟻さんは散り敷く花に道を聞く のんのん 1 つじ
初めてに嬰児みつめし八重桜 江斗奈 1 泉
背の伸びし少女と並びイースター こ う 1 たかし
以上.
[813] 4月22日の成績(投句者92名 選句者88名 ) 2003-04-23 (Wed)草青む歩き初めの赤い靴 のんのん 17 多藤 豪敏 光晴 蒼 すずかぜ 泉 孝由 きみひら けんいち 満天 康子 みつ穂 夢子 まこ りんご 駒鳥 文月
花冷や旋盤止まる町工場 茜 10 千衣 如風 浪漫 ちはる 一尾 桃香 ほとり まこと まこ ゆり
ひなげしの朝日をそつとのせてをり つとむ 9 紫苑 きんぎょ 和華 輪三 菜々 いずみ 幸太郎 文月 やじきた
春筍の京都の土を落としけり かのこ 9 千衣 しゅん かずひと とろうち はく子 みどり 登美子 みすず 水季
木の芽雨瀬戸の島影棚ぐもり よ し 8 昌廣 光晴 かのこ てまり 初凪 草根 けんいち たけし
晩酌の父の笑顔や初鰹 千 春 8 昌廣 よし にんじん のぶお 幸太郎 国子 たけし 水季
長閑さや牛鳴く里の水車小屋 駒 鳥 7 千稔 いさお 我風 のぶお 草根 桃子 みどり
一代の店閉じる日の春愁 ゆうこ 6 かずひと かかし あすみ 哲 好夫 桃香
園長の桜しべ掃く日暮かな あすみ 6 しゅん 敦風 ひろみ 大門 はく子 江斗奈
草萌や背丈伸びたる隣の子 蒼 5 ななえ 孝由 てまり のんのん 康子
葉桜や予防注射に犬の列 ゆき子 5 折山 茂樹 菜々 たかし まこと
春昼の白き手を出す選挙カー きみこ 4 東吾 良坊 たかし 妙香
花の屑風を追いつつ追われつつ すずかぜ 4 かのこ 桃子 満天 駒鳥
永き日や机に鯉の竹細工 ま や 4 清 すずかぜ 我風 直
絵馬堂の翳りふかまり四月尽 大 門 4 和華 ちはる 好夫 よし女
マンションが住み良いと言ふ燕かな 一 楽 3 如風 こう 登美子
雲きれて若葉の山はもえぎ色 折 山 3 まさる いずみ 楽楽
塗畦に犬のかたちの手形かな 敦 風 3 きんぎょ にんじん ゆうこ
この先の道とぎれたる葱坊主 はるを 3 敦風 ひろみ 哲
夕桜息ととのえて坂登る みどり 3 とろうち 直 まさる
大阪に八百八橋陽炎へる はく子 3 東吾 良坊 まや
葉桜となり遠景に溶け込みぬ てるこ 3 ななえ 明日香 国子
蒲公英を残して毟る清掃日 江斗奈 3 清 一尾 蒼
飛花落花園児の列は乱れけり 光 晴 3 よし 明日香 一楽
児の描く三角並ぶチューリップ りんご 2 こう 江斗奈
落椿供花となるや鴨之塚 千 衣 2 六郎太 輪三
まんさくや思ひのたけの紅引きて たかし 2 多藤 みち女
霧降はいや増す青の時雨かな 哲 2 縄文 大門
朝燕泥こぼしをり丸太橋 やす子 2 初凪 よし女
草野球グランド丸ごと陽炎へり かずひと 2 太井 まや
花びらに思ひを包み紫木蓮 やじきた 2 泉 妙香
雀来て花散らしをりひとりの日 みつ穂 2 浪漫 きみひら
還暦の誕生カードあさりの絵 嘉 一 2 廣美子 やす子
春雷や明日旅立ちの荷を作る てまり 2 六郎太 やじきた
黒塀をはみだすごとき濃山吹 我 風 1 廣美子
桜降る地にも池にも京の寺 夢 子 1 千稔
枝垂桜かぶりて写す夫婦かな まさる 1 かかし
行く春をカメラに納む城下町 ていすけ 1 みすず
長閑さや金魚のえらの赤きこと 水 季 1 のんのん
空晴れて雲雀の高く低く鳴く 豪 敏 1 夢子
諸鳥の声を落として苗の札 登美子 1 豪敏
行く春の天まで届け祝婚歌 たけし 1 いさお
春の蚊の仏間より出で縁に消ゆ 太 井 1 ほとり
押入のすみに小さく夏帽子 紫 苑 1 みち女
神の島消防署へ来る孕み鹿 よし女 1 りんご
魂は何処へ旅す花水木 まこと 1 ゆり
長椅子に寝転ぶ人や散る桜 一 尾 1 やす子
葱坊主薄皮むけてこんにちは ももこ 1 折山
増水のにごり渦巻く雪解川 みち女 1 あすみ
八重桜八重を重ねて驕り咲く けんいち 1 紫苑
玄関にいづくより来し花の屑 とろうち 1 茂樹
花しべをよけつつ通る葉桜の下 妙 香 1 楽楽
大寺の桜蘂降る夕べかな 東 吾 1 縄文
囀りの中空にある遊歩かな ほとり 1 太井
捨猫や戸口につれて来し仔猫 茂 樹 1 ゆうこ
以上.
[812] 4月21日の成績(投句者84名 選句者96名 ) 2003-04-22 (Tue)石ひとつ跳ねて蛙となりにけり とろうち 16 江斗奈 しゅん 如風 太井 けんいち 蒼 てるこ かずひと 文月 百姓 みち女 輪三 浪漫 かかし みどり いずみ
暮れてなほ日の色残す花菜畑 てまり 12 敦風 多藤 はく子 まさる まこと 我風 ゆきこ 良坊 りんご 登美子 桃香 廣美子
春光や稚魚のきらめく川の底 光 晴 10 千稔 やす子 茜 豪敏 まこと 孝由 のぶお 草根 輪三 ゆうこ
百年の辛夷の下の開拓碑 みち女 8 水季 豪敏 一尾 菜々 初凪 みつ穂 きみこ まや
ひとひらの名残の桜無人駅 哲 7 楽楽 まこ のんこ きみひら 駒鳥 紫苑 ゆうこ
本堂の柱時計や春埃 清 7 縄文 茂樹 とろうち 草根 好夫 桃香 よし女
たんぽぽの気儘な風を待ってをり りんご 7 ていすけ はく子 蒼 てるこ のんのん たえこ はるを
春風をまちて旅立つ綿毛かな 千 衣 6 千稔 満天 まさる たかし たえこ たけし
紋白のつきつ離れつ麦畑 こ う 6 多藤 ももこ 妙香 青菜 ほとり たけし
追伸に筆数ふえて桜散る みどり 6 昌廣 しゅん 太井 水季 ももこ 百姓
蜘蛛の巣に風の絡みや花一片 幸太郎 6 和華 敦風 康子 満天 文月 妙香
柿の芽や木槌で叩く樽の箍 東 吾 5 縄文 ていすけ 折山 みすず かずひと
健やかな朝の一歩に風薫る 千 春 5 千衣 てまり 良坊 みつ穂 よし女
初燕曾て飛脚も駆けし道 菜 々 4 大門 初凪 好夫 まや
覚えなき人が声掛く花の駅 よし女 4 清 すずかぜ 一尾 青菜
音立てて傘にあまたの桜蕊 六郎太 4 とろうち かのこ 明日香 夢子
傘立てに滴の集ふ春の夜半 国 子 4 よし みち女 六郎太 にんじん
蘂食むや細き四肢折り孕鹿 やす子 4 東吾 ちはる ミチコ 廣美子
捨て仔猫下校の子等の大議論 孝 由 4 よし あすみ 明日香 みどり
妖精の空より降りししゃがの花 やじきた 4 如風 のんこ ミチコ 六郎太
若葉雨恩師と歌ふ校歌かな ゆき子 4 ひろみ 大門 孝由 我風
この街もかつては荒野花あざみ ほとり 3 菜々 桃子 かかし
この街に住みて古希すぐ春の宵 すずかぜ 3 清 一楽 きみひら
春の鳩寄りては離れ鬼瓦 明日香 3 ひろみ 東吾 すずかぜ
満開の花の霊気や老大樹 草 根 3 和華 ちはる ゆり
発掘とかかわらぬ畝葱坊主 好 夫 3 みすず てまり きみこ
霊山の風に木の芽の光りたる はるを 3 茜 のぶお やじきた
初蛙母に呼ばれてゐたりけり ま や 3 光晴 ゆきこ やじきた
若緑上司の愚痴に空を割る キ ラ 3 一楽 のんのん 登美子
行く春の余韻残すや三井晩鐘 かずひと 3 まこ かのこ 駒鳥
鯉幟うだつの上に揚がりおり 孝 右 3 ななえ たかし こう
歩ゐても歩ゐても花彼方より みつ穂 2 けんいち いずみ
わが祈りひとつを乗せてシャボン玉 登美子 2 嘉一 哲
流れゆく竹林の霧雉鳴ける たかし 2 嘉一 浪漫
去年の巣をリホームしている燕かな 折 山 2 紫苑 りんご
春の風邪癒えるに永き齢かな 如 風 2 やす子 泉
青葉梟洞に祭らる虚空蔵 良 坊 1 こう
潮干きて波音遠き浜の宿 文 月 1 にんじん
遺言のリムジンで行く花の中 一 楽 1 泉
海そこにいよいよ眩し茶山かな 大 門 1 千衣
春雨や雲薄くして山包む 泉 1 楽楽
老いらくの恋は終わりて春惜しむ いずみ 1 あすみ
リモコンの幾つも並ぶ朝寝かな 茜 1 折山
屋根替や多摩丘陵に光る寺 のぶお 1 哲
旅人のうたた寝さそう八重桜 江斗奈 1 康子
大道芸虹にも見られ人の群れ 康 子 1 茂樹
苗代に桃と白シャツ案山子ペアー 廣美子 1 夢子
長谷寺や伽藍をうずむ花吹雪 ていすけ 1 光晴
夕暮れのふはりと浮かむ月おぼろ はく子 1 はるを
さ緑に染められし部屋吾子眠る ゆ り 1 桃子
陥没の惨事ありけり桜貝 敦 風 1 ほとり
草を抜く背にまっさきの春暑し かのこ 1 昌廣
家路まで遠く近くの朧月 まさる 1 江斗奈
春耕や老農巧みな耕耘機 豪 敏 1 ゆり
鐘ついて登る参道山桜 よ し 1 ななえ
以上.
[811] 4月20日の成績(投句者91名 選句者92名 ) 2003-04-21 (Mon)壷焼きのふつふつ匂ふ島参道 れいこ 14 まこと 茂樹 康子 みどり 蓬 ちはる あすみ ゆり ミチコ 桃香 なため のんのん 桑 江斗奈
夜桜や和服の妻に歩を合わせ あすみ 10 千稔 清 いさお 六郎太 みち女 廣美子 菜々 輪三 ももこ りんご
風車ふたつ双子の乳母車 我 風 10 文月 はく子 かずひと 孝由 東吾 ほとり やす子 とろうち ゆうこ ハジメ
少年と語る警官燕の巣 国 子 9 しゅん 太井 如風 好夫 孝由 ももこ ななえ 泉 はるを
麗かや犬に見つかるかくれんぼ りんご 8 清 縄文 折山 初凪 浪漫 菜々 明日香 ゆきこ
囀や二の丸跡の大欅 好 夫 8 敦風 ていすけ 草根 てまり とろうち 我風 大門 ゆうこ
菜の花や弥勒菩薩は優しすぎ まさる 6 ていすけ けんいち 一楽 桃香 昌廣 ななえ
朝掃き夕べに拾ふ落椿 孝 由 5 豪敏 かかし 草根 浪漫 多藤
春疾風水車の軸の軋みをり 東 吾 5 きみこ のぶお よし 幸太郎 みすず
風薫る屋根葺き替えし薬師堂 良 坊 5 千衣 にんじん 光晴 我風 りんご
四阿に忘れられたるれんげ束 登美子 5 千衣 けんいち てまり 江斗奈 まや
再会を約す別れや花吹雪 てまり 4 茜 かずひと 輪三 妙香
蓮華草向こうに母のケアハウス 嘉 一 4 しゅん よし女 桑 みつ穂
たんぽぽに縁取られたるうさぎ小屋 ひろみ 4 敦風 ゆり 明日香 こう
庭手入れ終はらぬ侭や四月尽 浪 漫 4 いさお 豪敏 あすみ やす子
鉄橋を抜ける光やおぼろ月 清 4 茂樹 よし 水季 国子
新樹光午後の茶店の一人客 素 居 4 良坊 のんのん まこ 哲
春疾風吹かれて飛ぶや雀の子 蓬 4 かかし すずかぜ 東吾 百姓
老桜きままに枝をのばしをり みどり 3 ほとり 妙香 百姓
子等の声何時しか退いた菜種梅雨 ミチコ 3 まこと 嘉一 哲
ゆるやかに反りたる甍飛花落花 みつ穂 3 満天 光晴 みすず
満かけて畦上がりゆく蛙の子 かかし 3 すずかぜ かのこ 夢子
鐘声や早瀬は藤の色あつめ ま こ 3 満天 ミチコ よし女
指先に触れてふくよか桜餅 茂 樹 3 康子 楽楽 幸太郎
たんぽぽや黄色帽子の通学路 文 月 3 孝右 ハジメ こう
小糠雨紗を纏ひをり芽吹き山 明日香 3 みち女 なため かのこ
波音の幼帝塚より蝶翔てり よし女 3 太井 折山 まや
柿の木のおどけてみせし芽吹きかな 草 根 2 孝右 いずみ
白白と光る甍や春の月 ももこ 2 良坊 多藤
摘み草の子等眺めつつ渡し舟 駒 鳥 2 まさる 大門
春風やみなとみらいのビル谷間 康 子 2 駒鳥 ゆきこ
アパートの階段遊び日永かな ゆうこ 2 如風 泉
観覧車四方八方遠霞 のぶお 2 きみこ 国子
隧道に流れ込み行く霞かな 敦 風 2 六郎太 文月
青蛙芽吹き始めの芝の上 ななえ 2 昌廣 たかし
蒲公英の綿毛舞ひ込む車窓かな 千 衣 2 千稔 蒼
土のつく筍とどく御忌の朝 妙 香 2 駒鳥 いずみ
外に出でて汀女の春月手にしたり しゅん 2 水季 まこ
春うらら肥料袋のはためきて 廣美子 2 蒼 はるを
千本の桜続きて海に散る 泉 2 はく子 ちはる
献灯を掲げ宵待つ春祭 一 尾 2 縄文 蓬
桃畑に野点の席や緋毛氈 桃 香 1 たかし
金鳳華父祖のまつりし六地蔵 菜 々 1 初凪
摘みごろのきのめ夜目にもつやつやと かのこ 1 夢子
ゆったりと更地の上へ春の月 満 天 1 まさる
大虹をくぐりて飛機の昇りけり 光 晴 1 茜
花冷えの暗夜行路や千光寺 かずひと 1 嘉一
巣立ちあと小さくすみに夏帽子 紫 苑 1 みどり
春風にトンネルの裾すこし揚げ 青 菜 1 廣美子
ふわふわと落花一ひら用水路 いさお 1 にんじん
連翹の揺れやまざるや瀬のたぎつ とろうち 1 のぶお
知らぬまに咲いて散り初む梨の花 桃 子 1 登美子
春眠や夫のコーヒー香り立つ こ う 1 好夫
藤の花咲いたの声に目を覚まし 一 八 1 一楽
静かなる湖(うみ)をたなびく春霞 和 華 1 登美子
小ぶりなる茶筅に野点花の下 はく子 1 楽楽
以上.
[810] 4月19日の成績(投句者87名 選句者95名 ) 2003-04-20 (Sun)野遊びの寄り道おおし縄電車 国 子 14 千稔 千衣 縄文 てまり 茂樹 まさる 東吾 きみひら 我風 好夫 りんご 光晴 廣美子 まこ
釣人の動かぬ影や春の沼 ゆき子 13 千衣 豪敏 一尾 茂樹 まさる 文月 明日香 和華 一八 蒼 草根 かずひと たえこ
花満ちて故郷の道を迷いけり 哲 11 やす子 キラ 泉 すずかぜ ももこ ミチコ 廣美子 かかし やじきた 蓬 はるを
新設のプラットホーム燕来る みつ穂 9 やす子 折山 満天 百姓 蒼 菜々 はく子 ほとり 国子
水草生ふ瀬を一跳びに少女らは ま や 8 清 敦風 のぶお とろうち かのこ 素居 まこ 蓬
菜種梅雨さすやささずや迷い傘 けんいち 8 キラ おたふく まこと ちはる 泉 みち女 妙香 やじきた
種袋ニ、三度振りて封を切る みどり 7 おたふく しゅん 多藤 孝由 浪漫 康子 桃香
れんぎょうの燦燦として村しずか すずかぜ 7 ひろみ 茜 こう とろうち 多藤 嘉一 ほとり
小流れに芹摘む乙女和紙の里 こ う 7 よし 水季 てまり きみこ ミチコ 菜々 かずひと
駅からは芽吹く並木のバス通り 一 尾 5 よし いさお けんいち てるこ ももこ
野遊びの子ら蝶になり風になる りんご 5 たかし 六郎太 こう 登美子 はるを
花殻を摘む手に触るる白き蝶 かのこ 5 明日香 ゆうこ 一八 良坊 青菜
わらべ歌聞こえて春の日暮れかな ほとり 5 清 ちはる 楽楽 きみひら ゆきこ
早蕨の緑ゆるりと椀の中 文 月 5 縄文 敦風 あすみ 夢子 昌廣
陽炎へる城の二の丸三の丸 かずひと 5 ハジメ みつ穂 はく子 登美子 かかし
残り鴨早や不忍の主となり 我 風 4 水季 良坊 かのこ 康子
高校の応援練習春暑し とろうち 4 豪敏 太井 光晴 まや
花冷えや「温めますか?」の声澄んで キ ラ 4 ななえ 江斗奈 しゅん 六郎太
低き屋根並ぶ墨東春深し ひろみ 4 よし女 草根 まや 浪漫
紫木蓮一片くづれ散りにけり 茂 樹 3 如風 妙香 たえこ
浜の朝母娘が拾ふ桜貝 孝 由 3 桃子 ゆきこ 国子
剪定の鋏のはずむ遅日かな のぶお 3 りんご 桑 青菜
切り妻の屋根を背にしてリラの花 清 3 一尾 すずかぜ 桃子
父訪ふや土産に新茶買い求め 千 春 3 太井 たかし 夢子
菩提樹の下の静けさ夏来る つとむ 3 茜 素居 みすず
ミツバチのいっとき宙に留まりし きみこ 2 江斗奈 桑
うす紅のたなびく歩道花みづき 満 天 2 和華 みち女
つばくろやクレーンのうでの天に伸ぶ 登美子 2 いさお 嘉一
雀らの翔ちて光りぬ青楓 かかし 2 よし女 いずみ
蒲公英の綿毛あざやか小宇宙 廣美子 2 のぶお 昌廣
春の風新任教師の歓迎会 豪 敏 2 きみこ 孝由
春女苑見舞ふ個室の静かなる 蒼 2 みどり みすず
桃畑の声ひとしきり午後三時 桃 香 2 ななえ 満天
卯の花やしじまをゆらす大入日 ま こ 2 百姓 初凪
菜の花や果てなく続き海碧し 如 風 2 千稔 朝子
春暑し旅人寄せる木陰かな 千 稔 2 如風 ゆうこ
山肌を縫ひてつつじの燃えさかる はく子 2 我風 みどり
庭先に雉鳩の来て遅日なる 浪 漫 2 ひろみ 初凪
蛙鳴く谷津田に子等の声高し 良 坊 1 桃香
春深し腰かばいつつ草や抜く いさお 1 ていすけ
妙齢のこけし見つめる花衣 好 夫 1 折山
道に敷く絨毯のごと桜散る 泉 1 楽楽
出てみれば泣き出しそうな朧月 ももこ 1 あすみ
風光る仙酔島を鳶立ちぬ やす子 1 東吾
電波塔風見の鴉春霞 江斗奈 1 ていすけ
春愁やカップに残るココアかな ななえ 1 まこと
豊作か鉢のいちごの花多し まこと 1 朝子
散る花をおしみてつどう宴かな 千 衣 1 文月
蒲公英や石柱遺跡折れしまま 茜 1 けんいち
さらさらと絨毯敷くや離れ花 まさる 1 いずみ
何処となく蛙の気配夕時雨 素 居 1 てるこ
大和屋の漬物届く花曇 東 吾 1 好夫
しっくりとぬれて二人は春時雨 いずみ 1 ハジメ
以上.
[809] 4月18日の成績(投句者85名 選句者89名 ) 2003-04-19 (Sat)リハビリの夫の背を押す初夏の風 千 春 9 昌廣 やす子 よし 茂樹 満天 みすず 国子 泉 蓬
春風や沼一望の古木椅子 ゆき子 9 敦風 豪敏 ひろみ 江斗奈 桃香 登美子 みどり ももこ はるを
ひこばえや煙草くゆらす宮大工 清 9 茜 かずひと まこと まこ かかし 桃香 とろうち 一尾 登美子
すり鉢に香りの残る木の芽和 のぶお 9 千衣 縄文 駒鳥 ちはる 東吾 孝由 草根 青菜 廣美子
春落葉赤穂主従の墓どころ 菜 々 8 清 しゅん ななえ ひろみ きみこ 初凪 よし女 とろうち
よく回る土竜威しや豆の花 東 吾 8 やす子 太井 はく子 初凪 草根 こう りんご よし女
ひとり打つ父の碁盤に落花かな りんご 8 千稔 江斗奈 てまり ちはる みすず ゆきこ たかし 百姓
衣擦れの音の聞きしか花の御所 登美子 8 いさお のぶお かずひと すずかぜ みち女 ミチコ 青菜 廣美子
一束のれんげ添ヘある伊予銘菓 我 風 7 敦風 てまり まこと 菜々 良坊 哲 まや
散る桜ひとひら本に収めけり かずひと 5 てるこ 桃子 明日香 康子 ももこ
春深し木立ち逆さの池の面 廣美子 5 東吾 きみこ ミチコ あすみ まや
身をかゞめ舟沈むやに蜆掻 如 風 5 清 しゅん 竜の子 かかし 蓬
花びらを浴びつつ見上ぐ大樹かな 蓬 5 朝子 良坊 妙香 康子 一尾
菜の花のなほ恋しがる入日かな 哲 4 よし 文月 我風 六郎太
電話して春満月を友と見る 桃 子 4 昌廣 嘉一 如風 たけし
花あれば行基の寺へ登りけり 茂 樹 4 太井 文月 浪漫 哲
玄関に水仙の香や友を待つ こ う 3 千稔 たかし はるを
陽春を受けて仔犬の目の光る ももこ 3 豪敏 蒼 菜々
イタドリのポコンと音も摘みにけり きみこ 3 如風 ななえ はく子
これだけと握りしめたる蕨かな 一 尾 3 浪漫 桃子 六郎太
おぼろ月葛飾の空昇り来る 初 凪 3 やじきた 好夫 素居
たんぽぽやえほん読むママ幼児語に 国 子 3 いさお 駒鳥 光晴
山つつじ遥かに望む瀬戸の海 まさる 3 折山 りんご 水季
走る吾子沈丁の香を揺らしけり はるを 3 てるこ 素居 ゆうこ
行く春の首を盗られし六地蔵 ま や 3 竜の子 ほとり ハジメ
路地曲る沈丁匂う日和かな あすみ 2 ていすけ たけし
胸過ぎる寂しさ少し花疲れ てまり 2 茜 やじきた
まほらなる伊予の薄墨桜かな 蒼 2 明日香 妙香
おしそうに蝌蚪おすそわけ都会の子 千 衣 2 国子 孝由
薔薇の芽の燃えてほぐれる雨間かな かかし 2 ていすけ かのこ
築山を屋上に置き花水木 太 井 2 茂樹 こう
黄水仙まんまるの月見上げおり 水 季 2 百姓 ゆうこ
茂林寺の茶釜浮かれしつつじ祭 良 坊 2 水季 桑
花の中わが身溶け入る虚空かな 六郎太 1 夢子
ほんわりと染めて種付け梨の花 いずみ 1 かのこ
通学の子等見送りて黄水仙 桃 香 1 みどり
どうだんの花の清楚さ賜りし ゆ り 1 いずみ
たんぽぽの実まんまるのまま風をまつ けんいち 1 満天
平日を休日として花の宴 ゆうこ 1 ほとり
鍬のあと黄蝶は低く伸びのびと ミ チ コ 1 好夫
散り了へてぼろぼろとなる花ミモザ つとむ 1 いずみ
雪柳米と見紛ふ塀の下 孝 由 1 我風
地下街の出口に迷ひ啄木忌 茜 1 すずかぜ
真直ぐにどこまで伸びるアスパラガス 折 山 1 ハジメ
よーいどんそっと背押す花の風 き お 1 千衣
花びらの落ちる角度に風を知る 敦 風 1 嘉一
満開のダム湖の波に花筏 よ し 1 みち女
ぼうたんの蕾の奥に花の色 やじきた 1 縄文
花吹雪今日の夏日に高く舞い 多 藤 1 楽楽
蓬餅かおり包みて身を癒す 千 稔 1 桑
子に似たる五月人形まだ飾る てるこ 1 ゆきこ
春昼の父を待ちゐる床屋かな ひろみ 1 蒼
時満ちて余すものなき桜かな とろうち 1 夢子
春満月しばし見とれて夕餉かな 康 子 1 あすみ
緋毛氈野点の席に散る桜 駒 鳥 1 朝子
八重桜続きて降りぬ車椅子 やす子 1 まこ
蝶の夢見つつ石割る草の花 すずかぜ 1 折山
喫茶店ほつほつほつと銀杏の芽 明日香 1 のぶお
散る桜苔をピンクで覆いけり 夢 子 1 楽楽
定年に妻も朝寝を付きあえり 青 菜 1 泉
以上.
[808] 4月17日の成績( 投句者83名 選句者88名) 2003-04-18 (Fri)児童等の課外授業や葱坊主 ゆ り 17 朝子 千衣 清 茂樹 やす子 はく子 満天 光晴 ちはる 菜々 かかし みち女 ミチコ とろうち 桃子 蓬 まや
つばくらめ子には子の行く道のあり やじきた 10 はく子 蒼 哲 かのこ 夢子 みすず 良坊 いずみ てまり 幸太郎
無人市蕨の束の不揃ひに やす子 9 縄文 ていすけ 多藤 てるこ ももこ りんご あすみ 水季 とろうち
げんげ田へ好きな絵本を抱き来たる ま や 8 昌廣 すずかぜ 菜々 夢子 桃香 みどり やじきた 登美子
田を打つや機嫌の悪き耕耘機 りんご 8 茂樹 蒼 江斗奈 つじ 水季 桃香 青菜 初凪
白味噌に磯の香たちて浅蜊汁 千 稔 7 一尾 康子 ひろみ 国子 桃子 廣美子 たけし
春月にひとり降車の高架駅 一 尾 6 しゅん いさお 六郎太 ゆきこ 好夫 駒鳥
春風を入れ詩の授業始まりぬ はるを 6 嘉一 太井 まこと 東吾 てるこ みどり
春塵や乗り手のいない三輪車 とろうち 5 よし ななえ 光晴 ちはる 良坊
白木蓮落花狼藉地蔵堂 よ し 5 妙香 好夫 文月 蓬 初凪
母親になまえ問われし朧かな 登美子 5 しゅん 太井 やす子 ひろみ たけし
初蝶の気負ひて行方定まらず 我 風 4 こう かかし かのこ りんご
駒鳥の鳴いて樵の昼餉時 折 山 4 こう みすず 草根 よし女
春満月金貨の傷もはつきりと ハジメ 4 嘉一 縄文 六郎太 百姓
初蝶の白さよぎりて風まぶし 和 華 4 昌廣 大門 駒鳥 いずみ
往き交ふるロープウェーや花の雲 よし女 4 朝子 きみこ 我風 百姓
電柱に電気屋のゐる日永かな ひろみ 4 折山 ほとり にんじん 登美子
木々の芽のふくらみ目立つ春の雨 駒 鳥 4 楽楽 妙香 草根 まさる
立ち話目は連翹に向いており 桃 香 4 よし 敦風 すずかぜ 孝由
鉄棒に忘れ物あり桜蘂 太 井 3 江斗奈 楓 青菜
チューリップ赤をいっぱい母見舞ふ はく子 3 ゆきこ 楓 やじきた
今日も又なごり桜に行くリュック ミチコ 3 きんぎょ 満天 ゆうこ
春深し神田の古き橋に佇つ 大 門 3 一尾 清 まや
新入児笑へばみんな前歯なく たえこ 3 茜 明日香 幸太郎
地球儀に指滑らせし春愁い 茜 3 かずひと ほとり 明日香
軽そうな春満月や夕餉の香 すずかぜ 2 如風 ていすけ
弁当で済ます夕餉や花疲れ たけし 2 如風 きみこ
入園児母の手離れ帽子舞う 廣美子 2 千稔 まこと
声のこし花満開に君逝けり きみひら 2 康子 ももこ
婚近き娘の焼くケーキ春の昼 東 吾 2 大門 てまり
風ぐるま一つ廻らず風車売 ゆき子 2 東吾 ゆうこ
球形に桜の見えて観覧車 しゅん 2 敦風 ゆり
黒壺に桃の大枝復活祭 素 居 2 茜 哲
春風を受けて客船出航す 康 子 2 孝由 にんじん
春の日の沈みてよりの海の色 たかし 2 ななえ 我風
嬉しさを顔一杯の春の風 二 青 2 まさる 国子
真珠婚急ぐ家路に春の月 如 風 2 千稔 あすみ
そまの径舗装されるや滝桜 ま こ 2 千衣 ゆり
囀やがらくた運ぶ家移り 草 根 1 折山
消毒の匂ひにむせし春女苑 蒼 1 ミチコ
春月や絵本の街を歩みをり ほとり 1 よし女
梨の花ほんわり染めて種つけし いずみ 1 つじ
朝寝して戦火のテレビ見る平和 青 菜 1 楽楽
杖使ふ翁の背なに桜揺れ 夢 子 1 みち女
職引けば時増しにけり目借時 光 晴 1 かずひと
何気なし座りしベンチ蟻の列 かずひと 1 きんぎょ
はっさくを喰ぶるひとときみな寡黙 かのこ 1 けんいち
闇のなかぺたぺた水飲む恋の猫 茂 樹 1 けんいち
花人去り峰はいつもの薄緑 江斗奈 1 廣美子
ここかしこ蒲公英はじけ春爛漫 文 月 1 多藤
朝日浴び楚々と咲きゐる豆の花 豪 敏 1 いさお
躑躅苑紅に染めたる花の海 良 坊 1 文月
以上.
[807] 4月16日の成績(投句者82名 選句者90名 ) 2003-04-17 (Thu)清盛のやしろは小さし花の島 よし女 10 しゅん 茂樹 太井 ミチコ よし かずひと 江斗奈 みすず こう はるを
馬鈴薯の新芽大地を持ち上げる 青 菜 9 やじきた 一尾 みどり 良坊 桃子 ゆきこ 桃香 たかし ゆうこ
幾重にも春を重ねて磯の波 文 月 8 縄文 豪敏 多藤 けんいち 我風 まさる にんじん まこ
ビル街をゆらゆら出たる春の月 たかし 8 つじ 折山 ひろみ ななえ 東吾 浪漫 桑 ほとり
種案山子村に水音ゆたかなる はるを 8 大門 たえこ 廣美子 光晴 浪漫 初凪 まこ はく子
古書の街整ふ木木の芽吹きかな 大 門 7 やじきた 一尾 蒼 和華 ゆり 幸太郎 好夫
蜘蛛の囲のありか示せる花の屑 とろうち 7 キラ 縄文 ミチコ たえこ 孝由 かのこ 桃香
菜の花やその真中の五重塔 いさお 7 満天 六郎太 如風 桑 ゆきこ 好夫 ハジメ
花びらの浮かびし椀のおままごと 江斗奈 6 清 泉 光晴 我風 いずみ 水季
蝌蚪の入るバケツ囲みて弾む声 千 衣 6 登美子 蒼 百姓 良坊 みち女 国子
山独活やいっきに引きて長柄鎌 やす子 5 すずかぜ ななえ よし ちはる かかし
花びらの数ほど匂ふ沈丁花 敦 風 5 楽楽 あすみ たけし 夢子 康子
満開の桃源郷行く神輿かな 桃 香 4 大門 茜 いさお 康子
山吹の花の枝垂れや小糠雨 光 晴 4 二青 和華 妙香 はるを
桜蕊降る参道の車椅子 かずひと 4 登美子 孝由 あすみ きみこ
夕仕度これで終わりときのめ打つ かのこ 4 桃子 かかし 明日香 水季
ふらここの揺れまだ少し残りをり てまり 4 しゅん 東吾 ほとり よし女
辛夷咲く龍太の家の裏山に ま や 4 茂樹 茜 とろうち こう
ほろ酔ひのままに野蒜を摘みにけり ひろみ 3 折山 文月 太井
独り居の庭の山吹こぼれけり 千 春 3 りんご にんじん きみこ
川藻ゆれ早瀬にかかる花筏 輪 三 3 千衣 まさる 駒鳥
春昼や学生街の楽器店 国 子 3 豪敏 明日香 よし女
泣きながらバス待つベレーの新園児 孝 由 3 朝子 敦風 ひろみ
葱坊主つつく藪医者かもしれぬ 東 吾 3 まこと 初凪 ハジメ
糸桜糸を縒りてはほどきては 菜 々 3 多藤 りんご はく子
春風や枝垂柳の糸みだし 駒 鳥 2 朝子 千稔
山彦を呼び出してみたし春の山 まこと 2 如風 百姓
蔦若葉光りこぼして風に揺れ 和 華 2 文月 幸太郎
花びらに裏表あり紫(し)木蓮 妙 香 2 素居 草根
湖畔なる小さき駅舎のつばくらめ はく子 2 いさお かずひと
花筵切れ目に座る二人連れ たけし 2 敦風 二青
霊山に花筵敷くところなし ハジメ 2 とろうち ゆうこ
うららかやあくび残して通りけり 泉 2 国子 たけし
鎮魂の碑を隠しをり遅桜 茂 樹 2 かのこ 草根
山桜せせらぎの音歩のリズム ミチコ 2 満天 駒鳥
蕨狩り木の間に光る瀬戸の海 りんご 2 清 青菜
春雨や散り敷く道の色冴えて 廣美子 2 つじ 泉
小流れの魚影目で追ふ日永かな 我 風 1 まこと
朝もやに潜んでいるや春の日 昌 廣 1 いずみ
押し並ぶ杉の木立に春の星 つとむ 1 ゆり
菜の花や海碧々と眼を溢れ 如 風 1 素居
菜種梅雨半袖の子の走り行く ななえ 1 青菜
急瀬の飛沫浴びをる物芽かな 好 夫 1 昌廣
六十路余の桜の春は過ぎゆけり 素 居 1 楽楽
祝ぎことを花のときにときめにけり 登美子 1 菜々
茎立菜まだ柔らかしこきと噛み すずかぜ 1 菜々
花の夜見舞ふ個室へ胸騒ぎ 蒼 1 けんいち
覗くやう子供嗅ぎゐるフリージア 太 井 1 昌廣
春深し野仏に干支の土鈴かな ゆき子 1 千衣
一茎だけ手折りて飾る黄水仙 あすみ 1 妙香
やすらぎて眺める翁花のくも みどり 1 ちはる
追い落すごとく飛燕の躱しけり 一 尾 1 すずかぜ
連翹や黄色のまぶし路地あたり のぶお 1 たかし
雪嶺に見粉うばかりの雪柳 かかし 1 千稔
潜り戸に残花の枝の撓めける 幸太郎 1 六郎太
老いてなお食のすすむと木の芽和え こ う 1 廣美子
草むらに咲きたるごとく落ち椿 桃 子 1 夢子
花の舞う酔いほんのりとごろ寝かな きみひら 1 みどり
ムスカリの花みちのくの句碑周る きみこ 1 みち女
ケアハウス高き階より山桜 嘉 一 1 江斗奈
満天星の花を濡らして小糠雨 清 1 みすず
以上.
[806] 4月15日の成績(投句者91名 選句者92名 ) 2003-04-16 (Wed)落人の村に大樹の遅桜 如 風 18 縄文 千衣 しゅん 登美子 茂樹 とろうち 文月 こう 草根 豪敏 初凪 たかし 大門 蓬 直 みすず きみこ やじきた
畝ごとに日づけ付したる種袋 豪 敏 18 つとむ 敦風 如風 やす子 てまり ちはる とろうち 多藤 りんご 浪漫 我風 明日香 孝由 素居 国子 桃香 きみこ 光晴
猫の子や下校の列の円となる 太 井 12 やす子 ひろみ きみひら すずかぜ 泉 りんご 嘉一 ゆきこ にんじん 菜々 幸太郎 はく子
散る花をのの字にすくふつむじ風 我 風 11 清 いさお 如風 おたふく 陽子 すずかぜ まこ みち女 大門 かのこ よし女
菜の花やむかし牡蛎船この辺り まさる 8 水季 一尾 よし たかし 東吾 蒼 かのこ 好夫
花びらを押し行く鯉の速さかな 輪 三 7 縄文 清 千衣 満天 草根 素居 国子
春風や神田蕎麦屋の古のれん 大 門 7 朝子 一尾 ちはる みどり 桃子 菜々 みすず
まはりつつ流れゆきたり落椿 とろうち 6 ほとり 我風 よし女 青菜 光晴 はるを
蒲公英のわたの行方や春の風 駒 鳥 5 きみひら まさる 良坊 妙香 たけし
花楓写経堂まで人の列 やす子 5 水季 敦風 ひろみ 好夫 はるを
連山の雲解けやらず花馬酔木 浪 漫 5 つとむ ミチコ 初凪 駒鳥 まこと
月おぼろ夜間飛行の訓練機 清 4 ゆり かずひと ハジメ まや
菜の花のいつせいに揺れ関が原 東 吾 4 ほとり みち女 まこと ゆうこ
蕗味噌を厨口からよき隣 すずかぜ 3 良坊 江斗奈 蓬
ろうたけて日暮れのしだれ桜かな 桃 子 3 登美子 楽楽 かかし
春耕や老ひの背中に光差す 泉 3 陽子 いずみ たけし
春眠を破る着メロ山手線 青 菜 3 康子 つじ 嘉一
水面に花びら淡く深き淵 百 姓 3 和華 よし 江斗奈
せせらぎや乙女椿の咲く小道 康 子 3 ゆきこ いずみ ゆうこ
葉桜に一組だけの宴のあり ゆうこ 3 満天 おたふく にんじん
道草の一年生や暮の春 草 根 2 あすみ かかし
鉄橋の響きにうぐいす途切れ勝ち 国 子 2 いさお ミチコ
ふるさとや母の赤飯春祭り 桃 香 2 多藤 廣美子
江ノ電の響き収めし花の雨 れいこ 2 しゅん 桃香
故郷の車窓より見る梨の花 ゆき子 2 輪三 やじきた
土産屋のマリオネットの春埃 茜 2 廣美子 はく子
春あふれカメラアングル決めあぐむ 明日香 2 昌廣 てまり
菜種梅雨わだちの上にわだち敷く ななえ 2 桃子 幸太郎
山ざくら居場所知らせること覚え はるを 2 かずひと まこ
音確か杖の行き過ぐ春障子 かのこ 2 のぶお 半才
本尊は薬師如来ぞ桜蘂 素 居 2 太井 まや
一斉の木々の芽吹きや磴のぼる 満 天 2 のぶお 東吾
枇杷の花母なきやうに子の屈む 幸太郎 1 浪漫
来年もと指切りしたき桜かな りんご 1 妙香
冬タイヤ替えどきまよふ春の空 みち女 1 青菜
春陰のゆる木に寄する女波かな たかし 1 太井
花終えて緑目を射る雨上がり 文 月 1 昌廣
Vサイン娘の後ろ春の鯉 嘉 一 1 和華
旅終へて熱き一碗春の月 ま こ 1 六郎太
鈴掛けや実残せしまま芽吹きせり かかし 1 孝由
馴染むままみくじのゆれる糸櫻 好 夫 1 ハジメ
久闊を叙する宴や花吹雪 たけし 1 蒼
吉日や庭に咲き出すチューリップ こ う 1 茂樹
春の雨蕊を伝ひて銀の糸 のぶお 1 駒鳥
芹を摘む人のゐるらし流れ来ぬ ま や 1 六郎太
散る花のひとひらづつの遅さかな 敦 風 1 まさる
宿の膳玻璃戸越しなる遅桜 はく子 1 あすみ
花筵歩道芝生の区別なく 孝 由 1 康子
柔らかき風の色した春着かな てまり 1 豪敏
半跏解き縁に桜の散りこみぬ 茂 樹 1 半才
湖照りサイクリングや花の中 よ し 1 楽楽
ぼうたんの花びら風の吹くままに やじきた 1 朝子
蝌蚪真黒群れくずさずに騒ぎをり 千 衣 1 明日香
日永なる嬉恥かし縄暖簾 折 山 1 輪三
巫女が舞ひ花も舞ひ散る稲荷祭 けんいち 1 泉
ダム湖畔花羽衣の如咲けり 蒼 1 こう
陽だまりのぜんまい見とれ足とられ 廣美子 1 つじ
新緑に染まる開花や花水木 光 晴 1 文月
少年の草笛を吹く土手の上 あすみ 1 みどり
大楠の若葉のはるか天に城 よし女 1 ゆり
以上.
[805] 4月14日の成績(投句者84名 選句者96名 ) 2003-04-16 (Wed)酒蔵の煙突二本花の中 よし女 13 清 やす子 敦風 太井 茜 きみこ 蒼 一尾 よし りんご 国子 百姓 まや
槌音の止んで昼餉や春霞 ななえ 11 なため 水季 東吾 直 蒼 一尾 半才 六郎太 好夫 いずみ 桃香
胸元に桜散りくる露天の湯 茂 樹 10 朝子 輪三 ひろみ 桃子 楽楽 きみひら あすみ 満天 よし女 たかし
花椿落ちて一枝の揺れにけり 草 根 9 千衣 縄文 茜 輪三 ななえ 直 豪敏 まこ 秋乃
滴まで香り味わふ新茶かな 千 春 9 のぶお 草根 きみひら 素居 廣美子 多藤 駒鳥 昌廣 ゆうこ
二人居て思いそれぞれ一輪草 はく子 8 まさる あすみ りんご 素居 菜々 国子 康子 たけし
ものの芽の土くれのせて出でにけり しゅん 8 はく子 浪漫 かのこ 初凪 青菜 昌廣 はるを たけちゃん
甲斐晴や白く広がる梨の花 東 吾 7 清 やす子 水季 光晴 草根 大門 康子
五線紙を飛び出て蝌蚪の元気なり 浪 漫 6 はく子 すずかぜ ミチコ 楽楽 我風 登美子
花惜しむ観音像は半眼に 満 天 5 勝風 おたふく 江斗奈 桃香 ゆうこ
宮杜のしじまを囃す辛夷かな とろうち 5 こう 六郎太 多藤 文月 蓬
大川にレガッツタ滑る春の風 ミチコ 5 こう てまり 良坊 みすず みち女
うららかや投票終えて草野球 楓 4 泉 ほとり とろうち まこ
神苑に子ども獅子舞ふ花吹雪 やす子 4 きみこ 我風 とろうち たけし
咲くまでは色秘めにけりチューリップ 明日香 4 朝子 かずひと 妙香 たけちゃん
たちまちに新芽ほころぶ大欅 てるこ 4 千衣 如風 桃子 菜々
花筏ゆつくり下る神田川 まこと 4 太井 やじきた みすず 折山
春眠や胎教の母ブラームス 蒼 4 かずひと 良坊 かかし 蓬
橋隠すほどに隅田の花吹雪 大 門 4 ひろみ 泉 半才 よし女
帯解くももどかし夜半の花衣 折 山 4 浪漫 ミチコ ほとり たかし
たゆたふて太郎にさくらさくらかな たかし 4 縄文 おたふく 折山 豪敏
桜蘂降り来る院の磴狭し 光 晴 3 東吾 みち女 幸太郎
風入れて厨に活くる青き麦 一 尾 3 ももこ けんいち 初凪
富士見ゆる駅に降り立つ春衣かな はるを 3 すずかぜ ゆきこ まや
春の雨旅籠の二階昼灯し 登美子 3 敦風 廣美子 ゆきこ
春霞み水平線のかすかな弧 すずかぜ 3 大門 明日香 いずみ
花ありて十七弦の低奏音 いずみ 3 茂樹 好夫 登美子
菜の花の風に遊びて単線車 ゆき子 3 如風 江斗奈 はるを
野仏のお顔に掛かる花吹雪 桃 香 2 孝由 明日香
花衣まとうがごとし白鷺城 かずひと 2 つじ 百姓
クローバや女はたれも少女なり ほとり 2 茂樹 嘉一
逝く春を惜しむがごとく花の散る 駒 鳥 2 いさお つじ
水を張る棚田はひかり鳥の恋 ま や 2 かのこ 文月
薔薇のジャム紅茶に落とし花惜しむ りんご 2 ななえ まこと
花吹雪パットのライン定まらず 青 菜 2 まこと 孝由
デーサービス今日は休みか春炬燵 妙 香 2 しゅん いさお
陽炎や立ちて無人の真昼かな 泉 2 満天 駒鳥
何枚も書類書き終え入学す ゆうこ 1 かかし
花むしろ早々退社陣取りに あすみ 1 妙香
桜散り点字が揺らぐ川面かな たけちゃん 1 嘉一
花よりも葉の勝りたる桜かな 直 1 しゅん
ダム巡る桜回廊風生る よ し 1 光晴
傘を干す柵はみ出したる黄水仙 羽根枕 1 ちはる
さみどりの葉桜となる投票日 こ う 1 やじきた
春雷に怯える仔犬確と抱く 孝 由 1 ももこ
鯉幟大口あけて空に融け けんいち 1 よし
訪ないし留守の裏庭花舞いて おたふく 1 ちはる
石蕗に動かぬ地虫風そよぐ のぶお 1 けんいち
真実は星の数ほど遠蛙 素 居 1 幸太郎
化身とも水面に裾曳く雪柳 恭 雅 1 のぶお
春雷や闇に光て落ちてこず まさる 1 和華
水温む鯉ゆったりと泳ぎ去り 水 季 1 和華
花一片風のリズムに舞ふはじむ 国 子 1 青菜
背伸びしておーいおーいと呼ぶ黄水仙 六郎太 1 なため
ドレミレド背すじまっすぐチューリップ かのこ 1 てまり
春雪崩息子等襲い天国に 陽 子 1 勝風
花飛ぶや染め分けられし草広場 蓬 1 まさる
以上.
[803] 4月13日の成績( 投句者88名 選句者90名 ) 2003-04-14 (Mon)ひもすがら花屑掬ふ水車 国 子 23 多藤 如風 てるこ すずかぜ 茜 はく子 みち女 明日香 素居 けんいち ゆうこ 水季 我風 浪漫 羽根枕 草根 東吾 てまり 楓 菜々 みすず ななえ とろうち
山葵田や水の筋目の透きとほり ま や 13 千衣 こう たえこ 初凪 光晴 水季 良坊 蓬 楓 桃香 文月 百姓 りんご
新しき隣人の来て四月かな 桃 香 10